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こんにちは。成瀬です!(@55naruse55)
行きたくもない友達からの誘いや先輩からの誘いを受けることってありませんか?本当は断りたいのに、、
そんな誘いを受けるあなたでも、人間関係を気にして、嫌々誘いを受けなくてもいい方法があります!
この記事は、『人間関係を気にせず嫌な誘いを断る考え方』を、本「嫌われる勇気」からご紹介していこうと思う!
嫌われる勇気
著者:岸見一郎 哲学者、古賀史健 ライター/編集者
内容:フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。引用:嫌われる勇気
(Amazon)
断るための考え方の結論
「嫌な誘いを受けたにも関わらず、嫌々行ってしまう」それを解決するには、【他者と自分を切り離し、自分本位になり、他者に嫌われることで自由を得る】ことを心がけます。
「他者と自分を切り離す?」「自分本位になる?」「嫌われる?自由?」これだけでは全く意味がわかりませんよね。
大丈夫です!これから、本「嫌われる勇気」のアドラー心理学を参考に1つずつ解説していきます。
私はこの本を読んで、アドラー心理学は人生の役に立ついい勉強になると知りました。とにかくおもしろいです!では、解説していきます。
断れない誘いがある
まず、普段生活をしていて誰かから「断りづらい誘い」を受けたことってありませんか?
私は1人でのんびりぐーたらするのが好きな時もあるのでよく遭遇してます。自分も相手も困りますよね。
けど、私はこの本「嫌われる勇気」と出会えたおかげで色んな考え方ができるようになったので、もうそんな悩みはほとんどありません!
ここで質問です!
Q.あまり乗り気じゃない誘いを友達からあなたは受けました。あなたならどうしますか?
A.嫌々行く
B.断る
『B.断る』を選んだ人は、この記事はあまり役に立たないかもしれませんが、「嫌われる勇気」や「アドラー心理学」「この先」が気になるなら見て行ってください。
『A.嫌々行く』を選んだ人は、このままではこの先も悩みが出てくることがあると思います。けどもう嫌々行く必要はありません!
どうして嫌々行くのか?
まず、「あなたはどうして嫌々そんな誘いに行くのか?」を考えていきましょう。
なぜ嫌なのに断れないのか?
それは、自分がその人に『嫌われたくない』『認めてもらいたい』と思うからです。
➡︎これを【承認欲求】と言います。
誰かに嫌われたくない、認めてもらいたいって人は考えているんですね。確かにこうやって言葉で説明されると、そうだったのかってスッキリしませんか?
例えば考えてみてください。
全く知らない人から、遊びやランチの誘いを受けてもシカトしますよね?(好みの異性だった場合を除く。)
➡︎その人に対しては、「どうでもいい」「どう思われても自分には関係ない」って思っているからです。
要するに、『嫌われたくない』や『認めてもらいたい』って思う人からの誘いだから、断れず嫌々行くことになってしまいます。これがどうでもいい相手だった場合、きっぱりと断りを入れられます。
これは承認欲求と言う人間の心理が関わっています!
しかし、「嫌われる勇気」では、こう解説されています。
青年:いわゆる「承認欲求」ですよ。対人関係の悩みは、まさしくここに集約されます。われわれ人間は、常に他者からの承認がほしいのです!
哲人:わかりました。いまのお話について、アドラー心理学の大前提をお話ししましょう。アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。(引用:嫌われる勇気
)
この「行きたくもない誘いを断る」最終的な目的地は承認欲求を否定することから始まります!
次から「なぜアドラー心理学では承認欲求を否定するのか」ということを解説していきます。
承認欲求を否定するには?
次に、「アドラー心理学は承認欲求を否定する」ということを解説していきます!
承認欲求とは、他者から嫌われたくない、認められたいって感じる心理のことです。
哲人:例えばあなたがゴミ拾いをしたとします。それでも、周囲の人々は全く気づかない。あるいは、気づいたとしても誰からも感謝してもらえず、お礼の言葉ひとつかけてもらえない。さて、あなたはその後もゴミ拾いを続けますか?(引用:嫌われる勇気
)
➡︎承認欲求を求めてゴミ拾いをしていたとすると、誰からも感謝されないし認めてもくれないので、もうゴミ拾いをすることはありません。
なぜ、承認欲求を求めるとこうなってしまうのか?
哲人:ほめてもらいたいという目的からゴミを拾う。誰からもほめてもらえないのならゴミは拾わない。(引用:嫌われる勇気
)
承認欲求を考えて生活していると、「認めて欲しいから何かをする」「認めてくれないなら何もしない」このような生き方になってしまいます。
なので、嫌われたくない相手や認めてもらいたい相手からの誘いを受けると、断れなくなるんです。
しかし、アドラー心理学は明確に承認欲求を否定しています。それがこの一文です。これには私も衝撃を受けました。
哲人:あなたは他者の期待を満たすために生きているのではないし、わたしも他者の期待を満たすために生きているのではない。他者の期待など満たす必要はないのです。〜略〜
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。(引用:嫌われる勇気
)
この一文を見たときは、イナズマが走ったように「はっ」ってしました。スッキリしたような感じです。けど同時に自分勝手になれって言ってるみたいにも聞こえました。
しかし、アドラー心理学では、自分勝手になるのではなく、承認要求を否定するには「課題の分離」をすることで解決されるとしています。
これが一番最初に説明した『他者と自分を切り離し、自分本位になり、他者に嫌われることで自由を得る』という結論の「他者と自分を切り離し」の部分になります。それを次に解説していく。
自分の人生を生きる(課題の分離)とは?
課題の分離とは、簡単に言うと、「自分と他者を分けて考える」と言うことです。
これはどう言うことなのか?
例えば、、
全く勉強をしない子供がいるとする。その子供の親は「勉強しなさい」ってよく言ってるとします。
これは、親だから当たり前だって感じると思いまが、、
しかし、これはアドラー心理学では間違いです!
➡︎勉強をしないで最後に困るのは子供であって親じゃない。「勉強をする」と言う課題は、子供にあって親にないんです
そうなんです。課題の分離とは、「これは誰の課題なのか?」を考えて、自分の課題と他者の課題を分けることです!
嫌な誘いを受けた時で考えてみると、、
自分は乗り気ではない誘いを友人や知人から受けました。断りたいと思っているが、「嫌われたくない」「認めてほしい」って思い、断りづらくなりますよね。
しかし!ここで課題を分離してみます。
自分の課題は、誘いに対して「行きたい」か「行きたくない」かのどちらです。あなたを「嫌いになる」や「認めない」と言った評価は他者の課題です。
他者の課題に踏み込むことは、「自分の人生ではなく、相手の人生を生きることになる」と先ほども説明しました。
そして、「嫌われたくないから」「認められたいから」と「他者の課題」に自分が踏み込もうとするからこそ、人間関係の悩みや対人関係のトラブルに悩ませれるのです!
哲人:ある国に「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」と言うことわざがあります。(引用:嫌われる勇気
)
いい言葉ですね。どんなに自分が悩んでも他者を操作することはできないって気づいた言葉です。とても響きました。
しかしここで問題が発生しませんか?
「自分勝手になれ」という。
自分が「こうしたいから」「ああしたいから」って自分勝手に行動してもいいのか?という。
次に、自分勝手になることと課題の分離を解説していきます。
自分勝手ではない課題の分離
課題の分離とは、自分と他者の課題を分けて考えることだと解説しました。
誘いに「行く」か「行かない」かはあなたの課題であって、あなたを「どう思うか」は他者の課題です。
しかし、課題の分離は「自分勝手に行動しろ」と言われているように感じませんか?少しは他人に合わせたり、自分が我慢したりすることも必要だと感じていませんか?
「それでは、人間関係や対人関係のトラブルは解決できません!!」
いいや、自分勝手になれと言ってるのではないですよ
哲人:他者の期待を満たすように生きることに、そして自分の人生を他人任せにすること。これは、自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方なのです。(引用:嫌われる勇気
)
またまた一本取られませんでしたか?それともまだモヤモヤがあります?
自分勝手とは、他者の課題に首を突っ込むことです。
例えば、、
あなたが友人からランチの誘いを受けましたが、あなたは、他にどうしても外せない用事があったので断ることにしました。
しかし、友人は「そんな用事いいからご飯食べに行こう!行こう!」
って誘ってきたらどう思いますか?
最初は、なんとも思わないと思いますが、それをしつこくされたら「なんてやつだ!」って思いません?
ここでのあなたの課題は「行く」か「行かない」かであって、友人の課題ではありません。行くも行かないも決めるのはあなたです!
これでスッキリしましたか?他者の課題に首を突っ込むことが、アドラー心理学では自分勝手の行為だとしています。
なので、課題の分離と自分勝手は全くの別物なんですね。むしろ課題の分離ができていない人ほど自分勝手だとアドラー心理学では述べているのです。
ここまでをまとめてみると、、
人は、誰かに「認められたい」「嫌われたくない」という承認要求を感じているから、嫌な誘いが断れないのです。
しかし、あなたを「嫌いになる」「認める」というのは相手が決めることであって、あなたは自分の評価を何も決められません。あなたの課題と相手の課題が違うからです。
あなたの課題は「行く」か「行かない」か。相手の課題は誘いの返事を受け入れることです。
こうやって課題を分離することで、承認要求を否定できます。
課題の分離は、自分勝手な決断ではありません。むしろ相手の課題に首を突っ込むことが自分勝手の行為なのです。
ここまでが、一番初めに述べた結論の「他者と自分を切り離し、自分本位になり、他者に嫌われることで自由を得る」の部分の「他者と自分を切り離す」になります。
次は、自分本位になるを解説していく!
自分本位になる!
まず、一番初めに結論付けた「他者と自分を切り離し、自分本位になり、他者に嫌われることで自由を得る」の「自分本位になり」の部分を解説していく!
自分本位とは他者の課題ではなく、自分の課題を自分で決めることになります!
課題の分離でも説明した通り、他者の課題に首を突っ込むことは、自分勝手な行為です。
そして、他者に合わせて自分の課題を変えてしまうことは、「自分の人生ではなく、他者の人生を生きている」ということになります。
だから、自分本位に「自分の課題」は自分しか決めることができないのです!
「最後に嫌われることでの自由」を解説していきます。これがわかればもう全ての人間関係の悩みや解決されます!
嫌われる勇気を持つ
アドラー心理学では、「全ての悩みは人間関係だ」としています。
人間関係のトラブルや悩みって本当になくなりませんよね。あの人にどう思われてるんだろう?とか、好きな人とか、嫌いな人とかのトラブルって多いですよね。
知恵袋のランキング上位はほとんど人間関係の悩みで埋まっているくらいです。
ここで一回おさらいしましょう!
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これで最後です。自由になること!
哲人:「自由とは、他者から嫌われることである」と。〜略〜
たとえ組織を飛び出したことでほんとうの自由は得られません。他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり自由になれないのです。(引用:嫌われる勇気
)
どういう事かというと、、
他者の目を気にして生きることで自分の悩みが増える。悩みが増えていく事で自由ではなくなる。
だから、人間関係の悩みから自由になり、自分の人生を生きたいなら「他者の評価、他者から嫌われること、認めてくれないことを受け入れること」すなわち嫌われる勇気を持つことが大事だとアドラー心理学では解説されます。
嫌われろっていうことではなくて、「自分と他者の課題を分離し、自分本位で決めたことに対して、相手にどう思われようが、平気でいれる勇気を持て」ということです!
そうしないと、本当に自由は手に入れられません!
私はこれを理解した時、もう言葉が出ませんでした。自分が悩んでいた人間関係の悩みを文書で解説されるとスッキリしちゃうもんですね。
結果、断るための考え方は?
「他者と自分を切り離し、自分本位になり、他者に嫌われることで自由を得る」
どうでしょう。
最初とは違って、この言葉の意味がよくわかるのではないでしょうか。
嫌な誘いを受けた時、まず初めにあなたが行きたいのか行きたくないのかを考えます。そしてその考えを出すのです。相手がどう思うかはあなたには決められない。あなたがどうするかということも相手には決められない。だから自分で決断するのです。悩んでしまったら自由にはなれません。
【自分と他者の課題を分離し、承認要求を否定します。そして、自分の課題を自分で決めます。この時、他者にどう思われるんだろうって考えたら自由ではありません。自分が決めた行動で他者に嫌われても気にしない勇気を持つことで、本当の意味で自由になれます】
この記事のまとめ
本「嫌われる勇気」のアドラー心理学はどうでしたか?
今回は、「行きたくない誘いが断れるたった1つの考え方」を本「嫌われる勇気」からご紹介しました。
これでもう、人間関係に悩む必要はなく自由に生活できます!
ぜひ参考にしてみてください!
この記事は、本「嫌われる勇気」を参考、引用し執筆しました。参考、引用したのは全5章のうちの1章なので他にも魅力的な言葉がたくさんあります。今の自分に新しい考え方や新しい一面を与えてくれる内容になっています。自己啓発本ながら中身は、会話形式で難しい言葉もしっかり説明されているのでとても読みやすい本になっているので、ぜひ読んでみてください!
→「嫌われる勇気」をチェックする!
ここまでご覧いただきありがとうございます。