ICT総研が2019年5月8日に、「2019年 定額制音楽配信サービスの利用動向による調査」を発表しました。
要するに、「2019年に国内で人気の音楽配信サービスはどれなのか?」を調査した結果になります。
2019年国内で利用者数が多い音楽配信サービスは?
1位:Amazon Prime Music
2位:Apple Music
3位:LINE MUSIC
4位:Spotify
5位:Amazon Music Unlimited
6位:Google Play Music / Youtube Music
7位:AWA
8位:dヒッツ
9位:レコチョクBest
10位:KKBOX
ICT総研:2019年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査
顧客満足度の高い音楽配信サービス
1位:KKBOX
2位:Apple Music
3位:うたパス
4位:Amazon Music Unlimited
5位:Google Play Music / Youtube Music
6位:レコチョクBest
7位:Spotify
8位:AWA
9位:dヒッツ
ICT総研:2019年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査
定額制音楽サービスの無料と有料の利用率
有料サービスを利用している:14.4%
無料サービスを利用している:12.5%
利用していない:73%
ICT総研:2019年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査
筆者考察
Amazon Prime Musicは、Amazonのプライム会員になることで利用できる特典の一つ。
プライム会員は、映画やテレビ番組が見放題のPrime VideoやAmazonのお急ぎ便が無料になる特典など様々な特典が利用できるため、Prime Music以外を目的にAmazonプライム会員になる人もいるため、おまけ程度でPrime Musicを利用している人が多いかと思われる。
実際、Prime Musicで聴ける曲数は200万曲以上となっており、その他の音楽配信サービスは4000万曲、5000万曲となっている。聴ける曲数が圧倒的に少ないこともPrime Music目的でプライム会員になる人は少ないと考えられる。
また、AmazonはPrime Musicとは別でAmazon Music Unlimitedもあり、こちらは6500万曲以上が聴ける。さらに、プライム会員なら通常月額980円のところ、月額780円で利用できることもあり人気を集めている。
Amazonの音楽配信サービスだけで見ると、他の音楽配信サービスを圧倒する数の利用者がいる。
利用者数で2位にランクインしたのはApple Music
Apple Musicを使っている人が多い一つの理由には、iPhoneの利用率が日本は特に多いことが挙げられる。
また、Apple Musicで聴ける曲数は5000万曲以上で、一般料金は月額980円と音楽配信サービスとしては基準となる設定になっている。
これらの理由があり、たくさんの音楽をダウンロードしてオフラインで聴きたいと思っているユーザーが利用する傾向が多くなっているのかなと考えられる。
3位のLINE MUSICは、日本国内の音楽配信サービスになる。
スマホを持ってない人が珍しい時代は終わり、LINEを使っていない人が珍しいと思われるのも数年前の話。LINEの浸透率は高いので、そこから派生してLINE MUSICを選ぶユーザーが多いのかなと。
LINE MUSICは、一般料金の月額960円の他にも、学割プラン、ファミリープラン、Android限定プランなど様々なプランが用意されているのもポイントだ。
4位はSpotify
世界で約2億人という最も多くのユーザーが利用している音楽配信サービスは、日本では4位となった。
これには、Prime Musicを使うためのプライム会員の料金が海外に比べて激安なこと、iPhoneの普及がすさまじいこと、LINEの浸透率が高いことが影響しているのではないかと考えられる。
また、Spotifyは2016年に日本で公開された比較的最近の音楽サービスで、当時は聴ける邦楽アーティストが少ないのが現状であった。
年々Spotifyで聴くことができる邦楽アーティストは増えているが、当時の情報がいまだネット上に残っており、邦楽に弱いという情報が浸透してしまっているのではないのかなとも考えられる。
しかし、無料でも音楽をフル再生でバックグラウンドで聴けるSpotifyは、この先の音楽配信サービスで人気を集めていくことと考えている。
当サイトSoundZooは、音楽配信サービスについてのサイトになります。
ぜひ、この際に音楽配信サービスで音楽を聴いてみてはどうでしょうか?
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