2023年9月15日(金)公開の映画『グランツーリスモ』。
若者のヤンがゲーム「グランツーリスモ」で才能を発揮し、日産の「GTアカデミー」に参加するチャンスが訪れますが…プロレーサーを目指して過酷なトレーニングやレースに挑みます。
映画『グランツーリスモ』でレースの緊迫感、響き渡るエンジン音を視聴してきたので予習とネタバレ、あらすじをご紹介していきます!

映画館で観てきましたー!!
『グランツーリスモ』を観る方法

『グランツーリスモ』を予習する
『グランツーリスモ』のゲームをプレイしてなかったり、車について詳しくなくても大丈夫な作品!もちろん、ゲームを元にした演出や、車のカスタマイズや地形に関する専門的な話を知っていると「おお!」と思える点もありますよ。(わからなくてもストーリーなどは十分楽しめます!)
本作を通じてレースやゲームを元にした映画を見たい人には以下もおすすめです!
『フォードvsフェラーリ』
2019年公開で、1966年のル・マン24時間レースを舞台に、フォードとフェラーリの競争を描きます。車の設計とドライバーの選択に奮闘する姿が見もので、ハラハラするレース、キャラクターの深みが魅力ですよ。車のレースファンやヒューマンドラマが好きな人にも楽しめる作品となっています。
監督はジェームズ・マンゴールド、出演はマット・デイモン、クリスチャン・ベール。
『ラッシュ/プライドと友情』
2014年公開で、1970年代のフォーミュラ1レースを背景に、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダの競争と友情を描いています。対照的な性格とドライバーとしての情熱が物語が魅力。緊迫感あふれるレースシーンとキャラクターの深みを楽しめる優れた作品ですよ。
監督はロン・ハワード、主演はクリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール。
『アンチャーテッド』
2022年公開で、ゲームを元にしたアクションアドベンチャー映画。トレジャーハンターのネイサンが伝説の秘宝を求めて海や空を冒険していくのが魅力です。ゲームファンなら見覚えのあるギミックやワンシーンが見どころですよ。
監督はルーベン・フライシャー、主演はトム・ホランド、マーク・ウォールバーグ。
おすすめの視聴は映画館?配信?
映画館で観るのがおすすめ!レース中に響き渡る車のエンジン音&走行音、そして運転する人たちの緊張感…それらを踏まえて大画面&大音響で楽しんでほしいです!
配信で見るなら、カスタマイズされた車をじっくり見たり、あっという間に感じるレース模様を繰り返し見るのも良いかもしれませんね。
【ネタバレなし】『グランツーリスモ』のあらすじ
世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」とあきれられる日々。
そんなヤンにビッグチャンスが訪れる。世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」だ。
プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー(デヴィッド・ハーバー)、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結。
彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。
不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える───。
以下より重要なネタバレを含みます。
『グランツーリスモ』のネタバレ
ヤンとグランツーリスモ
ヤンはレースや車のシミュレーションができるゲーム「グランツーリスモ」にハマっており、ゲームカフェでは好成績をおさめているほどでした。ゲームのために1ヶ月バイトし、念願の専用ハンドルでゲームを遊べて活き活きとするヤン。しかし、父親は彼がゲームばかりの生活を送っていることを懸念し、時折声をかけるのです。
ヤンは弟と一緒に夜に抜け出し、友達の元へ。オードリーと良い雰囲気になるヤンですが…パトカーに見つかって慌てて逃げ出します。車を勝手に使ったことも含め、父親に怒られるヤンでしたが、そんな彼にチャンスが訪れます。
ゲームカフェ宛てにレースの誘いがあってヤンは優勝。そこから「GTアカデミー」でトレーニングが始まります。
ゲーム「グランツーリスモ」は、車のタイヤやパーツを細かく設定できたり、本物と同じようなレースを走れたりと出来がすごい!オンラインで競い合って楽しむ気持ちもわかりますね。 そのゲームを元に、日産のダニーは新たなプロジェクトを始めようとしていましたが…横浜の日産本社が写しだされ、ダニーがプロゲーマーをプロレーサーに育て上げるアカデミーを作りたいとプレゼンするのが魅力でした。
過酷なトレーニングとレース
ゲームで好成績を収めたヤンを含めた若者たちは、プロレーサーを目指すべくジャックのトレーニングを受けます。日産のダニーはこのプロジェクトに賭けており、ジャックはゲーマー育成には懐疑的…それでも厳しいトレーニングや模擬レースをこなしていった5人が残り、ヤンは彼らをおさえてレースで1位になりました。
ついにヤンはプロと共に本場のレースへ。新人(ヌーブ)として良い扱いを受けませんが…順位を上げていきました。しかし、CAPAの車にぶつけられたせいで一気に最下位になってしまいます。ジャックは「完走できた」と励まし、レースの経験を重ねていこうと言いました。
その後、ヤンはFIAのライセンスを取得すべく、6つのレースに出場することに。4位以内でライセンス取得となる中、6つ目でようやく4位に入賞。こうして世間の注目を浴びます。
ジャックはゲーマーたちに過酷なトレーニングを言いつけ、脱落していく者たちも…実際の車に乗って走ってみると、ゲームとの違いもしっかり描いているなと感じました。 ヤンはいくつかの試練を乗り越えつつ、見事アカデミーで1位に!そしてプロと一緒にレースをしてまた試練が訪れるというハラハラする展開が続きましたね。レース中の緊迫感、車の音などが見ものでした!
日本観光
ヤンは日本のグランツーリスモ制作会社を訪ね、インタビュー終えて観光へ。オードリーと一緒に渋谷・新宿などを回って夜はクラブで踊りつつ楽しみました。
その後、レースに出場するヤンですが…観客を巻き込む事故を起こしてしまいます。死者を出したことにショックを受け、プロの道を諦めかけるヤン…しかし、ジャックに励まされ、再びプロの道を歩みます。
SNSで事故の件を踏まえてヤンのライセンスをはく奪すべきと話題が上がる中、ダニーはアカデミーの精鋭と共に表彰台を目指そうと言いました。ル・マンの24時間レースにヤンは仲間2人と共に出場し、順位が変化していく中、ヤンは最後の追い込みで見事3位でゴールを決めたのです。
表彰台でシャンパンを開けるヤンたちの姿が映し出される中、物語は幕を閉じます。
日本の見知った場所が映し出される中、ヤンがオードリーと良い関係になるのは微笑ましいです。また、東京でダニーへのプレゼント(ソニーの音楽プレイヤー)を買って、その贈り物がキッカケでダニーはヤンを励ますという展開も心温まりました。 優しいヤンが事故を起こしてしまい、ダニーも同じようなトラウマを抱えているとわかりますが…強風に煽られて大事故につながるという難しいレース場にもビックリでしたね。 最後は因縁のCAPAとの戦いを踏まえて、表彰台に上がるというハッピーエンドが良かったです!
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