

そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、「お店や施設、店舗でBGMが流せる音楽サービス13個」を比較しながらご紹介していきます。
- どの店舗BGMサービスがオススメなのか。
- 料金はどのくらいなのか。安いの?高いの?
- どんなBGMを流せるのか。
- 著作権の心配はいらないのか。
など、導入面、機能・サービス面、サポート面の3つのジャンルから13個BGMサービスを比較していきます。
BGMと著作権について


そんな考えがあるなら、今すぐに考え方を変えてください!
お店や店舗で音楽をBGMとして使用する場合、その音楽の著作権を持っている方に許可を取らないといけません。
というのも、音楽1曲1曲には著作権があります。
たった1曲であっても作詞者、作曲者、アーティスト、レーベルなど複数の著作権者がいるのです。
お店や施設、店舗などで音楽を使用する際は、これらの著作権者に許可をとらないといけません。
無断で使用すると、著作権法違反などで訴えられることにもつながります。
また、Apple MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスを使えば、スマホがあれば誰でも簡単に音楽を流せます。
しかし、各サービスではこのような使い方は禁止されており、こちらも音楽著作権を持っている方から正当に訴えられることになります。
→ お店や施設のBGMでApple MusicやSpotifyなど音楽配信サービス使えるのか?
著作権の許可がいらない条件
音楽を店舗や施設で使用するときに、著作権者の許可が必要なく使用できる条件は以下3つすべてに当てはまる時です。(著作権法38条)
- 営利を目的としていない
- 入場料を取らない
- 演奏者や指揮者など出演者に報酬の支払いがない
例えば、学校の文化祭や演奏会がこれに当てはまることがあります。
意外と見落としがちなのは結婚式で、結婚式を挙げる時にBGMを使う際は著作権の問題で使用料を支払います。これは式場が営利目的で運営されており、大きなお金が動いている面も関わってきます。
お店や施設、店舗で音楽を使用する場合は、これらの条件に当てはまることがないため、ほぼ確実に著作権者の許可を得る必要があるのです。
音楽の使用料と許可の申請
音楽を店舗や施設で使用する時は、著作権者に許可を取らないといけません。
音楽著作権を管理している管理団体「JASRAC(
以下は、JASRACの場合のお店や施設、店舗で音楽を使用した時にかかる料金です。

JASRACによる曲の使用料
しかし、この許可を得るには大きなデメリットがあります。
デメリット
- 申請から許可まで時間がかかり、手続きがとても面倒
- 曲を使用するたびに費用、手間、時間がかかる
著作権管理団体が著作権を管理していない音楽もたくさんある
まず、JASRACなどに音楽使用の申請をするのはとても時間がかかります。手続きも面倒で、仕組みもとても複雑なのでそれを理解するだけでも時間と手間がかかります。
次に、曲を新しく使おうとすれば料金はかさみ、手間がかかり、必然的に時間もかかってきます。
最後に、そもそもJASRACなどが著作権を管理していない音楽もたくさんあります。なので、どこの誰に許可を取っていいのか不明で、とくに海外の音楽とかになるとさらに複雑になり言語の壁も出てきます。
店舗や施設で音楽をBGMとして使おうとした時、自身で著作権の承諾を得て使おうとするのはデメリットしかありません。
そんな面倒なことをするくらいであれば、他にやるべきことややりたいことがたくさんあるかと思います。
そこで重要になってくるのが、
『店舗BGMサービス』
という音楽配信サービスです。
店舗BGMサービスとは?
店舗BGMサービスとは、お店や店舗、施設、職場などで音楽をBGMとして流せるサービスのことです。
店舗BGMサービスの特徴は以下のように、先ほど挙げたような自身で申請するデメリットすべてを解消してくれるサービスです。
特徴
- 一度申し込むだけで、配信している曲がBGMとして使える
- 月額の定額がメイン
- 著作権を心配することなくお店や店舗、施設で音楽が流せる
まず、店舗BGMサービスに一度申し込みをするば、それ以上の手続きは必要ありません。配信している音楽を自由に選択して、自分のお店や施設でBGMとして流すことができます。
さらに、月額制がメインなので、何回曲をかけても、何曲かけても追加料金が発生しないのがポイントです。定額制なので経費計算がしやすいのも経営者からしたら嬉しい点です。
最大のポイントは著作権の処理が必要ないので、著作権を心配することなく音楽が流せるということです。店舗BGMサービス側がすでに著作権の問題をクリアしてくれているので、サービスを使う側は著作権を心配することなく音楽を好きなように流すことができます。
煩わしい著作権問題、面倒な申請や許可を排除してくれて、定額でその場の雰囲気にあった音楽をBGMとして自由に流すことができる。これが店舗BGMサービスです。
【2023年版】オススメのBGMサービスとは?
13個のBGMサービスを比較してみて、オススメできるサービスを3つの項目から選出しました。
クリックですぐに詳細が見れます。
それぞれのオススメBGMサービスのメリット、デメリットご紹介していきます。
総合的にオススメ
総合的に評価が高く、BGMを流してお店や施設の空間にこだわりたいなら、ユニバーサル ミュージックが運営している『Smart BGM(R)』がオススメです。
サービス名 | Smart BGM |
運営会社 | ユニバーサル ミュージック |
初期費用 | 0円 |
料金 |
|
再生端末 | デバイスフリー |
利用開始まで | 当日 |
最低利用期間 | なし |
著作権処理 | 不要 |
設置工事 | 不要 |
聴ける曲 | ユニバーサル ミュージックの曲 |
タイマー機能 | 〇 |
クロスフェード機能 | 〇 |
コールセンター | 〇 |
無料トライアル | 14日間 |
オススメする点
総合的に評価が高く、導入面、機能・サービス面、サポート面でバランスの取れたBGMサービスです。
BGMサービスの中では唯一のメジャー・レコード会社で、世界3大レーベルの一つユニバーサル ミュージックが運営しています。お店や施設の雰囲気、来る人の属性に合わせた選曲や音楽だけでなく、その空間を最大限引き立てるBGMが提供できる『音楽のプロ中のプロ』です。
また、BGMサービスの中では唯一『クロスフェード』という機能があり、無音の瞬間がなくなる曲と曲の間が途切れることない心地いい空間を演出してくれます。
検討するべき点
良くも悪くも流せる曲はユニバーサル ミュージックの曲であるということです。邦楽、洋楽、クラシック、ジャズなどジャンルは様々ありますが、ユニバーサル ミュージック所属のアーティストがメインです。(ジャニーズや坂道シリーズなど他レコード会社の曲は現時点(2023年1月)では流せません)
また、店舗や施設で流すBGMに『質』を求めない、「とりあえず何か音楽を流しておけばいいや」程度であるなら、Smart BGMのクオリティが無駄になりもったいないため、他を検討すべきでしょう。
料金を重視するなら
料金をできるだけ抑えながらも、雰囲気に合った音楽をBGMで流したいなら、モンスターラボミュージックが運営している『モンスター・チャンネル』がオススメです。
サービス名 | モンスター・チャンネル |
運営会社 | モンスターラボミュージック |
初期費用 | 0円 |
料金 |
|
再生端末 | デバイスフリー |
利用開始まで | 当日 |
最低利用期間 | 翌月末 |
著作権処理 | 不要 |
設置工事 | 不要 |
聴ける曲 | 全ジャンル(インディー楽曲メイン) |
タイマー機能 | 〇 |
クロスフェード機能 | × |
コールセンター | × |
無料トライアル | 14日間 |
オススメする点
他のBGMサービスと比較しても、比較的低価格で利用でき、数多いプレイリストから選曲できるのがポイントです。
コスパを重視する方におすすめのBGMサービスです。
検討するべき点
流せる楽曲は、全ジャンルを取り揃えていますが、インディー楽曲がメインとなっており、J-POPは用意されていない点があげられます。
楽曲を重視するなら
お店の雰囲気やお客さんの属性に合わせて流せる曲の音楽ジャンルを重視したいならUSENが運営している『OTORAKU』がオススメです。
サービス名 | OTORAKU |
運営会社 | USEN |
初期費用 | 3,000円 |
料金 |
|
再生端末 | iOS/Androidのみ |
利用開始まで | 最短翌日 |
最低利用期間 | 6ヶ月~ |
著作権処理 | 不要 |
設置工事 | 不要 |
聴ける曲 | 全ジャンル |
タイマー機能 | 〇 |
クロスフェード機能 | × |
コールセンター | 〇 |
無料トライアル | 7日間 |
→ 画像で表を見る
オススメする点
業界最大手USENが運営しているため、J-Popからクラシックまで幅広いジャンルの音楽を著作権の処理なく流せるのがポイントです。
流したい曲を幅広いジャンルから選びたいという方におすすめです。
検討するべき点
初期費用がかかる点や利用期間が最低でも6ヶ月に設定されている点は要チェックです。
流したい曲がJ-POPや大手レコード会社などの楽曲でない場合は、料金面や最低利用期間を考えると、別の選択があることもお忘れなく。
12の項目でBGMサービスを比較
BGMサービスでは、とても重要なポイントが3つあります。
- 導入面
- 機能、サービス面
- サポート面
これらの3つのポイントでBGMサービスを比較していかないと、BGMが事業そのものの邪魔な存在になってしまい、せっかくのお店や施設を台無しにしてしまうこともあります。
BGMサービスを導入して、実際に使い、困ったらサポートしてもらう。この流れがどの程度ご自身のお店や施設に必要なのか考えながら比較してください。

導入面、機能・サービス面、サポート面の3つのポイントから全部で12の項目でBGMサービスを比較していきます。
導入面
導入面では、以下の7つの項目で比較していきます。
- 料金
- 著作権
- 再生端末
- 利用開始まで
- 最低利用期間
- 楽曲
- 工事
BGMサービスを導入する前に絶対に知っておきたい基本情報です。
料金、設備、今後の方針などに大きく関わってくるところなので、一つ一つチェックすることをオススメします。
料金
BGMサービスには、基本的に初期費用と月額料金2つの料金が発生します。
初期費用は、BGMサービスを導入する際に必ず支払うもので、
月額料金は、定額料金が主流で、追加料金なく各サービスが配信している音楽をBGMとして使えるのが一般的です。
サービス名 | 初期費用 | 料金 |
Smart BGM | 0円 |
|
モンスター・チャンネル | 0円 |
|
OTORAKU | 3,000円 |
|
有線放送 | 30,000円 | 月額3,000円~(要問合せ) |
Farao Pro | 要問合せ | 月額3,000円~(要問合せ) |
アローサウンド | 要問合せ | 月額3,000円~(要問合せ) |
BGM by Rambling Player | 0円 | 要問合せ |
Domusic | 0円 | 月額2,068円(税込) |
BGMC Station | 0円 | 月額1,078円(税込) |
Audiostock store music | 0円 | 月額1,628円(税込) |
simple BGM | 0円 | 月額550円(税込) |
ナッシュ音楽チャンネル | 0円 |
|
WHITE BGM | 0円 | 各CDの購入代 |
チェックすべきポイント
- 初期費用
- 料金だけでの判断は禁物
BGMサービスを導入するにあたって、初期費用が抑えられるのはとても大きなポイントです。
しかし、この初期費用と定額料金を見ただけでBGMサービスを判断するのはとくに注意が必要で、以降に紹介する『最低利用期間』や『工事の有無』『再生端末』によって別途大幅に料金がかかることがあるので、料金は一旦目安で抑えておいて、中身をチェックしていくことがとても重要です。
また、BGMサービスの機能性や内容も料金と一緒に見ていくことをオススメします。
著作権の処理
店舗や施設でBGMを流す時に特に注意しないといけないのは『著作権』です。
この記事でご紹介している13個のBGMサービスは、すべて著作権の処理が必要ありません。
なので、どのサービスを使っても著作権のことは何も心配せず、特に申請などの手続きもなくBGMを流るので、安心してBGMサービスを選んでください。
サービス名 | 著作権処理 |
Smart BGM | 不要 |
モンスター・チャンネル | 不要 |
OTORAKU | 不要 |
有線放送 | 不要 |
Farao Pro | 不要 |
アローサウンド | 不要 |
BGM by Rambling Player | 不要 |
Domusic | 不要 |
BGMC Station | 不要 |
Audiostock store music | 不要 |
simple BGM | 不要 |
ナッシュ音楽チャンネル | 不要 |
WHITE BGM | 不要 |
再生するための端末
再生端末とは、店舗や施設でBGMを再生する時に必要な端末のことです。
大前提として音が出る『スピーカーが必要』ということは置いておいて、そのスピーカーから音楽を流すための端末を紹介しています。
サービス名 | デバイス・再生方法 |
Smart BGM |
|
モンスター・チャンネル |
|
OTORAKU |
|
有線放送 |
|
Farao Pro |
|
アローサウンド |
|
BGM by Rambling Player |
|
Domusic |
|
BGMC Station |
|
Audiostock store music |
|
simple BGM |
|
ナッシュ音楽チャンネル |
|
WHITE BGM |
|
どのBGMサービスもアプリからの利用がメインとなっています。
iPhoneのApp StoreやAndroidのGoogle Play Storeからアプリをダウンロードし、スマホとスピーカーをBluetoothで接続して音楽を再生します。
また、低価格なタブレット『Amazon Fireタブレット』のアプリも用意されているBGMサービスがあるので、高価格なiPadに手が出しづらかったり、プライベートなスマホを使えないのであれば、AmazonのFireタブレットの検討もオススメです!
→ 【実機レビュー】Amazon Fireタブレット全機種の違いを徹底比較!
利用開始まで
BGMサービスに申し込んでから実際にBGMを流し始めるまでに要する時間を比較しました。
サービス名 | 利用まで |
Smart BGM | 当日 |
モンスター・チャンネル | 当日 |
OTORAKU | 当日 |
有線放送 | 最短翌日 |
Farao Pro | 最短5営業日 |
アローサウンド | 当日 |
BGM by Rambling Player | 最短5営業日 |
Domusic | 最短5営業日 |
BGMC Station | 当日 |
Audiostock store music | 当日 |
simple BGM | 当日 |
ナッシュ音楽チャンネル | 当日 |
WHITE BGM | CDが届き次第 |
今すぐ使えるBGMサービスが多いです。
しかし、今すぐ使えるといっても再生するためのスピーカーが必要にはなるので、その用意はお忘れなく。
最低利用期間
『最低利用期間』はBGMサービスを導入したら、その契約期間までは使うことが前提となっています。
サービス名 | 最低利用期間 |
Smart BGM |
|
モンスター・チャンネル |
|
OTORAKU |
|
有線放送 |
|
Farao Pro |
|
アローサウンド |
|
BGM by Rambling Player |
|
Domusic |
|
BGMC Station |
|
Audiostock store music |
|
simple BGM |
|
ナッシュ音楽チャンネル |
|
WHITE BGM |
|
『料金』や『初期費用』だけでBGMサービスを導入してしまうと、この『最低利用期間』が後々足を引っ張ることにもなります。
縛られてしまうと、BGMがお店や施設の雰囲気に合わなかった時に変更が難しく、より自社にあったBGMサービスがあってよりBGMで雰囲気いい空間を作れる機会があったとしても損失になってしまうのでここはとくに注意して検討するポイントでもあります。
流せる楽曲
BGMサービスなので、BGMとして流すことができる音楽の種類があります。
サービス名 | 流せる曲の特徴 |
Smart BGM | 全ジャンル(ユニバーサル ミュージックの楽曲がメイン) |
モンスター・チャンネル | 全ジャンル(インディー楽曲がメイン) |
OTORAKU | 全ジャンル |
有線放送 | 全ジャンル |
Farao Pro | インディー楽曲 |
アローサウンド | インディー楽曲 |
BGM by Rambling Player | インディー楽曲 |
Domusic | インディー楽曲 |
BGMC Station | インディー楽曲(カフェ系BGM) |
Audiostock store music | インディー楽曲 |
simple BGM | インディー楽曲 |
ナッシュ音楽チャンネル | インディー楽曲 |
WHITE BGM | インディー楽曲 |
全ジャンルのBGMサービスでは、誰もが知るようなJ-POPから雰囲気に合わせた音楽まで幅広く用意されています。
インディー楽曲では、J-POPのような有名な曲は流せませんが、お店の雰囲気に合わせて流したい曲を選択できます。
-
どのBGMをかけるべき?ミュージックソムリエに聞く店舗や施設のBGM
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工事の有無
『工事』は、BGMサービスを導入して音楽を流すためにスピーカーやチューナーなどを整備するため工事が必要になります。
当然、工事が必要なくその日からすぐに使えるようになるBGMサービスもあります。
サービス名 | 工事の有無 |
Smart BGM | 不要 |
モンスター・チャンネル | 不要 |
OTORAKU | 不要 |
有線放送 | あり |
Farao Pro | 不要 |
アローサウンド | あり |
BGM by Rambling Player | 不要 |
Domusic | 不要 |
BGMC Station | 不要 |
Audiostock store music | 不要 |
simple BGM | 不要 |
ナッシュ音楽チャンネル | 不要 |
WHITE BGM | 不要 |
『再生端末』の比較でご紹介したように、BGMサービスを使うのに端末のレンタルや指定端末がある場合は、工事が必要になります。
機能・サービス面
実際にBGMサービスを使う時の中身『機能とサービス』について以下の3つのポイントで比較していきます。
- プレイリスト数
- タイマー機能
- クロスフェード機能
実際に店舗や施設でBGMを流す機能的な面なので、ここをケチったりないがしろにすると、BGMサービスを導入した後に満足いく空間づくりができないことにもつながります。
機能の特徴や効果を解説していきます。
プレイリスト数
BGMサービスは、基本的に各サービスが用意したプレイリストを選択してBGMを再生していきます。
例えば、「アパレル向け」や「カフェ向け」「レストラン向け」など業界別でおすすめのプレイリストが用意されていたり、「夏」や「ハロウィン」「クリスマス」など季節やイベントごとにおすすめのプレイリストが用意されていたりします。
必ずしも「プレイリスト数が多ければいい空間づくりができる」というわけではありませんし、ありすぎても結局どれを選んでいいのかわからなくなったり、ただプレイリスト数が多くて中身は同じ曲がかぶっているということもあるので、参考値として比較してみてください。
サービス名 | プレイリスト数 |
Smart BGM | 100以上 |
モンスター・チャンネル | 1,000以上 |
OTORAKU | 600以上 |
有線放送 | 500以上 |
Farao Pro | 500以上 |
アローサウンド | 要問合せ |
BGM by Rambling Player | 10以上 |
Domusic | 1,000以上 |
BGMC Station | 10以上 |
Audiostock store music | 10以上 |
simple BGM | 10以上 |
ナッシュ音楽チャンネル | 200以上 |
WHITE BGM | なし |
ここに注意!
「プレイリスト」というのは、良くも悪くも数字では判断できない部分です。
例えば、500以上プレイリストが用意されていても、再生できるのが50曲しかなければ、そもそも流せる曲の選択肢は狭まります。
逆に、プレイリストが10以上ということは、お店の雰囲気やシーン、時間帯などに合わせて流せる選択肢が狭まるということです。
そのため、ここではひとつの指標としてプレイリスト数を比較していますが、このような注意点があることもお忘れなく。
タイマー機能(あると便利)
『タイマー機能』とは、指定した時間帯に指定した音楽を流せる機能です。
タイマー機能があることで、「朝は爽やかな曲を、昼はちょっと陽気な感じ、午後はカフェっぽく、夜はお優雅におしゃれに」のように時間帯で流すBGMの音楽が設定できるので、時間帯や雰囲気に合わせてBGMで演出をすることができます。
BGMはただ音楽を流せばいいということではなく、時間帯、空間の雰囲気、来る人の属性に合わせてBGMを変えることで居心地のいい空間となります。
タイマー機能はあって損ない機能なのでオススメです。
サービス名 | タイマー機能 |
Smart BGM | あり |
モンスター・チャンネル | あり |
OTORAKU | あり |
有線放送 | あり |
Farao Pro | あり |
アローサウンド | あり |
BGM by Rambling Player | あり |
Domusic | あり |
BGMC Station | なし |
Audiostock store music | なし |
simple BGM | なし |
ナッシュ音楽チャンネル | なし |
WHITE BGM |
クロスフェード機能
『クロスフェード機能』とは、曲と曲の間にある途切れをなくし、曲と曲が重ねて再生機能です。
曲が終わろうとするときに次の曲の再生が始まり、ボリュームが交差してつながっているような演出をしてくれます。
サービス名 | タイマー機能 |
Smart BGM | あり |
モンスター・チャンネル | なし |
OTORAKU | なし |
有線放送 | なし |
Farao Pro | なし |
アローサウンド | なし |
BGM by Rambling Player | なし |
Domusic | なし |
BGMC Station | なし |
Audiostock store music | なし |
simple BGM | なし |
ナッシュ音楽チャンネル | なし |
WHITE BGM | ー |
クロスフェード機能がないということは、曲と曲の間にコンマ何秒かだけ無音の状況が発生します。それが曲が切り替わるたび毎回です。
この無音を違和感と感じるか、それとも何も感じないか、逆にクロスフェードが違和感と感じる人もいるでしょう。
クロスフェード機能があるということは、少しでも場の雰囲気を演出できる選択肢があると考えるといいでしょう。
サポート面
サポート面を疎かにすると、いざという時自分たちでトラブルを対処する必要があります。
最悪の場合、無音状態で続けないといけないなんてこともあり得ます。保険に入るようなイメージで、備えておくことをオススメします。
コールセンター
コールセンターは、何か問題があった時にすぐに問い合わせができるのであって損はありません。
サービス名 | コールセンター |
Smart BGM | あり |
モンスター・チャンネル | あり |
OTORAKU | あり |
有線放送 | あり |
Farao Pro | あり |
アローサウンド | あり |
BGM by Rambling Player | あり |
Domusic | なし |
BGMC Station | なし |
Audiostock store music | なし |
simple BGM | なし |
ナッシュ音楽チャンネル | なし |
WHITE BGM | ー |
無料トライアル
無料トライアルは初回だけ無料でお試しでBGMサービスを使うことができるサポートです。
お試しに気になるサービスを使ってみて、実際にお店や施設で音楽を流してみて、曲が雰囲気に合うかチェックしたり、使い心地や機能面がいいか確認する時にオススメです。
サービス名 | 無料トライアル |
Smart BGM | 14日間 |
モンスター・チャンネル | 14日間 |
OTORAKU | 7日間 |
有線放送 | なし |
Farao Pro | なし |
アローサウンド | なし |
BGM by Rambling Player | 14日間 |
Domusic | 14日間 |
BGMC Station | 14日間 |
Audiostock store music | 30日間 |
simple BGM | 4時間 |
ナッシュ音楽チャンネル | 3日間 |
WHITE BGM | なし |
BGMサービス13選の中身とは?
13個のBGMサービスをそれぞれ一つずつご紹介していきます。
- Smart BGM(ユニバーサル ミュージック)
- 有線放送(USEN)
- OTORAKU(USEN)
- モンスター・チャンネル(モンスターラボミュージック)
- FaRao Pro(フェイス)
- アローサウンズ(アイティーフォー)
- BGM by Rambling Player(ランブリング・レコーズ)
- Domusic(NTT メディアサプライ)
- BGMC Station(CLAP’S)
- Audiostock store music(クレオフーガ)
- simple BGM(ワールドスケープ)
- ナッシュ音楽チャンネル(ナッシュスタジオ)
- WHITE BGM(ホワイト)
()内は運営会社の名前です
Smart BGM(ユニバーサル ミュージック)
運営会社のその背景
世界3大メジャーレコード会社のひとつ、ユニバーサル ミュージックが運営しているのが『Smart BGM』です。
BGMサービスの中では唯一のメジャーレコード会社で、ユニバーサル ミュージックに所属しているアーティストの楽曲をBGMとして使える。
世界では、世界の音楽市場の売上高で全体のシェア70%(アメリカ市場では85%)を占めているのがメジャーレーベルといわれる大手レコード会社らで、ユニバーサル ミュージックはそのうちの34%を占めている。*Wikipedia
また、日本では日本レコード協会に入会している正会員の会社(2021年現在では18社)のみがメジャーレーベルとなっており、ユニバーサル ミュージックも正会員である。
音楽市場の大部分を占めている優良企業ユニバーサル ミュージックが運営しているのが『Smart BGM』です。
特徴
『Smart BGM』の大きな特徴は、2つです。
- 音楽のプロが作成するプレイリスト
- クロスフェード機能
音楽のプロが作成するプレイリスト
Smart BGMは、大手レコード会社のユニバーサル ミュージックが運営しているBGMサービスです。音楽市場の大部分を占める業績であり、世界中の音楽業界を引っ張っている存在でもあります。また、数多くのアーティストが所属しており、音楽作品の企画、制作、プロモーション、販売、流通、アーティストのマネジメントなどを幅広く行っています。
BGMサービスは、いかにお店や施設の雰囲気に合わせた音楽が提供でき、その空間を心地いい空間にすることで本来の目的をより達成しやすくするのかが重要なポイントです。
ただBGMをかければいいという考えよりも、空間や雰囲気、人、業務にフォーカスしてBGMを選曲することで圧倒的にBGMの効果は変わってきます。
先程の『流せるプレイリスト数の比較』で解説したように、プレイリスト数のカウントが曖昧なため、ただプレイリスト数を多く見せようとしているBGMサービスもあります。
その点を考えると、唯一の大手レコード会社ユニバーサル ミュージックが運営するBGMサービスは、プレイリストにとらわれない、『音楽の質』を追求したBGMサービスと言えます。
Smart BGMは、音楽業界の中でもトップクラスの音楽選曲レベルを有しているプロ中のプロ集団です。Smart BGMを利用して後は任せておけばいいくらいに思ってもいいでしょう。
クロスフェード機能
Smart BGMのもう一つの特徴は、他のBGMサービスにはない『クロスフェード機能』です。
クロスフェード機能は、曲と曲の間が無音になることなく、いい感じに曲と曲をつなげてくれる機能です。
このクロスフェード機能がないと、約3分〜4分で1回無音の空間がうまれ、30分その空間にいると約9回のプツッと切れる無音状態を体験します。この頻度で無音状態を体感するとその場にいる人はどこか違和感を感じてしまい、居心地のいい空間とは言いにくいです。
居心地のいい空間とは、なにも違和感を感じることなく、その場にいる目的や意味を成し遂げることができることです。例えば、レストランなら楽しい食事、会話が弾むなど、美容院ならリラックスできる、安心して任せられるといったことです。
ここでBGMに対して違和感を感じてしまうと、居心地が悪くなり、本来の目的や意味にも支障が出てしまうこともゼロではありません。
そういった意味で、クロスフェード機能はとても有用な機能なので、とてもオススメです!
使うメリット
Smart BGMを使うメリットは、『お店や施設の空間をBGMだけで雰囲気作りができること』です。
他のBGMサービスと比較しても、導入面、機能・サービス面、サポート面で総合的に優秀な設定がされています。
それに加えて、運営元がユニバーサル ミュージックという背景もあり、音楽に関しては文句なしのレベルでBGMを導入することが可能になります。
使うデメリット
Smart BGMは、メジャー楽曲のみがBGMで流せるというポイントは考えようによってはデメリットでもあります。
有名な曲、アーティストを流せる点ではメリットですが、例えばジャニーズや坂道シリーズのアイドルなどの楽曲は使えません。
Smart BGMは、ユニバーサル ミュージックが運営しているBGMサービスのため、使用できる楽曲やアーティストはユニバーサル ミュージック所属のアーティストになります。ジャンルでいうと洋楽、クラシック、ジャズがメインどころでしょう。
このポイントをどう捉えるかは、お店や施設の空間、雰囲気、業界によって変わって来ると思いますので、検討すべき点です。
-
Smart BGMをレビュー!使える端末、機能、料金など解説!
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有線放送(USEN)
運営会社のその背景
有線放送を運営しているのは、株式会社USENです。
USENは、音楽放送事業をメインとしている会社で、『USEN』と聞くと「音楽放送」や「音楽が流れてる」「ラジオみたいな」ってイメージが湧くかと思います。それくらい音楽放送に関しては知名度のある会社です。コンビニやアパレルなど様々な業界でBGMを流しています。
特徴
有線放送の特徴は、聴ける音楽ジャンルの幅が広く、シーンに合わせた音楽を幅広い選択肢から選べることです。
J-Pop、洋楽、クラシック、和風、キッズ、ファミリー、アニメ、演歌、歌謡曲など幅広いジャンルから音楽を選曲してBGMが流せます。
特に最新のJ-Popを流せるのが強みで、ランキング形式でBGMを流せるのも特徴です。ジャニーズやアイドル、K-Popなども流せるのでこの点は他のBGMサービスと比べるとUSENだからこそといったものがあります。
使うメリット
『特徴』でも解説したように、幅広い音楽ジャンル、他では流せないアーティストの音楽をBGMとして流せるのは有線放送を使う最大のメリットです。
有名な曲やアーティストをお店や施設で流すのはとても難しく、定額料金でBGMがかけられるのはとても魅力的な点です。
また、有線放送を運営するUSENは店舗BGMサービスの中でも最大手です。これまで培ってきた技術やノウハウ、トラブル対処など安心して任せられる点も有線放送を使うメリットです。
使うデメリット
有線放送を使うデメリットは、最大の点は導入のハードルが高いことです。
初期費用あり、工事あり、開始までに時間がかかること、最低利用期間に縛りがあることを考えると、導入するにはハードルがとても高く感じてしまいます。
OTORAKU(USEN)
運営会社のその背景
OTORAKUを運営しているのは、有線放送と同じ株式会社USENです。
USENは、音楽放送事業をメインとしている会社で、『USEN』と聞くと「音楽放送」や「音楽が流れてる」「ラジオみたいな」ってイメージが湧くかと思います。それくらい音楽放送に関しては知名度のある会社です。コンビニやアパレルなど様々な業界でBGMを流しています。
特徴
USENが運営している『有線放送』と『OTORAKU』の違いは、OTORAKUはより簡易的にBGMを流せるサービスとなっていることです。
有線放送は、指定チューナーが必要で導入するのに工事が必要になります。
しかし、OTORAKUはiPhoneやiPad、Androidなどから簡単にBGMを流せるようになっているので、工事がいらず有線放送よりもお手軽に導入できるのが特徴です。
また、USENだからこその流せるアーティストが幅広く選べるというのもOTORAKUの特徴です。
使うメリット
OTORAKUを導入するメリットは、幅広い音楽ジャンルから最適な音楽をBGMで流せることです。
J-Pop、洋楽、クラシック、ジャズ、歌謡曲、カフェ、ワールドミュージックなど多種多様な音楽ジャンルから選曲できるのがポイントで、有名なアーティストや人気アーティストを使用できるのもOTORAKUを利用するメリットです。
また、有線放送よりも簡易的な導入で済むので、有線放送の導入にハードルを感じているならOTORAKUを利用するのがメリットです。
使うデメリット
OTORAKUを利用するデメリットは、有線放送までは大きくありませんが、導入するハードルが高いことです。
初期費用は、どうしても見逃せないポイントで、やはり0円のBGMサービスのほうが魅力的な点は否めません。
また、最低利用期間は、最低でも6ヶ月、月額料金が安くなるプランにすると2年、3年と長くなるのがデメリットでしょう。
費用とBGM導入後の効果の2つのポイントが店舗BGMでは絶対的に大切なので、初期費用と最低利用期間を知った上で検討したいところです。
モンスター・チャンネル(モンスターラボミュージック)
運営会社のその背景
モンスター・チャンネルを運営しているのは『モンスターラボミュージック』という会社です。
モンスターラボミュージックの親会社であるモンスターラボは、アプリ開発やUI/UXデザインなど話題のDX推進をサポートしている企業で、自社で開発したモンスター・チャンネルという店舗BGMアプリを提供しています。
特徴
モンスター・チャンネルの特徴は、料金が安く、選択肢の多い音楽からBGMとして流せることです。
できるだけ安い料金でBGMを流したいならモンスター・チャンネルはおすすめで、初期費用や工事、著作権処理が不要なのもポイントです。
また、再生できるデバイスは、幅広く用意されているので、導入をしやすく、Amazon Fireタブレットに対応している点も導入費用を抑えます。
流せる曲は全ジャンルですが、インディー楽曲がメインとなる点は検討すべきポイントでしょう。
使うメリット
モンスター・チャンネルを利用するメリットは、低価格で音楽をBGMで流せることです。
「BGMは流したいけど、料金はシビアに考えている」というお店や店舗の方は料金重視で選ぶのもいいでしょう。
使うデメリット
モンスター・チャンネルを使うデメリットは、流せる音楽がインディー楽曲がメインになるということです。
FaRao Pro(フェイス)
運営会社のその背景
JOYSOUNDやGIGAといった音楽配信を行っており、OKmusicやBARKSといった音楽メディアなどを運営している株式会社フェイスのBGMサービスが『FaRao Pro』です。
特徴
FaRao Proの特徴は、おしゃれさ、上品さが特徴的で、導入事例を見てもカフェやバーといった店舗に最適なBGMサービスということです。
使うメリット
FaRao Proを使うメリットは、タイマー機能や別途料金がかかりますが集中管理機能などを利用することで、全店舗共通でBGMを管理したりできます。
チェーン店や忙しい時間帯のBGMを管理するのがとても楽になります。
使うデメリット
FaRao Proを使うデメリットは、最低利用期間が決まっており、流せる楽曲がインディー楽曲のみということです。
お店や店舗、施設の雰囲気や体制、ブランディングを検討しながら考えたいところです。
アローサウンズ(アイティーフォー)
運営会社のその背景
アローサウンズは、株式会社アイティーフォーが運営しているBGMサービスです。
金融機関向け、公共機関向け、小売業やEC向けのソリューションなどを展開している企業です。その中の一つにアローサウンズというBGMサービスがあります。
特徴
アローサウンズを導入している企業は、スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアの業界での導入が多いBGMサービスとなっています。
使うメリット
1店舗だけ、店舗ごと、店舗グループごとに分けたCM放送ができる点はメリットです。
導入企業を見ても、スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなど他店舗、各地域で展開されているお店ではBGMの管理がしやすく、店舗ごとにCMを流したりもできるます。
使うデメリット
初期費用、最低利用期間の縛り、指定された端末でしかBGMを放送出来ない点ではデメリットです。
また、カフェやレストランなどの飲食店、美容院やネイルサロンなど、アパレルなどBGMで空間を演出するような業界にはやや不向きな点があります。
BGM by Rambling Player(ランブリング・レコーズ)
運営会社のその背景
株式会社ランブリング・レコーズが運営しているBGMサービスが『BGM by Rambling Player』です。
ランブリング・レコーズは、日本のインディーズレコード会社で、洋画のサウンドトラックのCDを再発もしています。
特徴
BGM by Rambling Playerを導入している企業は、アパレルやホテルが多く、ファッショナブルな店舗や高級感のある空間をBGMで演出するのが特徴的です。
使うメリット
ブランドオリジナルのプレイリストが作成可能なので、ブランディングや店舗、施設の雰囲気に合わせてオリジナル選曲ができる点はポイントです!
また、iPhoneやiPad、Androidなどの端末からBGMが流せるので工事不要であったり、初期費用がかからないのもメリットです。
使うデメリット
BGMとして流すことができる楽曲はインディー楽曲なため、J-Popや洋楽の人気アーティスト、誰もが知っているような曲が流せません。
また、BGM by Rambling Playerには3つのプランがあり、プランによってサービス内容が変わり、月額料金も変動します。公式サイトには記載がないため料金は問い合わせる必要があります。
Domusic(NTTメディアサプライ)
運営会社のその背景
NTTメディアサプライ株式会社が運営しているBGMサービスが『Domusic』です。
集合住宅向けの事業や中堅中小向け事業をメインに手掛けている会社です。
特徴
導入実績が公式サイトに掲載されていませんが、Facebookを見る限りカフェ、サロン、美容室、クリニックで導入されているそうです。
インディー楽曲しか流せない点は忘れてはいけませんが、印象としては業務的、一昔前といったイメージがあります。BGMで店舗や施設の雰囲気を演出し、居心地の良い空間を作るBGMサービスというよりは、シーン(雨、和食、中華料理など)に合わせたBGMを流すといったBGMサービスです。
使うメリット
月額1,880円で、デバイスフリーなので工事も必要ないです。そのため導入がしやすい点はとてもいいでしょう。
使うデメリット
インディー楽曲しか流せない点もそうですが、運営会社が音楽に精通していないので、雰囲気にあったBGMを流し、居心地の良い空間を演出するようなBGMを選曲することはなかなか難しい印象です。
シーンによって決められたプレイリストから選んでいく淡々とした音楽だけなら問題ないと思いますが、オリジナルで曲を選曲し、BGMでその空間での体験がより居心地の良いものにするのはやや不向きな印象です。
BGMC Station(CLAP’S)
運営会社のその背景
株式会社CLAP'sが運営しているBGMサービスが『BGMC Station』です。
公式サイトには情報が載っていませんが、Youtubeでカフェ向けのBGMを配信しています。
特徴
BGMC Station』は、Youtubeのアカウント『Cafe Music BGM channel』がYoutubeに投稿しているカフェ向けBGMを商用利用できるようにしたサービスです。
なので、カフェ向け、Youtubeで配信されている音源というのがポイントです。
使うメリット
低価格で、カフェ向けのBGMが利用できます。導入がしやすいのもポイントです。
流せるBGMはYoutubeチャンネル『Cafe Music BGM channel』が投稿している音源のみですが、チャンネル登録者数200万人以上という人気もあります。
使うデメリット
BGMがカフェ向けな音楽がメインなので、カフェっぽくない雰囲気の店舗や施設には不向きなBGMサービスとなっています。
また、自由に音楽を選曲してBGMを流すことができず、Youtubeに投稿しているBGMを利用するという使い方になるので、ブランディングや雰囲気、空間の演出にこだわることができないのは懸念点です。
Audiostock store music(クレオフーガ)
運営会社のその背景
Audiostock store musicは、株式会社クレオフーガが運営しているBGMサービスです。
楽曲や音源の販売やBGMサービスをメインに手掛けている会社です。
特徴
岡山、広島、茨城、神奈川、千葉の地域では地元ミュージションが曲を収録しているため、地方ごとのBGMを流せるのが特徴的です。
使うメリット
簡単にBGMを導入でき、お手軽にBGMを流せる点はとても便利です。
岡山、広島、茨城、神奈川、千葉の地域限定ではあるが、地域ごとのBGMが流せるので、検討してみてもいいでしょう。
使うデメリット
Audiostock store musicは、インディー楽曲がメインで、誰もが知るようなアーティストの曲を流すことができません。
また、それに加えてBGMを流せるプレイリストが多種多様あるわけではなく、店舗や施設オリジナルでBGMを流すことができませんので、ブランディングや空間の雰囲気にこだわって演出をすることができません。
simple BGM(ワールドスケープ)
運営会社のその背景
simple BGMは、株式会社ワールドスケープが運営しているBGMサービスです。
音楽アーティストの活動をサポートするプラットフォームの開発と運営、アプリ開発を手掛けている会社です。
特徴
とってもシンプルなBGMサービスで、iPhoneやAndroidでアプリをインストールし、業種や音楽ジャンルを選択するとBGMが再生されます。
とてもシンプルで、お手軽なBGMサービスとなっています。
使うメリット
お手軽に、安くBGMを再生したいならおすすめです。
月額550円で、アプリからすぐにBGMが再生でき、余計な設定や契約なども一切ないのでとても気楽に使えるBGMサービスです。
使うデメリット
すごくお手軽に使えるBGMサービスなだけあって、流せる曲やプレイリストが限定的で、すべてお任せでとりあえずBGMを流しているといった印象を受けます。
より居心地のいい空間にするために曲の選曲や再生する順番、空間の雰囲気にこだわって演出をするのに不向きです。サポートやプレイリストの相談などもできないので、とりあえずそれなりのBGMを流したい人向け、個人でも使えるBGMといったものです。この点は検討すべきでしょう。
ナッシュ音楽チャンネル(ナッシュスタジオ)
運営会社のその背景
ナッシュ音楽チャンネルは、株式会社ナッシュスタジオが運営しているBGMサービスです。
著作権フリーの音楽配信、BGMサービスを手掛けている会社です。
WHITE BGM(ホワイト)
運営会社のその背景
WHITE BGMは株式会社ホワイトが運営しているサービスです。
著作権フリー音源の制作や販売を行っています。
特徴
WHITE BGMは、これまでのBGMサービスとは毛色が違って、BGMに使えるCDを購入してそのCDを再生するというものになります。
なので、iPhoneやAndroidなどからBGMを流したり、管理するのではなく、CDを購入し、そのCDに収録されている音源をBGMとして利用します。
使うメリット
CDの買い切りで済むので定額料金がかからず、料金を一番抑えられる方法ではあります。
使うデメリット
再生できるBGMは、その都度CDを購入し、配達されるまで待たないと行けないので、音楽配信が主流な現代とは違ったサービスではあります。
曲を追加するにはその都度CDを買わないといけず、配達まで待たないといけません。また、自由に音楽を変更したり、順番を変更したりすることもできないので、音楽配信と比べて便利さや快適性にはとても大きなハンデを負います。
結局、オススメのBGMサービスはどれ?
結局のところ13個もBGMサービスがあると、どのBGMサービスがいいのか迷ってしまいますよね。
実際に13個のBGMサービスを比較してみて、以下の3つのポイントでオススメを選出しました。
- 総合的にオススメ
- 料金を重視するならオススメ
- 楽曲の種類を重視するならオススメ
「総合的にオススメ」は、ユニバーサル ミュージックの『Smart BGM』です。
初期費用なし、14日間の無料トライアル、申し込みの当日から利用可能、デバイスフリー、最低利用期間なし、工事なし、書作兼処理が不要といったBGMサービスを導入するときのハードルがとても低く、デメリットなく始められるポイントはとても嬉しいBGMサービスです。
導入がしやすいというだけでなく、Smart BGMのポイントは2つです。
大手レコード会社が運営していること
BGMサービスの中で、大手レコード会社が運営しているBGMサービスは、このユニバーサル ミュージックが運営しているSmart BGMだけです。
ここがとても大きいポイントで、BGMとして流せる曲がユニバーサル ミュージックの有名アーティストや人気曲であったり、「音楽を流すことの効果」や「効果的な音楽プレイリストの作り方」が世界トップクラスの高いレベルで行えます。
また、プレイリスト数にこだわるのではなく、雰囲気、人、業務、季節、時間帯などにフォーカスして空間をBGMで演出することにこだわっているため、『サービスとしての質が高い』ということも実際に利用してみて感じています。
そして、他のBGMサービスと料金を比較しても大きく高いわけではなく、後ほど紹介するモンスター・チャンネルよりやや高く、OTORAKUより安い設定になっています。
クロスフェード機能など考えられたBGM機能
他のBGMサービスにはクロスフェード機能がなく、Smart BGMは「ただBGMを流せればいいよね」というだけでなく、音楽を流すことでどういった効果があるのか、その場にいる人にどんな体験をしてもらいたいのかがとても考えられているBGMサービスです。(詳細はこちら)
逆に「音楽の質」「BGMを流すことの効果や意味」「その場にいる人の体験」は特に気にせず、圧倒的に料金を抑えたいというならSmart BGMは合わないです。
また、ジャニーズや坂道シリーズなどアイドル、ユニバーサル ミュージック以外のアーティストを流すことは難しいため、流したいBGMに明確なこだわりがあるのなら一度ユニバーサル ミュージック所属のアーティストや楽曲を無料トライアルで試してみるのもオススメです。
こんな方にオススメ
BGMを流すことで、お店や施設の雰囲気を演出し、本来の目的(売上、滞在時間、リピート率など)に貢献できるような空間を作りたい方にオススメです。
こんな方は他がいいかも
ジャニーズが流したい。坂道シリーズなどアイドルを流したい。他にも色んな有名アーティストをたくさん流したい。
そんな方は、OTORAKUがいいかもしれません。
また、料金をもっと安くしたいのであれば、流せる楽曲の選択肢は狭まっても無料トライアルでチェックしてみるのがおすすめです。
「料金を重視するならオススメ」は、モンスターラボミュージックの『モンスター・チャンネル』です。
モンスター・チャンネルよりも安い料金で使えるBGMサービスはありますが、モンスター・チャンネルはできるだけ料金を抑えらながら、聴ける曲の幅も広いです。
料金が安い
モンスター・チャンネルは、Smart BGMやOTORAKUに比べると、流せる有名なアーティストや人気の曲は少ない傾向にあります。
しかし、それらよりも料金が抑えられる点が大きなポイントで、ただ抑えられるだけでなく、タイマー機能が使える機能面やプレイリスト数の充実などがあります。
流せる曲やアーティストはインディー楽曲のため、実際にどんな曲やアーティストがBGMとして流せるのか無料トライアルで利用してみるのもオススメです。
こんな方にオススメ
有名楽曲や人気曲をガンガン流すよりも、料金を抑えて、幅広いプレイリストから音楽を流したい方にオススメです。
こんな方は他がいいかも
多くの有名楽曲や人気曲をお店や店舗で再生したい方は、Smart BGMやOTORAKUの検討がいいかもしれません。
「楽曲を重視するならオススメ」は、USENの『OTORAKU』です。
OTORAKUは、Smart BGMやモンスター・チャンネルに比べて、流せるアーティストや曲の種類が多いことがポイントです。
しかし、その分料金が高く、最低利用期間の縛りがあるのも見逃せません。
流せるアーティストや曲が豊富
流せる曲は、Smart BGMやモンスター・チャンネルが絶対に流せないジャニーズや坂道シリーズなどのアイドルの楽曲が流せますし、その他のアーティストや楽曲でもOTORAKUは勝っています。
人気のアーティストや楽曲が流せるというのはとても大きなポイントです。
しかし、流せる曲が多種多様なためSmart BGMやモンスター・チャンネルよりも料金が高く、最低利用期間の縛り、利用開始までに時間がかかることは検討すべきです。
こんな方にオススメ
ジャニーズ、坂道シリーズなどのアイドル、他にも色んな有名アーティストの曲を流したい方はオススメです。
こんな方は他がいいかも
導入のハードルがやや高いため、流したい曲やアーティストにこだわりがないなら、Smart BGMやモンスター・チャンネルから無料トライアルしてみるのがオススメです。
BGMを取り入れることでお店や施設の空間をより演出し、BGMの効果を圧倒的に発揮させたいという方はSmart BGMがいいかもしれません。
料金を抑えたいならモンスター・チャンネルがいいかもしれません。
この記事では、「お店や施設、店舗でBGMが流せる音楽サービス13個」をご紹介しました。
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