


そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、お店や施設、店舗でBGMが流せる『おすすめBGMサービス』を比較しながらご紹介していきます。

料金や導入方法、サービス面、流せる曲など、BGMサービスで知りたいところをまるっと解説していきます!
BGMと著作権について


このような使い方はご法度。
お店や店舗などで音楽をBGMとして使用する場合、その音楽の著作権を持っている方に許可を取らないといけません。
音楽1曲1曲には、著作権を持っている権利者がいます。
たった1曲であっても作詞者、作曲者、アーティスト、レーベルなど複数の著作権者がおり、商業的な場所で使用をするには、彼らに使用許諾を取らないといけません。
無断で音楽を使用すると、著作権法違反で訴えられ、過去にさかのぼって使用料を請求されることもあります。
また、Apple MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスを使えば、スマホから誰でも簡単に音楽を流せます。
しかし、各サービスではこのような使い方は禁止されているだけでなく、著作権を持っている方から正当に訴えられることになります。
👉 お店や施設のBGMでApple MusicやSpotifyなど音楽配信サービス使えるのか?

音楽を商業的な場所(レストラン、カフェ、クリニック、病院、美容院など)で流すには、音楽を流す許可が必要なのです。
ですがこれらを回避する方法もあるので続けて見ていきましょう!
すぐにチェックしたい人はこちらからどうぞ!
著作権の許可がいらない条件
音楽を流すときに著作権者の許可なく再生できる条件は、以下3つすべてに当てはまる場合のみです(著作権法38条)。
- 営利を目的としていない
- 入場料を取らない
- 演奏者や指揮者など出演者に報酬の支払いがない
例えば、学校の文化祭や演奏会がこれに当てはまることがあります。
また、YoutubeやApple Musicなどの音楽を自分が聴くだけなら、上記に当てはまらないので大丈夫。
家族や友人と音楽をかけて楽しむのも、営利目的ではないので問題ありません。
意外と見落としがちなのは結婚式。結婚式場は営利目的で運営されているため、音楽の使用には許可が必要なのです。

お店や施設、店舗で音楽を使用する場合は、これらの条件に当てはまることがないため、ほぼ確実に著作権者の許可を得る必要があるのです。
ですがこれらを回避する方法もあるので続けて見ていきましょう!
音楽の使用料と許可の申請
音楽を店舗や施設などで使用する時は、著作権者に許可を取らないといけません。
音楽著作権を管理している管理団体「JASRAC(
以下は、JASRACの場合のお店や施設、店舗で音楽を使用した時にかかる料金です。
JASRACによる曲の使用料
しかし、この許可を得え音楽を流す方法にはデメリットが3つあります。
- 申請から許可まで時間がかかり、手続きがとても面倒
- 曲を使用するたびに費用、手間、時間がかかる
著作権管理団体が管理していない音楽もたくさんある
店舗や施設で音楽をBGMとして使おうとした時、自身で著作権の承諾を得て使おうとするのはデメリットしかありません。
そこで重要になってくるのが、『店舗BGMサービス』という音楽配信サービスです。
店舗BGMサービスとは?
店舗BGMサービスとは、お店や店舗、施設、職場などで音楽をBGMとして流せるサービスのことです。
店舗BGMサービスの特徴は以下4つ。
- 登録は1度だけでOK
- 登録が完了すれば、配信している曲がBGMとして使える
- 月額や年額で曲を流し放題
- 著作権の許可を取る必要がない(BGMサービスが変わりにやってくれるため)
BGMサービスは、お店や施設で音楽を流したいと思っているあなたのために、煩わしい著作権問題を解決し、定額のコストを抑えた価格で曲を流し放題できるサービスです!

BGMサービスには、いろんなサービスがあるので、ここからはおすすめのBGMサービスを比較しながら一緒に見ていきましょう!
2023年版のおすすめBGMサービス
この記事では、2023年版最新のおすすめBGMサービスをピックアップして比較しながら解説していきます。

時間がない人、すぐに決めたい人は、以下3つのタイプからおすすめのBGMサービスをチェックしてください!
それぞれのオススメBGMサービスのメリット、デメリットご紹介していきます。
総合的にオススメ
BGMを流してお店や施設の空間にこだわりたいなら、ユニバーサル ミュージックが運営している『Smart BGM(R)』が総合的におすすめです。
サービス名 | Smart BGM |
運営会社 | ユニバーサル ミュージック |
初期費用 | 0円 |
料金(税込み) |
|
再生端末 | デバイスフリー |
利用開始まで | 当日 |
最低利用期間 | なし |
著作権処理 | 不要 |
設置工事 | 不要 |
聴ける曲 | ユニバーサル ミュージックの曲 |
タイマー機能 | 〇 |
クロスフェード機能 | 〇 |
無料トライアル | 14日間 |
オススメポイント
BGMサービスの中では唯一のメジャー・レコード会社で、世界3大レーベルの一つユニバーサル ミュージックが運営している『Smart BGM(R)』。
店舗のインテリアの雰囲気、お客さんの属性、時間帯や天候など、その空間を最大限引き立てるBGMが提供できる『音楽のプロ中のプロ』のサービスです。
最もおすすめできるのは、ユニバーサル ミュージックだからこそ流せる楽曲でしょう。
例えば、誕生日の楽曲で有名なスティービー・ワンダーの『Happy Birthday』が流せます。
他にも以下のようなアーティストの楽曲が流せます。
- エド・シーラン
- マライア・キャリー
- レディー・ガガ
- テイラー・スウィフト
- スパイス・ガールズ
- U2
- ポリス
- エルトン・ジョン
- アバ
などなど、ユニバーサル ミュージックが運営するBGMサービスだからこその選曲が楽しめます。
プレイリストに楽曲はまとめられているので、再生ボタンを押せばOKなのも使いやすくておすすめです。
また、初期費用や最低利用期間はなく、無料トライアルがあるため、気軽に試せるのもポイント!
検討するべき点
良くも悪くも流せる曲はユニバーサル ミュージックの曲であるということです。
邦楽、洋楽、クラシック、ジャズなどジャンルは様々ありますが、ユニバーサル ミュージック所属のアーティストがメイン(ジャニーズや坂道シリーズなど他レコード会社の曲は現時点(2023年6月)では流せません)。
また、店舗や施設で流すBGMに『質』を求めない、「とりあえず何か音楽を流せれば良い」、「選曲は悪くなってもいいから金額を下げたい」という方には、Smart BGM(R)はオーバースペックでしょう。

有名な曲や知名度の高いアーティストの曲を流して雰囲気づくりをするだけでなく、お客さんにも音楽で心地よい体験をしてほしいならSmart BGM(R)おすすめです!
料金を重視するなら
料金をできるだけ抑えながらも、雰囲気に合った音楽をBGMで流したいなら、モンスターラボミュージックが運営している『モンスター・チャンネル』がオススメです。
サービス名 | モンスター・チャンネル |
運営会社 | モンスターラボミュージック |
初期費用 | 0円 |
料金(税込み) |
|
再生端末 | デバイスフリー |
利用開始まで | 当日 |
最低利用期間 |
|
著作権処理 | 不要 |
設置工事 | 不要 |
聴ける曲 | 全ジャンル(インディー楽曲メイン) |
タイマー機能 | 〇 |
クロスフェード機能 | × |
無料トライアル | 初月無料(1年プラン、2年プラン) |
オススメポイント
BGMサービスの中でも比較的安価に導入でき、BGMサービスとしての質感も担保されているのが『モンスター・チャンネル』。
業態や店舗の雰囲気、時間帯や天候に合わせたBGMが豊富に用意されているため、選曲には困らないでしょう。
BGMサービスは、コロコロと変えるものでもないので、小さな金額差であっても長期的に見ると大きな差になってくるので、料金の安さで選ぶなら『モンスター・チャンネル』がおすすめです!
検討するべき点
料金の安さを得る代わりに失うものは、流せる曲の知名度です。
モンスター・チャンネルには、ポップスやジャズ、クラシック、ヒーリング、閉店用、バースデーソングなど多種多様なジャンルの音楽が流せます。
しかし、メジャーな楽曲は一部のみとなるため、有名な曲をたくさん流したい場合は向かない可能性があります。

選曲ではなく、雰囲気に合った音楽を流せて、料金をできるだけ抑えてもBGMサービスを使いたいなら『モンスター・チャンネル』おすすめです!
楽曲を重視するなら
お店の雰囲気やお客さんの属性に合わせて流せる曲の音楽ジャンルを重視したいならUSENが運営している『OTORAKU』がオススメです。
サービス名 | OTORAKU |
運営会社 | USEN |
初期費用(税込み) | 3,300円 |
料金(税込み) |
|
再生端末 |
|
利用開始まで | 最短翌日 |
最低利用期間 |
|
著作権処理 | 不要 |
設置工事 | 不要 |
聴ける曲 | 全ジャンル |
タイマー機能 | 〇 |
クロスフェード機能 | × |
無料トライアル | 7日間 |
オススメポイント
業界最大手USENが運営している『OTORAKU』。
J-Popからクラシックまで幅広いジャンルの音楽を著作権処理を気にせずに流せるのが最大のポイント。
たくさんある曲から選曲するのはなかなか難しいですが、プレイリストも豊富に用意されています。
業種(美容、アパレル、雑貨、カフェ、ベーカリ、ダイニング)や季節別(お花見、夏定番、クリスマス、バレンタイン)など細かく分かれているので、選曲を任せたい人は雰囲気に合ったプレイリストを流せばOK。
検討するべき点
『OTORAKU』は、その流せる曲の豊富さが一番のメリットですが、その分他のBGMサービスよりも料金が高めです。
BGMサービスで注意したいのは、『結局流す曲って変わらないよね』となり、無駄に料金を払いすぎてしまうこと。
これだけたくさん曲があっても、流す曲が1年を通じて大して変わらないのであれば、流さない曲にも料金を払っていて損をしていると考えてたほうがいいでしょう。
また、最低でも6ヶ月の利用期間となっているため、気軽にサービスを変更できないのも注意です。

とにかく流せる曲の豊富さを重視して、イベントや季節、時間帯、天気などで曲をたくさん使いたいというなら、『OTORAKU』がおすすめです!
おすすめBGMサービスを比較
この記事では、以下12個のおすすめBGMサービスを比較しながらご紹介していきます。
どのBGMサービスも著作権処理は必要なく、サービスに登録したら後は使い始めるだけでOKです。
- Smart BGM
- モンスター・チャンネル
- OTORAKU
- 有線放送
- Farao Pro
- アローサウンド
- BGM by Rambling Player
- Domusic
- BGMC Station
- simple BGM
- ナッシュ音楽チャンネル
- WHITE BGM

各サービスの特徴をすぐにチェックしたい人は、各サービスを選択してください。
サービス名 | 料金(税込)・初期費用 | 流せる曲の特徴 | 再生方法・工事 |
![]() Smart BGM |
初期費用:0円 | 全ジャンル(ユニバーサル ミュージックの楽曲がメイン) |
工事:なし |
![]() モンスター・チャンネル |
初期費用:0円 | 全ジャンル(インディー楽曲がメイン) |
工事:なし |
![]() OTORAKU |
初期費用:3,000円 | 全ジャンル |
工事:なし |
![]() 有線放送 |
初期費用:要問合せ | 全ジャンル |
工事:あり |
![]() Farao Pro |
初期費用:要問合せ | インディー楽曲 |
工事:なし |
|
初期費用:要問合せ | インディー楽曲 |
工事:あり |
![]() BGM by Rambling Player |
初期費用:0円 | インディー楽曲 |
工事:なし |
![]() Domusic |
初期費用:0円 | インディー楽曲 |
工事:なし |
![]() BGMC Station |
初期費用:0円 | インディー楽曲(カフェ系BGM) |
工事:なし |
![]() simple BGM |
初期費用:0円 | インディー楽曲 |
工事:なし |
![]() ナッシュ音楽チャンネル |
初期費用:0円 | インディー楽曲 |
工事:なし |
![]() WHITE BGM |
初期費用:0円 | インディー楽曲 |
工事:なし |
BGMサービス12選をそれぞれ紹介!
以下12個のBGMサービスをそれぞれご紹介していきます。
- Smart BGM(ユニバーサル ミュージック)
- 有線放送(USEN)
- OTORAKU(USEN)
- モンスター・チャンネル(モンスターラボミュージック)
- FaRao Pro(フェイス)
- アローサウンズ(アイティーフォー)
- BGM by Rambling Player(ランブリング・レコーズ)
- Domusic(NTT メディアサプライ)
- BGMC Station(CLAP’S)
- simple BGM(ワールドスケープ)
- ナッシュ音楽チャンネル(ナッシュスタジオ)
- WHITE BGM(ホワイト)
()内は運営会社の名前です
Smart BGM(ユニバーサル ミュージック)
運営会社のその背景
世界3大メジャーレコード会社のひとつ、ユニバーサル ミュージックが運営しているのが『Smart BGM』。
BGMサービスの中では、唯一の運営会社がメジャーレコード会社となており、ユニバーサル ミュージックに所属しているアーティストの楽曲をBGMとして使えます。
特徴
Smart BGMの最大の特徴は、流せる曲と料金のバランスが取れていること。
ユニバーサル ミュージックの楽曲が流せるため、例えば以下のような誰もが知るような人気曲がBGMとして使えます。
Abba - Dancing Queen
Stevie Wonder - Happy Birthday
Ariana Grande - Santa Tell Me
The Weeknd - Blinding Lights
もちろんこれらの楽曲だけでなく、アンビエントやボサノバ、ジャズ、クラシックなどの楽曲も充実しています。

最新の人気洋楽から年代もの、季節やイベント、業種に合わせた楽曲の選択が可能です!
そして、知名度や人気度の高い洋楽を流せるにも関わらず、料金は低~中の価格帯のためコスパはとても良いでしょう。
初回無料トライアルがあり、利用期間制限はないため気軽に始めることができるのもおすすめです!
使うメリット
Smart BGMを使うメリットは、『お店や施設の空間をBGMだけで雰囲気作りができること』です。
他のBGMサービスと比較しても、メジャーレーベル運営なこと、人気の洋楽が流せることは何よりのメリットで、自身の店舗に合わせたBGMでの雰囲気づくりができるでしょう。
注意点
有名な曲やアーティストを流せる点ではメリットですが、例えばジャニーズや坂道シリーズのアイドルなど、邦楽の楽曲には弱いです。
Smart BGMは、ユニバーサル ミュージックが運営しているBGMサービスのため、使用できる楽曲やアーティストはユニバーサル ミュージック所属のアーティストになります。ジャンルでいうと洋楽、クラシック、ジャズがメインどころ。
このポイントをどう捉えるかは、お店や施設の空間、雰囲気、業界によって変わって来ると思いますので検討すべき点です。
モンスター・チャンネル(モンスターラボミュージック)
運営会社のその背景
モンスター・チャンネルを運営しているのは『モンスターラボミュージック』という会社です。
モンスターラボミュージックの親会社であるモンスターラボは、アプリ開発やUI/UXデザインなど話題のDX推進をサポートしている企業で、自社で開発したモンスター・チャンネルという店舗BGMアプリを提供しています。
特徴
モンスター・チャンネルの特徴は、料金が安く、幅広い選択肢から音楽をBGMとして流せることです。
初期費用や工事、著作権処理が不要なのもポイント。
また、再生できるデバイスは幅広く用意されているので導入しやすく、Amazon Fireタブレットに対応している点も導入費用を抑えられるポイントです。
使うメリット
モンスター・チャンネルを利用するメリットは、低価格で幅広い選択肢からBGMで流せること。
低価格でありながら、プレイリスト数や楽曲数は充実しているため、長期的な目線で考えるとコスパに優れたBGMサービスです。
注意点
モンスター・チャンネルを使うデメリットは、流せる音楽がインディー楽曲がメインになるということです。
Smart BGMやOTORAKUのようにメジャーな楽曲は流せないので、あくまで雰囲気づくりやイメージづくりのBGMサービスとなります。
OTORAKU(USEN)
運営会社のその背景
OTORAKUを運営しているのは、有線放送と同じ株式会社USENです。
USENは、音楽放送事業をメインとしている会社で、『USEN』と聞くと「音楽放送」や「ラジオ」というイメージが湧くかと思います。それくらい音楽放送に関しては知名度のある会社です。
特徴
USENが運営している『有線放送』と『OTORAKU』の違いは、OTORAKUはより簡易的にBGMを流せるサービスとなっていること。
有線放送は、指定チューナーが必要で導入するのに工事が必要になり、費用もかかり、利用期限も長く縛りがあります。
しかし、OTORAKUはiPhoneやiPad、Androidなどから簡単にBGMを流せるようになっているので、有線放送よりもお手軽に導入できるのが特徴です。
また、USENだからこその流せるアーティストが幅広く選べるというのもOTORAKUの特徴です。
使うメリット
OTORAKUを導入するメリットは、幅広い音楽ジャンルからBGMで流せることです。
J-Pop、洋楽、クラシック、ジャズ、歌謡曲、カフェ、ワールドミュージックなど多種多様な音楽ジャンルから選曲できるのがポイントで、有名なアーティストや人気アーティストを使用できます。
Smart BGMは、ユニバーサル ミュージックのアーティストのみですが、OTORAKUはレーベルに関係なく使用できる楽曲が膨大です。
注意点
OTORAKUを利用するデメリットは、有線放送までは大きくありませんが、導入するハードルが高く、料金もやや高めなことです。
初期費用は、どうしても見逃せないポイントで、やはり0円のBGMサービスのほうが魅力的な点は否めません。
また、最低利用期間は最低でも6ヶ月、月額料金が安くなるプランにすると2年、3年縛られるためフットワークは重くなってしまいます。
費用とBGM導入後の効果が店舗BGMでは絶対的に大切なので、初期費用と最低利用期間を知った上で検討したいところです。
有線放送(USEN)
運営会社のその背景
有線放送を運営しているのは、株式会社USENです。
USENは、音楽放送事業をメインとしている会社で、『USEN』と聞くと「音楽放送」や「音楽が流れてる」「ラジオみたいな」ってイメージが湧くかと思います。それくらい音楽放送に関しては知名度のある会社です。コンビニやアパレルなど様々な業界でBGMを流しています。
特徴
有線放送の特徴は、聴ける音楽ジャンルの幅が広く、シーンに合わせた音楽を幅広い選択肢から選べることです。
J-Pop、洋楽、クラシック、和風、キッズ、ファミリー、アニメ、演歌、歌謡曲など幅広いジャンルから音楽を選曲してBGMが流せます。
特に最新のJ-Popを流せるのが強みで、ランキング形式でBGMを流せるのも特徴です。ジャニーズやアイドル、K-Popなども流せるのでこの点は他のBGMサービスと比べるとUSENだからこそといったものがあります。
使うメリット
幅広い音楽ジャンルや他では流せないアーティストの音楽をBGMとして流せるのは有線放送を使う最大のメリットです。
有名な曲やアーティストをお店や施設で流すのはとても難しいため、定額料金でBGMがかけられるのはとても魅力的。
また、有線放送を運営するUSENは店舗BGMサービスの中でも最大手です。これまで培ってきた技術やノウハウ、トラブル対処など安心して任せられる点も有線放送を使うメリットです。
注意点
有線放送を使うデメリットは、導入のハードルが激高なことです。
初期費用あり、工事あり、開始までに時間がかかること、最低利用期間に縛りがある、費用が高い、ということを考えると、導入するにはハードルがとても高く感じてしまいます。
大企業や店舗をいくつも持っている会社ならいいですが、個人経営や1店舗のみなどになると費用対効果は悪くなりがちなのでよく検討しましょう。
FaRao Pro(フェイス)
運営会社のその背景
JOYSOUNDやGIGAといった音楽配信を行っており、OKmusicやBARKSといった音楽メディアなどを運営している株式会社フェイスのBGMサービスが『FaRao Pro』です。
特徴
FaRao Proの特徴は、おしゃれさや上品さが特徴的で、導入事例を見てもカフェやバーといった店舗に最適なBGMサービスです。
使うメリット
FaRao Proを使うメリットは、タイマー機能や別途料金がかかりますが集中管理機能などを利用することで、全店舗共通でBGMを管理できます。
チェーン店や忙しい時間帯のBGMを管理するのがとても楽になります。
注意点
FaRao Proを使うデメリットは、最低利用期間が決まっており、流せる楽曲がインディー楽曲のみということです。
その場の雰囲気や体制、ブランディングを検討しながら考えたいところです。
アローサウンズ(アイティーフォー)
運営会社のその背景
アローサウンズは、株式会社アイティーフォーが運営しているBGMサービスです。
金融機関向け、公共機関向け、小売業やEC向けのソリューションなどを展開している企業です。その中の一つにアローサウンズというBGMサービスがあります。
特徴
アローサウンズを導入している企業は、スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアの業界での導入が多いBGMサービスとなっています。
使うメリット
1店舗だけ、店舗ごと、店舗グループごとに分けたCM放送ができる点はメリットです。
導入企業を見ても、スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなど他店舗、各地域で展開されているお店ではBGMの管理がしやすく、店舗ごとにCMを流したりもできます。
注意点
初期費用、最低利用期間の縛り、指定された端末でしかBGMを放送できない点ではデメリットです。
また、カフェやレストランなどの飲食店、美容院、ネイルサロン、アパレルなどBGMで空間を演出するような業界にはやや不向きな印象です。
BGM by Rambling Player(ランブリング・レコーズ)
運営会社のその背景
株式会社ランブリング・レコーズが運営しているBGMサービスが『BGM by Rambling Player』です。
ランブリング・レコーズは、日本のインディーズレコード会社で、洋画のサウンドトラックのCDを再発もしています。
特徴
BGM by Rambling Playerを導入している企業は、アパレルやホテルが多く、ファッショナブルな店舗や高級感のある空間をBGMで演出するのが特徴的です。
使うメリット
ブランドオリジナルのプレイリストが作成可能なので、ブランディングや店舗、施設の雰囲気に合わせてオリジナル選曲ができる点はポイントです!
また、iPhoneやiPad、Androidなどの端末からBGMが流せるので、工事不要、初期費用がかからないのもメリットです。
注意点
BGMとして流すことができる楽曲はインディー楽曲なため、J-Popや洋楽の人気アーティスト、誰もが知っているような曲が流せません。
また、BGM by Rambling Playerはプランによってサービス内容が変わり、月額料金も変動します。公式サイトには記載がないため料金は問い合わせる必要があります。
Domusic(NTTメディアサプライ)
運営会社のその背景
NTTメディアサプライ株式会社が運営しているBGMサービスが『Domusic』です。
集合住宅向けの事業や中堅中小向け事業をメインに手掛けている会社です。
特徴
導入実績が公式サイトに掲載されていませんが、Facebookを見る限りカフェ、サロン、美容室、クリニックで導入されているそうです。
BGMで店舗や施設の雰囲気を演出し、居心地の良い空間を作るBGMサービスというよりは、シーン(雨、和食、中華料理など)に合わせたBGMを流すのが特徴的。
使うメリット
用意されているチャンネルは、モーニングクラシックスやアジアンワールドミュージック、インド伝統音楽、キャバレットジャズなどとても細かく用意されています。
注意点
BGMとして流すことができる楽曲はインディー楽曲なため、J-Popや洋楽の人気アーティスト、誰もが知っているような曲が流せません。
かといって料金が安いとはいえないため、他サービスとの比較は必須です。
BGMC Station(CLAP’S)
運営会社のその背景
株式会社CLAP'sが運営しているBGMサービスが『BGMC Station』です。
公式サイトには情報が載っていませんが、Youtubeでカフェ向けのBGMを配信しています。
特徴
BGMC Stationは、Youtubeのアカウント『Cafe Music BGM channel』がYoutubeに投稿しているカフェ向けBGMを商用利用できるしたサービス。
そのため、カフェ向けの音源がメインとなります。
使うメリット
低価格でカフェに特化したBGMを流せて、簡単に導入ができるのもポイント。
流せるBGMはYoutubeチャンネル『Cafe Music BGM channel』が投稿している音源のみですが、カフェにBGMを導入するならコストを抑えられておすすめです。
注意点
BGMがカフェ向けな音楽がメインなので、カフェ以外の業態や雰囲気の場所には不向きです。
また、自由に音楽を選曲してBGMを流すことができず、Youtubeに投稿しているBGMを利用するという使い方になるので、ブランディングや雰囲気、空間の演出にこだわることができないのは懸念点です。
simple BGM(ワールドスケープ)
運営会社のその背景
simple BGMは、株式会社ワールドスケープが運営しているBGMサービスです。
音楽アーティストの活動をサポートするプラットフォームの開発と運営、アプリ開発を手掛けている会社です。
特徴
とってもシンプルなBGMサービスで、iPhoneやAndroidでアプリをインストールし、業種や音楽ジャンルを選択するとBGMが再生されます。
シンプルイズベストという言葉が似合っており、とてもお手軽にBGMを導入できるサービスです。
使うメリット
とにかく安くて簡単。これに尽きます。
注意点
料金が安いため、流せる曲やプレイリストはとても少ないです。
居心地いい空間にするために曲の選曲や再生する順番、空間の雰囲気にこだわって演出をするのに不向きです。
ナッシュ音楽チャンネル(ナッシュスタジオ)
運営会社のその背景
ナッシュ音楽チャンネルは、株式会社ナッシュスタジオが運営しているBGMサービスです。
著作権フリーの音楽配信、BGMサービスを手掛けている会社。
特徴
専用アプリ、Youtube、Vimeo、ニコニコ動画の4つの選択肢から音楽をBGMとして再生できます。
使うメリット
BGMサービスの中では、料金がとても抑えられており、様々な場所に合ったBGM番組の再生が可能。
注意点
すでに構成されているBGM番組を選んで流すため、自分たちで選曲したり、流す順番を変えたりと自由度は低いです。
また、流せる曲もインディーズのみとなっています。
WHITE BGM(ホワイト)
運営会社のその背景
WHITE BGMは株式会社ホワイトが運営しているサービスです。
著作権フリー音源の制作や販売を行っています。
特徴
WHITE BGMは、これまでのBGMサービスとは違って、BGMに使えるCDを購入してそのCDを再生するというものです。
なので、iPhoneやAndroidなどからBGMを流すのではなく、CDを購入してそのCDに収録されている音源をBGMとして利用します。
使うメリット
CDの買い切りで済むので定額料金がかからず、利用方法によっては料金を一番抑えられる方法ではあります。
注意点
再生できるBGMは、その都度CDを購入し、配達されるまで待たないといけません。
曲を追加するにはその都度CDを買わないといけず、自由に音楽を変更したり、順番を変更したりすることもできないので、音楽配信と比べて便利さや快適性には劣ります。
結局、オススメのBGMサービスはどれ?
結局のところ12個もBGMサービスがあると、どのBGMサービスがいいのか迷ってしまいますよね。
実際に12個のBGMサービスを比較してみて、以下の3つのポイントでオススメを選出しました。
「総合的にオススメ」は、ユニバーサル ミュージックの『Smart BGM』です。
流せる曲、料金プラン、長期的な利用、再生方法を総合的に考えると、最もバランスが取れているため、コスパに優れるBGMサービスといえます。

無料体験があり、最低利用期間もないため、まずはご自身で試しに使ってみるのがおすすめ!
無料期間中に解約すれば料金はかかりません。
「料金を重視するならオススメ」は、モンスターラボミュージックの『モンスター・チャンネル』です。
聴ける曲を削ってでも、長期的に見て料金を抑えたいなら『モンスター・チャンネル』がおすすめ。

まずは、無料体験で聴ける曲を知って、そのコスパの良さを体感してみてください!
「楽曲を重視するならオススメ」は、USENの『OTORAKU』です。
料金は若干高くなってもいいから、流せる曲のバリエーションを幅広く持ちたいなら『OTORAKU』がおすすめ!

有料プランは、最低でも6ヶ月の契約となるため、まずは必ず無料体験から始めましょう!
この記事では、店舗で音楽が流せるおすすめBGMサービスをご紹介しました。