2016年10月15日公開の映画『何者』。朝井リョウの同名小説を原作に、就職活動に挑む大学生たちの本音と建前、SNS社会の人間関係を描いた青春ドラマです。
監督は三浦大輔。主演は佐藤健、共演に有村架純、菅田将暉、二階堂ふみ、岡田将生ら。
この記事では、映画『何者』で流れた音楽のうち5曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『何者』で流れた曲とは?
映画序盤の光太郎のライブシーン1曲目
忘れらんねえよ&有馬和樹 - 俺よ届け
映画序盤の光太郎のライブシーン1曲目で流れた曲は、忘れらんねえよ&有馬和樹の『俺よ届け』です。
映画の冒頭の就活シーンを経て、菅田将暉が演じる光太郎が所属するバンド “OVER MUSIC” のライブシーンが始まります。
『俺よ届け』を菅田将暉演じる光太郎がロックな雰囲気で歌い、それを2階席の拓人が見ています。強い意志を歌う、自己主張や熱さ、叫びが感じられる歌でライブは大盛り上がりでしたね。
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映画序盤の光太郎のライブシーン2曲目
忘れらんねえよ&有馬和樹 - まだ知らない世界
映画序盤の光太郎のライブシーン2曲目で流れた曲は、忘れらんねえよ&有馬和樹の『まだ知らない世界』です。
拓人は瑞月に声をかけられ、スーツ姿の2人が並んで喋ります。そうして別れを思わせるような『まだ知らない世界』を光太郎が歌い始めました。「夢を追う自分」「まだ見ぬ未来」など、不安や期待を抱えつつも前に進もうとする気持ちが伝わってきましたね。
就活や将来など、自分の可能性を試すような雰囲気が印象的なライブの曲。光太郎をしみじみするような感じで瑞月が見たり、拓人がTwitterを気にしたり、個々のキャラクター性が伝わってきました。
光太郎のライブシーン(瑞月との交際判明後)
松本大(LAMP IN TERREN) - pellucid
光太郎のライブシーン(瑞月との交際判明後)で流れた曲は、松本大(LAMP IN TERREN)の『pellucid』です。
拓人は瑞月と光太郎が付き合い始めたと知り、光太郎のライブシーンに移ります。瑞月は彼をうっとりするように見つめつつ、光太郎の歌をじっと見ていましたね。
その後の劇のシーンで誰かと誰かを見る目が違うという解説のような感じがしたのも印象に残りました。
原曲はメロディともに自分自身の中にあるものをクリアに見つめたり、見えないものを曖昧さを含みながら言葉にしようとする感覚がありますよ。
拓人がギンジと連絡した後の劇のシーン
80kidz - RED STAR
拓人がギンジと連絡した後の劇のシーンで流れた曲は、80kidzの『RED STAR』です。
拓人はギンジと連絡した結果、「さみぃよ」と呟いた後、劇のシーンへ。青い背景とライトが照らす中、ステージには8人の男女が並んでいました。
マネキンの上半身の身をもって青をテーマにしたセリフのようなものを言うという一連のシーンで『RED STAR』が流れていました。
輝きのある、美しさを思わせるメロディラインと、エレクトロやテクノ的なビートが印象的でしたね。
エンディング
中田ヤスタカ - NANIMONO (feat.米津玄師)
エンディングで流れた曲は、中田ヤスタカの『 NANIMONO (feat.米津玄師)』です。
拓人が心機一転、1分間の自己PRをする映画のラスト。ギンジの劇を観に行ったからこその吐露する感じの言い回しが心に残りましたね。当時の就職活動の大変さ、Twitterの使い方などを通して様々なことを考えさせられました。
そうした考えを後押しするような、ゆったりとした雰囲気の曲がエンディングで流れます。流れを感じさせる音楽と、聞かせるような男性ヴォーカルの歌がステキですよ。改めて”何者になるのか”問いかけたくなりますね。