名前 | 生年月日 | 国籍 |
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Rihanna (リアーナ) | 1988年02月20日 | バルバドス |
- リアーナ(本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)は、バルバドス出身の女性シンガーソングライター、女優、実業家。祖国の
- 出身バルバドスはカリブ海にある人口は約28万人小さな国で、2021年11月30日にイギリス連邦に加盟する共和国となった。リアーナはバルバトスのミア・モトリー首相から正式に国の「英雄」に指定された。またバルバドスの2月22日は「リアーナの日」と2008年に当時の首相デビッド・トンプソンが宣言(休日ではない)。
- 2005年にリリースしたデビューアルバム『Music of the Sun』は、Billboard 200で10位、全世界で200万枚以上を売上げた。2006年リリース『SOS』は初めてBillboard Hot 100で1位を獲得。リアーナが世界的アーティストになる歴史的なリリースとなった。
- ジェイ・Zとコラボした2008年の曲「Umbrella」で自身初となるグラミー賞を受賞(最優秀ラップ・コラボレーション賞)。これまでにマルーン5、カニエ・ウェスト、ポール・マッカートニー、ケンドリック・ラマー、ドレイク、エミネム、カルヴィン・ハリスなどとコラボし、R&Bやヒップホップ、ダンスミュージックなど様々な音楽をリリース。
- 歌手としてだけでなく、実業家としても有名。化粧品ブランド「Fenty Beauty」、ランジェリーブランド「Savage x Fenty」を展開。Fenty Beautyは40色のファンデーションシェードでスタートし、従来の美容業界では対象外とされていた多くの肌の色合いをカバーして大ヒット。設立後最初の1ヶ月で72ミリオンドル(約100億円)の売上を記録。日本でも公式サイトから購入が可能。
絶対に聴いておきたいリアーナの人気曲・隠れ名曲
- We Found Love
- Umbrella
- Work
- Diamonds
- Only Girl (In The World)
- Lift Me Up
- Man Down
- Love On The Brain
- Rehab
We Found Love
2011年にリリースされた「We Found Love」。
10週間にわたってBillboard Hot 100のトップに君臨したリアーナの代表曲。当時Billboardチャートを毎週チェックしていた筆者だがずっとこの曲で飽き飽きしていた記憶がある。
ミュージックビデオは、グラミー賞の最優秀短編ミュージックビデオ賞とVMAの年間最優秀ビデオ賞を受賞したが、当時高校生だった筆者には過激すぎてあまり良い印象はない。実際には性的虐待や性暴力の被害者を支援する団体からは避難があったよう。
ダンスポップとR&Bの融合が特徴であり、リアーナのキャリアの中でもすごく重要な楽曲のため絶対に聴いておきたい(ミュージックビデオは慎重に)。
Umbrella
筆者がリアーナの楽曲の中で一番好きな、2007年にジェイ・Zとコラボした一曲。
2008年のグラミー賞では最優秀ラップ/サング・コラボレーション賞を獲得し、リアーナ初の受賞となった。
この曲がヒットしたことで「傘(Umbrella)」をライブ会場に持ってくるファンが増え、それ以降リアーナのライブでは傘の持ち込みが禁止された。
楽曲では、困難な時期でも愛する人を支え、守るという強いメッセージがある。「傘(Umbrella)」というダブルミーニングを使って、自分が常にそばにいて、どんな悪天候の中でも愛する人を守るという意味が込められている。
ちなみにこの曲はもともとブリトニー・スピアーズのために書かれた曲だったがレーベルが却下。その後リアーナに回ってきたそう(リアーナでよかった...)。
リアーナを知る人はもう一度この曲を聴いてほしいし、知らない人は絶対に知っておきたい一曲だ。
Work
2016年にリリース。8枚目のスタジオアルバム「ANTI」に収録され、カナダのラッパーDrake(ドレイク)とコラボした一曲。
歌詞では、恋愛関係におけるコミュニケーションの難しさや関係を維持するために必要な努力をテーマにしている。関係を成功させるためには両者が「仕事」をしなければならないと歌っており、歌詞の中で繰り返される「work」はその象徴的な言葉。
また、歌詞にはリアーナの出身国バルバドスのアクセントとカリブ海のクレオール言を取り入れているため、一部のリスナーから「理解不能」と評価された。
しかし、この曲はカリビアンのルーツと文化へのオマージュであり、カリビアンの音楽と文化を国際的なポップミュージックの舞台に持ち込むというリアーナの長年の努力が反映されている。
Youtubeでの再生回数でも驚異的な10億以上を記録しているが、リアーナの思いが込められた一曲として楽しんでみてほしい。
ちなみに、公式チャンネルで公開されているライブパフォーマンスはちょっと刺激的なのでお気をつけて。
Diamonds
7枚目のスタジオアルバム「Unapologetic」からのリードシングルとして2012年にリリース。
この曲は、「Chandelier」や「Cheap Thrills」で知られるシーアが作詞した(14分で書き上げたという逸話もある)・
「Diamonds」の歌詞は、その名の通り永遠の愛と美しさをダイヤモンドに例えており、愛がダイヤモンドのように輝き、壊れることのない強さを持つと歌っている。
2016年に公開された子どもたちがカバーした「Diamonds」のYoutube動画は2億再生以上を記録。リアーナとは違ったピュアで清々しいのでこちらも聴いてみてほしい。
Only Girl (In The World)
2010年に5枚目のスタジオアルバム「Loud」のリードシングルとしてリリースされた「Only Girl (In The World)」。
第53回グラミー賞で最優秀ダンスレコーディング賞を受賞しており、リアーナのキャリアの中でとても重要な一曲だ。
この楽曲は、愛する人に自分を世界で唯一の女性のように扱ってほしいという愛における独占的な感情と愛されることの喜びを強く表現している。
Lift Me Up
2022年にリリースされましたこの曲は、映画「ブラックパンサー: ワカンダ・フォーエバー」のサウンドトラックに収録され、映画の主題歌としてエンディングで流れる一曲。
歌詞は、故人を悼み、その記憶を称えると同時に喪失感と希望を表現。映画「ブラックパンサー」の主演俳優で2020年に亡くなったチャドウィック・ボーズマンへの敬意や感謝が込められていると捉えられている。
Youtube動画では日本語訳が字幕で出るので、歌詞の意味を理解しながら聴いてみるのもおすすめ。
またリアーナは映画のサントラだけでなく、自身が出演する女優でもある。過去には以下の作品に出演した。
- バトルシップ:2012年
- アニー:2014年
- オーシャンズ8:2018年
- Guava Island:2019年
Man Down
5枚目のスタジオアルバム「Loud」(2010年)に収録された楽曲。
レゲエのリズムや影響を取り入れた楽曲になっており、リアーナの出身国バルバドスのルーツに敬意を表している。
歌詞やミュージックビデオでは、自分を守るために男性を射殺してしまった女性を描いており、この曲を通じて女性が直面する暴力に対する議論を促すことを意図しており重要な社会的メッセージを持っているとリアーナは述べている。
リアーナの楽曲には社会的なメッセージが込められている音楽が多数あり、歌詞を深く理解しながら聴くのも楽しみの一つであり、リアーナをさらに深く知れるきっかけにもなりおすすめだ。
Love On The Brain
「Love On The Brain」は、8枚目のスタジオアルバム「Anti」に収録された楽曲で、2016年にシングルとしてリリース。
歌詞は、愛する人によってもたらされる苦痛と喜び、そしてその愛がもたらす中毒性について語っており、愛のために苦しみながらもその愛に引き寄せられる自分自身を表現している。
1950年代のドゥーワップサウンド(R&Bの音楽ジャンルの一つで、黒人の音楽グループから生まれた音楽)に影響を受けており、エイミー・ワインハウスの「Wake Up Alone」やビヨンセの「Superpower」と似た雰囲気がある。
リアーナの他の楽曲が人気すぎてやや影が薄い一曲ですが、Youtubeでは2億再生を超えており、リアーナの人間性やアーティスト性を深く知るうえで非常に重要な楽曲だ。
Rehab
3枚目のスタジオアルバム「Good Girl Gone Bad」(2007年)からのシングルで、ジャスティン・ティンバーレイクが作詞し、バックボーカルとしてもコラボした楽曲。
リアーナは他にも数多くのアーティストとコラボしており、様々なジャンルのアーティストと一緒に楽しめるのも洋楽の醍醐味であり、リアーナの魅力でもある。
- ショーン・ポール:Break It Off
- ジェイ・Z:Umbrella
- ニーヨ:Hate That I Love You
- マルーン5:If I Never See Your Face Again
- T.I.:Live Your Life
- ジェイ・Zとカニエ・ウェスト:Run This Town
- ミッキー・エッコ:Stay
- シャキーラ:Can't Remember to Forget You
- カニエ・ウェストとポール・マッカートニー:FourFiveSeconds
- DJキャレドとブライソン・ティラー:Wild Thoughts
- ニッキー・ミナージュ:Fly
- ケンドリック・ラマー:Loyalty
- フューチャー:Selfish
- ドレイク:Take Care, What's My Name
- ジェイ・Zと:Talk That Talk
- エミネム:Love the Way You Lie, The Monster
- カルヴィン・ハリス:This Is What You Came For
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