2012年5月29日公開の映画『ピッチ・パーフェクト』。
ベッカは大の音楽好きでDJを目指して奮闘中。ある日、嫌々入学した大学でベッカは、アカペラ部バーデン・ベラーズに入部することになります。
「イントゥ・ザ・ウッズ」のアナ・ケンドリックや「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」のレベル・ウィルソンが共演するガールズムービーです。
映画『ピッチ・パーフェクト』で流れた音楽39曲をご紹介します。
公開日 | シリーズ作品名 |
2015年 | ピッチ・パーフェクト |
2015年 | 映画『ピッチ・パーフェクト2』で流れる全45曲をシーンごとに紹介 |
2018年 | 映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』の挿入歌30曲をシーンごとに! |
『ピッチ・パーフェクト』で流れた曲とは?
トレブルメーカーズのステージパフォーマンスシーン
Rihanna - Don't Stop The Music
トレブルメーカーズのステージパフォーマンスシーンで流れた曲の原曲は、Rihanna(リアーナ)の『Don't Stop The Music』です。
2007年にリリースされた『Don't Stop The Music』は、サードアルバム「Good Girl Gone Bad」に収録されています。
『ピッチ・パーフェクト』は、バンパー率いるトレブルメーカーズのステージパフォーマンスから始まります。海外ドラマ「glee」好きならワクワクするオープニングですね。
バンパー役のアダム・ディヴァインが、オープニングから軽快なダンスと魅力的な歌声で魅せます!
司会者の「痛そう!」のセリフには同感です。私がバンパーと同じことをしたら、確実に膝がポキッと逝きます。
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バーデン・ベラーズが初めてICCA決勝戦ステージに立つシーン
Ace of Base - The Sign
バーデン・ベラーズが初めてICCA決勝戦ステージに立つシーンで流れた曲の原曲は、Ace of Base(エイス・オブ・ベイス)の『The Sign』です。
Ace of Baseは3兄弟のヨーナス・マリー・イェッニーとウルフの4名で結成された、スウェーデンのダンス・ミュージック・グループです。
バーデン・ベラーズは、ライバルのトレブルメーカーズのステージを観ながら舞台袖で待機します。
念願のICCA決勝戦ステージは、バーデン・ベラーズの十八番の曲『The Sign』でスタートします。食事中の人は要注意シーンですので、お気をつけて!
バーデン・ベラーズは、正統派のアカペラグループですね。色っぽいスーツも可愛いです。ちょっとビッチな雰囲気も私は好きです。
オープニング
Azealia Banks - 212
オープニングで流れた曲の原曲は、Azealia Banks(アジーリア・バンクス)の『212』です。
Azealia Banksはニューヨーク出身のシンガーソングライター兼ラッパーです。2012年のスプリングルーヴに出演しました。
バーデン・ベラーズの衝撃のパフォーマンスシーン後に『ピッチ・パーフェクト』のオープニングが始まります。
困惑しながらもオープニングで流れるAzealia Banksのビートとラップに体が反応します。
ベッカがPCでやっている作業は、マッシュアップ(Mashup)という音楽の編集手法です。
簡単に説明すると、マッシュアップは2つ以上の曲を組み合わせて1つの曲に新しく作り上げます。編集者の音楽センスが問われる手法です。
ベッカがベンチでマッシュアップ曲を編集するシーン
Young MC - Bust A Move
ベッカがベンチでマッシュアップ曲を編集するシーンで流れた曲の原曲は、Young MC(ヤング・エムシー)の『Bust A Move』です。
Young MC(ヤング・エムシー)の『Bust A Move』は、1989にリリースされ大ヒットしました。グラミー賞ではベスト・ラップ・パフォーマンスを受賞しました。
主人公のベッカは大荷物を抱えたまま、空港のベンチで『212』と『Bust A Move』を使ったマッシュアップ曲を編集し、タクシーを待ちます。
ベッカは気乗りしない様子で大学に到着します。
アナ・ケンドリックの強めなアイメイクも似合いますね!無造作にまとめたハーフアップもお洒落に見えるのが不思議です。
ジェシーが車の中で歌いながらエアギターをするシーン
Kansas - Carry On Wayward Son
ジェシーが車の中で歌いながらエアギターをするシーンで流れた曲の原曲は、Kansas(カンザス)の『Carry On Wayward Son』です。
『Carry On Wayward Son』は、1976年にリリースされました。海外ドラマ「スーパーナチュラル」でも使用されています。
嫌々簡単なガイダンスを受けるベッカの前に、車の中で熱唱しエアギターを楽しむジェシーが現れます。ジェシーと目が合い気まずさ満点のベッカ。
車の中はなぜだか熱唱したくなる空気が流れていますよね。私もドライブ中にジェシーと似たようなことをよくします。
運転中ふと横を見ると、熱唱中の人に遭遇したことも。目が合った瞬間の気まずいこと!見てはいけないものを見てしまったベッカの気持ちがよくわかります。
トレブルメーカーズが新入生を勧誘するシーン
Dazz Band - Let It Whip
トレブルメーカーズが新入生を勧誘するシーンで流れた曲の原曲は、Dazz Band(ダズ・バンド)の『Let It Whip』です。
Dazz Bandはアメリカのファンク・グループです。大ヒット曲『Let It Whip』は1982年にグラミー賞を受賞しました。
ベンジーはジェシーに憧れのトレブルメーカーズを紹介します。トレブルメーカーズは新入生勧誘のために、『Let It Whip』をアカペラで歌います。さすがはスター部員たち、堂々とパフォーマンスを行います。
一方バーデン・ベラーズは、ICCA決勝戦でのオーブリーの失態が噂になり、部員勧誘がうまくいきません。
バンパーの性格の悪さはピカイチですね。憧れの人に悪態をつかれたベンジーが気の毒です。
オーブリー役のアンナ・キャンプとジェシー役のスカイラー・アスティンは、ピッチ・パーフェクト・カップルとして評判でしたが、残念ながら2019年に離婚しました。
ベッカがアルバイト先のラジオ局に向かうシーン
The Naked And Famous - Punching In A Dream
ベッカがアルバイト先のラジオ局に向かうシーンで流れた曲は、The Naked And Famous(ザ・ネイキッド・アンド・フェイマス)の『Punching In A Dream』です。
The Naked And Famousは、ニュージーランド出身のオルタナティブ・ロックバンドです。
2010年のデビューアルバム「Passive Me, Aggressive You」に『Punching In A Dream』が収録されています。
これらから始まる大学生活に気乗りしないベッカは、新しいアルバイト先のラジオ局に向かいます。
ベッカの目の前に置いてある古いレコードが並ぶ棚が気になります。
最近はデジタルばかり聴いていますが、久しぶりにレコードを聴くとレコードの良さが際立ちますね。
ベッカがラジオブースを観察するシーン
Wild Belle - Keep You
ベッカがラジオブースを観察するシーンで流れた曲は、Wild Belle(ワイルド・ベル)の『Keep You』です。
Wild Belleは、兄弟のエリオット・バーグマンとナタリー・バーグマンで結成されたアメリカのバンドです。
DJを夢見るベッカのアルバイト先は、もちろんラジオ局です。興味津々にラジオブースを観察するベッカ。ラジオDJにはボケっとするなと注意されてしまいます。
偶然ベッカと同じアルバイト先だったジェシーは、ベッカを質問攻めにします。
ベッカとの温度差がつらいのですが、めげずに話しかけるジェシーのハートの強さに感服しました。
ベッカが大学の庭で作業するシーン
The Proclaimers - I'm Gonna Be (500 Miles)
ベッカが大学の庭で作業するシーンで流れた曲は、The Proclaimersの『I'm Gonna Be (500 Miles)』です。
The Proclaimersは双子のチャーリーとクレイグで結成されたスコットランドのデュオ・グループです。
大学の庭ではグループごとに別れて思い思いに大学生活を楽しんでいますが、ベッカは一人で黙々と音楽の編集作業に専念します。
ベッカはパッとしない大学生活に嫌気がさしているようですね。楽しそうな大学生たちとベッカの対比がちょっぴり切ないシーンです。
私も落ち込んだ時はよく『I'm Gonna Be (500 Miles)』を聴いていました。聴いているとやる気がでてきますよ。
ベッカがシャワールームで鼻歌を歌うシーン
David Guetta - Titanium ft. Sia
ベッカがシャワールームで鼻歌を歌うシーンで流れた曲は、David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)の『Titanium ft. Sia』です。
David Guettaは10代からDJとして活動し、2002年にソロデビューして以降、世界中で活躍するフランスのアーティストです。
少し機嫌が戻ったベッカは、鼻歌まじりにシャワー室に行きます。不審な男女の足元が気になります。
いきなり全裸で突撃するクロエに驚くベッカですが、なんだかんだ言ってクロエと一緒に『Titanium ft. Sia』を美しいハーモニーで歌い上げます。全裸ということを除けばうっとり
ブリタニー・スノーが出演するミュージカル映画「ヘアスプレー」でも、ブリタニー・スノーのキュートな歌声が聴けますよ。
ミュージカル好きは、ぜひ映画「ヘアスプレー」もチェックしてみてください。
バーデン・ベラーズとトレブルメーカーズのオーディションシーン
Kelly Clarkson - Since U Been Gone
バーデン・ベラーズとトレブルメーカーズのオーディションシーンで流れた曲の原曲は、Kelly Clarkson(ケリー・クラークソン)の『Since U Been Gone』です。
Kelly Clarksonはアメリカン・アイドルのシーズン1の優勝者です。代表曲の『Since U Been Gone』は、2004年のアルバム「Breakaway」に収録されています。
新入部員を決めるための恒例のオーディションが開催されます。オーディションは、バーデン・ベラーズとトレブルメーカーズとの合同開催です。
お楽しみのオーディションシーン!個性豊かなキャラクターが勢ぞろいでワクワクが止まりません!
どの新入生も癖のある歌い方に笑いながら何度でも楽しめるシーンです。トップバッターのシンシアが私のお気に入りです。
ベッカがオーディションに参加するシーン
Anna Kendrick - Cups
ベッカがオーディションに参加するシーンで流れた曲は、Anna Kendrick(アナ・ケンドリック)の『Cups』です。
Anna Kendrickはブロードウェイ俳優で、トミー賞やアカデミー賞にノミネートされています。映画「トワイライト」シリーズに出演しており、代表作品に「キャンプ」や「イントゥ・ザ・ウッズ」があります。
オーディションに遅れてやってきたベッカは、課題曲以外でオーディションに挑みます。
ベッカはおもむろにクロエの目の前にある黄色いカップを手に取ると『Cups』を歌いはじめました。
『Cups』は『ピッチ・パーフェクト』が公開されてからすぐに流行りましたね。全然上手くできませんでしたが、私も一生懸命『Cups』を練習してやりました。
今『Cups』をTikTokでやったらリバイバルブームが起こりそうな予感。
入会パーティーで部員たちが盛り上がるシーン
Andy Grammer - Keep Your Head Up
入会パーティーで部員たちが盛り上がるシーンで流れた曲は、Andy Grammer(アンディ・グラマー)の『Keep Your Head Up』です。
ヒットソング『 Keep Your Head Up』は、Andy Grammerのデビューアルバム「Andy Grammer」に収録されています。
バーデン・ベラーズは入会の儀式が終わった後、新入生向けのパーティーに全員で参加します。
思い思いに楽しむ中、『Keep Your Head Up』でパーティーは最高潮に盛り上がります。モテたい組の会話がちょっぴり切ないのですが、笑いがこみ上げてきます。
ファット・エイミーとオーブリーが意外と仲良く一緒に過ごしているのも面白かったです。2人の嚙み合わない会話が絶妙。
バーデン・ベラーズが練習に励むシーン
Nicki Minaj - Starships
バーデン・ベラーズが練習に励むシーンで流れた曲は、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)の『Starships』です。
『Starships』は、2012年にアルバム「Pink Friday: Roman Reloaded」からシングルリリースされました。
早速バーデン・ベラーズの誓いを破り脱落するメンバーがいる中で、残ったメンバーはICCAに向けて猛特訓に励みます。
発声練習から走り込みまでスパルタ指導をするオーブリー。ファット・エイミーの水平走行に思わず噴き出してしまいました。
クロエの指導も面白くて、練習シーンはずっと笑っていました。
新入部員を迎えたバーデン・ベラーズが初パフォーマンスをするシーン
Gloria Estefan - Turn The Beat Around
新入部員を迎えたバーデン・ベラーズが初パフォーマンスをするシーンで流れた曲の原曲は、Gloria Estefan(グロリア・エステファン)の『Turn The Beat Around』です。
『Turn The Beat Around』は1994年の映画「スペシャリスト」の主題歌です。
オーブリーの意気込みも円陣でのかけ声も嚙み合わない新生バーデン・ベラーズですが、初パフォーマンスの日を迎えます。
見るも無残なバーデン・ベラーズのパフォーマンスに、他部の部員からパフォーマンスを止められてしまいます。
私も観るに耐えられず、クッションで顔を隠しながら観ました。何度観ても初パフォーマンスのシーンには耐えられません。
映画後半のICCA予選でファット・エイミーが、『Turn The Beat Around』を熱唱するシーンは必見ですよ。成長ぶりにホロリ。
ベッカとジェシーがラジオ局でふざけ合うシーン
Yeasayer - Rome
ベッカとジェシーがラジオ局でふざけ合うシーンで流れた曲は、Yeasayer(イェーセイヤー)の『Rome』です。
Yeasayerは、ニューヨーク出身のサイケデリック・ポップ・グループです。2010年のフジロックフェスティバルに出演しました。
ベッカとジェシーはアルバム先のラジオ局で黙々とレコードを整理していましたが、ジェシーがベッカにちょっかいを出します。
遠くからボスがじっと見つめていることに気づいた私は、ハラハラしていましたが、案の定ジェシーは遠回しにボスから注意を受けます。
ボスの見事なシックスパックに拍手!バーガーを食べても平気な体型が憎たらしいですね。
リフ・オフでトレブルメーカーズが80年代の女性シンガー曲を一目散に歌うシーン
Toni Basil - Mickey
リフ・オフでトレブルメーカーズが80年代の女性シンガー曲を一目散に歌うシーンで流れた曲の原曲は、Toni Basil(トニー・バジル)の『Mickey』です。
Toni Basilはアメリカの俳優、振付師、シンガーです。1979年の「キティ」をカバーした『Mickey』は大ヒットし、チアリーディングの定番曲としても人気の高い曲です。
バーデン・ベラーズの得意ジャンル80年代女性シンガーがお題に上がったにもかかわらず、トレブルメーカーズに取られてしまいました。
クラップのビートがかっこいいトレブルメーカーズの『Mickey』は最高のパフォーマンスです。このまま丸ごとパフォーマンスが観たかったです。
私の大好きな映画のひとつ「Bring It On」でも『Mickey』が使われていて、チア・パフォーマンスシーンは必見です!
トレブルメーカーズに対抗して他チームがバトルに挑むシーン
Madonna - Like A Virgin
トレブルメーカーズに対抗して他チームがバトルに挑むシーンで流れた曲の原曲は、Madonna(マドンナ)の『Like A Virgin』です。
『Like A Virgin』は1984年にリリースされた曲で、世界中で大ヒットしました。セカンドアルバム「Like A Virgin」に収録されています。
堂々とスタートを切ったトレブルメーカーズに、早速他チームが『Like A Virgin』で対抗します。
リフ・オフのバトルシーンは、『ピッチ・パーフェクト』の見どころシーンのひとつです。
一気にヒットソングがハーモニー豊かに流れてくるので、あえてバトルシーンだけ観るのも楽しいですよ。
マドンナを聴く方法
バーデン・ベラーズも負けじとバトルに挑むシーン
Pat Benatar - Hit Me With Your Best Shot
バーデン・ベラーズも負けじとバトルに挑むシーンで流れた曲の原曲は、Pat Benatar(パット・ベネター)の『Hit Me With Your Best Shot』です。
Pat Benatarは、グラミー賞の最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を連続受賞したアメリカのロック・シンガーです。
こそこそと打ち合わせをしていたバーデン・ベラーズは、トレブルメーカーズに負けじとバトルに挑みます。
バーデン・ベラーズの初パフォーマンスに比べると、全員のハーモニーがきれいに調和されていて、チームワークができあがっている姿に一安心です。
オーブリーとステイシーのミニパンチが可愛すぎです!
2番目のお題でシンシアとステイシーがバトルのトップバッターをとるシーン
Rihanna - S&M
2番目のお題でシンシアとステイシーがバトルのトップバッターをとるシーンで流れた曲の原曲は、Rihanna(リアーナ)の『S&M』です。
『S&M』は2011年にリリースされ、世界中でヒットしました。過激な描写の『S&M』は、一部国では放送禁止に分類されました。
2番目のお題に果敢に挑むシンシアとステイシー。選曲はRihanna(リアーナ)の『S&M』です。
ステイシーにぴったりの曲ですね!とくに露出していないのにフェロモンたっぷりなステイシーに、目がハートになってしまいます。
シンシアの深みのある歌声も最高です!この2人は最強の組み合わせですね。
トレブルメーカーズがステイシーたちに対抗するシーン
Salt-N-Pepa - Let's Talk About Sex
トレブルメーカーズがステイシーたちに対抗するシーンで流れた曲の原曲は、Salt-N-Pepa(ソルト・ン・ペパ)の『Let's Talk About Sex』です。
Salt-N-Pepaは1985年に結成されたアメリカのヒップホップ・グループです。『Let's Talk About Sex』は、1990年リリースのサードアルバム「Blacks'Magic」の収録されています。
トレブルメーカーズは、シンシアとステイシーのお色気たっぷりの『S&M』に対して『Let's Talk About Sex』を爽やかなメロディーで歌います。
ドナルドの歌いだしがクリアで好きです。バージンらしい歌い方と言いますか。
バーデン・ベラーズとトレブルメーカーズの夜の経験値の差が明確で、面白いバトルです。
リフ・オフでステイシーがドナルドに向かって歌うシーン
Boyz II Men - I'll Make Love To You
リフ・オフでステイシーがドナルドに向かって歌うシーンで流れた曲は、Boyz II Men(ボーイズ・ツー・メン)の『I'll Make Love To You』です。
Boyz II Meは、1990年代に人気を博したアメリカのR&Bボーカル・グループです。『I'll Make Love To You』でグラミー賞を受賞しました。
おこちゃまなドナルドの『Let's Talk About Sex』に対するのは、ステイシーの『I'll Make Love To You』です。ファット・エイミーとステイシーのハーモニーが、Boyz II Menの雰囲気に合っていますね。
ファット・エイミーとステイシーの『I'll Make Love To You』は、ジェシーもうちょっと待って、とジェシーを止めたくなるほど素敵なパフォーマンスシーンでした。
ファット・エイミーとステイシーの美声がもっと聴きたかったです。
リフ・オフでジェシーが先頭切って歌うシーン
Foreigner - Feels Like The First Time
リフ・オフでジェシーが先頭切って歌うシーンで流れた曲の原曲は、Foreigner(フォリナー)の『Feels Like The First Time』です。
『Feels Like The First Time』は1977年にリリースされた、Foreignerのデビューシングル曲です。
ファット・エイミーとステイシーの美しいハーモニーを遮るのは、ロックが大好きなジェシー。
まっすぐな恋心を歌うジェシーに、ジェシーをからかうベッカが可愛い!
女性をもてあそんでいそうに見えたジェシーは、意外とピュアな男性だったのですね。
リフ・オフでベッカが初めてラップするシーン
Blackstreet - No Diggity
リフ・オフでベッカが初めてラップするシーンで流れた曲の原曲は、Blackstreet(ブラックストリート)の『No Diggity』です。
1996年にリリースされた『No Diggity』は、ドクター・ドレーとクイーン・ペンとコラボレーションした曲で1996年のヒットソングに並びました。
ステイシーやジェシーたちのバトルを遠目で見ていたベッカは、いても立ってもいられず、場をリードしていたジェシーにラップで挑戦します。
ベッカのラップに少し戸惑うバーデン・ベラーズですが、すぐにファット・エイミーやステイシーたちが参戦します。会場の一体感に鳥肌が立つシーンです!
ファット・エイミーの粋な演出にマイクドロップ。問答無用でバーデン・ベラーズの圧勝です。(ジャッジには納得できません。)
ベッカとジェシーが一緒に映画を観るシーン
Simple Minds - Don't You (Forget About Me)
ベッカとジェシーが一緒に映画を観るシーンで流れた曲は、Simple Minds(シンプル・マインズ)の『Don't You (Forget About Me)』です。
『Don't You (Forget About Me)』は、1985年の映画「ブレックファスト・クラブ」で使用され、全米シングルチャート1位を記録しました。
音楽は好きだけど映画を観ないベッカのために、ジェシーは一押しの映画「ブレックファスト・クラブ」のエンディングをベッカに見せます。
興味がなさそうな様子のベッカですが、ジェシーと良いムードになってしまいます。
バーデン・ベラーズの誓いを思い出してください。ベッカはきちんと誓いの言葉を守る硬派。ジェシーがなんだか可哀想になるシーンです。
映画「ブレックファスト・クラブ」は青春映画が好きな人にはおすすめですよ。80年代の映画なので少し大げさですが、懐かしさがこみ上げてくる作品です。
ICCAの予選でソッカペラが歌うシーン
Lily Allen - Fuck You
ICCAの予選でソッカペラが歌うシーンで流れた曲の原曲は、Lily Allen(リリー・アレン)の『Fuck You』です。
Lily Allenはイギリスのシンガーソングライターで、2009年に『Fuck You』をシングルリリースしました。
ソッカペラは『Fuck You』をエフユーと言い換えて、靴下のマペットでパフォーマンスをします。
司会者やオーブリーは大学生になっても子どものままとこき下ろしますが、ベッカは独特で面白いと感じます。
私もソッカペラのパフォーマンスは好きです。日本でもgleeや『ピッチ・パーフェクト』のようなコンクールがあるのでしょうか。あったら観てみたいですね。
バーデン・ベラーズがICCA予選ステージで2曲目を歌うシーン
The Bangles - Eternal Flame
バーデン・ベラーズがICCA予選ステージで2曲目を歌うシーンで流れた曲の原曲は、The Bangles(バングルス)の『Eternal Flame』です。
『Eternal Flame』は1989年にリリースされたヒットソングです。邦題名は「胸いっぱいの愛」。
バーデン・ベラーズは今も昔も変わらず同じパフォーマンスを披露し、会場を辟易とさせます。司会者からは、像を眠らせるほどの強い麻酔のようだと揶揄されます。
バーデン・ベラーズのスタートを観ていた私からすると、よくここまで仕上げたなと感動しました。
ファット・エイミーがなりきって歌っている姿が可笑しいのですが、パフォーマンスとしては大正解です。ステージに立ったらは思いっきり楽しみながらの感情表現が大切。
トレブルメーカーズがICCA予選ステージで歌うシーン
Flo Rida - Right Round
トレブルメーカーズがICCA予選ステージで歌うシーンで流れた曲の原曲は、Flo Rida(フロー・ライダー)の『Right Round』です。
Ke$haとフューチャーした『Right Round』は2009年にリリースされ、世界中で首位を獲得したシングル曲です。Dead Or Aliveの「You Spin Me Round」をサンプリングしています。
ICCA優勝候補のトレブルメーカーズ。予選ステージでも司会者と会場を魅了し、トレブルメーカーズの世界に引き込みます。
ドナルドのラップがやっぱりかっこいいですね!インテリ風に見えるドナルドがFlo Ridaの曲を歌うギャップに萌えます。
後ろで一生懸命バンパーが踊っているのが笑えます。本当はジェシーたちと一緒にステージに立ちたかっただろうにと思うと、観客席にいるベンジーが切ないですね。
ベッカがICCA決勝戦前にラジオ局に立ち寄るシーン
La Roux - Bulletproof
ベッカがICCA決勝戦前にラジオ局に立ち寄るシーンで流れた曲の原曲は、La Roux(ラ・ルー)の『Bulletproof』です。
La Rouxのエリー・ジャクソンは、イギリス出身のエレクトロ・ポップ・シンガーです。『Bulletproof』は2009年にリリースされました。
急ぎ足でラジオ局に向かうベッカ。ボスがラジオ放送でベッカのマッシュアップ曲を採用したのでした。
才能を認められたベッカは、春休み中の曲を任せられます。興奮しているベッカが可愛いすぎです!
ベッカが作ったマッシュアップ曲は、『Bulletproof』をメインにアグネスの「Release Me」を掛け合わせています。
バーデン・ベラーズがドライブ中に熱唱するシーン
Miley Cyrus - Party In The U.S.A.
バーデン・ベラーズがドライブ中に熱唱するシーンで流れた曲の原曲は、Miley Cyrus(マイリー・サイラス)の『Party In The U.S.A.』です。
『Party In The U.S.A.』は2009年のヒットソングのひとつです。Miley Cyrusは、ディズニードラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」で主役を演じました。
クロエが『Party In The U.S.A.』を口ずさんでいたところ、シンシアも一緒に歌いはじめます。
さすがはアカペラ部、気づいたら部員全員で『Party In The U.S.A.』を合唱!ステイシーがベッカに圧をかけるところが面白いですね。
私はMiley Cyrusのファンだったので、『Party In The U.S.A.』がリリースされた当時は、MVが最高の出来で興奮しっぱなしでした。
ICCAのセミファイナルステージでフットノートが歌うシーン
The Jacksons - Blame It On The Boogie
ICCAのセミファイナルステージでフットノートが歌うシーンで流れた曲の原曲は、The Jacksons(ジャクソンズ)の『Blame It On The Boogie』です。
レーベル移籍を機にThe Jackson 5からThe Jacksonsへ改名しました。『Blame It On The Boogie』は1978年にリリース。
ICCA決勝間近のセミファイナルステージでは、手強いフットノートが『Blame It On The Boogie』で観客を魅了しています。
ステイシーはリードボーカルにメロメロです。フットノートのリードボーカルのスウィートボイスは、反則ですよね。そして本当に反則でしたね。(詳しくは作品中でチェックしてみてください。)
思わず私も観客と一緒に黄色い声援を送っていました。
ベッカやジェシーたちが春休みを過ごすシーン
High Highs - Open Season
ベッカが春休みを過ごすシーンで流れた曲は、High Highs(ハイ・ハイズ)の『Open Season』です。
High Highsはオーストラリアのロックバンドで、『Open Season』はメジャーデビュー・シングルとして2013年にリリースされました。
ベッカの独断でやったことが、バーデン・ベラーズとの仲違いになってしまいました。アカペラはチームワークが大切なので、オーブリーの憤りもわかります。
オーブリーは、ベッカの言い分を練習時にとりあえず聞いておけばよかったものの、先輩から代々受け継がれてきた伝統を変えることが怖かったのでしょうか。
ベッカがちゃんと映画「ブレックファスト・クラブ」を観てくれてよかったです。反省したベッカがICCA決勝ステージで『Don't You (Forget About Me)』をミックスしたのも素敵でした。
ベッカがバーデン・ベラーズに歌い方を教えるシーン
Bruno Mars - Just The Way You Are
ベッカがバーデン・ベラーズに歌い方を教えるシーンで流れた曲は、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)の『Just The Way You Are』です。
『Just The Way You Are』は女性の内面の美しさを歌った曲で、2010年にリリースされました。アルバム「Doo-Wops & Hooligans」の収録曲です。
お互いの不満を思う存分に発散したバーデン・ベラーズは、ICCA決勝に向けてベッカのアイディアを使うことに。
早速ベッカはメンバーたちに曲のミックスの仕方を指導します。
『Just The Way You Are』を選んだところがオーブリーらしいですね。クロエのキュートな歌声に『Just The Way You Are』がぴったり!
ブルーノ・マーズを聴く方法
ベッカがクロエの歌声に別の曲を重ねていくシーン
Nelly - Just A Dream
ベッカがクロエの歌に別の曲を重ねていくシーンで流れた曲の原曲は、Nelly(ネリー)の『Just A Dream』です。
『Just A Dream』は、2010年のアルバム「5.0」の収録曲です。Nellyは、代表曲「Dilemma」でグラミー賞を受賞しました。
クロエと一部メンバーが『Just The Way You Are』を歌う中で、ベッカは『Just A Dream』を重ねていきます。
異なる2曲がだんだんとリズムやメロディーが組み合わさっていき、手ごたえを感じたバーデン・ベラーズ。
リニューアルしたバーデン・ベラーズなら、ICCA決勝は怖いもの知らずですね!
トレブルメーカーズのICCA決勝ステージシーン
CeeLo Green - Bright Lights Bigger City
トレブルメーカーズのICCA決勝ステージシーンで流れた曲の原曲は、CeeLo Green(シーロー・グリーン)の『Bright Lights Bigger City』です。
CeeLo Greenは、シンガー以外に作曲・プロデュースも手がけており、The Pussycat Dollsの「Don't Cha」やBrandyの「Necessary」に携わりました。
バーデン・ベラーズとトレブルメーカーズは晴れ舞台、ICCA決勝本番を迎えます。
各チームの失敗シーンがランダムに出てきて、じっと観ていられません。ステージ上の失敗は、ハラハラしてしまいます。
ジェシーはかっこよくリードボーカルを担当します。トレブルメーカーズのパフォーマンスは、どのシーンでも安心して観れます。
トレブルメーカーズがICCA決勝ステージで2曲目を歌うシーン
B.o.B - Magic feat. Rivers Cuomo
トレブルメーカーズがICCA決勝ステージで2曲目を歌うシーンで流れた曲の原曲は、B.o.B(びーおーびー)の『Magic feat. Rivers Cuomo』です。
『Magic feat. Rivers Cuomo』は、WeezerのリードボーカルであるRivers Cuomoとコラボレーションしたシングル曲です。
『Bright Lights Bigger City』で会場を惹きつけたトレブルメーカーズの2曲目は、『Magic feat. Rivers Cuomo』です。
やっと!ベンジーがメインのステージシーンです!ずっと憧れていたトレブルメーカーズに入部できて本当に良かったです。嬉しい!
ベンジーの歌声は、ドナルドのラップとも相性抜群!
バーデン・ベラーズがICCA決勝ステージに立つシーン
Jessie J - Price Tag feat. B.o.B
バーデン・ベラーズがICCA決勝ステージに立つシーンで流れた曲の原曲は、Jessie J(ジェシー・ジェイ)の『Price Tag feat. B.o.B』です。
『Price Tag feat. B.o.B』は、2011年にセカンドシングルとしてリリースされました。Jessie Jは、Miley Cyrusの「Party in the U.S.A.」にソングライターとして参加しています。
リニュアルしたバーデン・ベラーズは、衣装も伝統あるものから一新、メンバーの個性に合わせた衣装にしました。
振り付けは伝統あるバーデン・ベラーズを残しつつ、選曲は思い切ってこれまで挑戦していなかったジャンルへ。クロエのリラックス感が良いですね。
リリーがビートボックスを先頭切ってやっていることに驚きました。奇妙な子ですが、意外と積極的。
バーデン・ベラーズがICCA決勝ステージで3曲目を歌うシーン
Pitbull - Give Me Everything ft. Ne-Yo, Afrojack, Nayer
バーデン・ベラーズがICCA決勝ステージで3曲目を歌うシーンで流れた曲の原曲は、Pitbull(ピットブル)の『Give Me Everything ft. Ne-Yo, Afrojack, Nayer』です。
『Give Me Everything ft. Ne-Yo, Afrojack, Nayer』は、2011年にシングルリリースされ、世界中で大ヒットしました。
ジェシーの予想を反して、セクシーに『Don't You (Forget About Me)』を歌った後は、『Give Me Everything ft. Ne-Yo, Afrojack, Nayer』。クロエの低音もバッチリです。
オーブリーが肩の力を抜いて、思いっきりステージを楽しんでいる様子にホッとしました。シンシアのラップも最高にクールに決まっています。
ファット・エイミーは、オペラ調の歌い方が妙にはまっていますね。ファット・エイミー役のレベル・ウィルソンはコメディの天才です。
エンディング
Martin Solveig - We Came To Smash
エンディングで流れた曲は、Martin Solveig(マーティン・ソルヴェイグ)の『We Came To Smash』です。
Martin SolveigはフランスのDJで音楽プロデューサーです。『We Came To Smash』は、2011年のアルバム「Smash」に収録されています。
当初は大学に嫌々入学していたベッカですが、お父さんの言った通り、バーデン・ベラーズに出会い、大学生活を楽しみます。
当初のバンパーのような態度を取りながらも楽しそうなベッカは、素直じゃないところがキュート。
バンパーは予想外の裏切り者でした!嫌味なキャラクターですが、私はバンパー役のアダム・ディヴァインが好きなのです。ピッチ・パーフェクトシリーズ通して、バンパーは愛すべきキャラクターなのですよ。
筆者の感想
元々海外ドラマ「glee」が大好きで、映画『ピッチ・パーフェクト』が公開されるとわかってからは、ピッチ・パーフェクトシリーズにドハマりしました。
何と言っても見どころは、各チームの歌唱シーンです!とくにリフ・オフのシーンはすごくかっこよくて、何度観ても感動して鳥肌がおさまりません。
個人的に大好きなアダム・ディヴァインとレベル・ウィルソンが共演しているところも見どころです。2019年の「ロマンティックじゃない?」でも共演していますので、ラブコメ好きは必見です。
映画『ピッチ・パーフェクト』は思いの外、食事中にはNGシーンや奇妙なセリフ(主にリリー)が多いので、気をつけてください。私も何度か夕食時に観てしまって後悔したことがあります。
ベッカとクロエがシャワールームで歌っているシーンやリフ・オフのバトルシーンは一番のお気に入りです。もちろん『Party In The U.S.A.』のシーンも最高です。
王道の青春ストーリーの映画『ピッチ・パーフェクト』ですが、アメリカらしいブラックジョークや往年のヒットソング、近年の流行曲を贅沢に楽しめる映画です。
サウンドトラック
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