2009年4月18日公開のアニメ映画『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』。
映画『クレヨンしんちゃん』第17作目で、テレビ朝日開局50周年記念作品。
監督は、本作が初の劇場作品監督となったしぎのあきらさん。
みさえとしんのすけの母と子の絆をテーマとした作品で、また過激な環境保護団体への皮肉も描かれています。
映画公開半年後に原作者の臼井儀人先生が亡くなったため、本作が臼井先生が見届けた最後の作品。
また、よしなが先生役の高田由美さん、双葉商事の部長役の郷里大輔さんも、映画シリーズ最後の出演となっています。
長年携わった方々の最後の作品となった本作。悲しみはあるものの、バカバカしくて面白いストーリーです!
みさえとしんのすけの間に見える愛には、自分を重ねて我が子を想いました…。(毎日喧嘩してますが。笑)
今回は、映画『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』の主題歌、あらすじ、感想をご紹介いたします!
『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』のあらすじ
とーちゃんとかーちゃんが、ある日急に動物になっちゃった!かげきなエコ組織のせいだ。どうすれば2人をもとの姿にもどせる?しんちゃん、がんばれ!
『オタケベ!カスカベ野生王国』で流れる曲
オープニング
野原しんのすけ(矢島晶子)- ユルユルでDE-O!
オープニングで流れる曲は、野原しんのすけ(矢島晶子)の『ユルユルでDE-O!』です。
アニメ版にて2004〜2009年まで使用されていたOP曲で、使用期間はシリーズ最長。
曲がユルユルになってから、映画の内容ではなく、一番歌詞と曲に合わせられたクレイアニメのOP。
最初はちょっと馴染めなかったですが、聴いて行くうちにハマっていく不思議な歌です!
本作もアバンタイトルがバカバカしくて、みさえの「くっさーーーい!!」というセリフで始まるのでほっこりしました♪
そして現る不穏なナゾの美女。そして安定の野原家のドタバタな朝と、割とオーソドックスな幕開けです。
エンドロール
ジェロ - やんちゃ道
エンドロールで流れる曲は、ジェロの『やんちゃ道』です。
本作の主題歌を担当したのは、演歌歌手のジェロさん。ワサビを近づけられ、仕方なくエコの歌?を歌っており、終盤にはクロヒョウになってしまいます!
このように、ゲスト声優が豪華なのが魅力的。敵役の四膳守は、レジェンド声優の山寺宏一さん。変身前後で声質を変える技術は流石です!!
ブンベツは、モノマネ芸人の山本高広さん。ビクトリアは、涼宮ハルヒの消失・朝比奈みくる役で有名な後藤邑子さん。山本さんは調べるまで本当にわからなかった!!
ストーリーはギャグ寄りなものの、しんのすけがヒョウになってしまったみさえを想い悲しむシーンや、そのみさえがしんのすけを想い出すシーンなどは感動的で、子ども向けにバランスよく構成された一作となっています。ひろしのニワトリ姿も可愛い!
また、行き過ぎた環境保護団体への風刺も効いているので、そういった社会の勉強にもなりそうですよ♪