『HiGH&LOW THE WORST』で流れた挿入歌10曲をシーンごとに解説！

2019年10月4日公開の映画『HiGH&LOW THE WORST』。

不良漫画の『クローズ』、『WORST』のクロスオーバー作品シリーズとなる映画です。SWORD地区の一つ鬼邪高を舞台に楓士雄が台頭していく物語。鳳仙との戦い、鬼邪高のトップである村山の動きなどが描かれます。監督は久保茂昭で、日本の興行収入は12億円ほどでした。

この記事では、映画『HiGH&LOW THE WORST』で流れた音楽10曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます

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『HiGH&LOW THE WORST』で流れた曲とは？

鬼邪高と鳳仙がぶつかり合ってオープニングに移るシーン

EXILE THE SECOND - Top Down

鬼邪高と鳳仙がぶつかり合ってオープニングに移るシーンで流れた曲は、EXILE THE SECONDの『Top Down』です。

小刻みなギター音で始まって英単語を一つずつ刻みながら歌っていくのが特徴。重みのある曲と共に追い詰めるような雰囲気を感じさせる曲です。

不良高校の一つであり、「殺し屋軍団」と言われる鳳仙学園が登場する際に曲が流れ、グレーの学ランにスキンヘッドのイカつい面々が揃うのが見ものですね。

橋の下で花岡達と対峙し、戦いの始まりを感じさせながらオープニングに移る演出もクール。この曲は鬼邪高校で村山が鳳仙の四天王たちについてジャム男から説明を聞く時、鳳仙の集会の時などでも流れます。

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オロチ兄弟の登場シーン

GENERATIONS from EXILE TRIBE - SNAKE PIT

オロチ兄弟の登場シーンで流れた曲は、GENERATIONS from EXILE TRIBEの『SNAKE PIT』です。

真也と正也の兄弟が走って自転車を追いかけ、次々と男たちを蹴り飛ばしていく！爽やかでスピード感を感じさせる歌が流れる中、力強い戦いっぷりを見せてくれますよ。

そうして彼らの幼馴染である楓士雄と、希望が丘団地の幼馴染6人が集うエピソードについても語られていきます。

子供の頃の話では、花沢商店のサダばぁに優しくされた時のエピソードが印象的で、お揃いの木のネックレスを付けていたのが良いですね。ちなみに正也は金髪でフレンドリーな面がありますが、真也はにらみを利かせて凄むタイプの男です。

鬼邪高校の村山と轟が戦うシーン

DOBERMAN INFINITY - JUMP AROUND ∞

鬼邪高校の村山と轟が戦うシーンで流れた曲は、DOBERMAN INFINITYの『JUMP AROUND ∞』です。

ファンファーレが鳴り響き、軽快なラップが続いていく曲です。ソード地区の一つ「鬼邪高校」の番長である村山。定時制の村山を相手に、全日制の轟がタイマンを仕掛けるというシーンで曲が流れます。

体育館で戦う2人の拳のぶつかり合いが見もので、曲の中で「ジャンプ」と連呼する掛け声が入っていくのも盛り上がりの一つでしょう。

このタイマンがキッカケで定時と全日が真っ二つとなり、轟は目を嗅がするという展開に…果たして鬼邪高はどうなってしまうのでしょうか？

この曲は村山が牙斗螺と戦っている楓士雄たちに加勢する際にも流れます。

鬼邪高校で楓士雄が活躍を始めようとするシーン

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE - SWAG ＆ PRIDE

鬼邪高校で楓士雄が活躍を始めようとするシーンで流れた曲は、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの『SWAG ＆ PRIDE』です。

軽快な音楽に英語と日本語の歌詞を混ぜながら、のびのびと歌うパートもある曲です。ぶつかり合いが繰り返される本作にもピッタリですね。

鬼邪高の定時制でトップを狙おうとする楓士雄が司と共に歩き出す際に曲が流れるのがカッコ良かったと思います。

この曲は鬼邪高と鳳仙が高架下で対決するシーンとエンディングでも流れ、エンディングではサチオの戦いの行方や、村山の卒業などが描かれるため必見ですよ。

中越と中岡の「中・中一派」が紹介されるシーン

SWAY - ON FIRE

中越と中岡の「中・中一派」が紹介されるシーンで流れた曲は、SWAYの『ON FIRE』です。

しっかりとリズムを刻むラップが続いていき、低音と共に曲が紡がれていってサビにかけては力強さも感じさせますよ。

この曲は全日制の覇権を争う一派のひとつ、中越と中岡が率いる「中・中（ちゅんちゅん）一派」のテーマ曲になっているのがポイント。1年が仕切っていて人数が多く、ボサノバ風の髪型をした学生がいたりするのが特徴ですね。

そうした中で、ごっしゃんは中学生だった頃に楓士雄とつながりがあったことから、楓士雄の下に付くという展開に！楓士雄の人柄があってこその感じが良かったです。

泰志と清史の「泰・清一派」が紹介されるシーン

DOBERMAN INFINITY - まだ足りねぇ

泰志と清史の「泰・清一派」が紹介されるシーンで流れた曲は、DOBERMAN INFINITYの『まだ足りねぇ』です。

泰志と清史による「泰・清一派」のテーマ曲にもなっていて、「まだ足りない」と連呼する歌は彼らにピッタリのハングリーな雰囲気を感じさせますね。

攻撃性のある感じが際立つ泰・清一派ですが、彼らもまた楓士雄と同じ団地にいたとは意外です。そうして屋上に集った際に楓士雄が同じ団地出身のみんなが揃ったことに対して嬉しそうにするのが印象的。

泰志が途中で奇襲にあってケガを負ってからのストーリーにも注目です。

楓士雄が轟に声を掛けるシーン

EXILE THE SECOND - Ain't Afraid To Die

楓士雄が轟に声を掛けるシーンで流れた曲は、EXILE THE SECONDの『Ain't Afraid To Die』です。

ダークで密やかな低音の歌で始まり、力強いラウドな声が続いていく曲です。徐々に歌が盛り上がっていく中、楓士雄が轟に声を掛けるという展開はハラハラさせらますね。

一触即発の雰囲気を轟の一撃で壊すかと思いきや、楓士雄が落ち着いて対処するのが見もの。そして、あだ名をつけるのが好きな楓士雄が轟を「ドロッキー」と呼び、嫌がられるのもおもしろいです。

こうして楓士雄が鬼邪高で動き出す中、レッドラムという薬が出回っているという不穏な話や、村山が仕事探しに努めるという話などにも注目ですね。

鬼邪高と鳳仙が戦うシーン

SALU - DON'T

鬼邪高と鳳仙が戦うシーンで流れた曲は、SALUの『DON'T』です。

静かな曲と共に遠くで見ていた牙斗螺たちが「これは鳳仙の勝ちだ」と言っていましたね。

優勢となる鳳仙に対し、鬼邪高のメンバーの中には幹部を倒したりする者もいますが…スローで彼らの戦いが描かれつつ、落ち着いた歌に「こんなことのために生まれて」、「なんのためにたたかって」という歌詞が流れるため切なさを覚えます。

戦わなくていい両者戦いを見守るしかない…そうした中、トラックに乗った村山が現れてケンカを止めに来るという展開が良かったです。

牙斗螺と鬼邪高・鳳仙たちが戦うシーン

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE - FIRED UP

牙斗螺と鬼邪高・鳳仙たちが戦うシーンで流れた曲は、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの『FIRED UP』です。

牙斗螺が暗躍していると知った鬼邪高と鳳仙は廃墟となっている団地へ！苦戦を強いられる中、村山たちが加勢に来た際にクールな音楽が流れます。

ギターや低音が鳴り響き、戦いを盛り上げるような歌が魅力ですね。そして、楓士雄は旧友の新太を探すために建物内を探しつつ戦い、外では人々が入り乱れつつも村山が自由に暴れ始めるのです。オロチ兄弟が暴れまわるアクションが見どころですよ。

新太を救った楓士雄と共に幼馴染たちが集うシーン

数原龍友 - Nostalgie

新太を救った楓士雄と共に幼馴染たちが集うシーンで流れた曲は、数原龍友の『Nostalgie』です。

柔らかな歌と共に牙斗螺との全面戦争を終えた鬼邪高と鳳仙。みんなが歓喜の声を上げつつ、幼馴染6人が原沢商店に集う姿は印象に残りますね。

過去の思い出や青春を感じさせてくれる中でも、新太が泣きながら再会を喜ぶようにする姿から目が離せません。

そうして6人でお世話になったサダばぁの墓参りをしつつ、新太のためにお金を工面するというラストが良かったです。

筆者の感想

鬼邪高と鳳仙学園が戦うことになって冷や冷やする中、映画の終盤にかけては共闘するという展開が良かった！

それぞれの戦いっぷりも見ものでしたが、牙斗螺は笑い声や奇声を上げて何度も立ち上がってくるヤバイやつらでしたね。武器だけでなく、石を投げてきたりもするためクスリの効果だろうかと恐ろしくなりました。

天真爛漫な楓士雄ならではのストーリーを描きつつ、幼馴染たちが集う際にはほのぼのとした雰囲気が印象的です。ダンス&歌を得意とする歌手グループの曲と男たちの戦いは聞いて見てを楽しめました！

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