2024年1月28日から放送の、ラブコメ連続ドラマ『ドクタースランプ』
高校時代、医師を目指す秀才の2人・ハヌルとジョンウは、いつも火花を散らしている犬猿の仲だった。
大人になり、再会した2人はどちらも人生のどん底にいて…。
- 主役/ナム・ハヌル役:パク・シネ(『美男ですね』)
- 主役/ヨ・ジョンウ役:パク・ヒョンシク(『力の強い女 ト・ボンスン』)
- 監督:オ・ヒョンジョン
ラブコメも医療ドラマも大好きなbeersyです!(だが手術シーンは薄目)
ライバル関係の2人が、喧嘩をしながらも恋に落ちて行く…♪
王道なラブコメと予想していますが、医療も絡むのが楽しみです!
この記事では、ドラマ『ドクタースランプ』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
『ドクタースランプ』の評価&感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 4
- 再鑑賞度
- 3
- サプライズ度
- 5
- 話題性
- 4
※現在進行形のドラマなので、評価は変わっていきますよ〜
医療ドラマか!?とワクワクして見始めましたが、前半は医療薄め。
どちらかと言うと、ラブコメ色の強いドラマです。特にギャグシーンが多い!
誰もが引くほど勉強ばかりしているハヌルと、勉強は出来るがお調子者で自信家・ナルシストのジョンウ。
ありきたりな設定かもしれませんが、ちょっぴり効いてるサスペンス要素が、本作の魅力ポイントだと思います。
ファンタジー色は皆無なので、純粋にラブコメを楽しみたい人にピッタリ。
「ラブコメ女王」と呼ばれるパク・シネさんと、王子様のような甘いマスクで人気のパク・ヒョンシクさんのW主演という事で、話題性もありますね!
(ヒョンシクさん、変顔をしても美しいのはなぜなんだ…)
今はまだまだ序盤なので、今後加筆修正して行きます!!
以下より重要なネタバレを含みます。
『ドクタースランプ』のネタバレ解説
エピソード1
非常に合理的で、1日17時間勉強をする女子高生ナム・ハヌル。
一方ソウルに住むヨ・ジョンウは、人当たりが良くお調子者の男子高校生。
2人とも全国模試で同率1位を取るほどの秀才だ。
ある日、ハヌルがジョンウの高校へ転校して来る。そこから2人の争いが始まった。
ーー
名門・韓国大学医学部には、1人しか合格出来ない。その戦いを制したのはジョンウだった。
彼は美容外科医となり、メディア出演や動画配信、グッズ展開などで成功し、提携病院を10箇所にまで広げ順風満帆な生活を送っている。
一方韓国大学に落ちたハヌルは、別の医学部へ進み大学病院へ就職したものの、教授から壮絶なパワハラを受けていた。
昼夜問わず働き体力が限界に達し、街中で倒れてしまう。
胆のうを取り出す手術をして、職場復帰を果たしたものの、心療内科でうつ病と診断されてしまった。
ーー
ジョンウは、ある女性患者の輪郭の手術を行う事になった。
その患者はマカオからの人物で、取り巻きや通訳がおり、なんだか不穏な空気が漂っている。
そしていつもの通り手術を開始したが、突然口から大量に出血。
必死に蘇生を試みたが、女性は亡くなってしまった。
ジョンウは事情聴取を受けるが、何もやましい事はしていないと話す。
しかし、手術中の監視カメラは壊れており、女性の遺体からは抗凝固薬が検出された。
そして裁判中に、「ジョンウの指紋が付いた抗凝固薬の瓶が、病院内で見つかった」として確固たる証拠品が提出され、ジョンウは窮地に立たされてしまう。
さらに、亡くなった女性がマカオのカジノ経営者の娘であった事で、世間の注目も集まっていた。
病院に関わっていた友人、ソン・チャンヨンは激怒してジョンウを責め立てる。
もう1人の友人キム・ムグンは止めに入ったが、2人とジョンウの間には深い溝が出来てしまった。
また、多方面への違約金や借金は100億ウォンにも上り、ジョンウは家や車などの財産を失う事になってしまう。
唯一彼の味方をしているのは、恩師である医師・ギョンミンで、弁護士の選定やお金の工面、住む場所の手配まで面倒を見てくれた。
ーー
ハヌルが家へ戻ると、母と弟が喧嘩をして言い合っていた。
静かにビールを飲みたかったハヌルは、屋上へと向かう。すると、たくさんの荷物と人影がある。
「どちら様?」と声をかけると、ジョンウが振り返った。
明るいOPとは裏腹に、冒頭はかなり衝撃のシーンが流れたので「ラブコメじゃないの!?」と驚きました。
どちらかと言うと、ミステリー寄りな雰囲気。特にジョンウは分かりやすく嵌められたので、犯人探しも捗ります!
ハヌルに関しては、観ていて辛くなるくらい酷い有様でしんどかった…。
研修医含め、全てのお医者様が幸せになれば良いのに…なんて事を思いました。
エピソード2
全てを失ったジョンウは、ギョンミンの紹介の紹介でハヌルの屋根裏に住む事になっていた。
犬猿の仲だった2人は顔を合わせるなり喧嘩。「出て行って!」「出て行く!」と言い合う。
そして2人は昔を思い出していた。
中間テストでハヌルに敗れたジョンウは、闘争心をむき出しにして勉強に励み、何かにつけ張り合うようになる。
その煽りっぷりに、ハヌルもはらわたが煮えくり返る思いをしていたのだ。
しかし、ハヌルの家を出て行こうとしたジョンウが賃貸契約の規約を読むと、「一方的に退去した場合、保証金は返金されない」とある。
全てを売り払っても37億もの借金を抱えてしまったジョンウは、仕方なくハヌルの家に住み続ける事となった。
ーー
ジョンウは、医療事故が起きた時に手術室にいた、麻酔科医を怪しんでいる。
二ヶ月前に雇った不気味な男で、何故か1人だけ取り調べを拒否したのだ。
ギョンミンにその麻酔科医の事を探ってもらったが、大きな情報は入らなかった。
ーー
ハヌルは、ある手術で教授が犯したミスをなすりつけられてしまう。
流石に耐える事が出来ず、教授に歯向かって白衣を投げつけ、病院を辞めた。
その事を母親が知ったが、「苦労して来たのになぜ辞めたの!?」と責めて来る。
ハヌルはうつ病である事を打ち明けたが、母は「そんなはずは無い」と言って信じなかった。
その時、帰宅したジョンウが、ドアから漏れる2人の言い争いを聞いてしまう。
強く逞しく生きていると思っていたハヌルが、うつ病を患っていると知って驚きつつ、その場をあとにした。
ハヌルは母からの仕打ちにショックを受け、家を出て行く。
その後、ジョンウがハヌルの事を考えながら歩いていると、偶然ハヌルに会う。
いつものように悪態をつくハヌルだったが、なんとなくほっとけなかったジョンウは「飲みに行こう」と誘った。
ーー
近くにある焼肉店へ入ると、2人の同級生達が同窓会をしていた。ムグンは2人を招き入れる。
しかしチャンヨンが、ジョンウにまたしても酷い嫌味を言う。
堪忍袋の緒が切れたジョンウは「俺は、仕事がうまく行っていなかったお前達を助けるつもりで雇ったし、今回は迷惑をかけたくなくて真っ先に違約金を払った。友達だと思っていたのに」と叫んだ。
チャンヨンとムグンは、そう言われて何も言えなくなった。
そして、焼肉店を出たハヌルとジョンウは、別の店で焼酎を酌み交わす。
今度は「酒の強さ」で張り合う2人だったが、酔っ払い始めた頃にハヌルが「可哀想だから負けてあげる。私は自業自得でこうなったけど、あなたは濡れ衣でしょ」と言う。
ジョンウがなぜそう思うのかと聞くと、ハヌルは「あんたは確かに幼稚だけど、平気で悪事を働くような人じゃない」と断言。
その言葉に、ジョンウは涙を流した。ハヌルも「うつ病になった事でプライドが傷ついた」など、今抱えている想いを吐き出す事が出来た。
ーー
酔っ払った2人が帰宅していると、ハヌルの元に母からのメールが入る。
ハヌルの部屋でうつ病の薬を見つけ、酷い事を言ったと後悔した母は「立派な娘より健康な娘のほうがいい。私は何があってもあなたを愛しているよ」と送った。
それを見たハヌルは大号泣。
そんなハヌルの姿を見たジョンウも大号泣。
2人は抱き合いながら、泣きじゃくった。
友人達と決別してしまったジョンウと、家族と喧嘩をしてしまったハヌル。
勉強以外不器用な2人が抱き合って泣いたラストは感動的で、とても可愛いらしく思えました!
LOVEよりも先に「友達」として慰め合う姿はとても健気で、可哀想な境遇ではありますがほっこりしますね。
エピソード3
高校時代のハヌルとジョンウの戦いは熾烈なもので、食事や睡眠時間を削って勉強をしていた2人は、教室で同時に倒れてしまった事があった。
保健室で横になっていたが、ハヌルはベッドの中でも勉強をしようとする。
それを見たジョンウは「イカれてる…」と言って眠りについた。
ーー
事件のあと、病院で注文もしていない抗凝固薬がなぜ発見されたのかが分からず、ジョンウと弁護団は頭を抱えている。
しかし、当時麻酔を担当しながらも取り調べを拒否していた「カン院長」が、なぜか証言台に立つ事を承諾したらしい。
自身の身の潔白への一筋の光が見えたが、ジョンウは「取り調べを拒否したのに、なぜ?」と怪訝に思った。
その夜、何者かがジョンウの部屋(ハヌル宅の屋根裏)に窓を割って忍び込む。
警察を呼んだがその日は部屋にいられないため、ハヌルの家の中に泊まる事となった。
ハヌルの母・ウォルソンと弟・バダと共に、温かい食卓を囲んだ2人は、食後にアイスを食べに行く。
ハヌルはジョンウに、息抜きの方法を聞かれ「マイナーな論文を読む事」だと言った。
ジョンウは、小学生の頃から勉強ばかりで「若者の遊び」を何も知らない彼女に、息抜きの方法を教えようと思い付き、一緒に街へ出かけた。
屋台でトッポッキを食べゲーセンに行き、カラオケやダンスゲームをする。
2人は高校生に戻ったかのように、心から楽しんだ。
帰り道、勉強ばかりで何も知らない人生を歩み、結果倒れてしまった事を嘆くハヌル。
しかしジョンウは「そのまま倒れていろ。せっかくだから、これを機にちょっと休んでみよう」と提案する。
2人はお互いの事を見直して、心が温まるのを感じていた。
ーー
次の日ハヌルは、退職金が大幅に減らされている事を知る。なんと、教授によって、勝手に契約社員にさせられていたのだ。
ジョンウは「今後復帰し辛くなるから、今は何もしない方が良い」と諭すが、ハヌルは我慢出来ずに病院を訪ねる。
そこで同僚達に会い、彼らも契約社員になっていた事を知るが、彼らは「教授に睨まれたくない。ハヌルはもう辞めたんだから、関わらないで欲しい」と言ってハヌルを追い返した。
一方ジョンウは、弁護士から「カン院長が、突然証人を拒否すると言って来た」との連絡を受ける。
「途中で証人を放棄すると、裁判が不利になる」と聞いたジョンウは、慌ててカン院長の病院へ行った。
しかし、受付で「カンは病院を辞め、移住すると言っていた」と聞いて愕然とする。
裁判の直前で証人を放棄し、わざとジョンウが不利になるように仕向けたらしい。
よく知らない者からのあまりの酷い仕打ちに、ジョンウは涙する。
ーー
ハヌルは、振り込まれた退職金が予定の半分だったが、それよりも窮地に立たされたジョンウを心配していた。
報道を見ていて、「長年服用を続けた抗凝固薬が原因で、患者が死ぬケースは少ない」という点に違和感を覚え、確か同じようなケースがあったはず…と論文を探し始める。
そして迎えた第2回目の公判日。
ハヌルは夜通し論文を探し、今回と同じようなケースで、患者が死んだ症例がインドに存在した事を突き止める。
その書類を持って、急いで裁判所へ向かう。
その頃裁判所では、証人が突然いなくなったという事で、心証が最悪のまま閉廷しようとしていた。
そこへハヌルが滑り込み、弁護人に「証拠となる症例の論文です」と言って書類を渡す。
しかし、裁判所は受取を見送り、映画のように逆転とはならなかった。
それでもジョンウは、ハヌルに「来てくれてありがとう」と感謝を伝えた。
その帰り、朝まで遊ぼう!と盛り上がった2人は、一緒に海行って日の出を見ようとする。
結局、天候不良のせいで日の出は見られなかったが、ジョンウは「同級生じゃなくて友達になろう」と言って、ハヌルに手を差し出す。
2人は握手をして、「友達」となった。
ーー
ジョンウの病院内には、様々なところにペン型の隠しカメラが設置されていた。
それは、ジョンウの部屋のベッドの下にも置かれている。
ついに、ジョンウとハヌルの距離が縮まりましたね!「同級生から友達へ」…とても良い響き。
ギャグも満載で面白い回でしたが、カン院長は一体何者なのでしょうか。隠しカメラもコイツの仕業ですよね!?
昔のジョンウの横暴な振る舞いに傷付けられた、恨みを持つ人物なのか?
しかし私は、ギョンミン先輩が気になる…。(近しい人が犯人だというコナン的思考)
エピソード4
海を見た後、食事をしようと入った店でつい寝てしまったハヌルとジョンウ。
2人の同級生・ホンランと、ウォルソン、バダは、帰って来た2人に一晩一緒にいて何をしていたのかと問い詰める。
ホンランが「初恋の人と一緒だったの!?」と言ったので、全員にややこしい勘違いが生まれてしまった。
しかしハヌルは「ジョンウはただの友人で、最近親しくなっただけ。医療ミスの報道は真実では無い」と説明した。
それでも心配したウォルソンは、ホンランに「誰か良い男の人を紹介してちょうだい!」と頼み込む。
一方、自分が「ハヌルの初恋の人」だと勘違いしたジョンウは、まんざらでもない様子。
夜、ハヌルに買い物に誘われ、デートさながらの外出にドキドキしていた。
しかし実はハヌルは、ホンランに紹介された男性と会うための、デート服を買っていただけだった。
ジョンウは盛大に勘違いしていた事を知って、しばらく平静を装っていたものの家で悶える。
ーー
ホンランは、職場の看護師に「ブラインドデートのための男性を紹介して欲しい」とお願いしていた。
そしてその看護師の友人の看護師が、ジョンウの同級生で美容外科開業医のピン・デヨンを紹介。
その際に勘違いをして、デヨンに「イ・ホンラン」がデートの相手だと伝えてしまった。
デヨンは、全く人気がない自分の動画配信サイトに「ホンラン」という女性が登録してくれて、誰なのかと気になっていたため舞い上がる。
(ちなみにホンランは、たまたま登録をしただけであって、デヨンの事は全く知らない)
ハヌルは、ホンランの事ばかりを聞くデヨンを不思議に思っていた。そして2人は、デートの終盤になって、やっと勘違いをしていた事に気付く。
ーー
ハヌルはホンランに事の顛末を話したあと、ジョンウを見かけてブラインドデートが失敗に終わった事を愚痴る。ジョンウはパっと明るくなった。
その頃、ウォルソンの元に義理の姉妹(ハヌルの叔母達)が訪れる。彼女達は、大学病院を辞めたハヌルをバカにした。
言い合いになると、ウォルソンは咄嗟に「ハヌルは美容外科医とデート中で、結婚も間近だ」と嘘を付いてしまう。
そこへ偶然ハヌルとジョンウが通りかかり、すぐに嘘がバレてしまって、再び色々な事を言われた。
そこでジョンウが、叔母達の容姿を「診断」というテイで蔑んで追い返す。
ハヌルも便乗しやり返したと思ったが、叔母が去り際に「偉そうに言うから病院を追い出されるのよ」と言われて何も言えなくなった。
ーー
ジョンウは、ハヌルがくれた証拠書類について弁護士と話す。
論文の著者が証人になってくれる事となり、裁判で有利になるだろうと言われ安堵した。
すると、ハヌルがお酒を持って来て、ジョンウを飲みに誘う。
屋上で飲み始めた2人はまたしても泥酔するが、ジョンウはハヌルを意識してしまう自分に戸惑っていた。
翌朝、ハヌルが血相を変えてジョンウの元へ来る。
酔っ払ってファボンにある病院へ履歴書を送ってしまい、「麻酔科長として迎えたいので面接に来て欲しい」と言う返答をもらったらしい。
遠い地の病院という事で、ジョンウは一瞬ショックを受けたが「面接を受けろ。背中を押して欲しいんだろ?」と激励した。
そしてハヌルは、早々にファボンへと向かう。
ーー
ジョンウの元にギョンミンが訪れ、2人は食事に行く事になった。
するとギョンミンが「ハヌルはファボンの病院を受けるんだな。社交性が無く頼れる人がいないから、地方へ行くんだろ」と言い出す。
ジョンウがなぜそれを知っているのかと聞くと、ギョンミンは「ファボンの院長と知り合いで、ハヌルが教授を殴った事や、同僚ともうまく行っていなかった事など、事実を隠さず話した」と答えた。
しかし教授にされたパワハラなどの事実は話しておらず、一方的に悪い印象を植え付けられたのだと知ったジョンウは激怒し、「あいつがどんな思いで出発したか…」と言って店を出て行く。
一方ハヌルは、電車を乗り継ぎファボンの病院に着いていた。
しかし突然電話で、「面接は無くなった。院長があなたの事を調べたが、うちの病院には合わないようだ」と言われる。
途方に暮れたハヌルは、ファボンの駅でジョンウに電話し「面接はダメだった。私、生き方を間違えたみたい」と言う。
そして電車が到着し、乗り込もうとした瞬間、手を掴まれる。
振り返ると、ジョンウが立っており「お前は悪くない。それを伝えに来た」と言った。
この物語は、「ここからうまく行く!?」と思わせておいて落とすシーンがたくさんあるので、こちらも一喜一憂してしまいますね…。(韓国ドラマあるあるですが)
しかしジョンウはハヌルへの想いに気付いた様子なので、ラブ展開に期待が高まります!
エピローグでは、お風呂上がりのギョンミンパイセンが、ペン型の隠しカメラを持っていました…。
やっぱり近しい人が犯人というセオリー通り?
でもそんな事より、立派な腹筋に目が行ってしまってどうでも良くなった筆者でした。
エピソード5
ジョンウが自宅から遠いファボンまで来た事で、喜びつつもかなり驚いたハヌル。
しかしそれでもジョンウは「観光しに来た」と言って、心配して来た事を隠し通した。
ハヌルはその言葉を鵜呑みにし「じゃあ観光しなきゃ」と言って、2人でファボンの観光を始める。
そして終電で帰ろうとすると、突然目の前で老人が倒れた。
ジョンウは心臓マッサージを施すが、手術中に患者が亡くなった事を思い出し手を止めてしまう。
結局老人はハヌルが助け、救急車で運ばれて事なきを得た。
しかし2人は終電を逃してしまい、ファボンに一泊する事となる。
ーー
キープした部屋はもちろん2部屋。
しかしジョンウは、医療事故が起こった手術を思い出し、眠れなくなっていた。
そしてハヌルに「花札をしよう」と言って呼び付け、「1人でいたくなかった。ありがとう」と礼をする。
2人の距離はさらに縮まって行くが、何事もなく花札だけをして眠りに就いた。
ーー
翌朝、ハヌルが家の近くまで行くと、ウォルソンとバダが「面接は失敗したのではないか」と話しているのを見かける。
帰りづらくなったハヌルは、近所のゲームセンターへ行って遊んでいた。
しかし途中で、ジョンウが電話の様子から察しハヌルの元へやって来る。
ハヌルの気持ちを察したジョンウは、2人の思い出の地である母校へ行き励ました。
そしてハヌルは帰宅後、ウォルソンとバダにも面接がダメだった事を正直に話したが、意外にもすんなりと理解を得られて安堵した。
ーー
ジョンウが家へ帰ると、ギョンミンが電話をして来て「盗聴機を見つけた」と報告される。
2人はペン型の盗聴器を警察に渡し、捜査を依頼したが、ジョンウは驚きを隠せなかった。
そしてギョンミンは、最近のジョンウの様子をおかしく思い「ハヌルを好きなら、失望だ。それは許されるのか?」と言い放つ。
ジョンウに「許されるのか?」という言葉が重くのしかかった。
ハヌルは、ジョンウが自分の事を想っているのではないかと思い始める。
そして、お酒の力を借りつつ「私の事が気になるの?」と聞くが、ジョンウは「友達だから助けた。勘違いさせたならゴメン」と返した。
ハヌルは、その会話(ハヌルが勘違いをして振られてしまった話)を家族に聞かれてしまい、気恥ずかしくなってしまった。
しかし、勘違いをした!と恥ずかしがるハヌルに、ジョンウは「今は詳しく言えない。許されないんだ。だから、恥ずかしがるな」と言う。
ーー
ハヌルがいつもの心療内科へ行くと、医師に「医療事故によって、医師がPTSDに陥る事がよくある」と言われる。
血を見るたびに様子がおかしかったジョンウを思い出し、ハヌルはいてもたってもいられなくなった。
そして、ジョンウの元へ行き「つらかったでしょ」と言いながら抱きしめた。
もう素直じゃないんだから!!とおせっかいを焼きたくなる、もどかしい回でした。
それでも、もうほぼお互いの気持ちは分かって来たのではないでしょうか!?
そして、ギョンミンはやっぱり怪しい気がしてしまいます…。
エピソード6
ジョンウが警察に提出したペンの指紋は、不鮮明で採れなかったため再検査に回された。
落ち込む彼を、ハヌルは医療知識を以て励ます。
そして、「あんたが気になる。でも好きなのかは分からない。この感情は、全てが落ち着いたら考えたい」と打ち明けた。
ジョンウも、「辛いけれど、お前がいるから耐えられる。でも自分もこの感情が、濃い友情なのか何なのかは分からないから、時間をくれ」と言った。
ーー
ハヌルの勧めで、ジョンウは心療内科に向かった。
お互いに心の病の薬を飲み、カラオケに行ったりゲームをしたりして励まし合う。
2人が楽しく遊んでいると、偶然同級生の女性と出会った。そして強引にお茶に誘われ、3人でカフェに行く。
ジョンウに「高校時代、お互いに気になっていたよね」と話す彼女に対し、ハヌルは思い切り嫉妬した。
しかしそれはその同級生の勘違いであり、ジョンウには身に覚えがなかった。
後日、誤解だったと言うジョンウにハヌルは「無職で不安なのに、あんたの事が気になって仕方がない」と打ち明ける。
そしてジョンウも、「同じだ。言いたい事を我慢してる」と返答する。
そしてハヌルに「何を言いたいの?」と言われ、「好きだ。お前のおかげで強くいられる」と告白した。
「全てを終えたらきちんと話すよ」という言葉に、ハヌルは嬉しさを隠せず微笑んだ。
ーー
ギョンミンがジョンウを訪ねて来た。
「この間の事はすまなかった。でもあれは本心だ」と言う。
ジョンウは「分かってる」と言うが、2人の間に少々気まずい空気が流れた。
ハヌルは屋上へ行くと、ジョンウの部屋のドアや窓が空いているのに気が付く。
閉めようと部屋に入ると、ペン型の盗聴器を見つけた。
その背後から、何者かが近づいて来る。
ーー
一方、ジョンウがギョンミンと別れ夜道を歩いていると、何者かに付けられている事に気が付く。
そこで機転を効かせて捕まえ「誰だ!?なぜ後を付ける?」と問い詰める。
顔を見ようと帽子やサングラスなどを取ろうとしたが、その人物は近くにあった瓶でジョンウを殴って逃走した。
地面には、ペンが一本落ちていた。
ジョンウがいきなり告白したので驚きました!
ちゃんとした告白では無いようですが、お互いに惹かれあっている…という事はとりあえず確信出来たでしょうね。
また、ギョンミンの態度もやっぱり気になりました。もしかして、ハヌルの事を好きなのかしら…?
ジョンウとハヌルの仲も、医療事故の真相も気になりますし、かなり盛り上がって来ましたね!
エピソード7
ジョンウは厳しい母の元で育てられていた。両親は海外で働いており、家にいるのは家政婦だ。
成績が下がると「努力をしないからよ!」と怒られる。
小学校の頃、授業で配られたジョンウのインゲンの苗は育たなかった。とても悲しかったけれど、意地を張っていた。
我慢する事は慣れている。そして、自分の人生はあの育たなかったインゲン豆に似ているー。
高校生のジョンウは、そう思った。
ーー
ハヌルがジョンウの部屋に落ちていたボールペンを拾い上げると、バダが毛布を取りに来た。
バダは、そのボールペンが盗撮カメラではないかと気づく。
ーー
ジョンウを瓶で殴った人物は、車にぶつかりながらも逃げて行った。
少々の怪我を負ったジョンウは、その足で警察に向かい、その犯人が落として行ったボールペンを持って行く。
すると、警察で見せられたドライブレコーダーに、空き巣の犯人が映っており、その人物と今回の犯人が酷似している事に気が付く。
そこへハヌルがやって来て、部屋にあったボールペンを差し出した。
病院、自宅、そしてジョンウを殴った犯人が持っていたボールペンは、全て同じものだった。しかし何の証拠もなく、捜査は行き詰まっている。
帰り道、ハヌルがジョンウの傷を心配して病院へと連れて行った。
幸い大した事は無かったが、ハヌルは「最初は不幸が重なっただけの医療事故だと思ったのに、黒幕がいるのかも。どうやって耐えて来たの…?」と泣き出した。
ジョンウは不安だったが、自分のために尽くしてくれるハヌルを見て笑みを浮かべる。
ーー
ジョンウは、第3回目の公判に向けて支度をしていた。
ハヌルはウォルソンが作った料理を彼に差し出し、シャツにはアイロンをかけ、妻さながらに支度を手伝う。
途中照れ臭くなり、ジョンウに「30分後に下で落ち合おう」と言って部屋に戻ると、食べ物とアイロンを盗んだと言われて濡れ衣を着せられたバダが、ハヌルに口止め料をせびりに来た。
「カメラは何だったの?」と聞くバダに、ハヌルが「空き巣犯に仕掛けられたみたい」と言うと、バダは、ジョンウが引っ越して来た日に怪しい男がジョンウの部屋の方へ行った事を思い出す。
ハヌルはそれを伝えようと部屋を出て下へ行くが、ジョンウの姿は無かった。
その後、裁判所に遅れてやって来たジョンウは、ある証拠を提出する。
それは、あの麻酔科医・カンが持って来た手術中の盗撮映像であり、警察で確認してから裁判所に持って来たのだ。
真犯人は、カジノ界を仕切っていたジェームズ・チャンの弟であった。
ーー
チャンの弟は兄が死んだ後、資産を相続した娘のビンを逆恨みし、殺害を計画する。
手下達をジョンウの病院へ忍び込ませ、点滴の一部に抗凝固剤を混入させた。
そして、チャンの弟に買収されたジョンウの病院の看護師が、手術の際にその点滴を投与したのだ。
カンが盗撮をしていた理由は、以前上司の医療ミスの濡れ衣を着せられた経験があったので、その後は毎回手術室に盗撮ペンを仕込むようにしていたらしい。
しかし真実を知ったものの、盗撮行為が公になる事や世間が注目している事に恐れをなして、伝えられずにいた。
そして、やっぱり話そうとジョンウのあとを付けたり、部屋に忍び込んでペンを置いたりといった行動をしていたのだ。(ペンは不運にもデスクの下へ転がってしまっていた)
チャンの弟達はその場で逮捕・連行され、ジョンウは一転して無罪放免となる。
しかし、あまりにも多くのものを失ったジョンウは、やり場のない怒りと諦めからしばらく立ち直れなかった。
ーー
離れて行った周りの人間達が、手のひらを返して連絡をよこす事に辟易し、屋根裏に閉じこもっていたジョンウを、ウォルソン達が外へ出し屋上で焼肉をする。
しこたま呑んだあと、ジョンウとハヌルは2人で呑みに行った。
するとジョンウはハヌルに、「これまで様々な困難を乗り越えて来て、それが偉い事だと思っていた。でも実際はどん底を知らずにいただけで、強いわけじゃなかったんだ」と打ち明ける。
そして「でも、得たものもあった。お前が好きだ」と告白した。
その後酔っ払ったジョンウは、何度もハヌルに「大好きだ」と想いを伝える。
ハヌルも、ジョンウの孤独を知って心を痛めていたが「私も大好きよ」と言って微笑んだ。
真実が明かされ、スカっとした!と思いましたが、ギョンミンの顔…何なのでしょう?
カジノ王の弟が逮捕される時も、顔を伏せていました。やはり彼も関与しているようなので、この後どう出て来るかが不安です!!
しかし後半は胸キュンの連続♪
ジョンウの底抜けに明るい性格の裏には、誰にも分からない悲しい孤独があったのですね。
それをまるっと受け止めてくれたハヌルに、何度も「言ったっけ?好きだよ」と無邪気に伝える姿…尊すぎました!!
エピソード8
手を繋ぎ、「好きだよ」と言い合った翌日。
ハヌルは、ジョンウの気持ちは理解したが、これで恋人同士になったのか?と疑問を抱く。
ウォルソン、バダ、テソンに「友人の事だけど」と言って、状況を話し見解を聞いて回っていた。
そんな事をしたのだから、3人は「屋根部屋の人」との事だと勘付く。
そしてバダのおせっかいが功を奏し、ジョンウから「昨日で付き合ったと思っていた」という言葉を引き出して、めでたく2人は恋人同士となった。
その後、幸せに浸りデートをしようとする2人の元に、デヨンが現れる。
デヨンは「ずっと心配していたんだぞ!離れて行った人もいるが、俺のように迷惑をかけないよう連絡を控えた人もいるんだ」と言って、ジョンウを強引に食事に誘って和解した。
その後はギョンミンからも電話があり、何か話したそうだったが、ジョンウはハヌルとの(恋人としての)初デートを優先して楽しんだ。
ーー
その夜、ジョンウの元に、ギョンミンからの手紙が投函されていた。どうやら直接渡しに来ようとしていたようだ。
手紙は結婚式の招待状であったが、それを見たハヌルは明らかに動揺する。
翌日、ハヌルはジョンウからのデートの誘いを断って、心療内科に「薬を増やして欲しい」と相談しに来ていた。
医師に何があったのかを聞かれ、本音を打ち明ける。
ーー
ハヌルが高校生の時、たまたま良い事が続いた日の夜に、父親が急死した。
別れやお礼が言えなかった事などから、その後は幸せが訪れると、同時に恐怖や自責の念が湧き上がって来て、それと戦いながら生きている。
のちに研修医になったハヌルは、ギョンミンの元で論文の作成に励んでいた。
そんなハヌルをギョンミンは、温かく見守って協力していた。幸せになる事を恐れるハヌルは、彼の言葉に安心する。
しかしいざ完成した論文を発表したところ、著者がギョンミン1人の名前になっており、ハヌルの名前は消されていた。
論文が高く評価されたギョンミンは、助教授になる。
ハヌルが彼にその事を問い詰めると、ギョンミンは開き直って「だからお前はダメなんだ!この事については、教授も容認している」と突っぱねた。
ーー
ハヌルが心療内科の医師に話しながら泣いているのを、たまたま同時刻に予約をしていたジョンウが見てしまった。
ジョンウはデヨンから「一緒に病院で働かないか」と誘われていたが、精神的にボロボロなハヌルの身を案じ「俺1人だけ前には進めない」と断る。
その後、バダに案内されたハヌルの部屋で、ギョンミンとハヌルが仲良さそうに写っている写真を見つけた。
笑顔の2人を見て、何かを思う。
ーー
一方ハヌルは病院のあと、元同僚に呼び出されてお茶をする。
すると、ギョンミンが結婚を機に病院を辞める事、結婚相手が製薬会社の娘で、その会社の理事になる事を教えられた。
ではなぜ助教授になったのかと聞くと、経歴に箔を付けるためだったのでは…と言われ、愕然とする。
怒りに震えるハヌルは、送別会が開かれると聞きその会場へ向かった。
会場に着くと、ギョンミンは何食わぬ顔でハヌルに酒を注ぐ。
するとハヌルは、それを彼に向かってバシャっとかけ「真っ当に生きろ!」と言って出て行った。
ーー
ハヌルは、外で1人で呑んでいた。
するとホンランから電話がかかって来て、「ジョンウと付き合ってるんでしょ?…デヨンさんが彼をスカウトしたんだけど、彼女のために断ると言っていたらしいよ。それで説得して欲しいと。心配かけたくなかったけど、話した方が良いと思ったから電話した」と言われる。
その後、ハヌルが帰宅しようと雨の中を歩いていると、ジョンウが心配しながら待っていた。
しかしハヌルはジョンウに「恥をかかす気?…もう別れよう。今の私は恋愛出来る状況じゃない」と伝える。
ジョンウは慌てて「俺と一緒にいればいい。どんな苦しみも分かち合おう」と言うが、ハヌルは「嫌よ。巻き込むのが1番嫌」と突き返した。
何も言えなくなったジョンウは「恋人じゃなくても良いから、持って行け」と傘を渡し、去って行く。
ハヌルは泣きじゃくった。
前回からあったか〜い気持ちになったのに、すぐに落とされました;
ハヌルの辛い過去が観ていて辛い!なんでこんなにも人運がないの?(信頼出来るのジョンウとホンランだけじゃん…)
ジョンウの優しさと想いが、今のハヌルにはしんどいのでしょうね。
あと、ギョンミンには何か罰が当たる事を願いましょう!!
エピソード9
ハヌルと別れた後、ジョンウはデヨンの病院で働く事になり、これからはほとんどその職員用の部屋に住む事になった。
デヨンは彼女と別れたと言うジョンウに「彼女ってハヌルなんだろ?俺はそれを知らずに〝ホンランからハヌルに、ジョンウの事を説得するよう頼んでくれ〟と言ったから、ハヌルは責任を感じて別れると言ってしまったのかも…」と不安そうな顔をした。
「そうだったのか」と思ったジョンウだったが、それでもハヌルの迷惑にはなりたくない…と連絡しなかった。
そんな中、ウォルソンは義姉からハヌルのお見合いを勧められる。相手は大学病院の息子だ。
ジョンウと別れ、落ち込む娘を見たウォルソンは、ホンランから「周りが上手く行ってて自分だけが取り残され、きっと辛いはず」と言われ、それなら大学病院の息子はピッタリだと思い、ハヌルに勧める。
ただ、「お見合い」だという事は伏せており、「相手が聞きたい事があるそうだから、お茶でもして来なさい」と言ってしまった。
ーー
ハヌルが待ち合わせ場所へ行くと、横柄な男が待っていた。
「教授になれなくて無職なら、地方の病院の院長の方がマシでは?」などと失礼な事を言う。
ハヌルは自分が惨めになって自宅へ帰り、「私が無職で恥ずかしいから、こんな事をしたんでしょ!」と嘘を付いたウォルソンを問い詰めた。
ウォルソンは、「ただ幸せになって欲しかっただけなのに、きちんとした判断も付かなくなった」と嘆く。
仲違いしてしまった親子を、 テソンとバダが取り持とうとして二人を食事へ行かせる。
ーー
ハヌルと2人になったウォルソンは、夫・ウォンサンの遺した通帳を差し出し「あなたの結婚式にと彼が遺していたお金。私たちは貴方の親で幸せだった。苦しんでいた事を知らずにごめんね。これからは、楽に、幸せになって」と謝って励ました。
ハヌルは号泣しながら、母と仲直りの乾杯をした。
ーー
その夜ハヌルは、ジョンウを想いながら二人で撮ったスマホの写真を見返していた。
朝起きると、酔っ払って「まだ起きてる?」と連絡してしまっていた事に気付く。
その事で焦っていると、バダに家庭菜園の唐辛子を取って来るように頼まれたので、屋上へ向かった。
そして階段を上がると、ベンチにジョンウがいた。
ジョンウはギクシャクしながらも「俺は、お前の気持ちが整うまで待ってる。元気になったら戻って来い」と伝える。
ハヌルは嬉しくて笑顔になった。
ーー
ジョンウが移動して来た事を公表すると、デヨンの病院は瞬く間に人気となった。
ジョンウにオペの予約がたくさん入るが、相変わらず彼は血を見るとパニックになってしまい、PTSDは治っていない様子だ。
久しぶりに執刀した手術も中断してしまう程であり、心配したデヨンは手術を止めさせようとしたが、ジョンウは「出来る」と言って必死になっていた。
その事を看護師たちが話しているのを、ホンランが聞いてしまう。
ホンランはハヌルに電話をし、「ジョンウがPTSDに陥っているらしい」と伝えた。
ハヌルはバダに、ジョンウがハヌルの部屋で卒業アルバムを見ていた時に、ギョンミンと2人で写っている写真を見たかもしれない…と言われ、ジョンウがギョンミンとの仲を勘違いしているのでは、と思う。
ーー
翌日。
ジョンウが手術の準備をしていると、やはり発作が出てしまったので薬を飲む。
そして手術室に入り、麻酔科医に問題は無いかと聞くと、麻酔科医は「安定しています」と言う。
ジョンウが聞き覚えのある声に振り向くと、ハヌルがいて麻酔を担当しているのであった。
たくさんの勘違いとすれ違い!韓国ドラマあるあるで少々疲れましたが、どうやら良い方向に動きそうですね。
ハヌルは麻酔科医として、ジョンウの手助けに入る…。
医師ならではの支え方に、惚れ惚れしました!
また、ギョンミンのハヌルに対する悪事がちょくちょく出て来ますが、まぁ腹の立つこと。
結婚なんか破談になってしまえ〜!
エピソード10
ハヌルはジョンウを心配し、手術の前にデヨンに麻酔科医を担当したいと申し出ていたのだった。
そして無事手術は成功したが、ジョンウはデヨンに「もう出来ない」と伝える。
ハヌルが「私も一緒にここで働く」と言うのも制した。
ジョンウは「お前が望まない仕事をするという事が、どれだけ俺を苦しめるのか分からないのか?
俺もお前が苦しい時、一緒に困難を乗り越えたかったのに、手を離された。お前のしている事は身勝手だ」と言って突き放した。
ーー
デヨンの病院に、2人の高校の時の教師がやってきた。
連絡はしなかったが、ジョンウの事をずっと心配していたらしい。
そしてジョンウ、ハヌル、デヨンの3人で食事に行き、想い出話に花を咲かせた。
ーー
ホンランは、叔母が怪我をし、その手術に母が付き添うという事で、預けている息子・ジヌが一人になってしまう事態になり、困っていた。
職場のエレベーター内で友人に電話をし、預け先を探しているが中々捕まらない。
すると、そこに居合わせたデヨンが「僕も一児の父なんです。良かったら、職場も近いし預かりますよ」と言ってくれた。
仕事の休憩中に様子を見に行くと、すっかり仲良くなった息子とデヨンがいる。ホンランはホッとして笑顔になった。
そんな時、ホンランにギョンミンの送別会に参加した友人からの電話がかかって来る。
そこで、ハヌルがギョンミンにされて来た事、ハヌルがお茶をかけた事を明かされ、驚いた。
それをたまたま通りかかったジョンウが聞いてしまう。
ホンランから事情を聞いて、いてもたってもいられなくなり、ギョンミンの元を訪れた。
ジョンウが問い詰めると、彼は開き直ってぶっきらぼうに悪態をつき始める。
それに腹を立てたジョンウはギョンミンを殴り、2人は揉み合いになった。
ーー
ジョンウは、ハヌルに会いに来た。
「ギョンミンの事、何も知らずにいてごめん」と詫びる。
ジョンウは「別れよう」と突き放された事で、自分にはハヌルを支える力がないのだと思っていた。
手術に来てくれた時も泣くほど嬉しかったが、まだ震えてしまう弱い自分が許せなかったのだ。
その後、和解した2人はクラブへ行き、息抜きをする。
帰り際、ハヌルが「実は昨日来た先生の背中に脂肪腫があったので、それをデヨンと一緒に手術させて欲しい」と言った。
先生はジョンウに執刀して欲しかったが、PTSDを患っている彼に心配をかけまいと、手術を断ろうとしていたのだ。
それを聞いたジョンウは、手術を執刀する事を決意。
ハヌルが麻酔科医として見守る中、恩師の背中を切り開いた。
そして、手術は無事成功する。
ーー
夜、デヨンの病院の面々で打ち上げをしていると、ホンランが来た。
店を出て来たハヌルに「先輩(ギョンミン)との事を知った。辛かったね。これからは抱え込まないで人を頼って」と言って抱きしめた。
そしてハヌルは、そこでジョンウがギョンミンを殴った事を知る。
楽しい呑み会を終えた2人は、別の場所で話していた。
お互いの想いを伝え合い、見つめ合ってキスを繰り返す。
やっと、元彼・元カノではなく「恋人」に戻ったのだった。
やっと平和が訪れました!ホンランとデヨンの関係も、どうなるのか?気になりますね。
ハヌルは友人は少ないですが、家族とホンラン、そして恋人に恵まれたと思います。
ジョンウもまた、デヨンという味方がいて良かったと思いました。
ただ、依然としてしっかりとは描かれていない、厳しいジョンウの両親とは一悶着ありそうですね…。
あと6話、まだまだ楽しめそうです!!
エピソード11
やっと落ち着いて付き合う事になり、ラブラブな二人。
話し合ってみると、価値観もほとんど同じであり、更に愛が深まった。
また、ハヌルが別れる時に言った「ここまで」という言葉は、永遠に言わないようにしようと約束を交わした。
ハヌルとジョンウが付き合った事は、職場には隠す事になったが、ハヌルは家族にはきちんと伝えるつもりだと言う。
しかし、ハヌルが夜に家を抜け出してジョンウの部屋に行き、添い寝をしていた所、そのまま朝まで寝てしまった。
それをウォルソンに見られてしまったが、相手がハヌルだとは気付かれなかったため、とりあえずは秘密にする事にした。
ーー
デヨンは、年頃の娘への接し方を悩んでいる。
特に下着の問題などは、男親には中々難しいものだった。
それを、たまたま通りがかったホンランに相談する事となり、下着選びに付き合ってもらう。
ホンランも、息子がデヨンにとても懐いているので感謝していた。
それぞれの悩みを共有した親同士。デヨンとホンランの距離が、少しずつ縮まって行く。
ーー
ウォルソンは、ひょんな事から、あの時ジョンウのベッドにいた相手がハヌルだったと気付いてしまう。
責められると思った二人だったが、ウォルソンとバダはジョンウを快く受け入れてくれた。
ジョンウは、ハヌルの家族を「温かくて良いな」と羨む。
するとハヌルが「どのようなご家族なの?」と聞くので、ジョンウは両親の事を話し出した。
ジョンウの両親は、世界を股に駆ける心臓外科医。
裕福な家庭ではあったがとても厳しく育てられ、ジョンウが美容外科医になりたいと言ってからは、更に溝が生まれているらしい。
彼が1番大変な時ですら、功績に傷は付けるなと連絡して来たのだ。
逆にそれで吹っ切れたジョンウは、手に入れられなかった「親の愛」以外の部分で努力をし、前向きに生きて来た。
また、ジョンウが兄のように慕っていたギョンミンには、色々な事を相談していたが、少々怪しいとも感じていた。
実は、ジョンウが医学部に合格して2人で呑んでいた際、ジョンウのグラスにギョンミンが薬のようなものを入れるのを、酩酊した状態で目撃した事がある。
それでジョンウは救急搬送され、血液からは睡眠薬が検出されたが、ギョンミンの事を疑うのが辛かったため、調べる事はしなかったと言う。
久しぶりにその事を思い出したジョンウと、話を聞いたハヌルは、何か嫌な予感がした。
ーー
その頃ギョンミンは、ハヌルにパワハラをしていたキム教授と手を取り合っていた。
キムは、値段が高騰しているため、病院で扱う薬の仕入先を変えると言う。
そこで、ヘソン製薬会社の理事長を務める事になったギョンミンが、「そのチャンス、私が掴みます」と言ってニヤリと笑った。
その後、ギョンミンの元に、裁判のあと行方をくらましていた麻酔科医・カンが現れる。
彼は不気味に佇み、ギョンミンに「約束は守らないと…」と言った。
やっぱり、ギョンミンはまだまだ大きな秘密を隠しているようですね。
裁判で、警察が来た際に下を向いていたので、アンタも何かやってるでしょ!と思っていましたが…。
ギッタギタに制裁して欲しいです!!
ジョンウは、両親と和解する事は出来るのでしょうか。ハヌルとの仲にも口を出して来そう。
エピソード12
デヨンは、ジヌにあげた室内遊具の組み立てをするため、ホンランの自宅に行った。
ホンランがお礼にとふるまう食事に舌鼓を打ちながら、会話を楽しむ。
2人は、お互いの娘息子のために協力し合う事になった。
ーー
修学旅行に行ったことのないハヌルのために、ジョンウが旅行を企画。
コーヒーを飲みながら行き先を決めていると、ハヌルがギョンミンの事を話し出した。
ジョンウが酩酊した時に、彼が薬を入れたかもしれない…という話は、本当なのではないかと。
ハヌルが読んだ論文に、「ゾルピデム」とアルコールの同時摂取は危険だと記載されており、それを知っていたギョンミンが、故意に入れたのではないかと伝える。
しかしジョンウは、「今が幸せだ。だから、もういいんだ」と言ったので、ハヌルもそれ以上は詮索しなかった。
ーー
そして旅行当日。
制服を借りた二人は、「修学旅行」を思いっきり楽しんだ。
また、夕方にはジョンウのサプライズで、ホンランとデヨンが合流しバーベキューをする。
その際、ホンランが「なぜ喧嘩別れをしたの?」と聞いたので、デヨンがジョンウとの事を話し出した。
ジョンウとデヨンは、大学生の頃は兄弟のように仲の良い親友だった。
その後、2人が研修医として病院で働いていると、アフリカへのボランティアに行かないかと教授に言われる。
せっかくの休みを潰したくない研修医達は下を向き、それを見たジョンウが手を挙げようとしたが、「僕が行きます」とデヨンが立候補した。
しかしその後、デヨンはレジ袋で滑って階段を転げ落ち、骨折してしまう。
結局、彼の代わりにジョンウがアフリカへ行ったが、その時に撮影されたドキュメンタリーが成功をおさめた。
人気者になり、スター街道を行くジョンウに嫉妬したデヨン。2人は些細な事で大喧嘩をして、決別してしまった。
実は、その頃のデヨンは離婚直後であり、精神的にギリギリだったと言う。
ゆっくりと話し合った2人は和解したが、飽きてしまったハヌルとホンランは別の場所で飲んでいた。
ーー
ホンランが、医療記者の知り合いがいるから、ギョンミンの事を告発する?と聞いてきた。
ハヌルを裏切ってまで助教授になったギョンミンが、なぜ製薬会社で働くために病院を辞めたのかと疑問に思っていたらしい。
しかしハヌルも、「今が幸せ。普通の生活をしたい」と話してその提案を断った。
その頃デヨンもジョンウに、ギョンミンに対して怪しいと思っていた事を話し出す。
以前ギョンミンにぶつかった際に、彼が粉薬を落としたと言うのだ。
ギョンミンは「錠剤が苦手なんだ」と言っていたが、それが違法薬物だったのではないかと疑う。
そこでジョンウは、閃いた。
ギョンミンが〝錠剤のはずのゾルピデムを粉末にしたもの〟を普段から持ち歩いていたのだとしたら、あの時ジョンウの酒に薬を入れた行為は、計画的ではなく衝動的な犯行だったのでは無いか…と。
ーー
翌朝、帰宅する際にハヌルが「カウンセリングの後急いで帰るから、食事をしよう」とジョンウを誘う。
ジョンウは「待っているから、ごゆっくりと」と答えた。
デヨンはホンランを車で送り、「次回は友達や子供の話ではなく、あなたの話を聞かせてください」と言う。
ホンランは笑顔で頷いた。
ーー
カンはギョンミンを「隠しカメラに気付きながら、二日間も通報しなかったですね。その二日間の間に、私のカメラで何をしていたんですか?」と問い詰める。
カンが仕掛けたカメラは全部で7つ。しかし警察が見付けたのは、手術室×1、オフィス×2、廊下×3。
「残りの一つに何が写っていたと思います?」と言われたギョンミンは、慌て始めた。
ーー
一方ハヌルは、カウンセリングの担当医師や、ホンランの知り合いの医療記者・キムと会い、更に自分で調べて、たくさんの事実を得た。
- ギョンミンが2年前、ヘソン製薬の医療ボランティアに参加していた事
- ヘソン製薬は、マカオ支部にも支援している事
- ヘソン製薬の社長が、マカオの女性と結婚した事
- ヘソン製薬の新薬(ギョンミンが開発している急性疼痛薬)が、アメリカ食品医薬品局の難しい試験をパスしそうだという事
- その事が経済に影響を与え、株価が急騰する可能性がある事
- 数年前に製薬会社と結託した記者が、捏造した記事で株価を操作した事
- そのいわくつきの記者が、ヘソン製薬の新薬の噂を流している事
- ヘソン製薬の社長は金に汚く、マカオのギャングとも繋がりがある事
- ハヌル達が所属していた大韓大学病院に、ヘソン製薬が3億ウォンもの金銭を寄付していた事
- ジョンウの裁判に、ヘソン製薬の副社長がいた事
- ハヌルが、ギョンミンが開発した新薬についての論文を読んだが、それは試験を通りそうもない内容だった事
また警察では、ジョンウの引っ越しの時に彼を尾行していた男は、ギョンミンだった事が分かった。(その容疑者であるカンは海外にいた)
ーー
ハヌルはギョンミンに電話をし、会って話をしようとする。
そして現れたギョンミンは、嫌がるハヌルを半ば強引に車内へ座らせた。
ハヌルは、自分が調べ上げた事を話し「ヘソン製薬だけではなく、まさか先輩も事件に関わっているのですか?」と聞く。
その言葉に絶句したギョンミン。
狼狽えてハヌルを見た時、事故を起こしそうになりハンドルを切る。
間一髪助かったと思った瞬間、横向きに停車していたギョンミンの車に、大型トラックが衝突した。
2人は頭から血を流し、意識を失った。
今回は内容がややこし過ぎて、何度も見返しました!
とにかくギョンミンは、事件にも深く関わりがあったようですね。(やっぱり、と言ったところでしょうか…)
でもなんとなく、彼の意思というよりは、誰かに脅されているんじゃないかなぁ…なんて気もしています。
そして最後!ハヌルは死ぬ事はないでしょうが、どうなってしまうのか気になります。
まさかの記憶喪失オチ!?!?いやそうなったら、あと4話では終わりませんよね。笑
エピソード13
ジョンウは連絡のつかないハヌルを心配し、テソンの店に行く。
すると、ハヌルが事故に遭ったという一報が、ウォルソンのスマホにかかってきた。
ジョンウたちはすぐさま病院へ駆けつける。
ハヌルの容体は危険な状態ではあったものの、手術は見事に成功。
あとは意識を取り戻すだけだったが、中々目を覚まさなかった。
その間、ジョンウは改めてハヌルへの想いを再確認し、これは揺るぎない愛だと確信した。
ジョンウが涙を流していた頃、ハヌルはやっと目を覚ました。
病室に駆けつけたジョンウは、ハヌルを抱きしめ「愛してる」と伝える。
ハヌルは、何があったかは頭の整理がついたら話すと言った。
しかし、ジョンウは手術中の掲示板を見て、事故車の同乗者がギョンミンだと言う事を知っていた。
彼女に何があったのかー。
ジョンウはハヌルが回復するまで待つ事にした。一方のギョンミンは、未だ危険な状態が続いている。
ーー
突然、ジョンウの元にカンが来た。そして、7つ目のカメラの事を打ち明ける。
しかし、実はそれは嘘であり、カンは不可解な事件の謎を追求しようと、ギョンミンにカマをかけていたのだ。
ギョンミンは、かなり動揺していたらしい。
更にジョンウは警察から、自分の後を付けていたのがギョンミンであったと聞かされる。
また、マカオ事件の前日には、ギョンミンが看護師に何かのメモを渡している場面が、隠しカメラに映されていた。
警察は「お二人は非常に仲が良さそうだったので、気付かなかったんです」と謝罪した。
そして「ここまで分かったのはハヌルさんのお陰なんです」と言って、ハヌルとギョンミンの会話が記録された、事故車のドライブレコーダーも流し始める。
それを聞いたジョンウは、ハヌルが自分のために危険を犯したのだと知った。
ーー
ショックを受けたジョンウは、「俺のせいでこうなったのか」とハヌルを問い詰める。知識がある分、ハヌルの事が心配でたまらなかったのだ。
そして「俺の為に命を賭けるな!」と叫んで病室を出て行く。
追いかけたハヌルは「まだ回復途中のあなたにマイナスな事を言える訳がなかった。昔倒れた時は死のうと思ったけど、今回は生きてあなたに愛してると伝えたかった」と想いを打ち明けた。
そして、事故に遭って意識を失う直前に聞いた、ギョンミンの懺悔(本心)をジョンウに伝える。
ーー
ギョンミンは昔、ジョンウの家庭教師になる際、ジョンウの母親に「うちは大韓大学に受かるのが当然なの。手は抜かないで」と大金を渡され、半ば脅しのようにパッパをかけられていた。
そんな家庭で育っても明るい性格のジョンウを見て、ギョンミンは「俺は自分の境遇や両親に腹が立つ事がある。お前より未熟だな」と自分を卑下する。
2人は、家庭教師と生徒として、時には兄弟のように仲が良くなって行った。
ある時、ギョンミンがジョンウの家にいるとスマホが鳴り、父がバーで泥酔していると、店員から連絡が来た。
そして「実は父に食事に誘われていたんですが、今泥酔しているらしいので気がかりなんです。迎えに行かせてもらえませんか」とジョンウの母親に相談する。
しかし母親は「試験は3週間後なのよ?」とギョンミンを睨んだ。ギョンミンは何も言えず、結局迎えには行けなかった。
するとその後、ギョンミンの父親は事故死してしまう。
警察に「バーで泥酔した際、自宅だと思って睡眠薬を飲んでいたらしい。そして車を運転して、ガードレールに突っ込んだようです」と聞かされた。
あの時、迎えに行ってさえいれば、事故は起きなかったー。
その事から、ギョンミンの恨みの矛先がジョンウに向いてしまう。
ジョンウは何も悪くないと思いながらも、ギョンミンは自分を止める事が出来なかったのだ。
ーー
瀕死のギョンミンは、自分が助からないと思ってジョンウを病室に呼ぶ。
「悪事に加担はしたが、それに使われるのがジョンウの病院だとは知らなかった。許してくれ。でも、俺を恨む暇があったら前に進め」と話した。
しかし、ジョンウは彼を許す事が出来ない。いや、許したくない。
しかし、そんな姿を見ると、許すべきでは無いという決心が揺らいでしまう…。
耐えきれずジョンウが病室を出て行ったその直後、ギョンミンは静かに息を引き取った。
ギョンミン死んじゃった!!謎を置いたまま…。
黒幕と何があったのか、ここから掘り下げて描いて欲しいですね。
でも彼も不幸な人ではありました。なんだか思い切り憎めない。ジョンウもそんな心情なのでしょう。
ギョンミンがジョンウにスーツを贈った時の感情は、本物だったと思いたいですね。
エピソード14
ジョンウが巻き込まれた、マカオカジノ令嬢殺人事件。
ある製薬会社理事の男性が、株の譲渡を交換条件として、マカオの集団にヘパリンを提供した。
またその男性は、大学病院への巨額の賄賂にも関与している事が発覚したが、被疑者は事故で死亡してしまったー。
そんなニュースが韓国を駆け巡った。
ーー
ハヌルは、大韓大学病院のユン教授から謝罪を受け、病院に戻って、助教授にならないかという打診を受ける。
しかしハヌルは「人を追い出したから、この地位に就けたように思えてしまう」と、自信を持てずに保留していた。
一方ジョンウは、逮捕された看護師の元へ行く。
そこで、ギョンミンが事故前日に渡していたメモはなんだったのかと聞くと、彼がなんとかジョンウの病院で死亡事故を起こすのは辞めさせようと、奔走していた事が分かった。
また、ジョンウは母親に電話しギョンミンの事を尋ね、彼の父が試験前に亡くなった事も真実であったと確認した。
もし、あの時彼に会わなければ。
もし、あの時彼を許していれば。
ギョンミンの死は、ハヌルとジョンウの心をじわりと蝕んで行く。
ーー
ナム家は、ハヌルの亡き父の墓参りのため、釜山に行こうとしていた。
ジョンウは、ちょうどその日両親が韓国に帰って来る予定だったが、会いたくなくて「学会がある」と嘘を付き、ナム家に同行する。
仲の良いナム家を見て、ジョンウはギョンミンの事を考えていた。
ジョンウの卒業式ですら顔を見せなかった両親。唯一来てくれたのは、ギョンミンだった。
彼は、まだ父の死から日が経っていなかったのに、黒いスーツを買ってジョンウの元に駆け付けたのだ。
ジョンウは、彼を許したいけど出来ない気持ち、恨めないけど理解は出来ない気持ちなど、様々な感情に押しつぶされていた。
それを、ウォルソンと2人になった時に泣きながら「辛いです」と打ち明ける。
ウォルソンはそんなジョンウの背中を「辛かったね」とさすり、今すぐに許すのは無理だから、それが出来るまで普通に過ごそうと諭した。
一方ハヌルは、テソンに諭され助教授になる事を決意する。
父が手術をする時、安心させてくれた麻酔医を思い出したのだ。
ハヌルとジョンウはお互いの辛い気持ちを吐き出して、前を向く事にした。
忘れたい事は忘れて、覚えておきたい事だけ覚えていればいい。
そう、散ったとしても記憶には残る、夜空の花火のように。
ーー
助教授になると決めたハヌルの壮行会が、デヨンの病院のメンバーで行われる。
そこにホンランも同席した。
最近の二人は、ジヌと共に出かける事が多い。その姿は、さながら恋人同士のデートのようだ。
すると、医院に務めるド医師と、デヨンがカップルなのではないかと話題になる。デヨンは慌てて否定したが、ドはまんざらでもない様子だ。
その後ホンランが帰ろうとし、慌てて後を追いかけたデヨンは告白しようとした。
しかし、酔ったドが追いかけてきて、つまずいた拍子にデヨンの頬にキスをしてしまう。
…デヨンとホンラン、2人の恋の進展はまだ先のようだ。
ーー
助教授となったハヌルは、多忙を極めた。一方のジョンウは待つだけで、約束をしていてもいつも会えない。
その頃ジョンウには、医療事故の賠償金が20億ウォン(日本円で約2億円)返金された。
大金が戻って来たジョンウは、ボランティアで「小耳症」の女の子の再建手術をする事を決意。
その手術を、設備の整った大韓大学病院で行う段取りを済ませ、ハヌルに麻酔科医として立ち会ってくれないかと打診した。
2人は、愛を育みながら手術の手筈を整える。
そしてジョンウは、事前に購入していた指輪を取り出し、ハヌルに渡す準備をし始めた。
ギョンミンの心は、根っから腐った訳ではなかったですね。観ているこちらも辛いです。
でも、上記のあらすじでは割愛しましたが、ウォルソンがジョンウにかけた言葉は全て心に沁み渡りました。
最初はとんでもない母親だと思ったけれど、本当に良き母親だよウォルソン…。
そして、ついにジョンウがプロポーズ!?
でもそんなにうまくいかないのが、ドラマなんですよねぇ〜笑
この作品も、ついにあと2話!!ジョンウの両親が絡んで来そうですが、どうなることやら…!?
エピソード15
ジョンウが、指輪をケースから出して渡す練習をしていた際、落としてしまってハヌルの職場のソファー下に転がってしまった。
ハヌルに気づかれまいとごまかしつつ指輪は回収したが、渡せなかった事をデヨンに相談する。
ジョンウが「結婚はしたいが、別にプロポーズのつもりでは無い」と言うと、デヨンは「今ハヌルは大事な時期だから、落ち着いてからにしてやれ」と助言をした。
また、プレゼントするならブレスレットくらいにしておけと言われたので、またお店に行って購入した。
その後ジョンウは家に戻り、居合わせたバダ、テソンと食事をする。
するとそこで、ハヌルは取り外すのが面倒なので、ブレスレットを苦手としている事を教えられた。
そこでジョンウは、今度はネックレスを購入。買い集めた贈り物を眺めながら、どれをあげようかと悩む。
そんな時、ジョンウが多額の賠償金を手に入れ企画した、小耳症ボランティア手術の事がマスコミにバレてしまう。
どうやら大韓大学病院側の広報が、マスコミに聞かれて話してしまったらしい。ジョンウは広報から、取材も受けてくれないかと打診された。
ハヌルは「利用されている。また何かの被害にあったら…」と心配するが、ジョンウはハヌルがいれば大丈夫だと言った。
ーー
しかしその後、ジョンウの元に喧嘩別れをしていた友人・ムグンが現れ、また病院の広報からも電話が来て、謝罪される。
驚きつつも話を聞くと、ハヌルがジョンウのために動いていた事が判明した。
ハヌルは、ジョンウは全てを失いマスコミに踊らされたのに、多額を手に入れた瞬間にタカって来る人々に腹を立てており「ジョンウを苦しめた奴らには謝罪をさせる!」と豪語していたのだ。
ジョンウは、自分の事を愛し、守ろうとし、共に楽しみ悲しんでくれるハヌルの事を、さらに愛おしく思う。
ーー
ボランティア手術の当日。
ジョンウは教授に「君が執刀してはどうか」と提案される。
教授を差し置いて…と恐縮するジョンウだったが、「君は同様の手術を経験済みだし、何より患者への想い入れがある。私も君から学ばせてもらいたい」と言われ、執刀医となる事を承諾した。
そして、ハヌルが麻酔科医を務めジョンウを見守る中、手術が始まった。
しかし、助軟骨を取ろうとしたところ、問題が発生。
一時、呼吸が乱れ危険な状態になったが、手術室内の全員が冷静に対応し、なんとか乗り切る。
少女の1回目の手術は無事成功し、故郷の病院へ戻って行った。次回会うのは半年後である。
ーー
ジョンウは、ムグンとチャンヨンが営んでいる屋台へと来た。
改めて2人に謝罪されたので、彼らの気持ちを受け入れて和解する。
また、ハヌルを呼び、宿敵だった彼女と付き合ったと紹介した。
一方デヨンは、娘に助言をもらってついにホンランに告白する。
離婚を経験し、恋愛に臆病になっていたホンランだったが、彼の真っ直ぐな気持ちを受け止めた。
遠回りした2人の恋も、ようやく成就したのだった。
ーー
ハヌルに、この狭い部屋を引っ越さないの?と聞かれたジョンウ。
彼は果物を剥きながら、「ここにいればハヌルに会えるし、ハヌルの家族が好きだからここにいたい」と伝えた。
するとハヌルは「じゃあ家族になろう」と返す。
それはプロポーズという訳ではなかったが、ジョンウはびっくりして指を切ってしまった。
「引き出しに絆創膏がある」と言われたハヌルは、仕舞ってあったアクセサリー類を見つける。
ジョンウは「バレた!」と焦りつつも、どれを渡したら良いか悩んでいたと正直に話し「恋人、友人、妻、俺の全てでいて欲しい」と言って全てを渡した。
そして二人は、ようやく結ばれたのだった。
長かった…!やっと、たくさんの困難を乗り越えて来た2人がここまで来ましたね。
ラストのジョンウの言葉には悶えました。イケメンに言って欲しい…。
お友達とも和解しましたし、全てがまるっとうまく行きましたが、最後にもう一波乱あるのでしょうか。
ジョンウの両親との確執が気になるところです。
次回、ついに最終話!!
エピソード16
ホンランとデヨンは、ラブラブなひとときを過ごしている。
バダは、テソンの店で働きながら、美味しいミルミョンを作れるようになっていた。
ウォルソンは、ハヌルが病院へ戻り、バダもやっと心を入れ替えて働き出したので、自信に満ち溢れている。
それぞれ思い思いの日々を過ごしている時、ハヌルはジョンウを呼び出した。
ジョンウは、ハヌルと一夜を共にしたが、プロポーズの返事をもらっていない事で少々焦っていたので、期待を胸に待ち合わせ場所へ行く。
しかしハヌルは、「指輪の返事は、言うまでも無くあんたと同じ気持ちだけど…」と前置きし、
「来年小児病院を設立するので、半年間海外の小児科の視察に行って欲しいと科長に頼まれたの。面白そうだし良い経験にはなるけれど、プロポーズをしてくれたあんたを置いて行くなんて…」と打ち明けた。
ジョンウは努めて明るく振る舞いながら「お前の負担にはなりたくない。気にせず行ってこい!」と返答する。
しかし明らかに動揺している彼を見て、ハヌルは苦笑いを浮かべた。しかも、それは急な話であり、出発は来月だと言う。
案の定、ジョンウは自室に戻った際「嫌だ!行かないで!」と悶えて暴れていた。
ーー
ハヌルの海外赴任を知ってから、毎日ふさぎ込むジョンウ。
そんな時、デヨンが頼りにしていたド医師が夢を叶えるため、退職する事になった。
「説得しないのか?」とジョンウに聞かれ、デヨンは「夢があるのは良い事だ。今しか出来ない事もある。それを俺の都合で邪魔は出来ない」と言う。
彼の言葉は、ジョンウの心に響いた。
その夜ジョンウは、まだ科長に返事をしていないハヌルを呼び出し「今しか出来ない事だろう?前回は本心じゃなかったけど、今回は本気。行っておいで」と伝える。
ハヌルが微笑むと、ちょうど科長から電話が来たので「お引き受けします」と返答した。
しかし次の日科長から、「他の人が行く事になったので、今回の話は無かった事に」と言われてしまう。
ジョンウは何も知らずに、離れるまでのデートプランを5つ立て、ウォルソン達との送別会も行った。
ハヌルは、完全に本当の事を言うタイミングを逃したが、ジョンウはハヌルに届いた科長からの「白紙になって申し訳ない」というメール文を見てしまう。
慌てて、ウォルソン達の前で「ハヌル!行くな!!」と泣いて抱きつき、送別会を終わらせた。
2人きりになった時、「白紙にするなんてお前をバカにしている。何も言い返せず腹が立っただろ…」と心配するジョンウに、
ハヌルは「不当な扱いを受けたらしっかりと自分の意見を言う、そう決意して病院に戻った。今回、きちんと文句は言えたわ」と話し、あっけらかんとして笑った。
そして、残った2つのデートプランを実現させる。
ーー
ハヌルは心療内科に行き、再検査を受ける。
すると担当医は「強くなりましたね。通院は不要です。もうあなたは自分でトラウマを乗り越えられる。これからは、これまでの努力があなたを守ってくれます」と言って、背中を押した。
デヨンは、ド医師が去った時、ジョンウにも「ついでだから言うけど、お前も去って良いぞ。もう立ち直った。自分の病院を開くんだ」と言っていた。
「恩返しがしたい」と言うジョンウだったが、デヨンに「俺の元を去るのが恩返しだ」と背中を押され、自分の病院を開く事にする。
ーー
開院したジョンウの美容外科は、以前のような派手な外観ではなく、古びたビルの一室にあった。
しばらくは他の医師を雇わず、患者に寄り添うアットホームな場所にしたいらしい。
ハヌルがお祝いの花を持って駆けつけ、2人で話をする。
バダは、ミルミョンを料理している動画を配信し、有名になる夢を抱いている。
もう家族にお金の無心はしておらず、ウォルソンにプレゼントも渡した。
デヨンとホンランは、互いに尊重し合い、子ども達とも打ち解けて、幸せな日々を送っている。
また、ジョンウはカンに連絡を取り「信頼できる人が必要です。一緒に働きませんか?」と誘った。
ーー
ハヌルとジョンウは、以前見損ねた日の出を見に行く。
2人は、悲しみや苦しみを乗り越える強さを手に入れた。
数々の困難を経験しながら、大きなスランプを抜け出す事が出来たのだった。
最後はみんながハッピーエンド!なストーリーで、総括という感じでしたね。
ラスト2話はちょっと物足りなかったのが残念ではありました。
筆者がずっと気にしていたジョンウの両親の事だけは、未解決だったので…。
(解り合えないままで、ハヌルと結婚は出来るのでしょうか?)
とはいえ全体的には、ラブコメ、サスペンス要素がうまく合わさった物語で、笑いありハラハラありでとても楽しめました!!
『ドクタースランプ』が好きな人へのオススメNetflixドラマ
「ドクタースランプ」と同じく、「男女の同級生」を描いたラブコメ作品をピックアップ!
私のIDはカンナム美人
壮絶なイジメをされて来た女の子が、整形をして人生をやり直す!困難に立ち向かう主人公を、思わず応援したくなります。
「顔天才」と呼ばれる美しき俳優・チャウヌさんからも、目が離せません!!