2025年7月2日公開の映画『ヘッド・オブ・ステイト』。
イリヤ・ナイシュラー監督によるアクション・コメディ映画。暗殺の陰謀に巻き込まれたアメリカ大統領(演:ジョン・シナ)とイギリス首相(演:イドリス・エルバ)が、命を狙われながら世界を駆け回る逃避行を描きます。アクションや爆発、追跡劇などと共に、ユーモア満載なのが特徴です。
この記事では、映画『ヘッド・オブ・ステイト』で流れた音楽のうち11曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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『ヘッド・オブ・ステイト』で流れた曲とは?
スペインのトマト祭りを報道するシーン
Gipsy Kings - Volare(Gipsy Kings Version)
スペインのトマト祭りを報道するシーンで流れた曲は、Gipsy Kingsの『Volare(Gipsy Kings Version)』です。
スペインのブニョールにて、トマト祭りを楽しむ人々が映し出される映画の冒頭。レポーターのノエルの後ろにはトマトをぶつけ合う人たちがたくさんでしたね。
スパニッシュギターの軽快なリズムと共に、手拍子したくなる明るさのある曲が流れるオープニングがクールです。明るく陽気な雰囲気にピッタリな音楽と熱意のある男性のヴォーカルの歌が良いなと思いました。
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クラーク首相が起床するシーン
The Archies - Sugar, Sugar
クラーク首相が起床するシーンで流れた曲は、The Archiesの『Sugar, Sugar』です。
イギリスのロンドンにてベッドで寝ていたクラーク首相が「Sugar, Sugar」というアラームで4:30に起床。テレビをつけてアメリカ大統領のウィルに関するニュースを見るのでした。
「Sugar, Sugar」は、1970年頃にブームを巻き起こしたバブルガム・ポップの代表曲です。軽快で明るいテンポによる親しみやすいメロディが特徴ですね。
クラークたちが車を盗もうとするシーン
Hard Bass School & Rebmoe - Discoteka v Garazhe
クラークたちが車を盗もうとするシーンで流れた曲は、Hard Bass School & Rebmoeの『Discoteka v Garazhe』です。
クラーク首相と大統領のウィルは車を盗むことに…若者たちが重低音の効いた、早いテンポでビートが強い音楽を流しながらダンスをしていましたね。
彼らをコッソリ見やりつつ、車に近付いていきました。16歳の時に車を盗んだことがあるだろうと言われたウィル…負けじとクラーク首相のことも調べると言うのが印象的です。
若者たちがクラークとウィルに襲い掛かるシーン
Zapravka - ЗАВОД(Zavod)
若者たちがクラークとウィルに襲い掛かるシーンで流れた曲は、Zapravkaの『ЗАВОД(Zavod)』です。
若者たち5人は車の音に気付いて音楽を止め、クラーク首相たちの元に近付きます。ウィルは出演映画のワンシーンを演じますが伝わらず…そのまま殴り合いに発展しました。
工場っぽい機械音が混じるエレクトロ系の、単調だけどクセになるリズムの音楽が流れ続けますよ。クラーク首相の腕っぷしに注目です。
若者たちが武器を手に襲おうとするシーン
Russian Village Boys (feat. Cosmo & Skoro) - Cyka
若者たちが武器を手に襲おうとするシーンで流れた曲は、Russian Village Boys (feat. Cosmo & Skoro)の『Cyka』です。
クラーク首相たちは若者たちより優勢!服を燃やしたり、顔を殴ったりしますが、若者たちも負けていません。各々、刃物や武器になりそうなものを手にした際に音楽が流れました。
ロシアンハードベースとシャウト系の歌がノリが激しくて少し荒っぽいシーンにピッタリでしたね。一斉に殴りかかって来て、女性が銃を空に撃つと音楽が止まり、若者たちが去っていく…ハラハラするシーンが一時休戦となるのでした。
クラークたちが荷台に乗って車で移動するシーン
Dave Van Ronk - Hang Me, Oh Hang Me
クラークたちが荷台に乗って車で移動するシーンで流れた曲は、Dave Van Ronkの『Hang Me, Oh Hang Me』です。
のどかな田舎の道を車が走っていく際にアコースティックギターとしわがれた男性ヴォーカルの歌が流れます。ゆっくりしたテンポで落ち着いた雰囲気がある中、車の荷台に乗っていたクラーク首相らが映し出されました。
羊がたくさん載せられ、一緒になっているクラーク首相らが平和そうな雰囲気があって良かったですね。
マーティが音楽をかけて敵を撃退するシーン
Beastie Boys - Sabotage
マーティが音楽をかけて敵を撃退するシーンで流れた曲は、Beastie Boysの『Sabotage』です。
工作員のマーティの元にたどり着いたクラーク首相とウィル。電話線が切れているとわかると警報が鳴り、緊急事態であることがわかります。マーティは武器を用意し、一緒に持ち出したCDをプレイヤーにかけて音楽を流す!
激しいギターと怒鳴るような男性ヴォーカルの歌は、一気にテンションが上がりますね。ノリの良さを感じさせつつ、扉が爆破されますが…まさかその爆破を押し返すほどの爆弾を仕掛けているとは驚きました。
ノエルと共にクラークたちが列車に乗るシーン
Bonnie Tyler - Total Eclipse of the Heart
ノエルと共にクラークたちが列車に乗るシーンで流れた曲は、Bonnie Tylerの『Total Eclipse of the Heart』です。
マーティのおかげで建物の外に出られたクラーク首相とウィルですが、すぐに敵に銃を向けられてしまいます。そこに来たのがノエルでしたね。生きていたことに驚く間もなく、列車に乗ろうと扉を開けると目の前で列車が出発してしまうので慌てることになりました。
壮大な80年代バラードが流れ始めます。感情がこもった女性ヴォーカルの歌と共に新たに出発していく感じが合っているなと思いました。
ノエルとウィルが車内で敵と戦い始めるシーン
Mötley Crüe - Kickstart My Heart
ノエルとウィルが車内で敵と戦い始めるシーンで流れた曲は、Mötley Crüeの『Kickstart My Heart』です。
ウィルとノエルがグラドフの部下に捕まり、車内で窮地に陥ります。その際にブラッドショーは囮で、裏切り者は副大統領のカークだったと明かされるのには驚きましたね。ウィルはその話を聞いてこっちにも作戦があると言うと音楽が流れ始めます。
1980年代のアメリカン・ハードロックを代表するバンドによる、スピード感とエネルギーに満ちた歌と音楽が流れて勢いバッチリですね。車内と車外で戦いが起きたり、クラーク首相が助けてくれたりするアクションシーンが見ものです。
クラークの作戦開始と共にウィルが石像を手にするシーン
Elvis Presley - Can’t Help Falling in Love
クラークの作戦開始と共にウィルが石像を手にするシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Can’t Help Falling in Love』です。
「ウォーター・コブラ2」を参考にした作戦開始!クラーク首相がウィルの映画を見ていたことに驚きつつ、エルヴィス・プレスリーによる名バラードが流れ始めます。
ゆっくりしたテンポで、低くて柔らかい深みがある声で静かに歌われる…。スローモーションでウィルがヘリコプターに小さいキューピットの石像を投げるというシーンと合わせて見入ってしまいましたね。
エンディング
Bill Withers - Lean on Me
エンディングで流れた曲は、Bill Withersの『Lean on Me』です。
エンディングでがソウル系バラードの代表的な曲が流れました。ピアノがベースでシンプルな伴奏と共に優しく包み込むような男性ヴォーカルの歌が続きます。感情を込めた感じる落ち着いた雰囲気から、励ますような力強い表現に変わるのが印象的ですね。
首相と大統領が仲良くなったという終わり方が良いなと思いつつ、マーティが生きていて元気そうなのも嬉しく思いました!