2025年7月2日公開の映画『ヘッド・オブ・ステイト』は、アクション×コメディが楽しめるバディ映画です。監督は『ハードコア』で知られるイリヤ・ナイシュラー。主演はジョン・シナ(アメリカ大統領デリンジャー役)とイドリス・エルバ(イギリス首相クラーク役)、そしてMI6の諜報員ノエルをプリヤンカー・チョープラーが演じています。
国際的な陰謀に巻き込まれた2人のリーダーが、衝突を繰り返しながらも協力し、武器商人グラドフの計画を阻止するために奔走します。
ヘッド・オブ・ステイト
- 未体験
- 4
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 3
- 予測不可
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- サウンド
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首相と大統領が窮地に陥り、敵を見つけて戦っていくストーリーが見もの!ライトに楽しめる映画です!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
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映画『ヘッド・オブ・ステイト』で流れる11曲をシーンごとに解説!
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『ヘッド・オブ・ステイト』は人気?どんな人が観ている?
Amazon Prime Video配信直後から映画カテゴリのトップにランクインした作品!多くの視聴者から注目を集めていることがわかりましたね。レビューも好意的なものが比較的多くて、「肩の力を抜いて楽しめる映画」として受け入れられているようでした。
視聴者層は20〜40代のアクションやコメディ好きが中心なのかなという感じです。主演のジョン・シナに注目する男性ファンや、イドリス・エルバやプリヤンカー・チョープラーの魅力に惹かれる女性ファンが多めなのかもと思いました!
テンポの良さ&わかりやすい展開から、家族での視聴や“ながら見”にもぴったりです。
以下より重要なネタバレを含みます。
『ヘッド・オブ・ステイト』をネタバレありで解説!
クラーク首相とウィル大統領
スペインのトマト祭りにて、ノエルはレポーターをしていました。CIAの仲間たちと協力し、ロシアの武器商人のグラドフを見つけようとしていましたが…ノエルの仲間たちが次々と殺されてしまいます。ノエルも撃たれ、多くの犠牲者が出たと報じられました。
クラーク首相はその報道を確認し、ロンドンのバッキンガム宮殿へ。アメリカ大統領が来て、クラーク首相と共に会見をします。テロの話題も含め、会見に応じるクラークたちですが…良い関係を示せず会見を終えます。
クラークたちは一緒にエアフォースワンに乗り、友好関係を示すことになりました。機内でも変わらず口論になる中、グラドフの手下たちが機体を攻撃。クラークたちはパラシュートを使って降りますが、報道では2人の死を伝えます。

トマト祭りで銃撃戦…そんな激しい始まりを経て、ノエルの活躍や生死が気になる映画の冒頭でしたね。そこからイギリスの首相のクラークがノエルを気にかけるシーンがあり、その後2人の関係が明かされるという流れが印象的。人柄が伝わってきましたね。
大統領は元俳優であり、家族もいます。人柄は割と見ての通り、という感じで、演じるジョン・シナの雰囲気と合わせてわかりやすいなと思いました。
協力
クラークたちは口論が絶えない中、車を見つけて盗もうとします。しかし、持ち主に見つかって乱闘に…その際に大統領を知る女性に助けてもらい、車でワルシャワまで送ってもらいました。
ゴールドマウンテン鉱業を訪ねると、工作員のマーティに迎えられます。そこでエシュロンを使ってグラドフが各国の工作員の情報を流してると知りました。そこにグラドフの追っ手が来てマーティは自身を省みず大統領を逃がします。
そこにノエルが現れ、クラークたちを助けて列車へ。クラークは彼女の無事を喜びますが、またもやグラドフの手下が…しかし、手下の1人がグラドフを裏切り、クラークたちを助けます。その男のアジトに向かうため、クラークたち3人は列車を飛び降り、クロアチアへ。隠れ家で「ブラッドショー」という名を発見し、内部の裏切り者を見つけだします。

クラークと大統領が口論しつつも、互いにわかりあっていくのがいいですね。クラークは腕っぷしもあり、頼もしいです。大統領はラッキーで敵を倒すことも多かった印象です。
そうした中、内部の裏切り者を見つけますが、やっぱり副大統領の偽装でしたね。副大統領も国を思っての行動のようでしたが…グラドフを始末しようとしたため、逆に殺されてしまうのでした。悪事を働く者の末路を見守りましょう。
最後の戦い
クラークはその場で爆発に巻き込まれ、大統領とノエルはNATOの会議へ急ぎます。グラドフの手下とカーチェイスを繰り広げる中、クラークが助けに来ました。銃撃戦などが起きる中、3人は会議の場へ。
副大統領が黒幕だったとわかる中、グラドフが現れて副大統領を射殺。その場の者を皆殺しにするよう手下に言いました。ノエルは手下たちを倒し、クラークと大統領はグラドフを追いました。
グラドフがヘリコプターで逃げようとし、クラークは大統領と力を合わせてヘリコプターを撃墜。敵を倒し、その後クラークと大統領はフィッシュ&チップスを食べながら話をしてエンディングとなりました。

ノエルが黒幕の情報を得ようとしている間にクラークが敵と戦う!銃撃戦のアクションにハラハラしましたね。そのままクラークは爆発に巻き込まれてしまったのかと思われましたが…生きてて良かった!まさかノエルたちの窮地を助けてくれるとは驚きでした。
カーチェイスシーンや、最後のNATO会議中の撃ち合いシーンなど、目が離せない展開が続きます!アクションも見ものだったなと思いましたね。
『ヘッド・オブ・ステイト』に関連する作品ならこちらもオススメ!
『ヘッド・オブ・ステイト』に関連する以下の2作品もおすすめ!
ホワイトハウス・ダウン
2013年公開のアクション映画。監督はローランド・エメリッヒ。主演はチャニング・テイタム(警護官ジョン・ケイル役)と、ジェイミー・フォックス(アメリカ大統領ソイヤー役)。
物語は、ホワイトハウスの見学中に娘と共にいたケイルが、武装集団の襲撃に巻き込まれるところから始まります。大統領を守りつつ娘を救い出そうとするケイルの奮闘を描いた、スリリングな展開が特徴的。
政治陰謀と家族愛、そして派手な爆発アクションが融合した、エンタメ性の高い作品です。

本作は『ヘッド・オブ・ステイト』と同様、大統領が中心となる“異色バディ”が描かれます。世界の危機に立ち向かう構図が魅力ですよ。
最初はぎこちなかった2人が、緊迫した状況を通して信頼を深めていく様子は『ヘッド・オブ・ステイト』のクラーク首相と大統領の関係を思い出させてくれますね。
ユーモアを交えた掛け合いや、追跡劇、銃撃戦、爆破などの派手なアクションシーンも満載です!
ヒットマンズ・ボディガード
2017年公開のアクション・コメディ映画。監督はパトリック・ヒューズ。主演はライアン・レイノルズ(ボディガードのマイケル)と、サミュエル・L・ジャクソン(殺し屋ダリウス)。
かつて一流だったが今は落ちぶれたマイケルが、ダリウスの護衛任務を引き受けるところから物語は始まります。
常に言い争う2人が、敵の追撃やトラブルに巻き込まれながらも目的地を目指す、ドタバタ感満載のロードムービーが楽しめます。

『ヘッド・オブ・ステイト』で描かれた“口論ばかりのコンビが協力していく”というシーンを楽しみたい人におすすめ!
真逆の性格を持つボディガードと殺し屋が衝突しながらも、危機の連続を乗り越えていく姿が見どころですよ。
アクションは派手で、テンポがよく、ユーモアも満載。2人のの掛け合いや成長を気楽に楽しみたい方にもおすすめです。