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『ケープ・フィアー』で流れた挿入曲をシーンごと紹介

とまと

『ケープ・フィアー』の動画配信&流れた挿入曲をシーンごと紹介

https://youtu.be/0K5PoeD5dEw



1991年12月21日公開の映画『ケープ・フィアー』

『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』など、数々の名作を生み出したマーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロがタッグを組んで制作した7度目の作品です。1962年に公開された『恐怖の岬』のリメイクで、今作にはオリジナル版の出演者3人がカメオ出演しています。

音楽はエルマー・バーンスタインです。バーナード・ハーマンがヒッチコック作品のために書き下ろしたもの、使用されなかった曲を編曲し、劇中で使用しています。

この記事では、映画『ケープ・フィアー』で流れた音楽9曲をご紹介します。

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『ケープ・フィアー』で流れた曲とは?

独立記念日のパレードで演奏されている曲

Yankee Doodle (1991 Remastered)

Traditional - Yankee Doodle

独立記念日のパレードで演奏されている曲は『Yankee Doodle』です。

日本では『アルプス一万尺』のメロディでしられている『ヤンキードゥードゥル(Yankee Doodle)』は、アメリカの愛国歌です。アメリカ独立戦争前に作られました。

「ヤンキー(Yankee)」は、イギリス軍が使った植民地アメリカの軍隊への蔑称で、「ドゥードゥル(Doodle)」には「まぬけ」といった意味があります。

この曲は、イギリス軍の将校が、フレンチ・インディアン戦争で従軍していた乱雑で組織化されていない「ヤンキー」を嘲笑するために歌ったものでした。しかしその意図に反し、アメリカ植民地の住民はこの歌を好み、独立戦争が始まると反英的な替え歌を作り、自分たちの愛唱歌として戦いの様々な場面で歌ったそうです!

 

マックスとローリーがいる店で流れている曲

Professor Longhair - Tipitina

マックスとローリーがいる店で流れている曲は、Professor Longhairの『Tipitina』です。

サムの不倫相手ローリーにマックスが近づくシーンです。

『Tipitina』は、ニューオーリンズを代表するブルースピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアが1953年にリリースした、彼の代表作と言われている曲です。プロフェッサー・ロングヘアは「ロックンロール界のバッハ」と呼ばれています。

1972年にリリースされたアルバム『New Orleans Piano』では、1953年に録音された別バージョンが収録されています。

 

ダニエルがヘッドフォンで鑑賞しているMVの曲

Bigod 20 - The Bog (Shot Mix) (Official Video)

Bigod 20 - The Bog

ダニエルがヘッドフォンで鑑賞しているMVの曲は、Bigod 20の『The Bog』です。

不倫相手が暴行を受け、サムが家の戸締まりを厳重にしている時、ダニエルが自室で見ているミュージックビデオ(MV)の曲です。

The Bogは、1988年に結成されたドイツのEBM (エレクトロニック・ボディ ・ミュージック) バンドです。ここで使われている『The Bog』を1990年にリリースしクラブヒットしたことがきっかけで、アメリカのレコードレーベルとの契約を果たしました。

『The Bog』は、1992年にリリースされたデビューアルバム『Steel Works! 』に収録されています。

 

夫婦喧嘩シーンでのダニエルの部屋のMVの曲

Jane's Addiction - Been Caught Stealing (Official Music Video) | Warner Vault

Jane’s Addiction - Been Caught Stealing

夫婦喧嘩シーンでのダニエルの部屋のMVの曲は、Jane’s Addictionの『Been Caught Stealing』です。

ジェーンズ・アディクションは、1985年 ロサンゼルスで結成された、全米セールス700万枚を誇る伝説のオルタナ・バンドです。『Been Caught Stealing』 は、ジェーンズ・アディクションが1990年にリリースした2ndアルバム『Ritual de lo Habitual』から3番目のシングルとしてリリースされました。

この曲はバンドの最大のヒット曲で、米国ビルボードのモダン・ロック・チャートで 4 週間連続1位を獲得しました!

 

夫婦喧嘩シーンでダニエルが大音量でかける曲

Guns N' Roses - Patience

Guns N’ Roses - Patience

夫婦喧嘩シーンでダニエルが大音量でかける曲は、Guns N’ Rosesの『Patience』です。

ダニエルは、カセットデッキのスイッチを押し、この曲を夫婦の寝室にまで聞こえる音量でかけています。

『Patience』は、1985年に結成された米国ロサンゼルス出身のロック・バンド、ガンズ・アンド・ローゼズ (Guns N’ Roses/略称GN’R)が1988年にリリースしたミニアルバム『GN’Rライズ(GN’R Lies)』の収録曲で、翌年シングル・カットされ、全米4位を記録しました。

ガンズ・アンド・ローゼズは、ヒット曲を連発し、全米で4,200万枚、全世界で1億枚以上のアルバムセールスを記録した、20世紀最後のモンスターバンドです!

 

マックスとの電話のシーンでのMVの曲

The Creature from the Black Leather Lagoon

The Cramps - The Creature from the Black Leather Lagoon

マックスとの電話のシーンでのMVの曲は、The Crampsの『The Creature from the Black Leather Lagoon』です。

マックスが教師と偽ってダニエルに電話をかけてくるシーンです。

ザ・クランプスは、ボーカルのラックス・インテリアと、妻でギタリストのポイズン・アイビーが中心となり1976年にアメリカのニューヨークで結成されたロック・バンドです。結成から33年目の2009年に夫のラックスが亡くなるまで、夫妻は一貫してバンドの象徴であり続け、注目を集め続けました。

『The Creature from the Black Leather Lagoon』は、ザ・クランプスが1990年にリリースした4thスタジオアルバム『Stay Sick!』に収録されています。

 

マックスがダニエルに電話越しで聞かせる曲

Do Right Woman, Do Right Man

Aretha Franklin - Do Right Woman—Do Right Man

マックスがダニエルに電話越しで聞かせる曲は、Aretha Franklinの『Do Right Woman—Do Right Man』です。

『Do Right Woman — Do Right Man(邦題:恋のおしえ)』は、チップス・モーマンとダン・ペンによって書かれた曲で『Do Right Woman, Do Right Man』というタイトルでも知られています。

ソウル音楽の「女王」と呼ばれた米・歌手、アレサ・フランクリンが1967年にリリースして全米ヒットチャート9位を記録しました。アレサ・フランクリンの10thアルバム『I Never Loved a Man the Way I Love You』(1967)に収録されています。

 

マックスがダニエルにマリファナを勧める時に歌った曲

Tiffany - I Think We're Alone Now (Official Music Video)

Tiffany - I Think We’re Alone Now

マックスがダニエルにマリファナを勧める時に歌った曲は、Tiffanyの『I Think We’re Alone Now』です。

マックスは、自分が吸っていたマリファナをダニエルに勧め、「I Think We’re Alone Now」と、80年代後半、若者の間に流行っていた曲のリフレインを歌います。この曲はアメリカのアイドル的女性歌手ティファニーが1987年にリリースした『I Think We’re Alone Now』で、様々な国のチャートで1位を獲得し大ヒットしました。

オリジナルは、アメリカのロックバンド、トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズが1967年にリリースし、全米4位を記録したバージョンなので、14年間服役していたマックスも歌えたのですね!

 

マックスが一家を尾行し空港に向かうシーン

Donizetti: Lucia di Lammermoor / Part 2 / Act 1 - "Per te d'immenso giubilo" - "Per poco fra le...

Gaetano Donizetti - Lucia di Lammermoor/Act 2 - “Per te d’immenso giubilo”

マックスが一家を尾行し空港に向かうシーンで流れた曲は、Gaetano Donizettiの『Lucia di Lammermoor/Act 2 - “Per te d’immenso giubilo”』です。

ここで使われている曲は、イタリアの作曲家ガエターノ・ドニゼッティが1835年に作ったイタリア語オペラ『ランメルモールのルチア(原題:Lucia di Lammermoor)』の第2幕で、合唱とバス歌手が歌う『限りなき喜びの叫びがわきおこり 』です。

政略結婚によって引き裂かれた恋人たちの悲劇が描かれたこのオペラは、1669年にスコットランドで実際に起きた事件をもとに作家ウォルター・スコットが書いた小説『ラマムアの花嫁』が原作になっています。

 

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洋画大好きライターのとまとです!好きな恋愛映画はLost in translationとJackie Brown。いやいやBleederも捨てがたい…。ちょっぴりビターなストーリーに激弱です。
音楽は「U2よりNirvanaが好き」に共感しまくるグランジ好き。アイラブコートニーラブ♡
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