2025年6月11日にNetflixで公開された映画『ヴィヴァ・ア・ヴィダ:人生に乾杯!』
骨董品店で働くジェシカは、祖母から譲り受けたネックレスと同じものが店に届き驚く。
ネックレスのルーツを辿ってみると、驚くべき事実が判明して…?
ブラジルの、ラブコメ・ヒューマンドラマ。

旅は苦手なので、映画で楽しみたいインドア派beersyです!
本作は王道のロードムービーかな?と思い視聴。
インパクトに欠けるストーリーではありましたが、登場キャラが立っている作品でした!
この記事では、Netflix映画『ヴィヴァ・ア・ヴィダ:人生に乾杯!』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!
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『ヴィヴァ・ア・ヴィダ:人生に乾杯!』の評価&感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 2
- 再鑑賞度
- 2
- サプライズ度
- 2
- 話題性
- 2
骨董品店スタッフの主人公が年代物のネックレスを手に、同じものを送って来た男性に会いに行き、ネックレスのルーツを辿る旅。
ブラジルムービーらしく、ラテン系の挿入曲とともに、主人公が突拍子も無い事をしながら前へ進んで行きます。わちゃわちゃ珍道中にほっこり!
しかしながら、筆者はちょっと睡魔に襲われました…。
もう少し掘り下げてくれたほうが、集中して視聴出来たような。
無理やり突っ込んだようなラブ要素もちょっと微妙でした。
(主人公のジェシカがあまりにも破天荒過ぎて、好きになれなかったのが原因かも…?)
本作はラブコメよりもヒューマンドラマ色が強いので、ロードムービーが好きな人にオススメかもしれません。
でも、監督のクリシュ・ダマートは数々のラブコメ作品を撮っており、主演のターチ・ロペスは、クリシュ監督のネトフリ映画『婚約者はレンタルで』にも出演していますよ。
ターチ・ロペスは、今後もブラジルのネトフリ作品に出るかもしれませんね。
お相手男性ガブリエル役の、ロドリゴ・シマスはイケメンで癒されました!
以下より重要なネタバレを含みます。
『ヴィヴァ・ア・ヴィダ:人生に乾杯!』のネタバレ
祖母のネックレス
骨董品店で働くジェシカはやる気が無く、電気も止められるような生活をしている。
大好きだった母・デボラと祖母・ラケールは事故で他界しており、祖母からもらったメダルのようなネックレスを大切にしていた。
ーー
ある日、店に大量に届いた品を開封している際、壺を割ってしまったが、その中に祖母のネックレスと同じものがある事に気付く。
そこでジェシカは、送り主・ガブリエルのもとへ行き話を聞くと、彼は祖母のミリアムが亡くなったため遺品を送ったと言う。
すると、ジェシカのネックレスの中に「ハヴァ」と書かれた写真がある事に気付き、ガブリエルの母にも話を聞いてみる事にした。
- 50年前、ラケール、ミリアム、ハヴァという3姉妹がいた。
- ハヴァは愛のない結婚をさせられそうになり、恋人だったベンとイスラエルへ駆け落ちする。
- その行為は当時許されるものではなく、3姉妹は仲違いして疎遠になった。
- その後、事故によりラケールとデボラが亡くなる。
- 実は、デボラの母はハヴァだった。(=ジェシカの祖母はラケールではなくハヴァだった)
- ジェシカとガブリエルは、はとこだった。
- ベンはイスラエルで観光業を営んでいる。
ーー
自分は天涯孤独だと思っていたジェシカは、ハヴァとベンに会いに行き孫だと伝え、遺産をもらおうと考える。
そこで、ガブリエルに「遺産の10%をあげるから付いて来て」と言い、職場から高値のアクセサリーを盗んで渡航費用にし、2人でイスラエルへ向かった。

ネックレスに隠された秘密…。
三姉妹に同じ素敵なアクセサリーをあげたのに、仲がここまで拗れてしまって、両親はさぞ悲しんだ事だろうと思いました。
「親が結婚を決める」時代というのは日本にもあったようですが、遠く離れたブラジルでもそれが普通だったのですね…。
そして、いよいよロードムービーが始まる!と思ったら、突然ジェシカが大犯罪を犯してびっくりしました。笑
ハヴァのゆくえ
ジェシカはベンの観光ツアーに申し込んだが、ガイドはラミレスという男性のみ。
ベンは何か問題が起きないと来ないと言うので、ジェシカは無理やりガブリエルを誘い、ヌード禁止のビーチで全裸になって警察に捕まった。
2人は、警察署長と仲の良いベンのおかげですぐに釈放される。
ジェシカは、再出発したバスでベンに孫である事を伝えようとしたが、ベンは心ここに在らず。
話を聞いてみると、ハヴァが家を出て行ってしまったそうだ。
「一生冒険をしよう」と言って駆け落ちし結婚したのに、ベンはすっかり大人しい老人に変わってしまって、刺激のない日々に嫌気がさしたらしい。
すると、ガブリエルはベンのスマホを借り、位置情報からハヴァの居場所を難なく突き止めた。
しかしベンは、ハヴァの元に行く事に難色を示したため、ジェシカは彼に睡眠薬を盛り誘拐。
翌日スマホの場所へ行ったが、ハヴァの親友がスマホを預かっており、ハヴァ本人はいなかった。
ーー
ガブリエルは、ハヴァのスマホを親友から盗み、今度はクレジットカードの使用通知を見て、最後にカードを使用した場所・エイラートに向かう。
ベンはハヴァ、デボラと共に行った場所を巡ったが、ハヴァとは会えずじまいだった。
そんな中、徐々にベン、ジェシカ、ガブリエルの距離が縮まり、楽しく観光のような旅をする。
すると道中、酔っ払ったベンが「ハヴァは養子だった」と明かし、またしてもジェシカは驚いた。
そしてガブリエルとは血縁関係でないと分かり、互いに抑えていた恋の炎を燃やすのだった。

ラミレスのお姉キャラ、アクセントになっていてとても良い!そして同じバスに乗っている乗客もまた面白い!
本筋のストーリーとは関係ありませんが、こういうところにほっこりポイントがあるのは嬉しいですね。
ジェシカとガブリエルが恋仲になりましたが…(しかもガブリエルには彼女がいたので、ほぼ略奪)
ジェシカの魅力が全く分からん…。
誓い
観光バスに戻り旅を続けて行くうちに、ベンとジェシカの間には温かい何かが芽生え始める。
しかしベンがネックレスを見つけてしまい、ジェシカは「私はあなたの孫なのよ」と明かしたが、彼は「遺産目当てか!」と言って態度が豹変し、信じようとしなかった。
ジェシカは最初こそ遺産目当てだったが、今では心からベンを祖父として愛していた。
ーー
ベンは、昔を思い出す。
愛娘のデボラは、ブラジルの大学へ行こうとしたが、ベンは心配でたまらず許さなかった。
さらに、ラケールと連絡を取っている事を知ったハヴァも「姉妹と繋がる事だけは許せない」と言い放つ。
やりたい事をさせてもらえないデボラは、「いい加減復縁すべきよ!」と言って、2人と絶縁してしまった。
そして数年後、不幸にもデボラが事故で命を落とし、ハヴァとベンは愛娘と2度と会えなくなってしまって、長年悔いていたのだー。
ーー
ベンに拒絶されたジェシカは落ち込むが、ガブリエルが「ハヴァに会いに行こう」と言って再度調べ、彼女の居場所を突き止める。
そしてその場所に行くと、本当にハヴァがいた。
しかし、ジェシカが「あなたの孫よ」と伝えると、ベンと同じく拒絶されてしまう。
それでもペンダントを見せると一転、ハヴァは自分が持っているものと同じである事に気付き、ジェシカを「デボラに似てるわ」と言って抱きしめるのだった。
ーー
ジェシカ、ガブリエル、ハヴァはベンの元へ戻ったが、ジェシカは職場からアクセサリーを盗んだ罪で逮捕されてしまう。
ベンは連行される彼女を見て「とんだ詐欺師だな」と呟いた。
ハヴァは「ジェシカは孫娘よ」と伝えるが、ベンは頑なに信じようとしなかった。
ジェシカはブラジルに強制送還される事になり、空港へ連れて行かれる。
ーー
ベンが、3人で滞在していたホテルのチェックアウトを済ませると、フロントから「封筒を預かっていますよ」と渡される。
中身を見ると、ジェシカ・デボラ・ラケールが写っている写真が入っていた。
ベンは最愛の娘の顔を見て、涙を浮かべる。
ーー
ジェシカは空港で強制送還されそうになるが、ベンがアクセサリー代を支払い、人身保護令嬢が出るように手配する。
そして、バイクで駆けつけて飛行機を止め、無事に飛行機から出て来たジェシカを抱きしめた。
ベンは、ハヴァと「生涯冒険し続ける」と約束。
ジェシカとガブリエルもまた、2人で愛を育んで行く事を誓うのだった。

ベンのバイク登場シーン、驚くほどイケオジでしたね!
ぎゅっとガブリエルの手を握っていて、こちらの2人にも絆が出来ていてより心が温まりました。
ジェシカがやっと「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼び、バスの皆んなが大喜びしている姿にも感動!
ラミレス(演/Diego Martins)が本業のドラァグクイーンに戻って、伸びやかな歌声を披露するスタッフクレジットも素晴らしかったです♪
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僕と、パパと、ホントのパパを見つけるまで
こちらはコメディ色の強いロードムービー。
母親の死をきっかけに、血縁関係にない事を知った父と息子が、本当の父親を捜す旅に出ます。
ハートフルで心が温まりますよ!