2025年8月6日(水)に公開されたNetflixドラマ『ウェンズデー シーズン2』
前回、ネヴァーモア学園を救ったウェンズデー。
しばしの休暇を経て戻ったが、彼女を待ち受けていたのは賞賛の嵐と新しい敵だった。
アメリカのファンタジー・コメディホラー。
※パート2は、9月3日(水)にNetflixで公開予定!

友人の子がウェンズデーに激似で、ハロウィンでコスしてもらって癒されたbeersyです!
あのウェンズデーが帰って来ました。
しかし今回の敵も中々手強い。そして前作の出演キャラも勢揃い!
かなり繋がっているので、シーズン1を観て予習復讐する事をオススメします。
この記事では、Netflixドラマ『ウェンズデー シーズン2』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
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Netflixドラマ『ウェンズデー』のネタバレ・感想を鑑賞者が解説!
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『ウェンズデー シーズン2』の評価&感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 5
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 5
- 話題性
- 5
前回ウェンズデーは、多くの仲間達と共に悪を倒すと言う、胸熱なエンディングを迎えていました。
しかし不穏な影はまだ付きまとっており、いつもの調子で真相を探って行きます。
前回登場したキャラ達はもちろんの事、魅力的な新キャラもたくさん登場!
パグズリーがめっちゃ成長していて勝手に感心しました。
主演のジェナ・オルテガ、母・モーティシア役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イーニッド役のエマ・マイヤーズは相変わらず美しくキュートで、うっとり目の保養に…。
そしてストーリーは、やはり頭を使う展開になります。
誰が犯人で何をしようとしているのか、予想出来てもビクっとする演出が多く、それがこの作品の醍醐味とも言えるでしょう。
これからウェンズデーを観てみたいという方は、やっぱり1から観ないと何も分からないと思います。
劇中の、なぜかコミカルに見えるゴア表現は、巨匠ティム・バートンならでは!
ゴシック好きにはたまらん世界観、今回もたっぷりと堪能出来ました。
※パート2も視聴したら追記します。
以下より重要なネタバレを含みます。
『ウェンズデー シーズン2』の主要キャスト
(役名/演者/説明)
アダムス家
- ウェンズデー・アダムス/ジェナ・オルテガ(アダムス家の長女)
- モーティシア・アダムス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ウェンズデーの母)
- ゴメス・アダムス/ルイス・ガスマン(ウェンズデーの父)
- パグスリー・アダムス/アイザック・オルドネス(ウェンズデーの弟)
- フェスターおじさん/フレッド・アーミセン(ウェンズデーの叔父)
- ハンド/ビクター・ドロバントゥ(ゴメスの幼馴染み)
- ラーチ/ジョージ・バーシア(アダムス家の執事)
- ヘスター・フランプ/ジョアンナ・ラムリー(ウェンズデーの母方の祖母)
ネヴァーモア学園
- イ―ニッド/エマ・マイヤーズ(人狼族。ウェンズデーの友人)
- エイジャックス・ペトロポラス/ジョージー・ファーマー(ゴルゴン族。イーニッドを好き)
- ビアンカ・バークレー/ジョイ・サンデー(セイレーン族。ウェンズデーの友人)
- タイラー・ガルピン/ハンター・ドゥーハン(シーズン1でウェンズデーと恋に落ちるが、その正体はハイドであり投獄中)
- バリー・ドート/スティーヴ・ブシェミ(新しい学園長)
- マリリン・ソーンヒル/クリスティーナ・リッチ(シーズン1の黒幕で、逮捕された)
その他
- ドノヴァン・ガルピン/ジェイミー・マクシェーン(元保安官。息子がハイドになり、失職)
『ウェンズデー シーズン2』のネタバレ解説
エピソード1/悪夢ふたたび
ウェンズデーは、夏休み中ずっと超能力(物に触れると過去や未来が視える幻視能力)を使いこなせるように特訓していた。
能力を使うと黒い涙を流してしまうので、それをコントロールしようと四苦八苦していたのだ。
ある日、連続殺人鬼の「頭剥ぎ男」(演/ハーレイ・ジョエル・オスメント)を見つけるが、拉致され拘束される。
それでも全く怯えずに、ハンドの助けを借りて逆に男の髪の毛を刈り、逮捕に貢献した。
ーー
夏休みが終わり、ウェンズデーとパグズリーは両親やラーチ、ハンドと共にネヴァーモア学園へ。
到着すると、新しい校長のバリー・ドートが出迎えた。
休暇前、ウェンズデーがソーンヒルやハイド、クラックストーンと対峙し、仲間と共に彼らを葬った英雄として賞賛の嵐を浴びる。
そのような扱いを受ける事がとにかく嫌いなウェンズデーは、よりいっそう顔をしかめていた。
イーニッドにも再会し久しぶりに部屋へ入ると、恐ろしい仕掛けと共に「おかえり。今も見てるよ」と書かれた紙と、ウェンズデーの盗撮写真が貼られている。
ウェンズデーは幻視を試みたが、写真を撮ったストーカーは学園内にいるものの姿は視えなかった。
ーー
ある探偵が、カラスの大群に襲われ目玉をくり抜かれて死亡。
ウェンズデーは最近不気味隻眼(せきがん/片目を失った状態)のカラスが周囲を飛び回っているのを不審に思っていたため、事件現場を見に行く。
すると、息子・タイラーの件(マリリンの手引により、能力が蘇りハイドに変貌)で保安官を辞職していたガルピンが現れ、「被害者は俺の友人だ。のけ者に脅威が迫っていると言っていた」と明かした。
ウェンズデーは憎まれ口を叩いて去ろうとするが、彼は「忘れるな。鳥はいつでも監視している」と忠告する。
ーー
寮長となったエイジャックスが、新入生に学園に伝わる話を教える。
- 昔、心臓が悪く寝たきりだが、賢い少年・スラープがいた。
- 彼は心臓を設計し、死ぬ前に自らが作った機械仕掛けの心臓を移植したが、人が変わってしまい冷酷な野心家に変貌。
- ネヴァーモア学園に入学したが、危険な発明ばかりをしてついに命を落としてしまい、遺体は「ドクロの木」(ドクロの形をした木)の下に埋められた。
- それからというもの、ドクロの左目に耳を近づけると「チクタク」という音が聞こえる。
それを聞いたパグズリーはドクロの木へ行き、電撃能力でゾンビ状態のスラープを蘇らせてしまう。
しかし好奇心旺盛な彼は、スラープを見て驚きつつも喜びの表情を浮かべた。
ーー
創立記念の火葬式が行われる。
生徒達は盛り上がるが、ウェンズデーはストーカーからの嫌がらせで自作の小説を隠され、燃えさかる薪の塔の中から取り返した。
間一髪炎の中から生還した彼女に、学園長のバリーは「我が学園の救世主!」と言って巨大な(ダサい)肖像画を披露。
ドン引きしたウェンズデーは、怒ってポスターに火をつけてその場を去り、周囲を唖然とさせた。
直後、イーニッドが「やりすぎよ」と窘めに来ると、触られた腕から幻視が始まる。
それは、ウェンズデーがイーニッドの墓の前で、血だらけのイーニッドに「あなたのせいで私は死んだ!」と責められるビジョンだった。
ウェンズデーは倒れ、黒い涙を流しながら痙攣を起こす。

いきなりハーレイ・ジョエル・オスメントが登場してびっくり!
目元に『シックスセンス』時代の面影があり過ぎて、すぐに分かりました。まさかのサイコパス役。笑
ウェンズデーは相変わらずのぶっ飛びっぷりで、本作も期待大!
エピソード2/隣の悪魔
ウェンズデーが目を覚ますとモーティシアがおり、黒い涙は能力を酷使した事による疲労だと伝える。
そして先祖・グッディの本を返すように言ったが、本を教科書代わりにしているウェンズデーは、イーニッドが自分のせいで死ぬビジョンを視たと言って反発した。
しかし、モーティシアはウェンズデーがいない隙にハンドを脅し、自らグッディの本を回収する。
その頃、バリーは資金難の学園を建て直すため、墓地経営で成功している実業家の母(学園の卒業生)を持つ、資産家のモーティシアに目をつけ、資金調達委員長にする。
モーティシアは学園のそばにある、前回逮捕されたマリリンの部屋に住む事になった。
さらにバリーは、奨学金で通学しているビアンカを「奨学金を打ち切るかもしれない」と脅し、モーティシアを操って寄付をさせようと企む。
ーー
ウェンズデーは、ガルピンが探偵と同じようにカラスに目玉をくり抜かれ死んでいるのを発見する。
幻視を試みるが何も視えず、能力が使えなくなっている事に気付いた。
一連の事件で、全て共通しているのは隻眼のカラス。
鳥を操る事が出来る一族・エイヴィアンの生徒がいないかどうか、何十年も学園に勤めているオルロフ教授に聞くが、10年前ほど前にいたきりだと教えられた。
ウェンズデーは、タイラーはガルピンを恨んでいたはずなので、タイラーが関係しているのではと思い、彼が収容されているウィローヒル精神病院へ向かう。
鎖で拘束されているタイラーは、フェアバーン博士が担当し面倒を見ていた。
ハイドに変身しようとすると、モニターを見張っている看守が首輪の電流を流す、という手法で抑えられている。
ウェンズデーが「ガルピンと探偵の死は、あなたが関係している」と伝えるが、彼は何も教えず「イーニッドによろしく。次に会ったら殺すと伝えろ」と忠告した。
ーー
イーニッドと、ボーイフレンドの人狼族・ブルーノが何者かに拉致される。
ウェンズデーが慌てて探しに行くと、拘束された二人が天井から下げられた剣山に刺されそうになっていた。
そこを間一髪救うが、犯人はウェンズデーの熱狂的なファン・透明人間のアグネス・デミル(イーヴィー・テンプルトン)であり、ガルピン達を殺したのは別人らしい。
しかしガルピンのスマホを持っており、「友達になりたいの。捜査を手伝うわ」と言ってウェンズデーを見つめた。
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パグズリーは、蘇らせたスラープを可愛がりペットのように思っていた。
嫌がるユージーンを説得して蜂小屋に隠して拘束し、暴れると電撃を喰らわせ手懐けようとしている。
しかしスラープは脱走し、近くにいた男性を喰ってしまうのだった。

スラープが喰ってしまった教官のおじいちゃん、とんだとばっちりで哀れ過ぎる!
スラープも大暴れしそうな予感ですが、なぜかパグズリーは憎めないな。笑
ガルピンが亡くなったのも驚きました。彼も哀れな人生だった…。
アグネスは良いキャラしてる!お目めがこぼれそうでお人形さんみたい。ウェンズデーの熱狂ファンという設定にマッチしていて最高ですね!
エピソード3/悪夢の呼び声
ウェンズデーは、グッディの本を返して欲しいと再度モーティシアを説得するが、モーティシアは自分の姉(ウェンズデーの伯母)のオフィーリアも、能力を制御出来ずに正気を失ってしまったと明かす。
オフィーリアはウィローヒル精神病院に入れられ、その後20年間行方不明らしい。
そして「本は近道になるだけで危険。私は母のように、娘を危険にさらさない」と強く言い聞かせたが、ウェンズデーは怒って納得しなかった。
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スラープは蜂小屋に戻っていたが、人を襲った事を知ったユージーンは「危険過ぎる。学園に報告する」と怯える。
しかしパグズリーは「そんな事したら殺される」と言って、愛着を持ってエサ「謎肉」を与えた。
スラープは脳が再生し始めており、言葉「脳…(が欲しい)」と言葉をも覚えている。
そんな中、学園でキャンプが行われる事になり、パグズリーは棺桶にスラープを入れ、自分達のテント内に連れて行った。
一方ウェンズデーはアグネスから渡されたガルピンのスマホを調べ、パイン・クレストにあるガルピンの山小屋に証拠があるのではと思い、近くで行われる学園のキャンプに参加する事になる。
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ネヴァーモア学園がキャンプ場に着くと、CLAWキャンプ(士官候補生達のためのキャンプ)の面々とブッキングしてしまう。
そしてウェンズデーの提案により対決が行われ、ネヴァーモア学園が勝利を掴んだ。
しかし諦めきれない教官は夜中に奇襲をかけようとし、学園のテントに入るが、鉢合わせしたスラープに襲われ喰われてしまう。
その頃、ウェンズデーは山小屋へ行き、数人ののけ者の死亡記事(全員ウィローヒルで死亡)が貼られているのを発見。
さらに元凶は「LOIS(ロイス)」だと書かれており、ロイスの標的がのけ者なら、やはりイーニッドも危険だと考える。
「記事に手を当てても幻視出来ず、やはり能力を戻すにはグッディの本が必要だ」そう思ったウェンズデーが記事を取って行く様子を、隻眼のカラスがじっと見ていた。
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スラープが大暴れし、学園ののけ者達は逃げ惑い騒然とする。
一方ウェンズデーはモーティシアに、話し合いは無駄だと言って、目隠ししての剣闘(フェンシング)を申し込んでいた。
結果、モーティシアが勝利するが、スラープが彼女に襲いかかるのを見たウェンズデーは、スラープに剣を投げて制圧。
大混乱に陥ったキャンプ場からスラープは連行され、パグズリーは悲しんだ。
帰宅後、ウェンズデーはウィローヒル精神病院を調べようと決意するが、その頃ウィローヒルには、マリリン・ソーンヒルが収監されていた。

なんと、前回大問題を起こしたマリリンが戻って来ました!
元祖・映画版『アダムス・ファミリー』ウェンズデー役、クリスティーナ・リッチは相変わらずキュートですね。
タイラーはずっと邪悪なままで、シーズン1の彼を思い出すとちょっぴり切ない。
エピソード4/声なき闇
フェアバーン博士は、タイラーの治療のためマリリンを病院に収容しタイラーに会わせる。
マリリンはタイラーとの再会を喜ぶが、タイラーは激怒し大暴れした。
一方ウェンズデーは、祖母・ヘスター・フランプを墓地に呼び、死亡記事の中の一人・パトリシアの骨壷を開ける。
するとその中には人間の骨はなく、動物の骨で偽装されていた。
ウェンズデーはヘスターに、この墓地ごと買い取って所有者を調べて欲しいと頼む。
すると隻眼のカラスが現れ死亡記事を持ち去ってしまったが、自分は真実に近づいているのだと確信した。
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モーティシアはウェンズデーに、姉は精神の問題ではなく能力の使い過ぎで精神を壊したのに、ヘスターがウィローヒルに入れたと明かす。
モーティシアはオフィーリアを病院に入れる事に反発したのだが、聞き入れられなかったらしい。
するとヘスターが現れ、ウェンズデーに、のけ者達の死亡診断書に署名したのは「オーガスタス・ストーンハースト」という人物だと教えた。
ウェンズデーが笑顔で部屋を出て行くと、ヘスターはモーティシアに「学園に寄付をする代わりに、グッディの本を渡しなさい」と交換条件をつける。
しかし、モーティシアは本を暖炉の中へ放り込み、二人の亀裂はますます広がるのだった。
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アグネスの調べで、オーガスタスはウィローヒルの院長であり、その前はネヴァーモアで教師をしていた事が判明。
診断書に署名したのち、精神疾患を患いウィローヒルに入院したと言う。
ウェンズデーはフェスターおじさんにも協力を要請し、精神病患者を装ってウィローヒルに潜入し、ロイスと、オーガスタスを探し出して欲しいとお願いした。
フェスターは言われた通り、今はもう話せなくなっているオーガスタスを発見。
肩に乗ったオウムからロイスの牢屋の番号を聞き出した。
オルロフ教授から、オーガスタスには幼い娘がいたと聞いたウェンズデーは、協力者達に助けられついにウィローヒルへ潜入し、フェスターと合流。
立ち入り禁止の部屋を開けると、Long term Outcast Integration Study(=LOIS=長期的のけ者統合研究)と書かれた地下施設を発見した。
そこには、死を偽装されたのけ者達が収容されており、一人の女性は「危険・許可が必要」と書かれた扉の中にいて怯えている。
すると二人の前に、フェアバーン博士の助手・ジュディが現れ銃を向けた。
そして、自分はオーガスタスの娘であり、父の研究を継ぐためにフェアバーンを雇ったと明かす。
オーガスタスはのけ者になりたくて「能力譲渡」について研究しており、ジュディが実験台になったところ、鳥を操れるようになったらしい。
カラス達を操っていたのは、ジュディだったのだ。
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フェスターが電撃し、研究施設のシステムが破壊され全ての牢屋の扉が開く。
ジュディはのけ者達に追われ逃走。ウェンズデーは、「危険」扉に一人残り怯えている女性を助け、一緒に外に出た。
病院内はスラープも逃走し、大混乱に陥りって多くの看守達が殺される。
そんな中マリリンも逃走し、タイラーの拘束を解いて愛を伝えるが、タイラーはハイドとなってマリリンを殺害。
スラープはフェアバーン博士を喰い、さらにそばにいたオーガスタを見つけると「やぁ。旧友よ」と言って彼も喰い殺した。
ウェンズデーが女性と共に逃げようとすると、ハイド化したタイラーが現れ一撃を食らわせる。
建物から吹っ飛ばされたウェンズデーは血だらけで、気を失いハンドが慌てる。
タイラーはハイドの姿のまま、駆けつけた警察の銃をもろともせず逃走するのだった。

ウェンズデーが救い出した女性は、オフィーリアなのでは?
唯一まともそうに見えましたが「危険」と書かれていたのが気になります。まだ能力を制御出来ないから?
タイラーの行末、逃げたジュディ、スラープの暴走、バリー学園長の思惑など、きっと全てが明かされるパート2も楽しみですね!