2022年11月23日からNetflixで全8話公開されたコメディ・ホラー・ミステリードラマ『ウェンズデー』
映画『アダムス・ファミリー』の人気キャラクター「ウェンズデー・アダムス」を主人公としたドラマ。
アダムス・ファミリーでウェンズデーを演じたクリスティーナ・リッチと、ジェナ・オルテガの共演・名演技が話題となりました。
この記事では、Netflixドラマ『ウェンズデー』で流れる24曲を1話・シーンごとにご紹介します。
※以下ネタバレ有り
『ウェンズデー』を観る方法
『ウェンズデー』で流れる曲とは?
第1話:ウェンズデーが、パグズリーをいじめた生徒達に仕返しするシーン
ウェンズデーが、パグズリーをいじめた生徒達に仕返しするシーンで流れた曲は、Edith Piafの「Non, je ne regrette rien」です。
エディット・ピアフは、フランスの国民的象徴であるシャンソン歌手。
無表情なウェンズデーが、ニヤリと笑うシーン。弟がいじめられたのを、これ幸いと利用して、いじめっこ達がいるプールにピラニアを放ちます。
サイコパスな表情が最高!このカットだけで、ウェンズデーというキャラがよく理解出来ますね。
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第1話:アダムス一家がネヴァーモア学園へ向かうシーン
アダムス一家がネヴァーモア学園へ向かうシーンで流れた曲は、Roy Orbisonの「In Dreams」です。
ロイ・ケルトン・オービソンは、アメリカのシンガーソングライター。1960年代前半〜中盤に活躍しました。
この曲を歌いながら、ウェンズデーの両親(父・ゴメズ、母・モーティシア)がイチャイチャするシーン。
運転しているのはラーチという、アダムス家に仕える(ヴ〜ン…しか言わない)執事。本作で初めてアダムス一家が揃う、貴重なカットです!
第1話:ウェンズデーがハンドを見付けるシーン
ウェンズデーがハンドを見付けるシーンで流れた曲は、Chavela Vargasの「La Llorona」です。
Chavela Vargasは、コスタリカ系メキシコ人の歌手。波瀾万丈な人生を送っており、ラテンアメリカ・ミュージックに多大な影響を及ぼしたアーティスト。
タイプライターを打つウェンズデーが、ハンドを見付け詰問するシーン。
「手」なのに、ブルブル震えたり喜んだりしている!?のが分かる不思議なキャラクター。俳優のビクター・ドロバントゥという方が、実際に手のみ動かして演じています!
第1話:ウェンズデーがチェロを弾くシーン
ウェンズデーがチェロを弾くシーンで流れた曲は、The Rolling Stonesの「Paint It, Black」です。
ローリング・ストーンズは、世界的に成功を収めたイギリスのロックバンド。
それぞれの想いが錯綜する中、ウェンズデーが無表情でチェロを弾くシーン。
校長は何者なのか?連続殺人鬼の怪物は一体何なのか?その怪物に襲われたローワンは、何を考えていたのか?ゴメズは何の罪を犯したのか?
初回から謎だらけで、次々と観てしまうドラマの始まりです!
第2話:ビアンカ率いるセイレーン達が、合唱の練習をしているシーン
ビアンカ率いるセイレーン達が、合唱の練習をしているシーンで流れた曲は、Bobby McFerrinの「Don't Worry Be Happy」です。
ボビー・マクファーリンは、アメリカのジャズ歌手。器楽的唱法を用いたアカペラが特徴的で、この曲も全て自分の声で録音しています。(1988年リリース)
セイレーン達の歌声を聴きながら、ゼイヴィアがウェンズデーに弓を教えるシーン。
筆者が本作で1番好きなキャラ・ビアンカ!!演じるジョイ・サンデーはナイジェリア系の家庭に産まれた、アメリカの女優。
この作品が初のレギュラー出演作ですが、神秘的な美しさに見惚れてしまいました。
第3話:クラックストーンの銅像の落成式が始まるシーン
クラックストーンの銅像の落成式が始まるシーンで流れた曲は、Beach Houseの「Space Song」です。
ビーチ・ハウス は、アメリカのドリーム・ポップバンド。2000年代後半の、ドリーム・ポップムーブメントに貢献しました。
ウェンズデーがクラックストーンの銅像を見上げ、闘志を燃やすシーン。
町長が挨拶をしますが、隣にいる校長(演:グウェンドリン・クリスティー)の身長が気になる!!
グウェンドリンは、191cmの長身だそうです。『スター・ウォーズ』シリーズでは、キャプテン・ファズマ役として活躍しました。
第3話:ジェリコ高校のオーケストラが演奏するシーン
ジェリコ高校のオーケストラが演奏するシーンで流れた曲は、ヴィヴァルディの四季より「冬」です。
アントニオ・ヴィヴァルディは、イタリア・ヴェネツィアの音楽家。バロック音楽後期、ヴァイオリニストや作曲家として活躍しました。
ハンドを使って何やら企んでいるウェンズデーが、オーケストラの一員としてチェロを弾くシーン〜クラックストーンの銅像が燃え上がるシーン。
校長に言われて、素直に協力するなんて事はあり得ないウェンズデー!不気味に微笑む表情には悪ガキ感もあって、なんだか憎めず可愛いですね♪
銅像の落成式で銅像を燃やしてしまうとは…ウェンズデーの宣戦布告にワクワクします!
第3話:エンディング
3話のエンディングで流れた曲は、Apocalypticaの「Nothing Else Matters」です。
アポカリプティカは、フィンランドのヘヴィメタル・バンド。チェリスト3人とドラマーという構成で、ヘヴィ・メタル界に衝撃を与えました。
イーニッドがデートに行くシーン〜怪物の写真が現像されるシーン。
校長とモーティシアの関係、不審な動きをするゼイヴィア、剥製を趣味としているキンボット博士、そして明かされた怪物の顔…。
どこを観ても気になる点ばかりで、真犯人も怪物の謎も深まるばかり。ウェンズデーの淡々とした語りが不気味さを増しています。
第4話:ウェンズデーが、コルクボードに被害者の写真を貼るシーン
ウェンズデーが、コルクボードに被害者の写真を貼るシーンで流れた曲は、Carmita Jiménezの「Tierra Rica」です。
CarmitaJiménezは、プエルトリコで歌姫と呼ばれていた歌手。15歳で人気を博し、1960年代に活躍しました。
ウェンズデーが部屋の中でエグい写真を貼っていて、イーニッドがドン引きするシーン〜ソーンヒル先生の授業が行われるシーン。
カラフルなユニコーンの収集vs血みどろ写真の収集。相反する2人の世界は、観ていて面白くて可愛くて飽きない!
そして、ゼイヴィアの首元の傷…怪しいですが、彼のウェンズデーに対する想いは嘘と思えません。ラブに発展して欲しいですが、微妙ですね。
第4話:レイヴンが開催され、生徒達が集まるシーン
レイヴンが開催され、生徒達が集まるシーンで流れた曲は、RACの「It's A Shame ft. Pink Feathers」です。
RAC(Remix Artist Collective)は、アメリカを拠点に活動しているプロデューサー、ソングライター。
アンドレ・アンホスによるソロ・プロジェクトで、2016年にはグラミー賞最優秀リミックス・レコーディング賞を受賞しています。
レイヴンというダンスパーティーが始まるシーン。生徒達の素晴らしいドレスの数々は、この回1番の見どころです!
ウェンズデーが着こなすシフォンドレスは、重厚ながらも透け感があって、ダンスも踊りやすそう。全体的にフワフワしていて可愛い〜(若かったら着たかった…)
筆者イチオシ・ビアンカの、ウロコをモチーフにしたキラキラドレスも、メタリックなメイクも素敵!!
ユージーンが不憫ですが、それぞれのラブが進展しそうな展開です。
第4話:ウェンズデーとタイラーがレイヴンに登場するシーン
ウェンズデーとタイラーがレイヴンに登場するシーンで流れた曲は、Magdalena Bayの「The Beginning」です。
マグダレーナ・ベイは、アメリカのシンセ・ポップ、エレクトロニック・デュオ。シンガーソングライターのMica Tenenbaum、プロデューサーのMatthew Levinのデュオ。
ウェンズデーが真っ黒なドレスで登場。その立ち姿と、パートナーの姿に会場が騒然とするシーン。
ゼイヴィアが切ない!ビアンカも気に入らない表情で2人を見ています。白を基調とした会場に、一輪の黒いバラが咲いたようですね。
第4話:ウェンズデーとイーニッドが、お互いのパートナーについて話すシーン
ウェンズデーとイーニッドが、お互いのパートナーについて話すシーンで流れた曲は、Immortal Girlfriendの「Someone Like You」です。
Immortal Girlfriendは、2人の兄弟からなるオルタナティブ・エレクトロニック、レトロフューチャー・デュオ。
ゼイヴィアが「ショックだ」と話しかけるシーン。ストレートに気持ちを伝えて来るゼイヴィアは、とても信頼出来る男子だと思うのにな…。
ウェンズデーはここまで毛嫌いしなくても良いのに、と彼の事が哀れになって来ました。一途男子最高!!
第4話:ウェンズデーとタイラーが過去の悪事について話すシーン
ウェンズデーとタイラーが過去の悪事について話すシーンで流れた曲は、Birthday Girlsの「Secrets」です。
「シークレット」という歌がマッチしている、過去の黒歴史について話すシーン。
タイラー、ヤンキーだったん?と、今の好青年っぷりからは想像出来ない過去を持っている事に驚きました。
ここで深くは追求されていませんが、なぜゼイヴィアが作った壁画を壊したのか?しょうもない理由だとは思えません!のちに重要なポイントとなりそうです。
第4話:ウェンズデーが踊るシーン
ウェンズデーが踊るシーンで流れた曲は、The Crampsの「Goo Goo Muck」です。
ザ・クランプスは、アメリカのロックバンド。1976年に結成され、2009年まで活動しました。
本作で1番話題となったウェンズデーのダンスシーン。
当初、周りの生徒達によるフラッシュモブが企画されていましたが、主演のジェナがティム・バートン監督に掛け合って、自ら「ウェンズデーらしい」振り付けをしたそうです。
目を見開いて独特な動きをするダンスは、確かに違和感なく受け入れられますね!
第4話:ウェンズデーとビアンカが話すシーン
ウェンズデーとビアンカが話すシーンで流れた曲は、Exhibitionistの「Blood」です。
ゼイヴィアの言葉に傷付いたビアンカと、その要因であるウェンズデーが話すシーン。
嫌味の言い合い。でも、ウェンズデーはビアンカに歩み寄ろうとしているようにも思えます。
セイレーンは人の心をコントロール出来るので、恋愛をするのも難しそうですね…。ビアンカは実家とも距離があるし、切ない。
第4話:生徒達が、最後にダンスフロアに集まるシーン
生徒達が、最後にダンスフロアに集まるシーンで流れた曲は、Dua Lipaの「Physical」です。
デュア・リパは、イギリスのシンガーソングライター、ファッションモデル。UKポップ、ディスコ、エレクトロニカ、シンセポップのアイコンとして活躍しています。
夜11時。会場の盛り上がりがピークを迎えるシーン。
校長が、踊り狂う生徒達を満足そうに見ています。心から学園を愛している、素晴らしい教育者のように見えますね。
そんな中、いまいちノれていないゼイヴィア。(周りに合わせて微妙に手を上げているのが可愛い。笑)
ビアンカと共に、せっかくのパーティを楽しめませんでした。でも、元サヤルートもアリだと思います!!
デュア・リパを聴く方法
第4話:会場に赤いペンキが降って来るシーン
会場に赤いペンキが降って来るシーンで流れた曲は、イタリアのオペラ作曲家・ウンベルト ジョルダーノによる1896年のオペラ「アンドレア シェニエの第3幕・La mamma morta~亡くなった母を~」のソプラノ・アリアです。
ルーカスの悪友達のイタズラによって突然赤い雨が降り、それを血だと思った会場がパニックに陥るシーン。
誰かにぶつかって能力を発揮したウェンズデーが、襲われるユージーンを視ます。
という事は、あの怪物が生徒の中に…!?一気に緊張感が増した第4話のラストでした。
第6話:ウェンズデーとタイラーが誕生日について話すシーン
ウェンズデーとタイラーが誕生日について話すシーンで流れた曲は、Skip Easterlingの「De O De O Doe De O」です。
Skip Easterlingは、アメリカのブルース・R&B・ソウル シンガー。
タイラーがウェンズデーの誕生日を祝おうとするも、突っぱねられるシーン。
この時のウェンズデーは、タイラーに心を奪われないように必死になっている様子。
変わっているけれど、年頃の女の子。タイラーのように、優しく包み込む人がピッタリだと思いますが…。
事件の真相解明に躍起になって、タイラーへの想いを考えないようにしている雰囲気もありますね!
第6話:ゼイヴィアがアトリエで絵を描いているシーン
ゼイヴィアがアトリエで絵を描いているシーンで流れた曲は、Blonde Redheadの「Sciuri Sciura」です。
ブロンド・レッドヘッドは、アメリカのロックバンド。日本人女性のカズ・マキノと、イタリア生まれの双子・パーチェ兄弟の3人組ユニット。
音楽に合わせノリノリで筆を滑らせるゼイヴィアの元を、ウェンズデーが訪れるシーン。
ウェンズデーを描いた絵を見られて、「君のことを忘れようとしたけど、ダメだった」と、こっちが照れてしまうほどの愛の言葉を投げかけます。
この2人にくっついて欲しいけれど、その線は無いのか…?やはりビアンカなのか…??事件もですが、本作の恋愛事情も気になります!
第6話:タイラーがビアンカに、ウェンズデーが忘れた誕生日プレゼントを渡すシーン
タイラーがビアンカに、ウェンズデーが忘れた誕生日プレゼントを渡すシーンで流れた曲は、Crumbの「Jinx」です。
クラムは、アメリカのサイケデリック・4人組ロックバンド。サイケデリック・ジャズ・ドリームポップなどを融合させた、神秘的なメロディが魅力的です。
ビアンカが風見鶏カフェでルーカスを待っているシーン。
ルーカスとの軽い口約束をきちんと守って、1人でカフェに来ているビアンカが、いつになく繊細で可愛らしい場面です。
テイラーの申し出を快く受けるあたりからも、人の良さ・大人っぽさが滲み出ていますね。
第7話:町長の葬儀が執り行われるシーン
町長の葬儀が執り行われるシーンで流れた曲は、WOLF LARSENの「If I Be Wrong」です。
WOLF LARSENは、アメリカのソングライター、ミュージシャン、作家。健康上の理由からライブパフォーマンスは見られないものの、根強い人気を誇っています。
土砂降りの雨の中、何者かに殺された町長の葬儀が執り行われるオープニング。
悲しむ参列者達の中で、ウェンズデーだけは犯人探しに目を光らせています。
ちょっと前まで、ビアンカと楽しく過ごしていたルーカス。彼はちょっと悪ガキでしたが、尊敬する父親を亡くしてしまって非常に心苦しいカットでした。
第7話:ウェンズデーがタイピングをしているシーン
ウェンズデーがタイピングをしているシーンで流れた曲は、エリック・サティの「Gnossienne No. 1」です。
フランスの作曲家・エリック・サティが1890年に作曲した、ピアノ曲。第3番まであり「3つのグノシエンヌ」と呼ばれています。
フェスターおじさんという心強い味方が登場し、またひとつ真実に近づいたシーン。
孤独になりながら真っ直ぐに突き進むウェンズデー。「音楽界の異端児」「音楽界の変わり者」と呼ばれるエリック・サティを好むのも頷けます♪
第7話:ウェンズデーとフェスターおじさんが、カフェでタイラーと話すシーン
ウェンズデーとフェスターおじさんが、カフェでタイラーと話すシーンで流れた曲は、doubleVeeの「Your Love Is It Real?」です。
doubleVeeは、アメリカの男女二人組ユニット、ミュージシャン。
SNSに載せられたら100%炎上するであろう、ケチャップボトルでケチャップをがぶ飲みするフェスターおじ。笑
大好きな子のおじさんではありますが、さすがのタイラーもだいぶドン引きしています。頑張れー!
初めて見る、リラックス状態のウェンズデー。笑顔が多くてとってもキュートですね♪
第7話:ウェンズデーとタイラーが、霊廟で映画を観るシーン
ウェンズデーとタイラーが、霊廟で映画を観るシーンで流れた曲は、Hokuの「Perfect Day (Chris Lord Alge Mix)」です。
ホクは、アメリカ・ハワイの歌手・女優。アルバム1枚で引退しましたが、多くの人に愛されるキュートなシンガーでした。
タイラーが用意した映画「キューティ・ブロンド」を2人で観るシーン。(この作品、ガールズムービーが好きな人はぜひ!)
ウェンズデーにとっては「拷問級」のポップな映画。笑
2人のラブが描かれていますが、このあと衝撃の結末が待ち受けています…!!
Netflixドラマ『ウェンズデー』のネタバレ・感想を鑑賞者が解説!
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