2024年12月13日公開の映画『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』は、ジェームズ・ワトキンス監督のサイコスリラー作品。旅行先で出会ったベン(演:スクート・マクネイリー)とルイーズ(演:マッケンジー・デイビス)、娘のアグネスは、パトリック(演:ジェームズ・マカヴォイ)夫妻と息子に招かれるのが物語の始まりです。逃げ場のない恐怖と心理戦に変わっていく展開が見所です。
この記事では、映画『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』で流れた音楽のうち6曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』で流れた曲とは?
ベンがパトリックたちが踊っているのを見かけるシーン
Laura Branigan - Gloria
ベンがパトリックたちが踊っているのを見かけるシーンで流れた曲は、Laura Braniganの『Gloria』です。
ベンは妻のルイーズと娘のアグネスと共に休暇を過ごしていましたね。夫婦はアグネスを留守番させて外へ行き、階段を降りながらふと隣を見ました。その際に、前の日に声をかけられた夫婦が半裸で踊っていたのです。
明るいシンセサイザーとエレキギターが高い音を添える音楽と共に、力強くはっきりした高めの女性ボーカルの歌が印象的でしたね。楽しそうに過ごすパトリック(パディ)と妻のキアラの様子が気にかかるシーンが多いです。
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ベンたちが山登りをするシーン
Sam Lee - Awake, Awake Sweet England
ベンたちが山登りをするシーンで流れた曲は、Sam Leeの『Awake, Awake Sweet England』です。
ベンの一家とパトリックの一家が山登りを楽しむ際に彼らが『Awake, Awake Sweet England』を歌います。山菜を見つけたり、トゲのある植物を見つけたり…手で火おこしをして盛り上がるシーンまで歌が続きました。
平穏そうですが、どこか違和感を感じていくのにハラハラしますね。原曲は男性が深く落ち着いた声で語りかけるように歌うのと、近くで話すような温かさが印象的です。
パトリックがベンたちを車の乗せて店に向かうシーン
Def Leppard - Animal
パトリックがベンたちを車の乗せて店に向かうシーンで流れた曲は、Def Leppardの『Animal』です。
パトリック夫婦に誘われて、ベン夫婦は車で移動する際にロックな曲が流れました。エレキギターがしっかりとした音を奏で、ややザラついたようなロックな男性ヴォーカルの歌が特徴的ですね。
スピードを上げて店に向かうにあたり、山道が激しい感じがするのが印象的です。そうして景色の良い店で、シェフの夕食を食べることになるのですが…やっぱり時折ハラハラします。留守番中のアグネスとアントのシーンにも注目ですよ。
店でパトリック夫婦が踊り始めるシーン
Alannah Myles - Black Velvet
店でパトリック夫婦が踊り始めるシーンで流れた曲は、Alannah Mylesの『Black Velvet』です。
食事中にパトリックが「好きな音楽が流れ始めた」と言って店主に音量を上げてもらいました。しっかりと刻んでいくドラムとロマンチックな雰囲気の曲に合わせてパトリックとキアラはダンスを始めます。
ゆったりうねるのようなベースとエレキギターに合わせて、ややかすれた高めの声をまっすぐ伸ばし、ときどき力強くしゃくり上げる歌が印象的でしたね。そうして食事を終えましたが、再びアントがアグネスに何か伝えようとするシーンがあるのでヒヤヒヤします。
パトリックが車にベンを乗せて狩りに向かうシーン
The Bangles - Eternal Flame
パトリックが車にベンを乗せて狩りに向かうシーンで流れた曲は、The Banglesの『Eternal Flame』です。
パトリックはベンを連れて車で移動する際に女性ヴォーカルの細く柔らかな高音でささやくように歌う音楽を流していました。ハモりが後ろでそっと支える感じや、控えめなギターなどの楽器音が良い感じですね。
対するベンたちの表情に険しさも感じましたが…この後、二人はキツネを狩ろうと銃を構え、ベンとルイーズの関係性についてパトリックが助言をするのにも注目です。
アグネスがアントと踊るシーン
Rednex - Cotton Eye Joe
アグネスがアントと踊るシーンで流れた曲は、Rednexの『Cotton Eye Joe』です。
アグネスはアントと踊ると提案していて、外で食事中にお披露目!カウボーイ風の帽子などの衣装を付けて可愛らしく踊る…イントロから速いバンジョーの高い音がくり返さる、カウボーイ風の音楽に合わせてアグネスは上手く踊ってましたね。
ただ、アントがリズムに乗っていない…パトリックは何度もやり直させ、険しい表情を浮かべていくのでハラハラします。この曲は『Cotton-Eyed Joe』というアメリカ南部の民謡で昔から使われていた曲のようです。