2012年7月27日公開の映画『ダークナイト ライジング』。
バットマンがアン・ハサウェイ演じるキャットウーマンとの関わりができる中、新たな敵ベインと戦うことになる物語です。シリーズ3作目で、監督はクリストファー・ノーラン。日本の興行収入は19億円ほどでした。
この記事では、映画『ダークナイト ライジング』で流れた音楽3曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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『ダークナイト ライジング』で流れた曲とは?
ウェインとセリーナが舞踏会で踊るシーン
Minnesota Orchestra, Stanislaw Skrowaczewski, Conductor - Pavane Pour Une Infante Defunte
ウェインとセリーナが舞踏会で踊るシーンで流れた曲は、Minnesota Orchestra, Stanislaw Skrowaczewski, Conductorの『Pavane Pour Une Infante Defunte』です。※上記の動画は同じタイトルを演奏する参考用の曲です
ゆっくりとしたスピードで構成される曲で、弦楽器の響かせるような音や、管楽器の穏やかな音が特徴で終始、スローテンポで奏でられていきます。
ミネソタ管楽団はアメリカのオーケストラ団体で、スタニスワフ・スクロヴァチェフスキは1923年生まれの指揮者です。
キャットウーマンことセリーナはウェインの屋敷に潜入し、彼の指紋を盗む!そして、取引をしに行きますが彼女が求めているものは得られませんでしたね。取引時は相手より上手で、一般人を装う際の演技力にも目を見張ります。
そんなセリーナを追ってウェインはミランダが主催するチャリティ舞踏会に行き、建物に入ると『Pavane Pour Une Infante Defunte』が流れていました。
ゆったりとした曲に合わせてステップを踏んで踊るお客たちの雰囲気にピッタリで、長く音楽が流れているのも印象的。
セリーナがウェインに耳打ちをしたり、キスをしたりするので関係性がどうなるのかも気になることでしょう。セリーナの目的、そして嘘や裏切の物語にも注目です。
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アメフトの試合前に少年が国家を歌うシーン
CJ Coyne - The Star-Spangled Banner
アメフトの試合前に少年が国家を歌うシーンで流れた曲は、CJ Coyneの『The Star-Spangled Banner』です。原曲のイメージは以下の動画も参考にしてください。
アメリカ合衆国の国家は高音で高らかに歌い始めて、落ち着いたパートもある曲です。
映画では少年が歌い、厳かな雰囲気を感じさせますが、原曲のように合唱で歌うとエネルギッシュになります。
アメリカの国家は1814年に作られて、1931年に大統領が正式に採用されました。
スタジアムでアメフトの試合前に少年が国家の『The Star-Spangled Banner』を歌っていましたね。静かな雰囲気を感じさせる一方で、警官の退却騒動が裏で起きていたため目が離せません。
ベインはプラスチック爆弾を設置し、下水道に向かった数千人の警察官を閉じ込めるとは驚かされました。彼は少年の美しい歌声を聞きつつ、「ゲームの始まりだ」と言ってスイッチを入れる…街から徐々に煙が上がり、アメフトのフィールドは陥没するという一連の光景は唖然とさせられます。
ベインは核爆弾でゴッサムシティを爆発させると脅し、市民を煽って残っている警察も無力化する中、バットマンはどういった行動に出るのかに見守ってください。
バットマンが街を守るため爆弾を運ぶシーン
Hans Zimmer - Rise
バットマンが街を守るため爆弾を運ぶシーンで流れた曲は、Hans Zimmerの『Rise』です。
迫りくるようなオーケストラの低音が響き渡る中、音が止んで声のような響きが入る曲で、遠くに響いていくような音楽が特徴でしょう。
ハンスジマーは1957年生まれのドイツの作曲家で映画音楽を手掛けていて、『Time(Inception)』、『Top Gun Anthem』などが有名な曲です。
バットマンはベインと戦って勝利を収めたかと思いきや、まさか黒幕がミランダだとは思いもよりませんでしたね。彼女はラーズ・アル・グール(デュカード)の娘だったことや、「奈落」と呼ばれる地獄で生まれたということなど映画の終盤で驚きの事実が明かされていきました。
ミランダは父のやり残したことを成し遂げるため、ゴッサムシティを壊滅させようと爆弾を起爆させようとするのです。バットマンたちは爆弾を無効化させようと手を尽くしますが…残された道はバットマンが空を飛ぶ乗り物(バット)に乗って爆弾を海に捨てるという手段でした。
ゴッサムを飛び立つバットマンが海の上空で爆発するシーンで『Rise』が流れ、静まり返ってから声のような単音の歌が聞こえてくるのが印象的でしょう。
筆者の感想
今回、入院していたゴードンに代わって活躍を見せたのが、警官のジョン・ブレイクでしたね。彼はウェインに敬意を抱きつつ、バットマンだと気付くとは流石でした。
そうしてジョンの本名がロビンだと最後に明かされますが、きっと彼はバットマンに代わってゴッサムシティを守ってくれたのではと思います。
ラストでは、アルフレッドがウェインとセリーナが食事をしているのを見かけ、彼が無事だったとわかったのが良かったです。
3部作の最後に相応しいと思いましたが、『ジャスティスリーグ』での戦いも見てみたくなりますね!
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