2023年5月19日公開の映画『最後まで行く』。
岡田准一、綾野剛主演の作品で、サスペンスやアクションが描かれます。刑事が遺体を車のトランクに乗せるというストーリーの始まりから、どういった展開が続いていくのが気になる作品。監督は藤井道人です。
岡田准一も綾野剛の映画もたくさん観てきた こでぃも が、『最後まで行く』を映画館で鑑賞した評価や見どころをご紹介していきます!
※この記事に重要なネタバレは含まれていません。
『最後まで行く』の評価・見どころ
『最後まで行く』の実際に劇場で鑑賞した評価と見どころをレビューしていきます。
映画館で観てきました!
映画館で観るべきか、VODでの動画配信を待つべきかの判断にも参考にしてください。
最後まで行く
Editor's Review:
- ストーリー
- 5
- 音楽
- 4
- 映像・演出
- 3
- 出演
- 5
- 新鮮味
- 4
緊迫したストーリーに対し、思わず笑ってしまう展開があるため意外に見やすい作品!過酷なシーンもありますが、その時は応援したくなりましたね。
そして、岡田准一と綾野剛の共演が凄い!彼らの熱演に引き込まれることが多いのですが…岡田准一の焦る姿、綾野剛の顔をピクッと動かす微細な凄さなどに注目ですよ。
その他の魅力についても紹介していきます!
ストーリー
ストーリーの評価:(5/5)
愛知県を舞台にし、刑事の工藤が大変な事態に巻き込おこすというストーリーに引き込まれる序盤!予告でもありましたが、車で男をひいてしまってトランクに詰め込むという一連の流れからもハラハラする展開が伝わってきますね。
その後、工藤はまさかの方法で遺体を処分しようとするのですが…危うくバレそうになることも多く、埃原警察署では仙葉組との裏金騒動で大変なことに!
もちろん、工藤も関わりがあるため、遺体と裏金の騒ぎがどうなっていくのか最後まで展開の読めないストーリーは必見です!
音楽・サウンド
音楽・サウンドの評価:(4/5)
工藤の焦りを感じさせるBGMが良い!また、緊迫した雰囲気では低音を響かせたり、時にロック調の曲が流れたりもします。
どことなく、ウエスタン風な曲もあって映画で見ているとシーンと合わせ色々な音楽を使っているな~とサウンドトラックを聞いていると改めて感じました。
また、最初に紹介した予告動画でも流れている第九(交響曲第9番)ですが、作中にもしっかり流れますよ!男性の力強い歌の始まりと共に見守ってくださいね。
映像・演出
映像・演出の評価:(3/5)
夜の大雨のシーンで始まり、警察署や病院、葬儀場といった場が映し出されるためカメラワークや全体を映していく感じが印象的でしたね。
工藤の動揺を隠せない様子もしっかり収めつつ、周囲からは「母親が亡くなったばかりだもんな…」と思われていたのかも!?
それでも妻の美沙子にたしなめられたり、監察の矢崎と話したりするシーンも含めて工藤の心境が伝わってくる演出が見どころでした。
驚きの展開と合わせて巻き起こる派手な演出にも注目です!
俳優・キャラクター
俳優・キャラクターの評価:(5/5)
ネタバレ無しで紹介をするため、登場人物を演じる俳優・女優さんに注目して魅力を紹介します!
工藤祐司:工藤を演じる岡田准一の焦りが隠せない演技が見もの!刑事として堂々とした雰囲気も見せてくれますが様々な事態を打開していく様子も必見です。
矢崎:矢崎を演じる綾野の落ち着いた雰囲気はまさに監察官!結婚式を挙げる時の服装やたたずまいも魅力的ですが…矢崎の心情を表す細かな演技に引き込まれることでしょう。
工藤美沙子:工藤の妻を演じる広末涼子の憂いを帯びた表情が印象的。工藤が何かを隠していると考えつつ、娘を大切にしている様子です。
新鮮味
新鮮味の評価:(4/5)
予想外のできごとと共に物語が進んでいくというストーリーが新鮮でしたね。詳しくは語れませんが、工藤の視点で明らかになっていく展開は「まさか!」の連続です。
何より、人をはねた刑事というテーマが珍しい…映画も男を車ではねるという展開から始まるため、すぐにバレてしまうのではと冷や冷やします。
工藤の「このままじゃバレる・・・!」という心境を一緒に味わいつつ楽しめる映画だと言えるでしょう。
【最後まで行く】は映画館で観る?配信で観る?
岡田准一、綾野剛が好きなら映画館がオススメ!彼らの白熱した演技を大画面でぜひ観て欲しいです。
テンポが良く、「次に何が起きるの!?」と思わずにはいられないストーリーの魅力も合わせて、映画料金分の価値があるのも確かでしょう。
配信されたら、工藤と矢崎が揃うシーンを何回か見たくなるかも…なにより、映画のラストを見た上で最初から改めて各シーンを見たくなるでしょう。
また、映画館ならではの大音響で第九(交響曲第9番)を聞ける機会はなかなか無いので、サウンドを楽しむのもオススメです!
【最後まで行く】映画情報
あらすじ
年の瀬も押し迫る12月29日の夜。刑事・工藤 (岡田准一)は篇の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばす。
工藤のスマホには署長から着信 が、「ウチの署で裏金が作られているっていう告発が週刊誌に入ったが、もしかしてお前関わってるんじゃないか?」という淡島の詮索に「ヤバい」 と血の気が引く工藤は、何とかその場をやり過ごしたものの、心の中は焦りで一杯になっていた。
そんな中、美紗子 (広末涼子) から着信が入り、母が亡くなった事を知らされた工藤は言葉を失うが、その時、彼の乗る車は目の前に現れた一人の男を撥ね飛ばしてしまう。 すでに彼が絶命していることが判ると、狼狽しながらもその車のトランクに入れ立ち去った。
途中、検問に引っかかるも何とかその場をごまかしに辿り着いた工藤は、署長に裏金との関与を必死に否定し、その場を後にする。 そして母の葬儀に辿り着いた工藤は、こともあろうに車で撥ねた男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みる。
その時、工藤のスマホに一通のメッセージが入る。 「お前は人を殺した。 知っているぞ」 というその内容に、腰を抜かすほど驚く工藤。その後メッセ ージは「死体をどこへやった?言え」 と続く。 まさかあの晩、誰かに見られていたのか...?
そのメッセージの送り主は、本部の監察官・矢崎(綾野)。彼もまた、ある男が行方不明となり、死んでいたことが判明し動していた。そしてその男こそが、工藤が車でねた人物だったのだ。さらにその裏には、矢崎が決して周囲に知られてはいけない秘密が隠されていた。
追われる工藤と、追う矢崎。果たして、前代未聞の96時間の結末は?そして、男の遺体に秘められた、衝撃の事実とは!?
キャスト
役 | キャスト |
工藤祐司 | 岡田准一 さん |
矢崎貴之 | 綾野剛 さん |
工藤美沙子 | 広末涼子 さん |
尾田創 | 磯村勇斗 さん |
久我山太地 | 駿河太郎 さん |
梶征士 | 山中崇 さん |
松田優正 | 黒羽麻璃央 さん |
川上昌平 | 駒木根隆介 さん |
植松由紀子 | 山田真歩 さん |
岸谷真由子 | 清水くるみ さん |
淡島幹雄 | 杉本哲太 さん |
仙葉泰 | 柄本明 さん |
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