2023年12月8日公開の映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、ポール・キング監督が贈る、ウィリー・ウォンカの前日譚となるストーリーが描かれる映画。
ティモシー・シャラメ主演のこのファンタジー・アドベンチャーは夢追い人の物語として、またミュージカル映画としても魅力が満載です。
どんな映画?おすすめポイントを紹介!
ウォンカとチョコレート工場のはじまり
- 未体験
- 4
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 3
- 予測不可
- 4
- サウンド
- 5
今作から観ても楽しめるファンタジー&ミュージカル映画!ウォンカの歌や手品のような行動、魅力的なチョコレートに目を奪われます!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
ストーリー
わかりやすいストーリーの中に意外な展開もあって見どころが多い映画!ウォンカがチョコレートを売っていくにあたり、協力してくれる人がいたり、邪魔する人もいたり…何が起こるかわからない物語としても楽しめますよ。
演出
チョコレートのデザインはもちろん、食べると空を飛んだりするという演出はファンタジー感満載でしたね。
映画の後半では、チョコレートを駆使したウォンカのお店も登場するので、ワクワクしながら見て見てください。ウォンカの働く先でのミュージカル調の演出にも注目ですよ。
その作品ならではの切り口
ミュージカル&ファンタジー感満載なのは今作ならでは!映画の冒頭からウォンカの歌で始まり、文無しになっていく展開は彼の個性が良く伝わってきますよ。
チョコレートを巡るファンタジー風の演出もぜひ、見ていってくださいね。
おすすめポイント
ジョニー・デップ主演の映画『チャーリーとチョコレート工場』のストーリーやウォンカの性格が好きな人は、今作はだいぶ違って驚いてしまうかも!でも、チョコレートのお店(工場)の演出は懐かしく感じるかもしれませんね。
チョコレートの可能性を見てみたい人はもちろん、ティモシー・シャラメ演じるウォンカに惹かれたらぜひ、観てみてくださいね!歌も振る舞いも引き込まれること間違いなしです!
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』流れる挿入歌9曲をシーンで解説!
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以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
ウォンカ
ウォンカはチョコレートのお店を出そうと夢いっぱいの心地を持って街に到着。空飛ぶチョコを町の人に売ってお金を得ましたが…チョコ組合の組合が業務妨害で彼を通報したせいでお金を失います。
前の日に泊まっていた宿へ支払いをしようとすると、高額な値を要求されて驚くウォンカ。契約をよく読まなかった言われて、働いて返すことになります。そこには彼の他に4人の従業員がおり、契約書に騙されたと言いました。
その夜、ボロボロな部屋で眠るウォンカでしたが…ヌードルの力を借りて町でチョコを売ろうと考え始めます。しかし、チョコに使うキリンの牛乳を切らしてしまい、動物園に忍び込むことに…こうしてヌードルと協力して町に繰り出すことにしました。ウォンカは従業員たちと協力することで、街でチョコを売っては警察の目をかいくぐります。
映画が始まってすぐ、ウォンカの歌と共に彼が宿屋にたどり着くまでの流れがミュージカル風に描かれるのが魅力的!
洗濯屋も兼ねているこの宿屋ですが、なが~い契約書に騙された従業員がいましたね。ウォンカの他、元会計士・電話交換手・配管工・コメディアンの4人がおり、ヌードルは捨て子の時からここにいるとのこと。彼らと共に洗濯をするシーンもミュージカル調でおもしろかったです。
チョコレートのお店
順調にお金も集まる中、空き店舗を改装してウォンカのチョコレートのお店を開店。奥の人たちが集まりましたが…なんと、洗濯屋兼宿屋は組合と取引してウォンカのチョコに細工し、毛むくじゃらになったお客は怒ってお店をめちゃくちゃになってしまいます。
荒れた店内と、信用を失ったウォンカは再起ができないと考えました。そこに組合たちが従業員たちの借金を帳消しにする額を持ってきて、ウォンカが街を出るなら金を渡すと約束。ウォンカその晩、用意された船に乗ることにします。
そこにウンパルンパが付いてきて彼との話をキッカケにウォンカは船にダイナマイトが仕掛けられてることに気付いて海へ。町まで泳いで戻り、お仕置き部屋にいたヌードルを助け出します。
ウンパルンパはウォンカを追って彼のチョコを盗んでいましたね。彼との出会いなども語られる中、お店の開店という楽しい展開から一気に変化!
組合の陰謀によってチョコに細工されたウォンカがお店を一瞬で失ってしまうのはひどいなと思いました。
協力
ウォンカはヌードルや従業員たちと協力して、組合を出し抜こうと考えました。裏帳簿を盗み出すことに決め、教会から組合のアジトである地下へ向かうべく、まずは動物園のキリンを盗み出します。キリンに神父を追いかけるよう仕向けて、人が出払った教会に潜入したウォンカとヌードルは裏帳簿を見つけたのです。
そこに、彼らの動きを察した組合が戻ってきてしまい、二人はチョコの貯蔵室に閉じ込められます。たくさんのチョコが流れ込んでくる中、二人を助けたのはウンパルンパでした。ウォンカは組合にウンパルンパ用のチョコを渡し、それが食べられてしまったことで仕返しを決意。ウンパルンパは組合のチョコをすべて排出したことで、ウォンカたちは助かったのです。こうして裏帳簿を手を汚していない警察に渡して組合を出し抜き、排出されたチョコを噴水から流して町の人を喜ばせます。その後、ヌードルの母親が図書館にいるとわかってウォンカは彼女を送り届けてハッピーエンドとなりました。
ヌードルは組合の一人によって捨て子となった経緯から、彼女の母親が最後に見つかるという展開まで意外なストーリーも見ものでしたね。ウォンカもまた、亡き母が残した言葉などを思い返すというキッカケが良かったです。
ウォンカは新しくチョコレート工場を作っていくというハッピーエンドも合わせてファンタジー感あふれる映画を楽しめたなと思いました。
こちらもオススメ!
こんな映画なので、こんな映画もオススメです!的な1文がほしいです!
チャーリーとチョコレート工場
2005年に公開されたファンタジー映画で、1964年に出版されたロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」が原作。チョコレート工場を見学する子供たちの様子が描かれます。監督はティム・バートン、主演はジョニー・デップです。
ブラックユーモアが多いのが特徴ですね!今作の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』との話のつながりはほとんど無いので、別な描き方として楽しむのがオススメです。
カラフルで魔法のようなチョコレート工場が登場し、お菓子の世界を冒険するのがポイントですね。
『チャーリーとチョコレート工場』を観る方法
グレイテスト・ショーマン
2017年に公開されたアメリカのドラマ・ミュージカル映画。この映画は19世紀の興行師P・T・バーナムの成功を描き、サーカスの演出などが特徴です。
監督はマイケル・グレイシー、出演はヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ゼンデイヤらです。
映画の冒頭から引き込まれるサーカス&ミュージカルが見どころ!華やかなシーンやバーナムの感動的な物語が特徴ですよ。子どもから大人まで楽しめる内容になっていますので、夢を追う主人公を見守ってくださいね。
『グレイテスト・ショーマン』を観る方法