2024年6月7日からNetflixで全7話公開されたドラマ『ヒエラルキー』
キャッチコピーは「羨望するか、軽蔑するか」。
富裕層が通う学校に、奨学生のカン・ハが編入する。
ある目的を持って来た彼により、学校の「ヒエラルキー」が崩壊して行くー。
学園の悪を倒し、甘酸っぱい恋愛をして行く物語かしら…？
勝手に、日本で一世を風靡した「花より男子」的なストーリーかと思いながら鑑賞。
しかし！！！全然違った！！！ビックリした！！！！
この記事では、Netflixドラマ『ヒエラルキー』について1話ごとにネタバレ解説＆感想をご紹介します。（途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪）
『ヒエラルキー』の評価＆感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 5
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 5
- 話題性
- 4
作品が観客の心にどれだけ響くか、感動の深さや涙の数を評価する。
物語の複雑さや、観客が考えるきっかけを与えるか、推理や考察が必要かなどを評価。
何度も見返したくなる魅力があるか、2回目以降に新しい発見や解釈ができるかを評価。
期待を裏切る展開、驚きのエンディング、斬新な演出など、作品全体のサプライズ要素を評価。
人々の間でどれだけ話題になるか、SNSでのシェアや友人・家族との会話のタネになるかを評価。
公開前よりずっと気になっていた本作。
ありがちな展開になりつつも、まぁ間違いなく面白いだろうと勝手にイメージしていましたが、良い意味で裏切られました！
あまり細かく感想を書いてしまうとネタバレになってしまうので、控えますが…。
サクっと観る感じではなく、次から次へと気になって仕方ないストーリーなので、イッキ観出来る時の方がオススメです♪
『ヒエラルキー』の主要キャスト
役名／俳優（説明）
カン・ハ／イ・チェミン（主人公。ある目的を持って編入して来た奨学生）
チョン・ジェイ／ノ・ジョンウィ（チュシン高校トップの女子生徒。チェユルグループ長女）
キム・リアン／キム・ジェウォン（チュシン高校トップの男子生徒。チュシングループ後継者）
ユン・ヘラ／チ・ヘウォン（チュシン高校女子生徒。インターナショナル・ユンの末娘）
イ・ウジン／イ・ウォンジョン（チュシン高校男子生徒。政治家の父を持つ次男）
ハン・ジス／ピョン・ソユン（チュシン高校教師）
ナム・ジュウォン／ソ・ボムジュン（チュシン高校の奨学生で、学級委員長）
チョン・ギヨン／チェ・ウォニョン（ジェイの父で、チェユルグループの社長）
アン・ヘウォン／ユン・セア（リアンの母で、チュシングループの社長）
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレキャスト↓
カン・イナン／キム・ミンチョル（チュシン高校の奨学生。事故死している）
パク・テホ／ユン・ソクホ（チュシン高校の奨学生。カン・ハの中学時代の同級生）
『ヒエラルキー』のネタバレ
EP1／歓迎パーティー：真実か挑戦か
カン・ハは、大金持ちの子息・令嬢ばかりが通う「チュシン高校」に奨学生として編入する。
キム・リアンという生徒の曾祖父が設立したこの高校では、奨学生は青、その他ハイクラスの生徒は赤紫のネクタイをして、差別化されていた。
ユン・ヘラ、イ・ウジンもチュシン高校のトップ組だが、中でも大企業「チュシングループ」の子息であるリアンの行動や言動が全てであり、教師であっても逆らう事は出来ない。
カン・ハは、他の奨学生から「リアンの機嫌を損ねず、大人しく過ごせ」と言われたが、ポカンとして「なぜ？」と聞く。
すると、今回カン・ハが編入出来たのは、奨学生に欠員が出たからであり、その奨学生は忠告を無視して図に乗り、リアンに殺されたのだと明かされた。
ーー
カン・ハが編入して来た頃、リアンは、突然3ヶ月もの間アメリカに行き、音信不通となっていた恋人、チョン・ジェイに別れを告げられた。
ジェイは決して理由を言わず、「死ぬまで明かさない」と言う。
納得の行かないリアンは、なんとか彼女を繋ぎ止めようと必死になった。
ーー
ヘラは、容姿端麗なカン・ハを気に入り「歓迎会を開いてあげる」と言って、カン・ハをパーティーに招待する。
入り口でスマホを没収され中に入ると、そこはタバコや酒などで盛り上がっている、無法地帯と化した会場だった。
ゲームが始められ、カン・ハは「女子の誰かを選びキスをしろ」と命じられる。
そこで彼はジェイの元へ行き、リアンの目の前で深いキスを始めた。
ジェイもそれを受け入れ、カン・ハの首に手をまわす。
ーー
実はカン・ハは、兄を殺した犯人を探しにこの高校へやって来た生徒であった。
他の奨学生が言っていた「リアンに殺された奨学生」とは、カン・ハの兄だったのだ。
コイツの罪を、何もかも暴いてやるー。
カン・ハはジェイにキスをしながら、そう誓った。
屈託のない笑顔を見せるイケメン奨学生は、兄の死の真相を暴きに学校へやって来た。
期待が湧き上がるスタートでしたね！
ジェイは何を隠しているのか？リアンは本当に犯人なのか…？
EP2／秘密：その奥にある秘密
他の奨学生から、リアンの兄は、いじめに耐えかねて車に飛び出して死んだ…と聞いたカン・ハ。
いじめの理由は、「ジェイと仲良しだったから」だという。
「たったそれだけで兄は殺されたのか」と思い愕然としたカン・ハは、わざとリアンにキスを見せつけたのだ。
腹を立てたリアンは、カン・ハを痛めつけるよう同級生に依頼する。
一方で、リアンのジェイへの想いは募り、どうしても別れた理由を知りたくて探ろうとしていた。
そしてヘラに唆され、ジェイを妬かせるためにヘラと付き合うフリをする事にした。
ーー
ジェイに、謎の脅迫DMが届く。
添付されていた動画には「母のように父に殺される」と脅え、何かを必死で隠しているジェイが映っていた。
その動画は、カン・イナンの胸元に仕込まれたペン型の盗撮機の映像であった。
ジェイは、法律事務所などに接点のあるヘラに、送信者を特定して欲しいと頼む。
ヘラは命令されたような気がして、憮然としていた。
ーー
カン・ハの兄、カン・イナンは、ウジンの誕生日パーティーの最中に亡くなり、その事件は校長によって揉み消されていた。
また、ジェイはその後からリアンを避けるようになり、突然アメリカへと旅立ったらしい。
学級委員長のナム・ジュウォンは、母である校長にイナンの事を問い詰めるが、何も聞き出す事は出来なかった。
彼は「コケ」と呼ばれるほど影を薄くしていたが、カン・ハにはリアン達にバレない程度に親切に接する。
ーー
チュシン高校で「ヒーリングフォレスト」という、研修旅行が開催される。
生徒達はヨガや登山などをして、リラックスしていた。
そこでカン・ハは、担任のハン・ジスに、皆んなと顔を合わせない方が良いからと、薬を買って来るよう頼まれ外に出る。
タバコが切れていたジェイは、自転車で出かけるカン・ハを見て後ろに乗った。
雨が降り、雨宿りをしていると子犬が寄って来る。
その時ジェイが見せた笑顔に、カン・ハは惹かれていた。
その後、雨の中を強行して宿に戻った2人だったが、ジェイはカン・ハに「服を乾かして」と言って、自分の離れ（高級コテージ）に呼ぶ。
2人は映画を観ていたが、良い雰囲気になりキスをしようとした。
しかし、カン・ハがジェイの離れに入るのを目撃したジスが、交際中のウジンに伝え、それを聞いたリアンが校長とともに、ジェイの部屋に突入する。
2人は引き離され、大問題となった。
ーー
学校に戻ると、カン・ハは「ジェイの部屋に無断で侵入した」と責められ、退学を言い渡される。
そこへジェイが登場し「私が呼びました。処罰は私に」と言ってカン・ハを連れ出した。
リアンはその行動に激怒しジェイを脅すが、ジェイは「私はカン・ハが好き。いじめないで」と言い放った。
ーー
ジェイは、カン・ハがしているブレスレットが、イナンが生前していたものと同じだと気付いていた。
そして「ここに来た目的は何？」と聞く。
カン・ハは「俺の正体がバレたか」と言って、真っ直ぐにジェイを見つめた。
ジェイ、ちょくちょく回想シーンが流れていますが、イナンに恋をしていたのかな？それでリアンから離れた？
でもそんな簡単なストーリーでは無いような気がします。
不気味な父親の事も気になりますね。
EP3／ヒエラルキー：彼らの秩序
ジェイと睨み合ったカン・ハは、ニッコリと笑い「君の座を奪いに来た。主席で卒業すれば、留学費用や就職もチュシンに援助してもらえるから」と言った。
さらに、ジェイがブレスレットの事を聞くと、「所属している楽団の仲間内で作った、お揃いのものだ」と言われ、勘違いかとため息をついた。
ーー
ジェイがカン・ハと付き合い、手を繋いで投稿して来た事で、カン・ハの周りは激変する。
今までいじめて来た生徒達が謝罪し、羨望の眼差しを向けた。
リアンは苛立ち、公衆の面前でヘラにキスをするが、ジェイは顔色ひとつ変えずにいる。
ジェイの親友だったヘラもまた、ジェイへの嫉妬心を募らせ、仲違いして行く。
ーー
カン・ハは、同級生のパク・テホを呼び出す。
実は彼はカン・ハの友人で、「イナンの二の舞になるぞ」と警告してくれたのだ。
テホは、チェユルホテルの一人息子だが、婚外子のためその事を秘密にしながら学校へ通っている。
カン・ハは、イナンとも親交のあったテホに「麻薬・いじめなど、学校で行われている事を公にしたいから、協力してくれ。兄さんも、ただの事故じゃ無い」と頼んだ。
その2人の話を、ジュウォンが密かに聞いていた。
ーー
チュシングループとチェユルグループは、ライバル企業同士だった。
チェユルグループの長女であるジェイに、コンソングループの子息との縁談が舞い込む。
ジェイの父であるチョン・ギヨンは、コンソングループとの姻戚関係を結びたい考えだ。
ギヨンは、「コンソングループとの縁談は娘が産まれた時から構想していたものであり、妙なスキャンダルは絶対に許さない」とジェイに厳しく伝えた。
一方、カン・ハは無邪気にジェイを誘い、交際を楽しもうとする。
しかしジェイは、「あなたもリアンのいじめに耐えかねて学校を辞める。善意で一緒にいるだけだから、勘違いしないで」と突っぱねた。
カン・ハは「分かった。でも心配はしていい？何かに脅えているようだから」と微笑む。
ジェイは見透かされている気がして、俯いた。
ーー
リアンの母親 アン・ヘウォンの提案で、チュシン高校の父母会が開かれた。
奨学生は招待されておらず、カン・ハはバイトで会場の隅のピアノを弾く。
ヘラは「経営が厳しいから、チェユルの社長と仲良くしたい」と父親に頼まれ、ギヨンと挨拶させて欲しいとジェイに頼むが、ジェイは「ヘラの頼み事は聞きたく無い」と言い放った。
ジェイは、リアンのそばにいるヘラに嫉妬していたのだ。
屈辱的な扱いを受け腹を立てたヘラは、突然ギヨンに挨拶をして「親友の私が協力しなきゃと思いまして。こちらがジェイの彼氏です。チュシン期待の奨学生」と言いながら、カン・ハを連れて来て紹介する。
ギヨンは愕然とし、ジェイを睨みつけた。
ジェイは、ヘラをそんな扱い方をしたらそりゃ恨まれるし、自業自得だな…としか思えませんでした。
リヨンをまだ愛しており、嫉妬したのでしょうね。巻き込まれたカン・ハは大ピンチです。
気になるのはジェイの義理のきょうだい？のテホと、不気味に何かを探るジュウォン。
カン・ハの味方となるのか…？
EP4／報復、欲望、ロマンス：それぞれの思い
ギヨンは、自己紹介をしたカン・ハに「誰が勝手に自己紹介しろと言った？」と囁き、牽制する。
ジェイはギヨンに「お前の同情心のせいで、また奨学生を死なせたいのか？」と言われ「ごめんなさい…」と脅えながら謝った。
そしてギヨンは、「チュシンとの不仲説はおさまった。学校を去ってニューヨークに留学しなさい」とジェイに命じた。
ジェイの異母弟であるジェヒョクは、ニヤニヤしながら「俺が持っている切り札と、お前がしたサインの事を忘れるな」と言ってジェイを脅す。
ジェヒョクが持っている切り札とは、ジェイとリアンが別荘で愛し合っているシーンの盗撮動画だった。
ーー
カン・ハは、「君の笑顔を見たい。本当に付き合わないか？」とジェイに告白する。
その姿がイナンと重なって見えたジェイだったが「その申し出は断る」と言って、カン・ハから去って行った。
その直後、カン・ハのスマホに匿名で動画が送られて来る。
それは、イナンがウジンの誕生日会で、いじめられている映像だった。
するとそこにヘラが来て、「ジェイが迷惑してるわ。前にも、ジェイの近くにあんたみたいな奨学生がいたの。彼の結末は知ってるでしょ？」と話しかけて来る。
「リアンが殺したんだろ」とカン・ハが言うと、「チュシンの後継者であるリアンが、奨学生を殺して何の得になるの？殺したのは、ジェイよ。イナンがジェイの同情心を受けなければ、あんな事故は起きなかった」と明かす。
カン・ハはおかしいと思いつつも、その後もリアンを挑発し「お前は何者だ？」と気にさせた。
ーー
ジェイとリアンは、親同士は対立しているものの、2人でいる時は互いの立場を忘れ、幸せな気持ちでいられると言って深く愛し合っていた。
幼い頃からの長い付き合い。だからこそ、リアンはジェイを諦めきれない。
きっと、この別れには何か理由があるはずだと言い続け、カン・ハの素性を調べ始めた。
一方、ジェイはコンソングループの息子と見合いをする。
しかし、途中また何者かから写真が送られて来て驚き、店を出て行った。
その写真は、陽性反応が出た妊娠検査薬の写真だった。
ーー
ジェイはギヨンの逆鱗に触れ、遠く離れた別荘地へと監禁された。
そして、そのままニューヨークへ行く事が決定する。
ヘラはその住所をカン・ハに送り「彼氏が迎えに行ってあげて」と言った。
自身はリアンに「ジェイは今別荘に行かされていて、そのまま海外に行く。それはもう止められない。私はあなたを愛してるの、本当に付き合おう」と告白した。
しかしリアンは、カン・ハとカン・イナンが二卵性双生児だったという事を突き止め、ヘラを置いて別荘へ向かった。
ーー
カン・ハは、ジェイに会い「力になりたい」と言って腕を掴んで見つめる。
ジェイは泣きながら「誰かに脅迫されてるの！私は、奨学生を殺したのよ」と打ち明けた。
カン・ハは、涙を浮かべながら「俺は、その奨学生の弟だ」と明かした。
ギヨンがイナンを殺した？ジェイは以前妊娠して堕胎していた？
ウジンは本当はヘラが好き？謎だらけで分かりません！
リアンとジェイは本当に愛し合っていそうですが、カン・ハはジェイに恋してしまった様子ですね…。
EP5／強靭なアウトサイダー：カン兄弟
カン・ハは伯父の養子として育たっため、学校側はイナンの弟だとは見抜けなかった。
この事は学校中で噂になり、校長は「奨学生はアウトサイダー。1人くらい退学させても何の問題もない」と嘯いて、カン・ハに退学を言い渡すが、カン・ハはそれを録音しており、「これをマスコミに流したらどうなりますかね。出来るのなら、どうぞ」と言い放った。
ーー
テホが婚外子である事が、ヘラ達にバレた。
カン・ハと同級生だった事もバレて、ボコボコに殴られる。
カン・ハはテホを助けたが、「悪いけどもう協力は出来ない…」と言われてしまった。
ーー
ジェイに脅迫DMを送っていたのは、ジュウォンだった。
彼は、数々の盗聴器、盗撮機、パソコンなどを駆使して、校内の闇を全て記録している。
その盗撮機…監視カメラは、校長が仕掛けたものだった。
ジュウォンは、ジェイに「ジェイとリアンは社会的ダメージに弱い。ニューヨークから見守ってて。学校に爆弾を落とす」と送りつけた。
ジェイは、カン・ハに「イナンは、ウジンの誕生日会でいじめに耐えられなくなって、会場を飛び出して事故に遭ったの。疑う気持ちは分かるけど、殺したのはリアンじゃない。私と仲良くしたせいでいじめられてた。だから私だけを責めて」と打ち合ける。
さらに「校内の誰かに脅迫されてる。どうかリアンを助けて欲しい」と懇願した。
カン・ハは「僕は君を想っているのに、僕にリアンを救えと？…君は残酷な人だ」と言って、涙を流した。
ーー
突然、ヘラの家が差し押さえられてしまう。それほどまでに、父の経営状態は悪化していたのだ。
それでも、ヘラ主催のジェイの送別会は開かれた。
カン・ハは、会場でジュウォンにカマをかけ、脅迫DMの犯人が彼だと言う事に気付く。
すると、ジェイとニューヨークに行ったはずのコンソングループの息子が、麻薬容疑で逮捕されたという一報が流れた。
実はそれは、リアンが独自に調査し、ジェイを取り戻すために遂行したのであった。
会場に車ごと乗りつけたリアンは、空港から連れ戻して来たジェイの手を握り「俺たちはよりを戻す。きちんと親にも言う。だから誰も邪魔するな」と言って、カン・ハを睨みつける。
カン・ハは「…お前の持っている動画、全て俺にくれるよな」とジュウォンに向かって呟いた。
なんか…なんか…リアンのジェイへの愛、本当に深くて見直しちゃいました。
とはいえ、それ以外は外道なので騙されてはいけません！！
カン・ハはどうするのか？本来の目的である、兄の死の復讐を遂げる事は出来るのでしょうか？
EP6／矢：貫かれる矢
ジェイとヘラは、完全に決別した。
パーティーが強制的に終わり、会場を出たヘラは、父にあてがわれたホテルへ行くが、とてもボロボロな建物で今までの生活とはかけ離れた場所だった。
その後高校に行かなくなったヘラは、ジェヒョクに「ヘラが嫌いでしょ？」と言って近付く。
するとジェヒョクは、俺が持っている切り札だと言って、ジェイとリアンの盗撮動画をヘラに送った。
ヘラは不気味に笑うジェヒョクを平手打ちし、「私も悪い女だけど、礼儀は守ってる」と言って睨みつける。
そして、「ジェイはあんなクズに、こんな仕打ちを受けていたの…？」と涙した。
ーー
ウジンは、母から「お父さんが、チェユルグループの協力のもと、大統領選に出馬する事が決まったわ」と伝えられる。
驚いて「チュシンじゃないの？」と聞くと、母は、ジェイが産婦人科に入ろうとしている写真を差し出し、「会長の長女が、アメリカの産婦人科で受診したという、まだ誰も知らない証拠よ」と言って微笑んだ。
その頃、突然ウジンに無視され邪険にされていたジスは、隠されていた（イナンを跳ね、フロントガラスが割れている）車に乗って、ウジンの元へ。
しかし、ウジンの作業部屋に到着した時には、すでにフロントガラスは修理済みだった。
実はジスがイナンを跳ね、ウジンが車を隠していたらしい。
しかし、ヘラを選んだウジンは、ジスにハッキリと別れを告げた。
ーー
カン・ハは、奨学生達と組んで学校の闇を暴き、金持ち達に対抗しようとする。
それでもジェイの事を思うと、ジュウォンと組む事には抵抗があった。
しかし、ジェイが2人の会話を聞いており、ジュウォンがDMの送信者だと知る。
それでもカン・ハは、ジェイに「君は俺が守る。そして、兄さんの仇も討つ。なぜ俺ではなくリアンなんだ…」と伝える。
するとジェイは、実はリアンの子を妊娠し、堕胎しようと渡米したが、結局出来ずにいたところ流産してしまった…と告白した。
そして「私達はお互いに寄りかかって生きて来た。私はリアンを守りたい。あなたが矢を放つなら、私がリアンの前に立つわ」と言って、カン・ハと完全に対立してしまった。
ーー
ウジンはヘラを慰めに行くが、ヘラは「なんであの子は何も言わないの！？」とジェイに激怒していた。
そこでウジンは「ジェイが憎いんだな？」と言って、封筒を持ち何かをしに行く。
しかしその後、ジェイがヘラの部屋を訪ねて来ると、ちょうどヘラに父から電話があり「チェユルグループが会社を助けてくれる事になったから、元に戻れるぞ！」と言われる。
実は、ジェイが自分の妊娠＆流産の事をギヨンに打ち明け、「自分がニューヨークに行く（雲隠れする）代わりに、ヘラのパパの会社を助けて欲しい」と交渉していたのだ。
ヘラは「なぜ？」と驚いていたが、ジェイは「だって、友達だから」と言って微笑んだ。
ーー
リアンの元に、ジェイと愛し合っている盗撮動画が送られて来た。
盗撮した犯人がジェヒョクだと知ったリアンは、ジェヒョクをボコボコに殴る。
また、止めに入ったカン・ハから全てを聞き「今度はお前がジェイを守れ」と言われた。
そしてジェイに会い「1人で耐えてたなんて…本当にごめん。もう絶対お前の手を離さない」と誓い、2人で泣きながら抱き合った。
あっちこっちで「実はこうしていた」というストーリーがあって、追いかけるのが大変でした。
喧嘩したり勘違いしたり仲直りしたりと、まぁ忙しい！
もっと、財閥同士が絡むお話かと思いきや、なんだかメインが「高校生の青春」になっていますね。
個人的には、カン・ハの手で高校には制裁を与えて欲しいと思います！
EP7／Spring Time：切なくて甘くて短い、私たちの春
カン・イナンの事故の真相。
イナンはパーティー会場でボコボコにされ、逃げて非常階段に飛び出すと、上でジスとウジンがイチャついているのを目撃してしまう。
外に逃げたイナンを、ジスがウジンの車で追いかけた。
しかし、ジスがイナンに思い切り追突してしまう。
車を降りたジスは、イナンが死んでいる事でパニックになったが、胸ポケットに入れられたペン型の隠しカメラを見つけ、持ち去って逃げてしまった。
その後、校長の指示でいじめや暴力は無かった、ただの事故であると生徒全員で証言し、真実はもみ消されたのだった。
事故後にジスが映り込んだペン型の隠しカメラは、今はウジンが持っている。
ーー
カン・ハは、麻薬や暴力の証拠を持って、警察に渡した。
しかし、ジェイの動画だけは渡せなかった。
ジェイは、学校内の様々な事を公表し、正そうとクラスメイト達に提案する。
奨学生達は、やっと声を上げる事が出来た。
その後ジェイは、カン・ハにニューヨーク行きを伝え、別れを告げる。
「俺を好きだった事はある？」と聞かれたが、「無いわ。一度も」と返答した。
さらに、リアンと共にイナンの墓前に行って謝罪し、自分たちの犯した罪の償いをしようと誓った。
ーー
ウジンは、先日ヘラの部屋を出た後、母から預かったジェイの写真をギヨンに差し出し「ジェイをニューヨークへ行かせて、一生戻さないでください。さもないと、ご長女の妊娠がニュースで流れる事になります」と脅迫していたのだった。
ニューヨーク行きはジェイが決めた事であったが、自分の犯した罪に耐え切れなくなったウジンは、ヘラに「ジェイの妊娠を盾にギヨンを脅した」と打ち明ける。
ヘラは激怒し「友達でいたいならこの事は秘密にして！」と言い放った。
それでも罪悪感が消えなかったウジンは、ジェイに「イナンの遺品だ」と言って、ジスが盗んだペン型の隠しカメラを渡す。
そして、カン・ハがそれを持って警察に行き、ジスや暴力を振るっていた生徒は逮捕され、校長はリアンの母に切り捨てられた。
また、事故を起こした車の持ち主が大統領選に出馬する人物（ウジンの父）だと分かり、警察もギョッとしながら捜査を開始した。
ジュウォンは校長室の荷物をまとめる母に、自分が動画をカン・ハに渡したと打ち明け、「母さんはやっと解放されたね。もう親を恥じなくて済む。巻き込みたくはなかったけど、それで充分だ…」と言って、涙を流した。
ーー
リアンは、カン・ハに「イナンの納骨堂へ行った。俺は、イナンがジェイと仲良くするのが嫌で、いじめを黙認していた。ごめん」と謝罪する。
しかしカン・ハは「もう兄さんは2度と帰って来ない。一生罪悪感に苦しめ。俺は絶対に許さない」と言い放った。
その後リアンは「自分も加害者です」と言って、警察に出頭した。
ーー
結局、ジェイとリアンの動画も流出し、ライバル企業の子供同士の妊娠・流産がニュースとなった。
ヘウォンは世間を騒がせた事に謝罪し、盗撮動画については法的措置を取ると発表した。
ジェイは、父に「私はもう怖く無い」と言って、初めて自分の意思を話す。
しかしギヨンは「お前は母親と同じだ。私は捨てたものは2度と拾わない」と言って、去って行った。
それでもジェイは前を向き、最後にリアンと庶民的で幸せなデートをする。
そして、「お互いに寄りかからなくても良い様に、余裕が出来たらまた会おう」と言って、笑顔でサヨナラを告げた。
ーー
ジェイが出国する日、カン・ハは急いで会いに行く。
そして、ジェイを抱きしめ「本当は、ジェイの事だけを想って戦いたかった。でも兄さんの事は忘れられない。好きになって、本当にごめん」と泣きながら打ち明けた。
するとジェイは「大丈夫。実は韓国に残る事にしたの。幸せになれる場所で、出直すわ」と伝えた。
そして、車に乗り込む際「最後の質問、覚えてる？私は嘘を付いたわ」と言って、笑顔で去って行った。
その後、産みの母親の家に向かうジェイ。
庭にいる女性に「お母さん」と笑顔で話しかけた。
ーー
〜エピローグ〜
平和が訪れたチュシン高校。
しかしある日、教室で1人の生徒が血だらけで倒れている。
悲鳴が上がる中、リアンのスマホに「驚いた？リアン」というDMが届いた。
ジェイが誰ともくっつかずに、自分の道を行った事には驚きつつ、納得の行く結末でもありました。
ただ1人、リアンの母・ヘウォンだけがそこまでダメージを受けてないような…。とモヤモヤはしましたが。
最後はキレ〜に終わったなぁと思ったら、エピローグに驚かされましたね！！
いやいきなりの血みどろシーンて…。カン・ハがスマホを見ながらニヤリと笑っていましたが、一体！？
新しい校長がモヤモヤしててよく見えず、誰なのかも気になるし、リアンがメインのような感じで終わったのも気になるし。
続編にも期待しましょう！！！
