ミュージカルならではの興奮と感動が詰まった冒険、映画『ウィッシュ』の魅力を解説!
劇場鑑賞してきてアーシャと王様、そしてスターたちの展開にハラハラさせられた私が、読者の皆さんに『ウィッシュ』の見どころなどをお届けします。
この作品は、18歳間近のアーシャが、国民の願いを大切にするマグニフィコ王に弟子入りを目指し、家族の未来をかけた最後の冒険へと旅立つ、感動と魔法に満ちたファンタジーアドベンチャーです。
どんな映画?おすすめポイントを紹介!
ウィッシュ
- 未体験
- 3
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 3
- 予測不可
- 3
- サウンド
- 5
「願い」を叶えたいと思ったら、どう考えるか?を再認させられるテーマでした!ミュージカルシーンにワクワクさせられるのも魅力で、スターがかわいいのがポイントです!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
ストーリー
叶えたい願いのある国民と、それを叶えてくれる王様、そしてアーシャが王の考えを知って行動を起こす…そうした物語の始まりと、スタートの出会いから引き込まれていく作品でしたね。
内容としてはシンプルでしたが、ディズニー100周年ならではのストーリーが用意されているかなと思っていたので割とシンプルだったかなと思いました!
演出
ミュージカルシーンを中心に、歌や魔法の演出は安定した良さがありましたね!アーシャが国の案内をする際に歌ったり、国民たちもテンポよく案内の演出をしてくれるのが冒頭の魅力!
その後、魔法のシーンもいくつかあったり、感動的な歌のシーンもあるのに注目です。
その作品ならではの切り口
スターと出会ってアーシャが協力しながら行動を起こしていくという切り口がおもしろかったですね。何が起こるかわからない展開も少しありました。
アーシャの想いを応援したくなったり、スターの無邪気な様子に微笑ましさを覚えたり…今作ならではの魅力が満載です!
おすすめポイント
ミュージカルが好きで、ディズニー作品ならではの魅力を味わいたい人にオススメの作品!アーシャの歌はもちろん、王様の吹替を福山雅治が務めているため歌のシーンは特に「おぉ!」と思えることでしょう。
一方で、100周年記念にしては少し地味かも…これは、映画館で同時上映だった『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』で様々なディズニー関連のキャラクターが登場してワクワクしすぎたかもしれませんね!こちらは100周年にピッタリな短編でした!
『ウィッシュ』は、ディズニーらしい「願い」をテーマにしているというメッセージ性は良かったですよ。
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
アーシャとマグニフィコ王
もうすぐ18歳になるアーシャ。彼女は母と祖父と暮らしていて、王様に弟子入りしたいと考えていました。マグニフィコ王は魔法を使うことができ、国民の願いを大切に保管していて人望が厚かったのです。また、彼は過去に家族を奪われた経験があることから、自身で考えた国造りを進めていました。
王は弟子との面談を進めており、アーシャは最終選考前に落ち着きを取り戻そうと努めていました。親友のダリアたちの励ましを経て、優しいアマヤ王妃の呼びかけを受けて王の元へ。弟子入りしたい旨や、父を病気で亡くした経緯を伝えました。王は国民の願いを集めた奥の部屋にアーシャを通し、彼女はステキな願いの数々にうっとりします。
アーシャは祖父の願いを見つけ、100歳になって願いが叶うのを待ち続けていると王に伝えましたが…王はその願いを危険だと言うのです。アーシャは王が願いを叶えないなら個人に戻すべきだと意見します。願いを忘れてしまった国民のためにと考えますが…王は聞き入れませんでした。
王様は国民の願いを叶えてくれるという偉大な魔術師!人望があっていい人かと思われましたが…アーシャへの説明を聞くとそうとは言えませんでしたね。王様なりに国を守ろうとしていたのかもしれませんが…独裁的な面があったのかもしれません。
アーシャの人柄は冒頭の『Welcome To Rosas (ようこそ!ロサス王国へ)』を歌うシーンからも魅力が伝わってきますね。国や民たちのことが好きなのだなということがわかり、この後も思いを吐露するミュージカルシーンに注目です!
スター
その後、願いを叶える儀式が始まり、王は一人の国民の願いを叶えます。アーシャの祖父は今回も願いを叶えてもらえず落ち込み、そんな彼にアーシャは王の考えを告げました。祖父とケンカになったアーシャは家を出て、夜空に願いを歌いかけると…なんと、空から星が降ってきたのです。星を「スター」と呼び、アーシャは国民の願いを取り戻す決意をしました。
アーシャは親友の力を借りて王の部屋に忍び込み、祖父の願いを持って家へ。願いを取り戻した祖父は喜びますが、そこに王がやってきてアーシャの母の願いを壊したのです。
スターは無邪気な感じで動きで感情を表現する感じがいい!動植物を喋らせる魔法や、無機物が自由に動けるようになる魔法みたいなのが使えておもしろかったですね。
アーシャたちの鼻をチョンと触ってニコニコする様子が特にかわいかったです。また、ダリアたちにスターの存在がバレてしまう時に、ニワトリたちが盛大なミュージカルを繰り広げるのも見ててワクワクしましたね。
王がスターを狙っていくというハラハラした展開と共に物語にも引き込まれます!
魔法
アーシャはスターの協力により母と祖父を島の外に逃がし、禁断の魔法に手を染めた王からみんなの願いを取り戻すことに…親友や王妃の力を借りて作戦を立てます。アーシャが囮になっている隙に親友たちはみんなの願いを開放。しかし、王様はスターごと願いを奪ってしまったのです。
禁断の魔法でスターや国民を拘束する王様…アーシャは諦めず国民に呼びかけ、その願いに答えるかのようにスターは開放されました。王様はスターが閉じ込められていた杖に吸い込まれ、人々に願いが戻ったのです。
王妃は杖を地下牢へ。スターはアーシャに魔法の杖を渡し、彼女は杖を使えるようにと意気込んで物語は幕を閉じます。
アーシャが囮になる際にスターから魔法の杖を預かって使っていましたね。木にドレスを着せてしまうのには驚きましたが、王様の気を引くには十分だった…かと思いきや、まさか他の者が王様に化けているとは驚きです。
アーシャの友人だった彼は彼女がスターを連れていることなどを王様にバラしていたようですが…最後は和解できて良かったです。
スターが捕らえられた際にはどうなるかと思いましたが、みんなが諦めずに『This Wish (Reprise) (ウィッシュ〜この願い〜 (リプライズ))』を歌うシーンは感動的でした。みんなで協力する展開も合わせて熱いシーンが多かったです。
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主人公が家族や愛のために奮闘したり、願いや魔法をテーマにしたディズニー作品なら個人的に以下もおすすめです!ディズニー作品はどれもステキなんですけどね!
ミラベルと魔法だらけの家
2021年公開で、魔法に満ちた家族とその秘密を描いたディズニーのアニメーション映画。主人公のミラベルは、家族の中で自分だけが魔法が使えない…それでも家族が脅威にさらされて行動を起こしていくのが主なストーリーです。
魔法が使える登場人物がたくさんいたり、カラフルなビジュアルが魅力的な映画!感動的な物語と共に、ノリの良い音楽・ミュージカルが豊富なのも良いですね。
ミラベルが強い意志を持ってアドベンチャーを繰り広げるのにも注目です!
『ミラベルと魔法だらけの家』を観る方法
アラジン
1992年に製作されたディズニー映画。魔法のランプを見つけた若者アラジンと、そのランプから現れた全能の精霊ジーニーの冒険を描きます。アラジンはジーニーに願いを叶えてもらい、ジャスミンと関係を深めていくのに注目ですよ。
心温まる物語や歌と音楽が魅力的な作品!「ホール・ニュー・ワールド」などの有名曲は今でも多くの人に愛されていますよね。
また、ジーニーのユーモラスなキャラクターは、大人から子供まで幅広く愛されているのが特徴!ノリの良さが楽しいです。
『アラジン』を観る方法