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Netflix実写『幽☆遊☆白書』の見どころ・感想をネタバレ解説!

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Netflix実写ドラマ『幽☆遊☆白書』の見どころ・感想をネタバレ解説!


『週刊少年ジャンプ』に1990年12月3日〜1994年7月25日まで掲載されていた漫画『幽☆遊☆白書』を原作とした実写ドラマ。

主人公の浦飯幽助とその仲間達が、霊界探偵として活動する物語で、原作者は『HUNTER×HUNTER』なども手掛ける冨樫義博先生。

beersy
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子どもの頃、飛影に憧れてプラスチックの刀を振り回していたbeersyです!

ジャンプ黄金時代、一世を風靡した幽白がどのように実写化されるのか?

大ファンであるが故に、本作にはだいぶ辛口になってしまいました…。

※2023/12/19追記

二周しまして、評価が少し変わりました!

この記事では、Netflix実写ドラマ『幽☆遊☆白書』を鑑賞している筆者が、1話ごとにネタバレ解説&感想をご紹介します。

(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)

動画配信情報『幽☆遊☆白書』を観る方法
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『幽☆遊☆白書』の評価&感想

『幽☆遊☆白書』予告編 - Netflix

  • 感動度
    3
  • 脳トレ度
    1
  • 再鑑賞度
    3
  • サプライズ度
    4
  • 話題性
    4

Netflixオリジナル『幽☆遊☆白書』の評価をどうぞ!

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『幽☆遊☆白書』はバトルマンガではありますが、その魅力のひとつは登場キャラクターにあります。

ぶっきらぼうな「根はイイヤツ」不良ヤンキー・幽助(北村匠海)を始め、喧嘩相手の無鉄砲な桑原(上杉柊平)、バラを操る中性的で妖艶な蔵馬(志尊淳)、鋭い目つきと剣技・邪眼を持つ飛影(本郷奏多)がメインとなっており、彼らだけでも見応えがあります。(敬称略)

このメインキャラを、主役級の美しい俳優さん達が演じるという事で話題になりました。

そして幽白きっての人気キャラ「戸愚呂兄弟」(兄/滝藤賢一・弟/綾野剛)や、左京(稲垣吾郎)このあたりは流石ベテラン俳優さん達!素晴らしい演技力でした。(17歳には見えないけど)

そして本作1番すごいのは、冨樫先生が描いたド迫力なバトルシーンの再現率。

当時、アニメもあの不気味な雰囲気をよく描いていましたが、実写版はとにかく力を入れたCG・VFXで、本当にリアルになっています!

数々の有名な映画作品を手掛けて来たScanline VFX社など、15社を超える大手企業が手を組み、この映像クオリティが実現したとの事。ものすごい力の入れようです。

そういった、俳優さん達の演技や最新技術の映像には感動しましたが…。

でも!!!ゴメンナサイ!!!ストーリーが酷過ぎます!!!!!

幽白って、とても濃厚な友情物語でもあるんですよ。そして、苦しくて苦しくて、ボロボロになって、それでも踏ん張って強くなって行く幽助達に感動するんですよ。

そもそもこのマンガの戸愚呂兄弟登場までを、全5話でまとめられる訳ないんですよ…。あまりに重要な部分が端折られてて、冨樫先生これで良かったの?と思いました。

…原作ファンには酷評の嵐でしょうけれど、全く読んだ事の無い人なら楽しめるのではないでしょうか。特にバトルシーンや映像、俳優さん達の好演で。

筆者的にはものすごく低い評価になってしまいましたが、一度頭を空っぽにして、原作とは違う「幽白」として再チャレンジしてみようかと思っています。

※2023/12/19追記

原作を考えずに新しい『幽白』として観ました。やはり映像やアクション、挿入曲、音楽、俳優さん達の演技には文句なし。

ストーリーですが、全体的にテンポが良く、ダレる事なく進んで行く、そして全5話という短さが、逆に観やすさにも繋がっているのかな…?と思いました。

新規の人や原作・アニメがうろ覚えの人なら特に楽しめそうです。

友人達にも感想を聞きましたが、数人、古参ファンにも高評価だったので、私のように一度観て拒絶するのではなく、再チャレンジしてみるのもオススメです!

以下より重要なネタバレを含みます。

ネタバレを見る目次に戻る

 

 

 

 

 

『幽☆遊☆白書』のネタバレ

エピソード1

かつて、人間界と魔界は地続きであり、人間が妖怪の餌食になる事件が相次いだ。

そのため、霊界がその二つの世界の境界線に結界を張り、人間を守っていた。

ーー

17歳の浦飯幽助は、生粋の不良。いつも、桑原和真などと喧嘩ばかりしていた。

しかしながら、カツアゲに遭っているクラスメイト・桐野を助けるなど人情深い性格でもある。

ある日人間界に、「魔回虫」という人間に入り込み凶暴化させる虫が現れ、その虫に寄生されたトラックの運転手が暴走。

少年・マサルが轢かれそうになったところを、幽助が助けて自らは死んでしまった。

突然の出来事で混乱するが、霊界の案内人・ぼたんが突然現れ霊界に連れて行かれる。

そこにいた閻魔大王の息子・コエンマは、不良の幽助が人を助けて死んだのは「想定外」だったので、生き返らせると言う。

しかしひとつ条件があって、幽助に「霊界探偵」になれと命令した。

誰も悲しまないだろうと一度は蘇る事を拒んだ幽助であったが、人間界にいる母親、幼馴染の瑩子が泣き叫ぶ姿を見て、霊界探偵になり生き返る事を決意する。

ーー

人間界と魔界の境界線に大きな穴が出来てしまっており、魔回虫はそこから人間界に侵入していた。

幽助亡き後、桐野は変わらずイジメに遭っていて、相手に恨みを募らせる。そんな桐野に魔回虫が寄生し、ものすごい力を得て相手を殺そうとした。

たまたまその現場に出くわした桑原が桐野を止めようとするが、まるで歯が立たない。

桐野の暴走によってメチャクチャになった現場から火が出てしまい、幽助の遺体が安置されている家も火事になる。

間一髪、身体が燃える前に生き返った幽助。暴走する桐野と戦い、魔回虫を殺す事に成功した。

そして瑩子の家へ戻り、母親とも再会する。

ーー

その頃、ある男2人と鬼が怪物達と戦っていた。

そして大勢の怪物達を葬り、脈を打つ不気味な鏡や剣を手にしたのだった。

beersy
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う〜ん。のっけから実写キツイなと思ったのは、タバコをふかす短ラン(若い人知らないんじゃ…)の高校生ヤンキーという設定。

街中は現代なのに、ものすごく浮いている制服と絶滅してそうなヤンキー。どうしても違和感を感じてしまいました;

そうは言っても原作に寄せない見た目だと、「幽白感」が出ないのかな…。衣装やメイク、とても難しいところではあったでしょうね。

桐野くんのゾンビ化はリアルで、初回から迫力のある映像には素晴らしい!の一言です。

 

エピソード2

剛鬼・蔵馬・飛影という妖怪達に盗まれた、強大な力を持つ3つの危険物。それらを取り戻さないと人間界に大変な事が起きてしまう。

幽助は妖怪に立ち向かうべく、コエンマに「霊丸」という技を教えてもらうが、中々モノに出来ずにいた。

剛鬼に魂を抜かれ、一時的に意識のない子ども達を観た幽助は、魂を奪い返そうと町中を探し回る。

そして剛鬼を見付けた幽助は、マサルの魂を抜かれたのをきっかけにパワーを発揮し、霊丸で剛鬼を葬った。

子ども達に魂が戻り、平穏が訪れる。

ーー

大金持ちの垂金は、人間界と魔界の境界線に出来た穴を欲しがる左京と取引をしていた。

垂金に囚われている雪菜は、涙が「氷泪石」という宝石になる妖怪・氷女。垂金はその氷泪石を高値で売るため、雪菜に拷問を行っていた。

しかし、手下の1人は「同じくらいの妹がいる」と言い、雪菜を救おうとしていた。

ーー

幽助は、暗黒鏡を持っている蔵馬と接触。

人間に化けている蔵馬が、病に冒されている育ての母を救うため、暗黒鏡を使おうとしている事を知る。

しかし暗黒鏡は、どんな願いも叶える代わりに、願った者の命を奪う危険物。

満月の夜、自分の命と引き換えに母親を救おうとしている蔵馬に対し、幽助は「自分の命も半分やる」と言い助けたのであった。

ーー

飛影が垂金の手下の車を襲い、氷泪石を奪う。飛影は妹である雪菜を探していたのだ。

垂金が激怒し左京に連絡すると、左京は「氷泪石をたくさん流させるので、雪菜を自分の元へ連れて来るように」と言った。

beersy
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飛影ファンとしては、邪眼を自分で切って作った?このシーンが許せなかったー!!いやそんな簡単な工作じゃないんです…。

新規の人にも、「なぜ邪眼が必要なのか」があまりよくわからないのでは?と思いました。

第2話では、幽助と蔵馬の友情が描かれているのですが、ものすごく早く打ち解けた印象。原作を知らないのであれば、2人の「友情の芽生え」を読み取るのには十分ですね。

戸愚呂兄弟に関しては、滝藤さんと綾野さんのハマり具合に脱帽でした!(ハリウッドまで行って表情撮りしたんですって。スゴイ!)

 

エピソード3

飛影が持っているのは、使用者が望む能力を与える「降魔の剣」。飛影はその剣を使い、第三の眼「邪眼」を手に入れていた。

幽助は、垂金の屋敷に侵入している飛影を見付け戦おうとする。しかし圧倒的な力の差を前に、何も出来ずにいた。

ーー

雪菜が左京の邸宅に着いた時、垂金の手下の1人が逃がそうとする。

しかしそこへ戸愚呂兄が現れ手下を殺害。泣いた雪菜からは多くの氷泪石が作られた。

左京邸には、垂金の屋敷に侵入した幽助と飛影を迎え打つため、不気味な妖怪達が待ち受けているのであった。

ーー

幽助はコエンマの指示により、高名な霊光波動拳の使い手・幻海師範の元へ。

何故か話を聞いて付いて来てしまった桑原と共に、厳しい修行を始める事となった。

最初は悪態を付いていた幽助だったが、次第に真剣に取り組むようになる。がむしゃらに努力した桑原も、霊力の使い手となる事に成功した。

ーー

「来るか…」と、何か不穏な空気を感じ取った幻海は、「霊光玉・霊光波動拳の奥義」を幽助に継承し、修行を終えた二人を見送る。

その後1人座り込む幻海の前に、戸愚呂弟が現れる。2人は50年前からの知り合いだったのだ。

ーー

幽助が瑩子の家でラーメンを食べて出ようとすると、飛影が瑩子をさらうのを目撃する。

町中を探し回り、見付けた飛影を責め立てるも、実は瑩子をさらったのは飛影に化けた戸愚呂兄だった。

すれ違い戦う2人の前に蔵馬が現れ、瑩子と雪菜が左京邸にさらわれた事を伝える。そこへ桑原が合流し、4人で左京邸・首縊島へと向かう。

その頃、戸愚呂弟は幻海邸を後にする。幻海は倒れ、殺されていた。

beersy
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暗黒武術大会でやっとこさ継承した!あの!!霊光玉を!!!そんな簡単にいいぃい!!!!

痛みを伴ってこその強大な力なのであって、こんなあっさり痛みもなく「1ヶ月間ありがとう!」みたいな。シーズン2(あるとしたら)どうするのでしょう。

端折らないといけないのは重々承知ですが、幻海とのストーリーはもう少し深く描いて欲しかった…。

とはいえ、修行シーンが多くても飽きてしまうでしょうし、今回の尺ならこれで十分でしょうね。

 

エピソード4

左京は、妖怪同士を戦わせ、大金持ち達にギャンブルを持ちかけていた。

ギャンブルに負けた事がない彼は、その状況を楽しんでいる。

戸愚呂兄弟は左京に護衛として雇われた妖怪であり、強い相手との戦いが好物の弟のために、兄が瑩子をさらったのだった。

弟は昔、自分の弟子達を妖怪に殺されて強さに取り憑かれていた。

ーー

首縊島に着いた4人は、次々に妖怪と出会う。蔵馬は鴉、飛影は武威と戦う事となった。

その頃、瑩子は雪菜と出会い脱出を試みる。途中で桑原と合流したが、戸愚呂兄がそれを阻止。

蔵馬と飛影は、ボロボロになりながらも相手に勝利をおさめており、その様子を観ていた大金持ちたちは盛り上がる。

そして幽助は、戸愚呂弟と対峙する事となった。

ーー

大金持ち達に、「幽助と戸愚呂弟の掛けには、掛け金の3倍を支払う」と言った左京。会場はさらにヒートアップする。

そんな中、人間界と魔界の境界にある穴「ワームホール」が開いたと聞いた左京は、嬉しそうに高笑い。

人類に危機が迫っていた。

beersy
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蔵馬と鴉の対決はファンの中でも有名な神回。だいぶ戦い方は原作と違いますが、清水尋也さんのハマりっぷりには驚きました!

もう鴉役は彼以外考えられません。でも…暗黒武術大会どこ行った?笑

飛影と武威の対決に関しても、飛影の妖力が強くなって行く様が描かれておらず、原作ファンにはいささかもの足りません。

しかし!!本郷奏多さんも飛影にどハマりで、大ファンになってしまいました…!!

圧巻のこのバトルシーンは、見応え十分。他の戦闘アクションも、スタントさんが行っているそうです。やはりプロの動きですし、違和感なく合成されている技術にも脱帽です。

 

エピソード5(最終話)

人為的な力で広げられた界境トンネル。コエンマがひとまず霊力で結界を張ったが、長くは持ち堪えられない。

コエンマは左京の元へ向かい説得するが、左京は掛けを持ちかける。

「彼らが勝てば、機械を止める。戸愚呂が勝てば、結界を解いてもらう。」人間界と魔界を地続きにしたい左京は、コエンマに信用させるため自らの命をも掛けた。

ーー

桑原が戸愚呂兄を霊剣でバラバラにするも、兄は身体を再生する事が出来るためいつまでも追いかけて来る。

幽助は、蔵馬と飛影と共に弟に挑むも全く歯が立たない。そして左京の策略で、桑原・瑩子・雪菜も合流した。

そこで、兄から幻海が弟に殺されたことを知る。桑原も弟の攻撃を受け瀕死の状態になり、さらに瑩子と雪菜をも狙われ絶体絶命に陥ってしまう。

その時、悲しみと怒りによって幽助の霊力が最大になり、巨大な霊丸を放った。

受け止めた弟だったが倒れ、やっとの思いで葬る事に成功。左京は機械を止め、「私の負けだ」と言い残し拳銃で自殺した。

ーー

戸愚呂弟は最も過酷な地獄へと続く階段を降りている。そこで、幻海と再会した。

「浦飯幽助はまだ強くなるが、一歩間違えれば俺のようになる」と助言し、地獄へと向かう。

島を出る船に乗った幽助達は、本当の仲間となり元の場所へ戻るのであった。

ーー

砂浜では、何かがカモメに突かれている。

それは戸愚呂兄の頭部であり、カモメに「あっち行けよ!」とため息を付いていた。

beersy
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戸愚呂兄、ただのおかしいキャラでそのままどっか行ってしまいましたね。笑

エンドロールには出て来てほっとしましたが、兄はこんな簡単に死ぬようなヤツじゃない(死なない)キャラですよ!

色々端折られていましたが、幽助が仲間のために、幻海のために、自分の力を最大限にして霊丸を撃ったシーンには感動しました。

雪菜ちゃん(見上愛さん)はロリロリしてて、1番癒されたし可愛いかったです。

とにかく本作は、原作ファンはそのまま観てはいけません!!観るなら一度ストーリーを忘れましょう。笑

幽白を読んだ事がない&うろ覚えで、主要キャラのイケメン俳優さん達を拝みたい方にはオススメです!!

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者さんが増えたら嬉しいです(?)