韓国映画『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』をネタバレ解説!仮想世界との愛は、本物なのか?偽物なのか?

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韓国映画『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』をネタバレ解説!仮想世界との愛は、本物なのか?偽物なのか?

https://youtu.be/vuQlJMYgSf0



2024年6月5日に公開された、韓国映画『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』

亡くなったり、意識を取り戻さない人と、ビデオ通話で話が出来る。

それが仮想空間サービス「ワンダーランド」

現実と非現実世界で生きる者達の、温かく切ない、SF・ロマンス・ヒューマンドラマ。

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最近どっぷり韓国ドラマにハマっているbeersyです!

これは泣ける系のストーリーか…?と思って視聴しましたが、

なんとも言えない温かさに包まれ、幸せを感じました。(もちろん泣いた)

家族、大事にしようっと…。

この記事では、映画『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介します!

『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』の評価&感想

ワンダーランド: あなたに逢いたくて | オフィシャル予告編 | Netflix

  • 感動度
    5
  • 脳トレ度
    3
  • 再鑑賞度
    3
  • サプライズ度
    4
  • 話題性
    5

かなり有名どころの俳優さん達が共演した話題作!

コロナ禍で公開が伸びてしまい、前評判が高過ぎて評価はマチマチだったらしいですが…。

登場キャラのストーリーがそれぞれ進められて行くスタイルで、最初は混乱しますがそれが見事に融合して行くんですね。

温かく、切ない愛の形がじんわりと心に広がって行くような作品です。

美しい音楽や、主役級の俳優さん達、またリアルな仮想世界の描写など、魅力がたっぷりと詰まっていますよ!

ぜひ、大切な人と観ていただきたいオススメの映画です。

以下より重要なネタバレを含みます。

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『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』の主要キャスト

※役名/俳優名(キャラ説明)

バイ・リー/タン・ウェイ(韓国在住の中国人。幼い娘を遺し、病死してしまう)

ジョンイン/ペ・スジ(CA。容姿端麗でモテるが、心にはテジュしかいない)

テジュ/パク・ボゴム(ジョンインの恋人。仮想空間とリアル、両方で登場)

ヒョンス/チェ・ウシク(ワンダーランドのスタッフ。ひょんな事から、生き別れた父に出会う)

ヘリ/チョン・ユミ(ワンダーランドの開発者。亡くなった両親に会いたい一心で、このサービスを立ち上げた)

ソンジュン/コン・ユ(謎の男性。実は…?)

 

『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』のネタバレ

仮想空間サービス「ワンダーランド」

仮想空間サービス『ワンダーランド』は、亡くなったり昏睡状態に陥っている人と会話が出来るAIサービス。

人々は、それが作り出されたものだと知りながらも、ただその人に逢いたくて通話をする。

一方、仮想空間内で作られた仮想人間は、自分の世界が本当の世界だと思い込みながら生きていた。

 

バイ・リー

韓国在住の中国人・バイ・リーは病に倒れ、幼い娘のジアを遺す事が気掛かりで、死ぬ前にワンダーランドに登録。

世界を旅する考古学者として、遠方から娘に電話を掛けているという設定だが、仮想人間のリーはそれがリアルだと思っている。

娘のジアは、母親が死んでいる事に気付かずに、スマホの画面に映るリーとの会話を楽しんでいた。

しかしリーの母親は、孫と亡き娘を通話させながらも思い悩み、ワンダーランドに解約を申し出る。

 

ジョンイン

CAのジョンインは、現実には昏睡状態に陥っている恋人・テジュとワンダーランドで会話をしている。

仮想人間のテジュは宇宙飛行士であり、宇宙と地球で会話をしているという設定だ。

しかしある日突然、現実世界のテジュが奇跡的に目を覚ます。

喜んだのも束の間、脳に深刻なダメージを負っている彼は、ぼんやりしていたり熱湯を手にかけてしまったりと、「普通」の行動が出来なくなっていた。

 

ヒョンス、ヘリ

ワンダーランドのスタッフ、ヒョンス。

先輩でワンダーランド開発者のヘリと、孫を亡くした女性や、余命わずかな男性・ヨンシクの元へ行き、ワンダーランドの登録の手助けをする。

しかし、ヨンシクの写真を確認している時に、ヒョンスは自分の母親が写っている事に気が付く。

彼は、ヨンシクが出て行った父親だと確信し会いに行ったが、すでに亡くなっており仮想人間の姿になっていた。

 

beersy
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それぞれの物語が動き始めました。

仮想人間の姿がリアル過ぎて、本当にのめり込んでしまいそう!

でも、やはり色々な葛藤や弊害が出て来るものですね。

このあたりの心情も、理解できるような気がします。

 

それぞれの転機

バイ・リー

リーは、旅先で出会ったソンジュンという男性に、「母親が何かを隠している」と打ち明ける。

実はソンジュンもまた仮想人間で、現実世界のヘリに「リーの母親が解約を申し出た」と聞かされ、不安定なリーの事を監視していたのだ。

リーの母親は、「ママのところへ行く」と言ってきかないジアに困り果て、リーに「故郷へ帰る。あなたはこっちに帰れないでしょ!?」とあたってしまう。

さらにその後、故郷に移住しようとしたが、空港でジアが行方不明になり、たまたま通話をかけて来たリーに責め立てられ「娘ヅラしないで!」と怒鳴った。

その瞬間ワンダーランドのサービスは終了され、通話は切れていた。

何も知らないリーは、娘が待つ家に帰ろうとするが、どうしても辿り着く事が出来ず竜巻に襲われる。

途中ソンジュンに助けられ「夢だと思えば本当になる」と言われ、強く娘を想った。

 

ジョンイン

体調の良くないジョンインをよそに、現実のテジュは勝手に家に知らない人を呼び、パーティーをしている。

ジョンインは呆れ果て、「もっと思いやってよ!」と怒ってしまった。

さらに、テジュがボヤを起こしてしまい、刑事に放火を疑われる。

予測不能な行動をする彼に疲れたジョンインは、ワンダーランドのテジュに癒しを求めていた。

しかし、ジョンインは仕事前、搭乗口に現れたテジュと再度口論してしまい、仮想人間のテジュを見せ「ごめん。あなたに逢いたかった」と、ワンダーランドに登録していた事を打ち明ける。

テジュは呆然とし、バルセロナへ向かうジョンインを見送った。

 

ヒョンス、ヘリ

リーの仮想空間が乱れ、ヘリと共に対応に追われる。

ヘリは「リーが何かをしたいようだから、させてあげよう」と提案し、危険を承知でネットワークを再開させた。

 

beersy
beersy

リーとジョンイン、テジュが切なくて…。

仮想人間側も、自分をリアルだと思っているからこそ観ていて辛い。

個人的にこの設定は神だなと思いました。

 

未来へ

仮想空間が乱れ、テジュやヨンシクなど他の空間まで歪んで行く。

また、現実世界でも通話障害が起こっていた。

そんな中、現実のテジュのスマホにリーから「娘を探して欲しい。必ず行くから待っていてと伝えて」と電話がかかって来る。

前を見ると、滑走路に忍び込むジアを見付けた。

滑走路に出たジアは、作業車に轢かれそうになるが、間一髪テジュが助け「お母さんが待っててと言ってたよ」と伝える。

無事にリーの母親も合流したが、ジアはテジュの言葉を信じ母親が来るのを待とうとした。

ーー

観念したリーの母親は、ジアにスマホを渡してリーと通話させる。

すると、リーが(現実には見えないが)2人の目の前に現れ、「ジア、ママは死んだのよ」と打ち明けた。

そして母には「たくさんの借りは来世で返す。今度はお母さんが私の子どもになってね。それまで元気でいて」と言って別れを告げた。

その後空港でソンジュンに会い、「長旅なのかな?」と聞かれ「あなたと同じよ」と言って立ち上がる。

リーは晴れやかな表情で、ゲートへと向かった。

ーー

ジョンインもまた、現実のテジュを愛そうと決意し、ワンダーランドを解約する。

仮想人間のテジュは「今から帰るよ」と言いながら、宇宙船から地球へと落ちて行った。

ーー

ヒョンスは、自分の母親とワンダーランドのヨンシクを会わせる。

仲良く話す2人を、笑顔で見ていた。

beersy
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リーも、ソンジュンのように仮想空間の監視役となったのでしょうか。

となると、ソンジュンにも何かの過去があったのかもしれませんね。

しかし仮想テジュが可哀想過ぎて!!

かなりモヤモヤしましたが、致し方ない事だったのか…。

全体的にふわ〜っとしている作品なので、深く考えず視聴する事が出来ました!

 

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)