2021年4月9日から韓国で放送されたドラマ『復讐代行人〜模範タクシー〜』。
弱き犯罪被害者は、法律だけでは守れない。
極悪な犯罪者は、法律だけでは裁ききれない。
そんな理不尽な社会に、電話一本で「復讐代行」をする模範タクシーがいた。
- キム・ドギ役:イ・ジェフン(『秘密の扉』『シグナル』)
- カン・ハナ役:イ・ソム(『この恋は初めてだから』『愛のタリオ』)
ゴーカートで我が子を泣かせた走り屋・beersyです!
絶望的な運転センスゆえ、夫に免許を取るなと言われています!
自分が出来ないので、カーアクション作品は大好物。
しかも復讐モノとくれば、面白いに違いない。
本作は理解しやすく、テンポ良くサクサク進められる作品です!
この記事では、韓国ドラマ『復讐代行人〜模範タクシー〜』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
韓国ドラマ『復讐代行人2 〜模範タクシー〜』のネタバレ・感想をご紹介。大きな事件がムジゲ運輸を待ち受ける!
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『復讐代行人〜模範タクシー〜』の評価&感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 4
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 4
- 話題性
- 4
加害者に甘い法律。ニュースを見ていると、やるせない気持ちになる事があります。
弱き犯罪被害者達を、復讐代行模範タクシーが救う!
※模範タクシーとは、法人タクシーで5年以上無事故、個人タクシーで10年以上無事故のドライバーに与えられる称号。
スカっと系だろうな〜と軽い気持ちで観始めましたが、犯罪が酷過ぎて胸糞ストーリーがキツかった。
どんな復讐をしても、なんだかちょっとモヤモヤします。
でも、イ・ジェフンの完璧なスタイルと、憂いを帯びた顔面には終始癒されました…。
ネトフリだと1回が細かく分けられているので、何日かかけてサクサク進めたい方にオススメです♪
以下より重要なネタバレを含みます。
『復讐代行人〜模範タクシー〜』の主要キャラ
※役名/俳優(役の説明)
ムジゲ運輸
- キム・ドギ/イ・ジェフン(模範タクシー運転手。実は無双な元軍人)
- チャン・ソンチョル/キム・ウィソン(社長、財団「青い鳥」代表。温和なおじちゃん)
- アン・ゴウン/ピョ・イェジン(経理で天才ハッカー。かわいい)
- チェ・ジョング/チャン・ヒョクジン(整備士、エンジニア。オモシロ担当)
- パク・ジノン/ペ・ユラム(チェと同じ。マッシュルームカットがかわいい)
ソウル北部検事庁
- カン・ハナ/イ・ソム(正義を貫く頑固者検事。容赦無いけれどキュートな一面もある)
- チョ・ジヌ/ユ・スンモク(次長検事。ハナの上司でソンチョルの友人)
- ワン・ミンホ/イ・ユジュン(捜査官。ハナの良き理解者で良き相棒)
楽園信用情報
- ペク・ソンミ/チャ・ジヨン(闇金業界の権力者。超美人だけど超怖い)
- ク・ソクテ/イ・ホチョルク(ペクの秘書。大きい)
『復讐代行人〜模範タクシー〜』のネタバレ解説
第1話(Netflix1〜2話)
少女に性的暴行を加えたチョ・ドチョルが、酩酊状態だったと言う事で釈放される。
そこへデモ隊やメディアが押しかけ騒然とし、ドチョルは「模範タクシー」に乗った。
しかしそのタクシーはトンネルで姿を変え、見事に追っ手をかわす。
車内では「行き先が違う」と暴れるドチョルを、運転手のキム・ドギがものすごい強さで制し、黙らせた。
その後、ドチョルは失踪する。
ーー
「青い鳥財団」は、検察など様々な機関から支援されている、犯罪被害者とその家族のための財団。
代表者のチャン・ソンチョルは、友人で次長検事のチョ・ジヌに、新しく根性のある担当者を付けるように促すと、変わり者のカン・ハナ検事が担当になった。
ハナは執念深く、熱い捜査をする事で有名だったが、渋々財団の担当を引き受ける事になった。
ーー
養護施設育ち、知的障害を持つカン・マリアは、小学生並みの知識はあり受け答えが出来る女性。
成人した彼女はある日、施設から出て塩辛の製造会社に就職したが、壮絶なパワハラと性被害に遭ってしまった。
あまりの辛さに、橋から飛び降りて自殺しようとすると、足元に「生きてください。復讐代行します」と書かれたシールを発見する。
彼女がそこへ電話をすると、ドギが乗る模範タクシーが現れて「復讐しに行きます」と伝えられた。
古びたゲーム機の前で下されたマリアは、ドギに渡されたコインを入れてゲームを開始する。
するとそれは「ムジゲ模範タクシー」の説明だった。
- 問題が解決するまでメーターは付いたまま
- 問題解決後に運賃を請求するが、割増料金がかかる事がある
- 利用後は他人に口外してはならない
そして「悪者を懲らしめたければ、青いボタンを押してください」と言われ、マリアは震える手で青いボタンを押した。
ーー
タクシー会社「ムジゲ運輸」に依頼が入る。
実は、ムジゲ運輸代表でもあるソンチョルの自宅地下には隠し施設があり、「復讐代行屋」を裏家業としていた。
ドギの他に、経理でハッカーのアン・ゴウン、整備士でエンジニアのチェ・ジョングとパク・ジノンという個性的なプロ集団が揃っている。
タクシーの車内で録音していたマリアの話を全員で聞き、そのあまりの酷さに、満場一致で復讐する事が決定した。
ーー
復讐する相手は、社会的企業家と称し悪事を働いている、代表のパク・ジュチャンと、部下のチョ・ジョングン。
そして、一度脱走を試みたマリアを連れ戻し、ジュチャン達と金で繋がっている警官だ。
3人に天罰を下すべく、ムジゲ運輸のメンバーはそれぞれ作戦を練り準備を始める。
一方、行方不明となっていたチョ・ドチョルは、ドギがタクシーで連れ去った後、ソンチョルの手から、ペク・ソンミ会長という闇金業界の権力者に引き渡された。
ペクは違法な臓器販売にも手を染めており、ドギは、あまりにも冷酷な彼女と協力し合う事に抵抗があったが、ソンチョルは「極悪犯罪者には、その方が良いんだ」と言って諭す。
一方ハナは、ドチョルを乗せた模範タクシーが、登録のないタクシーであり、また逃走途中で別の車にすり替わっていた事に気付いた。
ーー
4年前の2017年2月。
母を無惨に殺されたドギは、反省の色を見せない犯人、ナム・キュジョンを襲おうとし連行される。
その様子を見ていたソンチョルは、釈放後に仕事もせず人生を諦めていた彼に「復讐したいでしょう」と言って、ムジゲ運輸の名刺を渡した。
キュジョンは獄中で自殺したため、ドギの怒りの矛先が無くなっていた時だった。
マリアが置かれていた状況が酷過ぎて、ジュチャン達に吐き気がするほどの嫌悪感が…。
ムジゲ運輸のメンバーは個性的ですが、彼らも過去の暗い何かを背負っているのでしょうか。
しかし、正義感の強いハナは対立しそうですね。
ペク会長は…怖い!!(恐ろしい杉本彩さんにしか見えない)
第2話(Netflix3〜4話)
ソンチョルは、ドギをムジゲ運輸の隠し施設に連れて行き「犯罪に甘いこの世の中が、あなたのお母さんを殺したんです。司法の正義を信じますか?」
「ここは、20年前私の両親が殺された場所。長年この計画を準備して来ました。一緒に復讐をしましょう」と言って、ドギを復讐代行の道へと誘った。
ーー
マリアを連れて来た、福祉士で保険屋のチェ・ジョンスクは、ジュチャンに金をもらって障害者を斡旋していた。
しかも、全員の給料のほとんどを保険料の支払いにして、障害者達に4億もの生命保険をかけ、受取人をジュチャンにしている。
そこで、ソンチョルが「保険をかけたい」と言ってジョンスクに近づき、連れ去る事に成功した。
ドギは、大金を持ってジュチャン達に近付き、大量の塩辛を購入。
その後強盗を装って納品予定の塩辛を強奪し、焦って他の業者から買い付けようとしたジュチャンに、奪った塩辛を売りつけた。
続いてドギは、自身が乗るタクシーにフレームを付け、買収されている警官が乗ったパトカーに追突し、重傷を負わせる。
さらに、マリアに「栄養剤だ」と言って避妊薬を飲ませていたジョングンを捕え、拘束して放置した。
そして最後にジュチャンを捕まえると、ペク会長に引き渡す。
その際、ドギはペクから「うちに来ない?」と誘われるが、特に答えず任務を終了した。
ーー
一方ハナは、模範タクシーがドチョルを拉致したのではないかと疑う。
そして、トンネルから出て来た車の車両照会をかけて、ムジゲ運輸にたどり着いた。
やはりソンチョルにも、辛い過去がありました。
日本も「加害者に優しい」と言われていますが、このような思いをしている被害者や被害者家族はたくさんおられると思います。
ジュチャン達は救いようのない悪党どもだったので、ペク姉さんには思いっきりやっちゃって欲しい!!
第3話(Netflix5〜6話)
ハナはムジゲ運輸に行き、ソンチョルに「ドチョルを乗せた模範タクシーが、トンネル内ですり替わったようです。出て来たのは、このタクシー会社のものでした」と詰め寄る。
ソンチョルが「それは父名義の車ですね。まだその時代のものがあったとは…」と言葉を濁すと、ハナは「私は必ず暴きますよ。お父さんは今どちらですか?」と問い詰めた。
しかしその後、ジヌにソンチョルの両親は殺されている事、事件がきっかけで財団を立ち上げた事などを教えられ、激しく叱責される。
ハナはソンチョルに平謝りしながらも、彼の両親を殺した連続殺人犯「オ・チョリョン」の資料を読み始めた。
そこには凄惨な殺害現場の写真があり、ネットで検索をかけると、若きソンチョルが嗚咽を漏らしている動画がアップされている。
ハナが後日、再度ソンチョルに謝罪し「財団を立ち上げて加害者を許すなんて、尊敬します」と伝えると、彼は「許す事は簡単ではないです」と呟いた。
ーー
耳の聞こえない母を持つパク・ジョンミンは、学校で壮絶なイジメに遭っていた。
周囲に助けを求めても報復され絶望し、自殺の方法を検索すると「模範タクシー」が出て来る。
ジョンミンは悩みつつも依頼をし、ソンチョルが「今回は、高校生を相手にお灸を据えてやろう。未成年であっても罪は同じだ」と言って復讐計画が立てられた。
ドギが担任に薬を盛って休ませ、臨時教師として学校に潜入する。
ーー
加害者のパク・スンテは、父が多額の金を学校に寄付しているため、教師よりも強い存在だ。
酷い性格をしているスンテは、「臨時教師はバイトだ」と言ってドギをからかい、金まで脅し奪った。
金を裏世界の人間に流す、気に入らない生徒に当たり屋をさせて保険金を得る…。
様々な悪行を続けるスンテは、生意気なドギに目をつけ、女生徒を襲った強姦魔に仕立て上げようとするのであった。
ーー
ソンチョルは、ハナに「チャンソン塩辛事件」の全貌を匿名で送りつける。
早速、ハナがジュチャンと手を組んでいた警官を尋問すると、「アイツらは俺に罪をなすりつけて高飛びしたんだ」と言われたが、3人の悪党が同時期に失踪した事に違和感を持ちつつ、ジュチャン、ジョングン、ジョンスクを指名手配した。
これまた清々しいほどのクズ男子高校生・スンテが出て来ました。
テーマが「復讐」なので、加害者の事はどこまでも残忍な人間として描いてくれていますね。
そのおかげで、何をされても臓器を取られようとも何とも思わない!
第4話(Netflix7〜8話)
強姦魔にさせられそうになったドギだったが、その事はもちろんムジゲのプロ集団には筒抜けで、スンテ達の計画は見事に失敗した。
また、ソンチョルは古紙売りの老人になりすまし、タバコと偽って大麻をスンテ達に売りつける。
それを知った彼らは大慌てで山中に埋めたが、ドギが現れ「景色を撮ってたら君たちが穴を掘っていた。でも大丈夫、俺達だけの秘密だ」と言ってさらに追い詰めた。
その後ドギの行動はエスカレートし、スンテの父親と親密になったり、スンテ達に金をせびったりし始める。
スンテのイライラは最高潮に達し、ヤクザ達を呼んだ。
ーー
ドギはいとも簡単にヤクザ達を倒し、スンテに詰め寄る。
そして屋上から蹴り落とし、存分に恐怖を味わわせたあと拘束し、今まで奪って来た全ての金を、働いて返済するように命じた。
その後、ドギはジョンミンに請求額を見せ、「無料じゃないんですか?」と驚く彼に対し「この世に無料のタクシーはない。分割で良いから、それを惜しいと思えるように強くなれ」と檄を飛ばす。
ジョンミンは顔を上げ、「ありがとうございました!!」と一礼した。
また、ソンチョルはジョンミンの母の元へ行き「財団で奨学金制度を作ったんです。ジョンミン君が奨学生に選ばれたので、しっかり勉強するように伝えてください」と言って証書を渡す。
スンテと取り巻き3名は学校を退学になり、ジョンミンの周りに平和が訪れた。
ーー
任務完了後、ソンチョルとジヌが飲んでおり、ハナとドギも呼ばれて宴会の席についた。
上司2人は酔って二件目へ行ってしまい、ドギがハナを送って行こうとしたが、工事現場の笛の音を聞いて倒れてしまう。
実はドギは、兵役後自宅に戻った際に、血だらけで息絶えている最愛の母親を見つけてしまった第一発見者だった。
その際、やかんが沸騰しており「ピーー」と耳をつんざくような音を出していたため、笛の音を聞いてフラッシュバックしたらしい。
すぐさまハナが救急車を呼び、病院へ向かうと、ドギの身体に多くの銃創があるのを発見した。
チャンソン塩辛事件でパトカーが襲撃されたのは、甲冑のようなフレームを付けた車…。
それを思い出したハナは、横たわるドギを見つめた。
う〜ん、生ぬるい!!
スンテにはもっともっと罰を下して欲しかったですが、やはり未成年にはちょっと優しい復讐でしたね。
これでこの子が変わるとは思えませんが…。そう思うのは心が狭いのか?
第5話(Netflix9〜10話)
ドギは悪夢にうなされつつも、無事に目を覚まして退院する。
一方ハナは、青い鳥財団のカウンセリングを見学しに来ていた。
そこでは、ムジゲ運輸のジョングとジノンが「互いの弟と妹が結婚したが、新居のアパートに火をつけられ死んでしまった」と打ち明けている。
ゴウンも姉を亡くしており、ムジゲ運輸のメンバーは全員が大切な人を失っていた。
ハナは辛い気持ちになり、ますます仕事に精を出そうと心に決める。
そして、フレームを付けたタクシーが、やはり模範タクシーと同じ車体だった事を突き止めた。
ーー
ハナはその後、Uデータという大手ストレージサービス会社から壮絶なパワハラを受けた、ソ・ヨンミンという男性の告訴状を読み話を聞く。
しかしジヌは、「引退した先輩が法律事務所を立ち上げて、初めて受け持つのがこの仕事だから協力しよう」などと言って、示談に持ち込み告訴を取り下げた。
驚いたハナは「検察がいなくなったら、誰が弱き被害者を救うんですか」と言って取り乱すが、ジヌは資料を破いて床にばら撒いた。
ハナの様子を見て心配した同僚のワン捜査官は、「あなたを尊敬しています。この組織にいて欲しい。へこたれず、耐え抜いてください」と激励する。
しかし、その後ヨンミンが、橋の下で意識不明の状態で発見された。
ーー
警察は、ヨンミンは退職したあとも暴行を受け、それを苦に自殺を図ったのだと考えたが、ヨンミンの妻はハナに「夫は強く戦うと約束してくれた。絶対に自殺なんかじゃありません」と打ち明け涙を流す。
偶然事件の事を知ったソンチョルは、ジヌの部屋からヨンミンの資料を持ち出し「君に託す」と言ってドギに渡し、ドギは残酷なパワハラの数々を知った。
そしてまた、ムシゲ運輸の復讐が始まる。
本当に、エグい描写が多いですね…。
グロではないのですが、観ているだけで心がやられてしまうイジメやパワハラの数々。
今回も、相当な復讐をやり遂げて欲しいです。ハナには勘付かれないように…!
ムジゲメンバーの身内に起こった事件も、酷いものですね…ツラ…。
第6話(Netflix11〜12話)
ドギは新入社員としてUデータに忍び込むが、偶然ハナとワンが来て鉢合わせしてしまい、なんとか誤魔化す。
一方ハナ達は、会長と会おうとしていたが門前払いされ、すごすごと会社を後にした。
しかしその後、ヨンミンのUデータの先輩であるジンウォンを見つけ出し、戦略企画室で何が行われているのか、内情を聞き出す事に成功した。
ーー
ドギは社内へ行くと、中は異様な熱気に包まれていた。
会長のパク・ヤンジンが、社員達から歓声を受けながら電動キックボードで登場し、売上げがアップした事を告げる。
そして彼は社員のシャツを破くが、大金を渡し「この値段のシャツを買え」と言った事で大盛り上がり。
最後にヤンジンは「会社と金を信じるんだ!」と説き、社員達が崇めるその光景は、まるで新興宗教のようだった。
ーー
Uデータの業績はうなぎ登りだが、その収益の9割はアダルトコンテンツ。
ヨンミンがいた戦略企画室はやたらと給料が高く、その実態は犯罪歴や借金のある「ならず者」の集まりだった。
ドギが経歴を詐称し戦略企画室に入ると、そこの社員は監視アプリを入れられ、会社の操り人形にされている事を知る。
さらに、その仕事内容が「違法動画をアップロードする」というものであり、自身の姉の動画を見つけてしまったゴウンが、酷いショックを受け家に閉じこもってしまった。
ーー
ゴウンの姉アン・ジョンウンは、ある日、自分と彼氏の性行為中の動画がネットに出回っている事を知る。
彼氏が無断で動画を撮っており、その動画が入ったスマホを何者かが拾って、世の中に出回ってしまったらしい。
ジョンウンはパソコンに張り付き、指先から血が出るほど削除依頼をかけたり通報をしたが、デジタルタトゥーは一生残る…。
実はその彼氏は、Uデータと繋がりのある仲介屋が用意した、チェ・ミンという人物で、ジョンウンだけではなく多くの女性を騙し盗撮をしていた。
ジョンウンは警察に相談しても取り合ってもらえず、悲観して自殺をしてしまう。
ゴウンは、姉の苦しみに気付けなかった事を悔やみながら生きていたのだ。
ーー
ソンチョルは、ゴウンを心配するドギに「彼女はきっと立ち直るはず。我々に出来る事は、ジョンウンや他の女性の動画を世の中から削除する事だ」と伝える。
そしてまず手始めに、イ室長が乗る車にドギがタクシーで追突。
その後、違法動画の撮影会に乗り込み、アン部長や仲介屋、そしてミンらを攻撃して倒した。
ーー
ペク会長によって眼球を取り出されそうになったドチョルが、ク秘書の隙を突いて逃走してしまう。
その際、クから財布を奪って行ったが、その中にはソンチョルの名刺が入っていた。
パワハラだけでなく、酷い犯罪にも手を染めていたUデータ。
しかもゴウンの姉が関わっていたとは…。
ゴウンの過去はずっと伏せられていたので、ここで回収されなるほど!と思いました。
そして、ドチョルのゴキブリ並の精神力と悪運、不気味ですね。
ソンチョルに危険が迫っている!怖い!!
第7話(Netflix13〜14話)
ゴウンは、姉を失ったあとも動画の削除をし続け、そうしているうちに姉の動画が自分のものだと思い込むようになってしまったらしい。
自宅のデスク下に引きこもり、色々なフラッシュバックを抱え泣いていた。
ーー
ドギが仕事するふりをしながら動画の削除を試みるが、データはなぜかすぐに復活する。
すると、ジヌから捜査令状をもらったハナが部下を連れて戦略企画室に現れ、ハードドライブ等を押収しようとした。
しかしドギの手によってデータは消されており、「鉱山」と呼ばれるダミーサーバーがある事が発覚する。
ヤンジンは、捜査の手を伸ばして来たハナを邪魔に思い、チョン理事に殺害を指示した。
ーー
ドギは、ハナに頼まれ情報を提供する。
ジンウォンは「検事を信じておとりになります」と言って、ドギが運転する車でヤンジンの別荘へ向かった。
しかしドギ達を尾行するハナ達の車は、チョン理事とUデータの護衛達に尾行されていた。
嗚咽をもらすゴウンを観ていると本当に心が痛みます。
ヤンジンの外道っぷりが最高に冴え渡っていますが、ドギ達はどのように復讐をするのでしょうか。
もはや生きているのがもったいないくらいですが…。
第8話(Netflix15〜16話)
ハナ達が攻撃されているのを見たドギは、ドライブテクを駆使しチョン理事の部下の車を潰して行く。
ハナ達も事故を起こしたが、大破は免れた。
助かったハナは、ワンが怪我をしてしまったため、ジヌに許可をもらいヤンジンの元へジンウォンを助けに行く。
その途中、助けてくれた車が、追っている模範タクシーと同じ車種だった事に気が付いた。
ーー
ドギがヤンジンの別荘に行くと、チェとパクも近くに潜入し「鉱山」を探し始める。
しかしドギとジンウォンは捕まり、拘束されてしまった。
ゴウンはドギからもらったお菓子を見て、彼と話した事を思い出してやっと立ち上がり、ソンチョルの元へ。
ソンチョルは「待ってたよ」と言って笑みを浮かべた。
ーー
ゴウンが復活し、涙を流しながら姉の動画を調べ鉱山のありかを突き止める。
それを聞いたドギは拘束を解いて、反撃に出た。
護衛達はドギの強さに全く歯が立たず全員倒され、ついにヤンジンにも怪我を負わせる。
するとパトカーのサイレンが聞こえて来て、ハナが令状と大勢の警官達と共にヤンジン邸に向かっていた。
ヤンジンは鉱山(サーバー室)で、「罪を償えば良いんだろ」と命乞いをするが、ドギは「今更償っても死んだ人は戻らない」と言って睨みつける。
チェとパクが鉱山に爆弾を仕掛け、ヤンジンは離れたところに証拠と共に拘束されていたが、彼はそれを外し鉱山へ。
ゴウンのカウントダウンで、ヤンジンもろとも爆破された。
ゴウン…頑張ったね。
なんとか立ち上がる事が出来たのは、彼女の強さとドギへの想いがあったから。
それでも、大切な人は戻って来ない。
何度復讐を遂げても、辛い想いは残ります。観ててしんどい。
しかし、今回は一歩間違えばハナ達も爆発に巻き込まれていましたよね!
しかもソンチョル達の「復讐代行」は「殺人」は行わないのでは…?
ちょっとびっくりしました。
第9話(Netflix17〜18話)
実は、ソンチョルがドギに「ヤンジンは鉱山と共に爆破しよう」と提案したが、ゴウンは「私達は悪人じゃない。それはダメ」と止める。
それで離れたところに拘束したのだが、ヤンジンは自ら鉱山へ入り、違法な動画達と共に爆発したのだった。
鑑識が事件現場を調べると様々な証拠品が出て来たが、ジヌはその中に「キム・ドギ」と書かれた社員証を見つけた。
ーー
ソンチョルの元に、包丁を持ったドチョルが現れ「なぜ俺を監禁したんだ」と言いながら襲いかかる。
揉み合いになった際、ソンチョルは腹を刺されてしまうが、ペクが様子を見に来ており、クがドチョルを締め落とした。
救急搬送されたソンチョルは命を取り留め、無事に目を覚ました。
しかしドギは、ペクがドチョルを逃したせいでこうなったのだと思い、ペクの事務所に行って大暴れする。
そして、ソンチョルに「やり方を変えないと危険です」と伝えたが、ソンチョルは「犠牲はつきものだ」と諭した。
そんな2人のやりとりの裏で、ペクは何かの計画を練っていた。
ーー
Uデータは、自社で製作した性犯罪動画を、戦略企画室が多くのアカウントを利用しながらアップロードし、架空の動画削除会社を立ち上げ、削除依頼をする被害者達から金をむしり取っていた。
しかし、幹部3名、そしてヤンジンは行方不明となっている。
戦略企画室の社員達は逮捕され、Uデータの弁護士をしていた元検事(ジヌの先輩)も起訴された。
ハナはジヌから、事件現場で見つかったドギの社員証を渡され、チョの失踪事件、パトカー襲撃事件、今回の事件など、全て同一人物の犯行で、なおかつそれがドギの仕業なのではないか…と考える。
そしてドギの元へ行き「協力してくれたので逮捕はしませんが、質問だけさせて。いつUデータを辞めたの?会社名義の車で通勤してる?」などと質問し、ドギの事を調べ始めた。
ーー
チェが、検察を装った者からの振り込め詐欺に遭い、警察署へ行くと多くの人が騙されたようで騒然としている。
孫のために廃品を集めて稼いだお金を盗られた老婆など、詐欺に遭った不憫な人々を放っておけなかったチェは、勝手に模範タクシーの電話番号を送りまくり、会社には30件もの依頼が殺到した。
ゴウンとパクは「電話一本で500万も振り込むなんて」「勝手に詐欺に遭って勝手に番号をばら撒いて」などと言ってチェを責めたが、事情を聞いたソンチョルは「世間は性犯罪被害者には同情的だが、詐欺被害者には冷たい」と言って、復讐代行を賛成する。
代表の意見を聞いたドギ、そして結局ゴウンとパクも同意した。
ーー
パクがだいぶ無理のある20歳に変装し、闇バイトに応募する。
バスに乗せられ、連れて来られたのは賭博店。
奥の部屋には多くの机と電話などが置かれており、「書類に記載されている電話番号にかけて、セリフ通り話して金を騙し盗り、一攫千金を狙え」という仕事内容が伝えられる。
嫌がる者は暴行を加えられるため、そこにいたメンバーは怯えながら電話をし始めた。
大ボスは歯の出た女性で、「社長」と呼ばれている。
極悪卑劣な方法で悪事を働くその場所に、ドギも潜入した。
なんだか模範タクシーには粗が多くて、ハナが気付くのも時間の問題じゃん、と思ってしまいます。
ソンチョルが殺人を命じたのも、ドギ達と亀裂が入りそうでヒヤヒヤしました。
そしてペクの計画とは、一体何なのか…?
第10話(Netflix19〜20話)
ペクはドチョルを始末し、さらなる人身売買をして儲けようと目論む。
一方ドギは、飛ばし携帯の売人のふりをして賭博店に潜入した。
パクはバレてしまったので、手荒く脱出させる。
詐欺集団のボスで、歯の出ているリムは、「ワン」と名乗るドギに女扱いされ少しずつ惹かれて行った。
ーー
ハナは、ドギを疑いチェを尾行する。
ドギ達はそれをかわしたが、ハナはドギの通話記録が途絶える日に様々な事件が起きている事や、全員が同時に職場からいなくなる事に気付いてしまった。
ーー
ドギはリムに優しく接し、見事彼女の心を手に入れる。
そして隙を見せたところで、人々から騙し盗った金が入っている口座の暗証番号を入手。
最後にドギは、「検事に追われてるので、君との別れが惜しいが船で韓国を発つ。電話番号を登録してもいいか?」と寂しそうに言った。
ドギが、はにかむリムのスマホを持っている間に、ゴウンが銀行口座をハッキングし、被害者全員に金を返して行く。
ドギは入金通知を全て消去し、名残惜しそうにリムの元から去って行った。
ーー
残高がゼロになっている事を知ったリムは、報酬を催促する部下達から逃げるため、ドギに「私を連れて行って」と連絡する。
ドギは「それには金がいる」と言って、手持ちの全ての金をロッカーに入れさせた。
そしてリムが船に乗り込むと、部下達がいて「金はどうした」と言われて揉める。
ドギは船の甲板から中を覗き込み、リムに「信じてたのに」と言われると「被害者達もお前を信じたんだ。気持ちが分かったか」と言い捨てた。
それでもリムは「私はあなたに会った事を後悔しない」と言って涙を浮かべた。
ーー
ソンチョルが退院すると、ペクからドチョルを殺害したと聞かされ、愕然とする。
ペクは「だから、埋め合わせに助けてあげたでしょ」と言ってニヤリと笑った。
一方ハナは「詐欺集団が報酬を払わず逃げた」との一報が入り、リムの店へ駆け付ける。
幹部連中も金を持って逃走したとされており、「またいなくなった」と言って苦い顔をした。
もうこれドギ達が捕まるのは時間の問題じゃ…!?
ハナが有能なのもありますが、やっぱり証拠を残し過ぎな気がします。
そして、本気で人を好きになったリム…。
女性として優しく扱われたのは、始めてだったのでしょうね。
裏切られて悪態をつくかと思いきや、絶対に手に入らないドギを想う姿を観て「本当の復讐」が完了したんだな、と思いました。とてもスッキリする回でしたね!
第11話(Netflix21〜22話)
ドギはリム達を警察に引き渡さず、海原を漂流させた。
一方ハナは、ドギが失踪事件等の容疑者だとして、ソンチョルの自宅を家宅捜索する。
幸い、自宅の地下にある模範タクシーの施設は見つからなかったが、ハナはドギに「どうして犯罪者をさらうの?あなたは彼らと同じ犯罪をしてる。母親を殺された、自分のうっぷんを晴らしているとしか思えないわ」と詰め寄った。
ーー
ソンチョルは、ジヌに「コという牧師が、息子・ドンヒの死を受け入れられずにいる。なぜならまだ死体が出て来ないからだ。この人の面倒を見て欲しい」と頼まれる。
周囲から慕われていたドンヒは、恋人・ヘヨンの知人に会いに行くと言ったきり、行方がわからなくなったそうだ。
ドギはコを模範タクシーに乗せ、ヘヨンの知人の写真を見せられて驚く。
なんとそれは、ペクの秘書・クであった。
しかしその後、コは復讐ボタンを押さず「ドンヒは生きている。復讐は必要ない」と言って思いとどまる。
ソンチョルはカン牧師の話の録音テープを聞いた後、「この被害者は財団で見守る事にする」と言ってゴウン達を解散させたが、ドギは「見過ごせません」と言って、クの写真を見せる。
「復讐の相手がペク会長だったらどうしますか」と言われたソンチョルは、口をつぐんだ。
ーー
ドギが車で、ペクの事務所へソンチョルを送り届けると、証拠不十分で出所したクが、部下達を使って部下のシム・ウソプに暴力をふるっている現場を目撃する。
そこで「ドギさん」と肩を叩かれ振り返ると、もう1人のクが立っていた。
ソンチョルとドギが事務所内で合流すると、ペクが「彼は楽園ヘルスケアのク・ヨンテ常務よ」と紹介する。
実はクは双子の兄弟で、兄がソクテ、弟がヨンテという名前だった。
その後、ソンチョルがいくらドチョルの行方を聞いても、ペクは明かさなかった。
ーー
一方ハナは、ヨンテの部下のシム・ウソプを飲酒運転で拘束し、「クに復讐したくない?」と囁く。
彼は、ヨンテが眠っているドンヒを連れて、事務所に入って行く姿を目撃していたのだ。
実はヨンテは、ヘヨンに想いを寄せておりドンヒを逆恨みしたらしい。
日頃よりこき使われていたウソプは、ヨンテに酒を飲ませ、死体遺棄の方法を聞き出す事に成功した。
しかし、裏切りに気付いたク兄弟が、ハナに電話していたウソプを襲おうとする。
ハナとワンが救出しに現場へ向かったが、ワンが刺し殺されてしまった。
まさかワンが殺されてしまうとは!
かなりびっくりしました。でも、これでハナも遺族の気持ちが分かるわけですよね。
今後どう捜査して行くのか…。
第12話(Netflix23〜24話)
ク兄弟が結託し、ワンを殺害後ウソプをさらった。
状況証拠とヨンテの自供はとれたものの、確固たる証拠がなく釈放される。
ハナは、いつでも自分を支えてくれた大切な同僚を失い「絶対に犯人を捕まえます」と取り乱すが、ジヌから休めと指示されてしまった。
一人息子だったワンの葬儀には、母親の慟哭が響き渡る。
ハナが耐えきれず葬儀場を出るとドギがいて、先日やりとりした事を思い出した。
ドギ「犯人は目の前にいるのに、釈放するしかないなんておかしい」
ハナ「犯人を取り逃したとしても、冤罪を生まないために必要な事なのよ」
ドギ「では、そのせいで傷付いた人達はどうなる?」
ハナがドギに「あなたは被害者のために何が出来るの?」と聞くと、「復讐だ」と返答される。
そして模範タクシーに乗り込み、今回の事件の内容を話し始めた。
ーー
ハナが追っていた、遺体のない連続殺人事件。(コ・ドンヒ殺人事件)
クの事務所内で血痕などの状況証拠はあるのに、遺体がなく起訴が出来ない。
そんな中、証人であるウソプが襲われてしまい、駆けつけたワンが殺されてしまった。
ハナは「それなのに、証拠がなくて打つ手が無い。だから、あなたのやり方に従う事にします。ク・ヨンテに復讐を」と言ってドギを見つめた。
ーー
ソンチョル達は、ウソプの救出と、ドンヒの遺体の行方を追う。
周辺で聞き込みをした結果、遺体に濃硫酸をかけて消した可能性が浮上。
その後検察・警察の捜査で、ウソプが経営する幽霊会社「MH社」で、除湿剤の原料として硫酸を扱っており、投資先の楽園信用情報代表のソクテが、南山工業から定期的に硫酸を仕入れている事が判明した。
後日、硫酸の受け渡しが行われたため、それに乗じてドギが事務所に乗り込むと、多くの硫酸やノコギリなどと浴槽、臓器が摘出されたウソプの遺体を発見する。
ドギはヨンテと揉み合いになったが、逃走されてしまった。
ーー
連絡を受けたハナが駆けつけ、臓器密売組織が摘発される。
ニュースに驚いたペクは、ソンチョルから犯罪者を引き取っては、命に別状のない範囲で臓器を取り出し売買していただけで「殺したのはドチョルだけだった」とソンチョルに白状する。
ク兄弟は揃ってペクを騙し、一般人にまで手を伸ばしていたのだ。
怒り狂ったペクは、「私が2人を殺す」と宣言した。
一方ドギはソンチョルに、今回はあまりにも酷い犯罪のため、ク兄弟は検察に引き渡すべきだと言う。
ソンチョルは、ペクの牢獄の事がバレてしまうと慌てたが、ドギは「まだあなたのやり方は正しいと言うのですか?」と言い放った。
ハナはドギに「誤解していました。あなたは被害者の事を1番に想っている」と謝罪した。
ーー
ペクは牢獄の鍵をソンチョルに渡し「今あそこにいる連中は、あなたが管理して」と伝える。
そして、食事をしてソクテを眠らせると言い、ソンチョル、ドギ、ゴウンがその光景を見守っていた。
しかし、なんとそれは全てペクの演技であり、ソンチョル達が離れている間に、牢獄の犯罪者達が全て連れ去られてしまう。
ペクは、ソンチョルに電話で「全ては私が計画した事よ」と言って高笑いした。
ワンの死は驚きの展開でしたが、ハナも実際に被害者の立場となって信念を曲げ、結局は復讐のほうに行ってしまったか…とやりきれない気持ちになりました。
そしてペクの計画は、一般人をも巻き込んだ臓器売買だったとは!!騙された!!!
あまりにもエグい内容でしたが、描写が少なくて良かった…。
第13話(Netflix25〜26話)
ゴウンとハナの懸命の捜査により、囚人達は、ペクの子会社が所有している建物…バハマ大使館の下に潜伏している事が発覚する。
早速大使館にドギが潜入し、一方でハナはジャック・ジョンソン大使に「ペクさんから聞いて来ました。親密なんですよね」と話しかけ、相手が焦ってボロを出すのを待った。
作戦通り、ジョンソンはペクに電話をし「検事が来たぞ!親密だなんて嫁にバレたらどうするんだ!預かったものを取りに来い!!」と激怒。
ドギはヨンテを見つけ、ボコボコにしたあと119を装い運び出し、ソンチョルはペクに電話して「ヨンテと囚人を交換だ」と脅した。
しかし、その囚人達を乗せたバス内では、拘束を解いた者達が協力し合い、ペクの部下達を倒して引きずり下ろす。
ペクは囚人にも脅されたが「あなた達の相手はキム・ドギよ」とけしかけ、「復讐をしたくない?」と聞いた。
囚人の中には、チャンソン塩辛事件のジュチャンの姿もあった。
ーー
ハナと共に事件を追っていたパク刑事がハナを尾行し、ソンチョルとペクの取引きを知って現場へ急行する。
ペク達は逃げたが、刑事達はドギを逮捕した。
ハナは戸惑い「彼は情報提供者です」とパクに伝えるが、尋問が始まる。
一方、塩辛事件のマリアの元にジョングンが現れ、ゴウンが急行。
しかしそこに、ゴウンの姉を売ったチェ・ミンが現れゴウンを連れ去った。
ーー
裏切られたと考えたペクは、ソンチョル邸に押し入り「裏切り者は許さない。何をされてもあんたのせいよ」と脅す。
そして警察にいるドギに「仲間達を助けたければ出て来なさい」と手紙を送り付けた。
ドギはハナを説得し、救出に向かう。
そこかしこで終わらない「復讐の連鎖」が始まってしまった…。
こうなる事は多少予想出来たものの、大人数の犯罪者を相手取ると大変な事になりそうです。
第14話(Netflix27〜28話)
ドギは次々と囚人達や部下達を倒したが、ゴウンがミンにさらわれたと知り急いでゴウンの元へ向かう。
しかしペクが、「5分に一本よ」と言いながらチェの指を潰し始め、ソンチョルが「代わりに俺の目をやる」と交渉。
ペクはソンチョルの目に注射器を刺した。
ーー
ハナはジヌにチャン代表が危ないと伝え、ペクを逮捕しに事務所へ向かう。
家宅捜索を続けるが、中々牢獄を見つけられずにいた。
ドギは間一髪ゴウンを救い出し、急いでソンチョルとチェの元へ。
途中パクと合流しようとしたが、トラックが突っ込んで車は大破した。
そのトラックから現れたのは、ドギに恨みを持つ塩辛会社社長だったジュチャン。
ドギは大怪我を負いながらもジュチャンを倒したが、パクは意識を失った。
ーー
パクはゴウンと共に救急車で運ばれ、治療が開始される。
一方ドギは事務所に駆け付け、ほとんどの部下を倒した。
しかし、チェとソンチョルの首元にはナイフが突き付けられている。
ドギはボコボコにされるが、パクを想い気持ちを奮い立たせ、反対にペクを人質にとった。
ソンチョルとチェは逃げ出したが、ドギは後ろから攻撃されペクも逃走し、ソクテとやり合う。
ドギは重傷を負って大ピンチに陥ったが、ハナと大勢の警官達が駆け付け、やっとソクテ達は観念した。
ーー
混乱の中、ドギはパトカーを奪ってペクを追いかける。
その後ろをハナが追いかけ、ついにペクに辿り着いた。
ペクは「私に弱みを握られているお偉いさんがたくさんいるから、私を逮捕するのは無理よ」と悪あがきをする。
するとハナが現れ「そいつらも全員私が逮捕するわ」と言って、ペクに手錠をかけた。
ハナがドギに「ペクを引き渡したのは、我々を信じてくれたから?」と聞くと、ドギは「いや、あなたを信じたんだ」と言って微笑んだ。
ハナの信念、執念のおかげでペク一味を捕らえる事に成功しましたね!カッコイイ〜
それでもまたペク達は脱獄するんじゃないかと、残り2話という事もありハラハラします。
第15話(Netflix29〜30話)
サイコパスで連続殺人犯のオ・チョリョンは、回顧録を書き上げニヤリと笑う。
その封書を、獄中からハナとソンチョルへ送った。
ーー
ペクを始め、ク兄弟も逮捕された。
ソンチョルは皆んなを危険な目に合わせた事を詫び、ムジゲ運輸を解散すると伝える。
復讐は復讐を、暴力は暴力を生む…。
ソンチョルは全ての責任を負うと言ったが、無事にパクも目を覚まし、全員が「一蓮托生だ」と言って出頭を決意した。
ーー
ハナは囚人達を尋問し、捜査を続けている。
ドギはハナに、ペクの事務所にある牢獄を見せ「俺が犯罪者を連れ去り、ペクと共謀してここに閉じ込めていた。改心して欲しかったが失敗でした」と明かした。
ハナは「必要悪なのかもと思い協力したけれど、まさかペクと共謀していたなんて。…徹底的に調べてまた連絡します」とショックの色を隠さず伝えた。
ーー
ハナとソンチョルがチョリョンの回顧録を読むと、「ナム・キュジョンが自分の殺人を増やしたいがために偽りの自供をした、開花洞主婦殺人事件(ドギの母が殺された事件)と、キム・チョルジンが逮捕された2001年の堂山洞女子中学生殺人事件は、自分がやった事だった」と書かれている。
そこでハナが、当時は不可能だったDNA鑑定をすると、遺体からチョリョンのDNAが検出され、冤罪が生まれていた事が分かった。
それを知ったソンチョルは「ドギには落ち着くまで黙っていよう」と、ムジゲ運輸の面々に約束させる。
一方、刑事からの暴行や恫喝により、やってもいない罪を認めさせられ、家族や友人など全てを失い、20年もの刑期を終え建設現場で働いていたチョルジンは、ジヌとハナから謝罪された。
「再審請求の費用は、青い鳥財団が負担します」と提案されたものの、チョリョンは時効に守られ何の処罰も受けないと知り、模範タクシーに連絡をする。
チョルジンから「チョリョンは一生刑務所から出られないが、大事なものを奪われる経験をさせ、後悔と謝罪をして欲しい」と依頼を受けたドギ。
「アイツは悪魔のようなサイコパスで、きっと反省はしないだろう」とソンチョルは難色を示したが、ドギに説得され「これが最後だ」と言って復讐代行を認めた。
ーー
ハナから尋問されたチョリョンは、真犯人である証明として「被害者の最期の言葉を言おう。息子なら分かるはずだ」と提案。
そこでハナはドギに事情を話して会わせると、チョリョンは「好物の味噌鍋を作ったわ。気をつけてね」と言った。
ドギは、帰宅直前に母と電話していた内容と一致していたため驚愕し、発作を起こして倒れてしまう。
バールで殴られたドギの母親は、死に際に「息子は軍人で、これから友人と2人で帰って来る。そうなればあなたは捕まるわ」と言ったため、チョリョンは外に逃げたらしい。
しかしその後、ドギが1人で帰宅したのを見ていたので、チョリョンは「母親のその言葉が無ければ、お前も殺してやれたのに」と言って笑った。
ドギは、薬を飲んで少々落ち着いたあと「殺してやる」と言ってチョリョンを追いかけようとしたが、ハナに「復讐は何も生まない。息子を守ろうとしたお母さんの気持ちを分かって」と言われ膝から崩れ落ちた。
ーー
チョリョンのいる刑務所の若い刑務官が、チョリョンに攻撃されて落ち込んでいた。
先輩によると、チョリョンに関わった刑務官は何人も怪我をしているらしく、「気にするな」と慰められる。
しかし実は、その若い刑務官はチョリョンの息子なのであった。
チョリョンの弱点が判明!まさかこんなに近くにいたとは。
息子は自分の父がとんでもないサイコパスだと知っているのか…?
この刑務官、キーマンとなりそうですね。
第16話/最終話(Netflix31〜32話)
ソンチョルは、日々思い悩むドギと、ゴウン、チェ、パクに「復讐は、相手を壊すだけでなく、自分の道をきちんと歩む事で完成する。今回の復讐は、私とドギの依頼でもある。法を犯さず、ケガ人を出さない方法でやろう」と宣言する。
そして、チョリョンが行おうとしている回顧録の出版を、なんとしてでも阻止する計画を立て始めた。
また、ゴウンがチョリョンの刑務所に、息子が刑務官として従事している事を掴む。
しかしドギがその男性「チョリョンが溺愛している息子ハン・ドンチャン(本名:オ・ヒョンス)」と接触してみると、彼は父親が何者であるか、全く知らない様子だった。
また、病床の母は父親の事をひた隠しにしており、ヒョンスは借金にまみれながら治療費を延滞している。
ドギは複雑な思いを抱えながらも「青い鳥財団が、お母様の治療費を支援しますよ。あなたは運がいい」と提案し、ヒョンスは「初めて優しくされました」と言って感激の涙を流した。
ーー
ドギがチョリョンに面会し、「俺が復讐するのはお前の息子だ。父親の正体を教えてやる。いつにする?彼が結婚する時が良いかな」と脅すと、チョリョンは血相を変え「息子に罪はない、何でもするからやめてくれ」と懇願する。
そこでドギは、移監申請をするように命じたが、監獄を出たチョリョンはヒョンスに暴行し、大怪我を負わせた。
すると、息子が見舞いに来なくなり不安になった母親は、看護師を息子だと勘違いし追いかけ、階段から落ちて亡くなってしまう。
ソンチョルは何も知らず悪態をつくチョリョンに、ヒョンスと母親が写っている写真を渡し「お前の息子はハン・ドンチャンと改名していたんだ。お前は、自分の息子から唯一の家族までも奪った。お前の狂気が、息子まで被害者にしたんだ」と明かした。
チョリョンは写真を見ながら驚愕し、「嘘だと言ってくれ」と発狂した。
ーー
チョリョンに対する復讐は終わった。
ソンチョルは、ジヌにうなぎを奢りながら「俺が犯罪者をさらったんだ。すまなかった。面会に来いよ」と打ち明ける。
一方ドギは、ハナに「俺の捜査は終わりましたか?」と言って両手首を差し出したが、ハナは「証拠不十分です」と伝えた。
実はハナは「私はチェに頼まれてやっただけ」と悪あがきをするペクに対し、「チェさん達に罪をなすりつける気?私なら犯人蔵匿罪を選ぶわ、減刑したいのなら弁護士と話し合って」と唆し、ムジゲ運輸を守ろうとしていたのだ。
ゴウンの手により、牢獄の監視カメラにはチェの姿が一切映っていなかったため、ペクはそれを飲むしかない。
しかしドギは「俺は犯罪者です。検察官が犯罪者を見逃すんですか?」と言ったが、ハナは「これは情状酌量です。あなたは自分を犠牲にして、100人の被害者を守った」と言って微笑んだ。
そして、ハナは責任をとって辞職しようとするが、ジヌがムジゲ運輸の件を全てもみ消し辞職する事になり、「お前は検事として償え。ペクのような悪人をあと100人捕まえろ」と鼓舞する。
涙を浮かべながらジヌを見送ろうとすると、後任でジヌと同期のト・ジュンウンという女検事が現れた。
ジヌは「彼女は厳しいぞ」と言うが、ハナは「大丈夫です」と言って笑顔で見送った。
ーー
復讐代行の模範タクシーは、解散する事になった。
チェとペクは元の仕事に戻る事になり、ゴウンは公務員試験(警察官採用試験)を受けると言う。
ドギはしばらく旅に出ると言い、ソンチョルは今まで通り青い鳥財団の代表として、弱き犯罪被害者達の味方となる。
それぞれ別れを告げて、新たな道を歩み始めた。
一方、チョリョンは法廷で全ての罪を認め、「被害者全員に謝罪します」と言いながら土下座する。
チョルジンは無事に無罪を勝ち取り、妻と娘と共に笑顔で裁判所を後にした。
ーー
ペク・ソンミの妹、ペク・ギョンミ。
彼女もまた悪人で、姉から引き継いだビルで売春をさせていたが、ハナが突入し一掃する。
そして、ク・ヨンテ、ソクテ兄弟は無期懲役、ペク・ソンミは懲役20年という判決が下された。
しかしながら、犯罪はまだまだ無くならない。
一度は解散した復讐代行の模範タクシーだったが、新たにハナがいつものメンバーに加わる事になり、犯罪被害者のために再び動き出す。
ペクが10年だったらどうしようと思っていましたが、良かった…。
最後までハナは男前な検事でしたね!メンバーになるのも嬉しいけれど、検事と警察官が(ハナとゴウン)ここにいて良いのか?笑
新しいハナの上司や、ペクの妹など、次回作に繋がりそうな展開でのラスト。
シーズン2も期待大です!