2024年11月6日に公開されたNetflix映画『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』
恋人に浮気をされて落ち込んでいたレイラが、去年出会った運命の人に再会するため、ペンタトニックスのコンサートチケットを街中を探し回る。
彼女は導かれた相手と出会う事が出来るのか?
クリスマスの奇跡を描いた、アメリカのラブコメ・ロマンスムービー。
クリスマスにだけシャンパンが呑みたくなるビール党のbeersyです!
聖なる夜に出会った運命の人…なんて良い響き…。
クリスマスって、こういうほっこりした映画が観たくなるんですよね。
年末に向けて忙しい中、そして寒い日にゆるりと観られる作品でした!
この記事では、Netflix映画『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!
『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』の評価&感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 2
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 4
- 話題性
- 3
クリスマスの夜に起きた、一年越しのラブロマンス…。
ネトフリランキングからすぐに消えてしまった本作ですが、筆者的にはかなり良い作品だと思います!
主人公も周りのキャラ達も嫌な人がいなくて、(浮気男以外)気分を害さずにいられますし、
クリスマスムービーならではの温かみ、分かりやすく幸せになれる展開など、全体的に幸せでほっこりしました。
そして極め付けは、アメリカを代表するアカペラグループ「ペンタトニックス」が出演しており、劇中たくさんの曲が聴けますよ!
シーンと曲がマッチしており、また美しいハーモニーに癒されます。
そして主演のクリスティーナ・ミリアンが、超キュートなところも高ポイント。
ひねりがほぼ無いストーリーに物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、クリスマスムービーはこのくらいの方がゆっくり観られてちょうど良いと思います。
家族というよりは、恋人や夫婦、パートナーと一緒に観るのがオススメ!
以下より重要なネタバレを含みます。
『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』のネタバレ
不運と出会い
クリスマス、シカゴのオヘア国際空港。
仕事でシカゴに来ていたレイラ(クリスティーナ・ミリアン)は、ニューヨークにいる恋人・タナーと共に、大ファンのアカペラ・グループ「ペンタトニックス」のコンサートに行くため飛行機に乗ろうとしていた。
しかし大雪のため全ての便が遅延しており、搭乗までラウンジに入る事に。
久しぶりのビュッフェを楽しんでいると、1人の男性(デヴェール・エリス)と残り一つのキッシュに手を伸ばしてしまい、譲り合った。
結局男性が譲ってくれたが、ぶつかってしまいカップが落ちる。
男性はそれを拾いながら「急いで買ったお土産なんだ。メリークリスマス」と笑って去って行った。
ーー
レイラがほろ酔い気分で食事をしていると、席を探している男性(コフィ・シリボエ)と目が合う。
彼の名はジェームズと言い、話が盛り上がりすっかり意気投合した。
しばらくして、ジェームズに搭乗の案内が来る。
すると彼は「来年のクリスマスにお互いシングルだったら、ペンタトニックスのコンサートで再会しよう。それまでSNSなどで詮索せず、再会出来るかは運命に委ねよう」と提案し、名残惜しそうにラウンジを出て行った。
レイラは「分かったわ」とにこやかに答えながらも、タナーと別れるはずが無いと思い受け流した。
ーー
1年後のクリスマス直前、ニューヨーク。
レイラがタナーへのプレゼントを持って職場から帰ると、彼はレイラの家で他の女と浮気をしていた。
激昂したレイラは、親友のロキシーと酒盛りをしながら愚痴る。
そこで、去年出会ったエアポート・ジェームズと、互いにシングルだったらペンタトニックスのコンサートで会おう、と約束した事を思い出した。
しかし、毎年コンサートに行っていたレイラだったが、今年に限ってタナーに別のライブに行きたいと言われ、チケットを取っていなかった。
そこでロキシーがペンタトニックスのチケットが取れるか見てみるが、やはり完売している。
すると、サイトに購入者の写真が数点掲載されており、そこにジェームズの姿があるのを発見。
レイラは「彼は私と会うためにチケットを買ったんだわ。それを偶然私が発見した…これこそが運命よ!」と言って、なんとしてもコンサートチケットを手にれなきゃと息巻いた。
しかしどこを見てもチケットは完売しているため、ロキシーの提案でコンシェルジュに頼む事になった。
レイラのセクシーなお洋服に目が行ったのは私だけ!?
お胸が落ちる…とヒヤヒヤしました。笑
そしてタナーがゲス過ぎる浮気をしていてびっくり!彼女の家で盛るなんて。
彼は運命の人じゃなかった。果たしてジェームズが運命の人なのか?
チケットを探せ!
1年前、空港でレイラとぶつかった男性・テディは、コンシェルジュ見習いとして働いていた。
転職したばかりの彼は、上司に「あなたは評判が良く無いし向いてないと思うけれど、今日来ている女性を満足させたら試用期間後も雇うわ」と言われ、一呼吸し女性と対面した。
そこにいたのはレイラだったが、2人とも空港で出会った事は忘れている。
見るからに頼りなさそうなテディに、レイラは「あと35時間しかないわ」と言って少々失礼な態度を取りつつ、2人で「どんなチケットでも入手出来る男」の店へ向かった。
すると店は閉店しており、レイラがネットでチケット売買に漕ぎ着けた相手に会いに行く事に。
しかしそれは詐欺であり、レイラはまんまと騙され、しかも誤ってテディに催涙ガスを噴射してしまった。
ーー
そして次に向かったのは、テディが見つけた若い富豪夫婦の豪邸で、彼らはシャネルの限定バッグと引き換えにチケットを譲ると言った。
シャネルには長蛇の列が出来ていたが、店員を怒鳴りつけている客をテディが追い返した事によって、店員が特別にテディにバッグを売ろうとする。
しかしレイラは、病気の母にプレゼントをするために並んでいた子どもとその父親に、バッグを譲ってしまった。
テディは「なぜ!?運命の人に会うんだろう?」と驚くが、レイラは「あの親子の話を聞いたら、あなたも私の気持ちが分かるわ」と言って微笑んだ。
また、疲れたレイラが「街中回ってもチケットは手に入らないし、コンサートには行くなというお告げなのかしら」と弱音を吐くと、テディは一生懸命励まし鼓舞する。
そして、自身もペンタトニックスのファンなんだと明かし、2人はスマホで歌を聴きながら、気晴らしにロキシーの家へ行った。
そこでテディは素晴らしいサンドイッチを作り上げ「以前ミシュランに載った店のコックだったが、母の介護のため融通のきくコンシェルジュになったんだ」と過去を明かす。
レイラは、以前テディのいた店で料理を食べた事があって驚き、あまりの腕前に「あなたの料理は最高よ」と讃えた。
ーー
実は、このチケットのために四苦八苦している様子を、テディが「奇跡を起こしてください」と題しペンタトニックス本人達のDMに送っていた。
ペンタトニックスのメンバーはテディのDMに気付き、彼の事細かな文章を何通も読み続け「テディはレイラに恋をしてしまったのでは?恋の始まり!?」と盛り上がる。
彼らはレイラに招待状を送りたがったが、マネージャーに「もう予備のチケットは無い」とキッパリ断られてしまったため、見守る事にした。
テディのハイスペックな過去が明らかに。
くたびれた洋服の下に隠されていた、筋肉隆々のプロポーションも最高です。ロキシーも見る目あるなぁ。
またこのあたりでは、詐欺被害に遭いやすいSNSの闇と、芸能人と繋がれるという夢が描かれていました。
ネット社会の恐ろしさと楽しい夢。困っている時はなお気をつけねばなりませんね…。
そして、グラミー賞を取りまくっている「ペンタトニックス」ご本人達登場!
やっぱりクリスマスの時期は、彼らの歌声を聴きたくなります。
運命の人は…
続いて、テディのいとこ・ジョーディ(カレン・アレン)から「チケットを2枚持っている」と連絡が入り、喜んで実家へ向かう。
しかしそれは、スノーボールでダンスパフォーマンスをし優勝した事でもらえる景品だった。
母とレイラの挨拶もそこそこに、ジョーディは「チケットのために練習よ!高飛車に輝いて」と言って強引に厳しいレッスンを開始する。
その後合間の休憩にキッチンで、レイラは「去年空港でぶつかった男性が落としたカップ」を見つけ、2人は去年出会っていた事を思い出した。
クライアントとコンシェルジュという枠を超えないように努めつつも、レイラとテディの距離は縮まって行く。
ーー
そして迎えたスノーボールの本番、レイラとテディは息ぴったりのパフォーマンスをし、大いに観客を沸かせる。
しかも、ラストに2人は熱いキスを交わした。
それでも「あれは手段を選ばない演出だったよね」と自分達に言い聞かせる。
結果、レイラ&テディは第二位になってしまい、ペンタトニックスは「これでジェームズとは再会出来ないのね」と話していると、なんとマネージャーから招待客にキャンセルが出たと言われた。
そこでテディに招待状を送って呼び出し、「あなたはレイラが好き?」と質問する。
時を同じくして、レイラもロキシーと話しているうちに「どうしよう、私テディに夢中だ。宇宙が導いてたのはテディだったのね」と本当の気持ちをしっかりと確認。
テディに会うため、ペンタトニックスのコンサート会場へ向かった。
するとレイラは、入り口にいるジェームズを見つけ「ごめんなさい。私には好きな人がいるの」と一方的に告げ走って行く。
しかしジェームズは戸惑っていた。
実は彼にはすでに恋人がおり、レイラが去った後に現れた恋人と、キスを交わしていた。
ーー
コンサートが開始し、テディはメンバーに促されステージ上でレイラへの想いを告げる。
すると、警備員に足止めされていたレイラが会場に現れ、2人は愛を伝え合った。
感動の告白に会場中は大盛り上がり、ジェームズも恋人に「以前話した空港の彼女だ」と教え、大きな拍手を送っている。
レイラとテディは、ペンタトニックスの美しい歌声と共に、ステージ場で熱い熱いキスを交わすのだった。
ジェームズ恋人おったんかい!
まぁ「お互いシングルだったら」という制約はありましたし、去年のレイラはあまり乗り気では無かったので、彼も近くにいた運命の人と出会ったのでしょうね。
皆んながハッピーエンドで良かった!
ジョーディもパンチ効いててだいぶ好きなキャラでした。(演じたカレン・アレンはアメリカの俳優、コメディアンだそうです)
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