2025年4月11日にNetflixで公開された映画『クマロ家にようこそ』
家が隣同士になってしまった、犬猿の仲の2人。
関わらないで過ごそうとしていたのに、娘と息子が交際を始めてしまった!
南アフリカのファミリー・コメディ映画。

コメディ映画は1人で観ても爆笑しているbeersyです!
ネトフリランキングにコナン旋風が巻き起こっている中、新着作品をどんどん観て行きます。
今回は、南アフリカ制作のファミリーコメディ。
ありがちな設定だけれど、ノリノリでテンポの良い作品でした!
この記事では、Netflix映画『クマロ家にようこそ』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!
『クマロ家にようこそ』の評価&感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 2
- 再鑑賞度
- 3
- サプライズ度
- 3
- 話題性
- 2
南アフリカの映画は始めて視聴したので、どんな雰囲気なのか見当も付かなかったのですが…。
まずはとにかく景色が美しい!色とりどりの街並みやファッションと、青い海のコントラストが目に良い。
舞台は「ウムヒャンガ」という、南アフリカのインド洋沿岸に接している場所。
主人公のグレイスが住んでいて、ボンギが引っ越して来る高級住宅地です。
また、2人の故郷である「クワマシュ」は、ヒップホップやダンス、演劇、サッカーなどが盛んで、若者がいつも踊っているような楽しい街だそう。
近年治安はあまり良く無いようですが…。陽気な国民性には惹かれました!
ちなみに本作、映画『ブラックパンサー』のザワヴァリ役を演じた、故コニー・チューメが出演しています。
グレイスの義母役ですが、よく分からない泥パックを開発していて良い味を出していますよ。(メイビスの泥パック、やってみたい…)
ストーリーはオーソドックスで、少々駆け足な展開でしたが、サクっと何も考えずに観るならピッタリ。
キャストによるダンスが楽しめるエンディングには、心が躍りました♪
以下より重要なネタバレを含みます。
『クマロ家にようこそ』のネタバレ
引っ越した先は…
南アフリカの高級住宅地・ウムヒャンガに住んでいるグレイス・クマロ(カニャイ・ムバウ)は、いそいそと食事の準備をしている。(お惣菜の詰め合わせ)
それは引っ越して来る隣人のためだったが、この街の管理組合のトップである彼女は、新参者にしっかりと街のルールを教えようとしていた。
一方、ボンギ・シトホール(アヤンダ・ボロトホ)は家族でクワマシュに住んでいたが、ウムヒャンガへ引っ越す。
新居に到着し、期待に胸を膨らませ荷解きをしていると、隣人が挨拶に来て、シトホール家とクマロ家がにこやかにご対面。
しかし、グレイスとボンギが目を合わせると、和やかなムードは一転して家に帰り「絶対に仲良くしないで!彼女は魔女よ」と互いの家族に警告した。
実は2人は同郷で、犬猿の仲だったのである。
ーー
家族が不仲の理由を聞いても、ボンギとグレイスは頑なに話そうとしない。
グレイスはボンギの家が見えるように監視カメラを付け、ボンギは勝手に自身の仕事であるガイドのポスターを貼った。
ピリピリしている2人とは対照的に、夫同士は同じサッカーチームを応援している事を知り仲良くなる。
また、グレイスの息子のスィズウェ(ジェシー・スンテレ)と、ボンギの娘のスフェ(コシ・ンゲマ)は恋に落ち、母に内緒でお付き合いを始めていた。
ーー
ある日ボンギは、スフェがスィズウェの車に乗り込むのを発見する。
スィズウェはグレイスに「合宿へ行く」と言っており、親に内緒でスフェと旅行に行こうとしていた。
ボンギは憤りながら「2人が会っている」とグレイスに伝えると、グレイスはスィズウェのパソコンを調べ、宿泊するキャンプ場を突き止める。
ボンギとグレイスは喧嘩をしながら車に乗り、子供達の後を追った。
スフェとスィズウェはテントで一泊する予定だったが、運営に「ライオンが逃げましたが、ここは大丈夫です」と言われ少々落ち着かない。
そこでボンギとグレイスは、物音やライオンの声真似などで脅し、逃げ帰らせる事に成功した。
ひとまず子供達の旅行を阻止した2人は、手を取り合って喜び合う。

地味にグレイスと義母(コニー・チューメ)のやりとりが好き!
ここまで本音を言い合えるなら、いつでも仲良くなれるのでしょうね。
グレイスとボンギがなぜ不仲になったのか?が気になります。
そして、スフェとスィズウェが突然愛し合っていて驚きました。
う〜んこのテンポが南アフリカ映画ならではなのかしら…。
作戦通り
次に、グレイスはスィズウェを留学させようとするも、スィズウェが断って失敗に終わる。
そこで今度は、グレイスは教会で会った信心深いシャーロットを、ボンギはスフェの幼馴染であるザケレを呼んで、それぞれの家で食事会を開き、他の異性に目を向けさせようと画策した。
ーー
スフェはシャーロットを見て、自分の身分がスィズウェに釣り合わないと自信をなくし、すれ違って行く。
さらにグレイスは、シャーロットとスィズウェを使い、義母の泥パックを宣伝するための撮影をし、身体を密着させた写真をスィズウェのスマホからスフェに送り付けた。
それを見たスフェは号泣し、ボンギの助言を聞いてスィズウェに別れを告げる。
作戦通りに行っているが、ボンギは泣きじゃくる娘を見て複雑な気持ちになった。
ーー
別れを言い渡されたスィズウェは、突然の事に驚き「愛してる人に会いに行く」とグレイスに宣言。
クワマシュで行われる、メムロ(伝統行事・成人式)のリハーサル中のスフェのもとに行き、「誤解してる」と言った。
そこに両家の家族が集合。
スフェが「裏切りの写真を送ったでしょう」と言ってシャーロットとの写真を見せると、グレイスは観念してボンギと画策してやった事だと認める。
しかしボンギが「私はやめようと言った」と言うため、グレイスは「また裏切る気?前も、街を出てヨハネスブルグに行くと言ったから、私は何時間も駅で待っていたのに、あなたは来なかった。家族のような親友を待っていたのに…」と仲違いした理由を明かした。
スフェはスィズウェに疑ってしまった事を謝るが、スィズウェは「君は僕を信じていない」と言って去って行く。
その後、子供達は母親と話す事を一切せず、心を閉ざしてしまった。

あまりにも子供達が可哀想で、自分勝手な母親達にちょっとイラッ!
せっかく仲良くなった夫達も、少々険悪な雰囲気になってしまいました。
ちなみに「メムロ」というのは、ズール族の女性のための成人式だそう。
「umemulo」で検索すると煌びやかな写真がたくさん出て来るので、興味のある方は調べてみてください!
心を一つに
心から反省したボンギとグレイスは、子供達に「傷付けてごめんなさい」と謝罪した。
スフェとスィズウェもそれを受け止め、親子の仲は元に戻る。
そしてボンギはグレイスにも謝りに行き、2人は古くからの友情を取り戻した。
ーー
そしてメムロ当日。
スフェの前に、嫌がっていた伝統衣装を身に纏ったスィズウェが現れた。グレイスが声をかけたらしい。
2人も「寂しかった」と互いの気持ちを確かめ合い、キスをして復縁する。
スフェの成長を祝うメムロは最高に盛り上がり、家族の気持ちは一つとなった。

夫2人が、緊張しながら親友である事を認めてもらうシーン、ユーモアたっぷりで最高!
ちゃっかりザケレとシャーロットが良い雰囲気になっている様子もあって、余す所なく笑えました。
でも、ボンギがなぜ約束を破ったのか、グレイスは両親を失いどのように生きて来たのかなど、2人のバックボーンについてはもう少し描いて欲しかった…。
そうしたら2人が仲直りするシーンでももっと感動出来たのに。これだとただボンギが嫌な人。笑
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笑って感動出来て、サクッと観られる映画です!