2021年3月5日公開の映画『星の王子 ニューヨークへ行く2』。クレイグ・ブリュワー監督による2021年のコメディ映画。前作から30年後、ザムンダ国のアキーム王子(演:エディ・マーフィ)は、ニューヨークに隠し子のラベル(演:ジャーメイン・ファウラー)がいると知り、後継者探しのため再び渡米します。
妻リサ(演:シャーリー・ヘドリー)やセミ(演:アーセニオ・ホール)らも加わり、家族と王位継承を巡る騒動が描かれます。
この記事では、映画『星の王子 ニューヨークへ行く2』で流れた音楽のうち18曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『星の王子 ニューヨークへ行く2』で流れた曲とは?
セミがアキームとクイーンズに行った際の回想シーン
Janette Rosillo & Vanessa Colon - Fresh Peaches & Sugarcube Rap
セミがアキームとクイーンズに行った際の回想シーンで流れた曲は、Janette Rosillo & Vanessa Colonの『Fresh Peaches & Sugarcube Rap』です。
セミがアキームとクイーンズのバーへ行った時のことを思い出すシーンで、双子の女性がラップをしていましたね。
80年代のオールドスクール・ヒップホップを模した軽快なビートに、2人の掛け合いが少し流れるワンシーンでした。(上記の動画と近い構成でした)
色んな女性と会っていたことがわかる中、驚きの事実が判明します。
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マリアが部屋でアキームと過ごすシーン
Stokley - Soul Gro
マリアが部屋でアキームと過ごすシーンで流れた曲は、Stokleyの『Soul Gro』です。
回想シーンでセミは何週間も入浴係に世話をしてもらっていなかったと語りつつ、「どうかしていた」と言っていましたね。
そのままマリアがアキームを誘惑する回想が流れ、部屋にはムーディーな曲が流れました。こうしてアキームがハーブを吸わされた(薬を盛られた)とは驚きです。リサ以外の女性と関係を持った覚えがなかったアキームですが、まさかの展開でしたね。
ジャファ王の生前葬が執り行われるシーン
En Vogue & Salt-N-Pepa - Whatta King
ジャファ王の生前葬が執り行われるシーンで流れた曲は、En Vogue & Salt-N-Pepaの『Whatta King』です。
ジャファ王の生前葬が始まり、En Vogueが呼ばれるとそのまま歌が始まります。「What a king」と歌詞を変えつつマゼンタ、グリーン、ブルーの衣装に身を包む女性ヴォーカルの歌が力強さを感じますね。
Salt-N-Pepaが歯科医に呼ばれて加わるのも見ものです。 オリジナルの「Whatta Man」をベースにしたポップR&Bとヒップホップが合わさる曲と華やかなステージが印象的です。
生前葬中にGladys Knightが歌うシーン
Gladys Knight - Midnight Train From Zamunda
生前葬中にGladys Knightが歌うシーンで流れた曲は、Gladys Knightの『Midnight Train From Zamunda』です。
盛大なダンスが終わって司会のスピーチが続き、背景では滑らかで深みのあるソウルボーカルの歌が流れました。そのままGladys Knightが歌っているステージが映し出され、「彼が逝くわ」と歌詞が続きます。
「ハッハッハ」という掛け声でバックコーラスの人たちがアクションしたり、声を重ねていくのがクールでした。ジャファ王が曲を聞きながら息を引き取るのを見守りましょう。
アキームがセミとクイーンズに到着するシーン
John Legend & Burna Boy feat. Nile Rodgers - Coming 2 America
アキームがセミとクイーンズに到着するシーンで流れた曲は、John Legend & Burna Boy feat. Nile Rodgersの『Coming 2 America』です。
金ぴかの王室専用機をセミに用意させ、息子に会いに行くことにしたアキーム!アメリカの街並みが映し出される中、 軽やかで跳ねる感じの音楽と滑らかで深みのある男性ヴォーカルが流れます。
陽気で祝祭感のある音楽と共に「クイーンズはずいぶん変わった」とセミが言いました。アキームは昔なじみの理髪店は変わってなさそうだと思いました。
※この曲はエンディングでも流れます
アキームがマリアと再会するシーン
Jam & Lewis & Babyface - He Don’t Know Nothin’ Bout It
アキームがマリアと再会するシーンで流れた曲は、Jam & Lewis & Babyfaceの『He Don’t Know Nothin’ Bout It』です。
アキームたちは30歳になるラベルを見つけ、家に招待されます。マリア息子のラベルの誕生日を祝う言葉をかけるとアキームがいたことに驚きました。
再会にピッタリな雰囲気の軽やかな音楽とラップ主体の明るく弾むような歌が流れましたね。クラブでナンパされたことを思い出し、会話を弾ませてアキームが本当に父親なのかも話していきます。
屋敷でラベルが目覚めるシーン
Beau Young Prince - We Got The Moves
屋敷でラベルが目覚めるシーンで流れた曲は、Beau Young Princeの『We Got The Moves』です。
アキームの屋敷に来て一晩明けると、ラベルは起こされて飛び起きましたね。カーテンを開けてもらうのと同時に「We Got The Moves」と歌が始まります。
明るく跳ねるようなリズムのは、聴いていると自然に体が揺れるような軽快さがあります。そんな音楽と共にラベルは外に向かって「おはよう ザムンダ」と叫ぶのでした。入浴のお手伝いに続きますよ。
リジー将軍がボポトを紹介するシーン
Teyana Taylor, Jermaine Fowler & Brandon Rogers - Gett Off
リジー将軍がボポトを紹介するシーンで流れた曲は、Teyana Taylor, Jermaine Fowler & Brandon Rogersの『Gett Off』です。
リジー将軍がアキームに娘のボポトを紹介しに来ます。ダンサーたちの力強いダンスが始まり、打楽器と笛による音楽が流れます。
最初から強く迫ってくるような勢いがあり、高音を響かせる歌に続いていきますよ。ボポトの魅惑的な歌声と「Gett Off」という合いの手の良さが魅力的ですね。そうしてマリアに煽られてラベルがラップで応えていくのにも注目ですよ。
ラベルがリームおじさんを紹介するシーン
Public Enemy feat. Ice-T, PMD - Smash The Crowd
ラベルがリームおじさんを紹介するシーンで流れた曲は、Public Enemy feat. Ice-T, PMDの『Smash The Crowd』です。
ラベルはリームおじさんを招き、アキームに紹介!その際に 力強い掛け声と鋭いラップが交互に畳みかける、威圧的な音楽をラベルが流しました。
低く響くビートと重いベースがずっしり響き、熱気も感じさせる曲でしたね。ラベルはリームおじさんがを相談役として呼んだとのことで、アキームは了承するのでした。
ラベルがリームおじさんと訓練するシーン
Bobby Sessions feat. Megan Thee Stallion - I’m A King
ラベルがリームおじさんと訓練するシーンで流れた曲は、Bobby Sessions feat. Megan Thee Stallionの『I’m A King』です。
ラベルは音楽を流し始めると「レッツ ロック!」と言っておじさんが感心します。 自分の力と立場を堂々と示すような、華やかで力強い曲調が印象的。ラップは勢いがあり、誇りや自信があふれる雰囲気がありました。
ラベルはリームおじさんと共に王子の素質を鍛える訓練を順調にこなしていく際にも曲が流れていきますよ。順調であるという報道を見たミーカは棒術の訓練に打ち込むのにも注目です…。
ラベルがミーカの助言を聞いて罠を仕掛けるシーン
YG - Go Big
ラベルがミーカの助言を聞いて罠を仕掛けるシーンで流れた曲は、YGの『Go Big』です。
最後の訓練はライオンのヒゲを切ってくること…ラベルは無茶なテストだと思いつつ、ミーカの「頭を使うこと」という助言を聞いてトラップの準備開始! 大きくうねるようなビートがゆったり流れ、音楽に合ったラップが続きます。
竹を切って結び、カゴのような罠を作っていきますよ。ラベルとミーカが楽しそうに話すのが印象的ですね。果たしてテストをクリアできるのでしょうか!?
イジー将軍がラベル王子を祝いに来るシーン
Tiwa Savage - Koroba
イジー将軍がラベル王子を祝いに来るシーンで流れた曲は、Tiwa Savageの『Koroba』です。
ラベル王子を祝うためにイジー将軍が到着すると アフリカンテイストのリズムに、軽やかな歌声が乗る陽気な曲が流れます。声は柔らかく、耳に心地よい流れ方をしていましたね。
灯りを落とした会場にピッタリな曲が流れる中、ラベルは金色の装飾に身を包んだ魅惑的なボポトを紹介されました。
ラベルがボポトに話しに行くシーン
Mi Casa - These Streets
ラベルがボポトに話しに行くシーンで流れた曲は、Mi Casaの『These Streets』です。
ラベルはボポトと2人で話をしに行く際に ゆったりとしたテンポで、街角を歩くような穏やかな雰囲気の曲が流れます。歌声は温かく、少し切なさを含む柔らかさがありますね。
一方で、他の登場人物たちも良い関係を築いていくのにも注目です。リームおじさんとセミが乾杯し、マリアにリサが素敵なネックレスを送る…これまでを思うと良かったなと思いました。
マリアとリサがお酒を飲んで歌うシーン
Leslie Jones & Shari Headley - The Humpty Dance
マリアとリサがお酒を飲んで歌うシーンで流れた曲は、Leslie Jones & Shari Headleyの『The Humpty Dance』です。
ラベルはボポトと話し、彼女は献身的でしたが…ラベルは何かを思い、その場を離れましたね(1作目のアキームを思い出します)その頃、お酒を飲んだマリアとリサが並んで歌っていました。
『The Humpty Dance』は90年代初頭に人気を博したコミカルなヒップホップナンバーで、ゆったりしたノリとユーモアあふれる掛け声が特徴的。身体を揺らしながらノリノリなマリアとリサの様子を見守りましょう。
ラベルがミレンベの元へ行くシーン
Tekno - Waka Waka
ラベルがミレンベの元へ行くシーンで流れた曲は、Teknoの『Waka Waka』です。
ラベルはミレンベに話しかけに行くシーンでは 軽快で弾むようなリズムの音楽が流れていました。明るく伸びやかな歌声が重なり、自然と体が揺れる心地よさがありましたね。
声のトーンは柔らかく、力みがないため、会場にいる人たちの会話の邪魔をせず、心をほぐすような役割を果たしている感じでした。ミレンベが立ち去ろうとすると、ラベルは「ボポトとは結婚したくない」と言い、ミレンベに気持ちを伝えます。
ラベルとミレンベの結婚式が始まるシーン
Davido - Assurance
ラベルとミレンベの結婚式が始まるシーンで流れた曲は、Davidoの『Assurance』です。
ラベルとミレンベの結婚式が始まると同時に明るいムードの音楽が、祝福の空気を一層引き立てました。ステージで生演奏があり、暖かい男性ヴォーカルの歌が流れていきます。
盛大な拍手と共にラベルと赤いドレスのミレンベが歩いていくのが印象的。アキームはミーカに「私の亡き後は女王として統治してくれ」と伝えるのでした。ラベルはアメリカで大使を務めるというので大団円となって良かったです。
アキームがランディ・ワトソンに扮して歌うシーン
Randy Watson & Sexual Chocolate - We Are Family
アキームがランディ・ワトソンに扮して歌うシーンで流れた曲は、Randy Watson & Sexual Chocolateの『We Are Family』です。
会場が盛り上がる中『We Are Family』をアキームがランディ・ワトソンに扮し、バンドと共に曲を披露します。少し外れた音程やクセの強い歌い方がユーモラス。でも温かさもあって、緊張が解けたような和やかさに会場が包まれました。
笑ってる観客や冷たい視線の娘たちが印象的。徐々にみんなが優しい感じになっていくのも良かったです。歌う人たちと踊る人たちの盛り上がりを見守りましょう。
エンディング
John Legend - She’s Your Queen
エンディングで流れた曲は、John Legendの『She’s Your Queen』です。
エンディングでは役者さんたちの一面が良く分かるシーンが代わる代わる映し出されます。後半でジョン・レジェンドが『She’s Your Queen』を歌う姿が映像と共に流れました。
遠くまで響かせるような、高音のロングトーンが印象的でしたね。「君の未来のクイーン」と歌い終え、「おやすみザムンダ」と締めくくります。