Netflix映画『ヴォルーズ』の見所・感想をネタバレ解説！

2023年11月1日、Netflixにて公開されたオリジナル映画『ヴォルーズ』。

フランスの女優・メラニー・ロランが主演・監督を務めた、クライム・アクション・コメディ・ヒューマンドラマ映画。

アメリカとフランスの共同製作ですが、劇中はフランス語です。

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幼い子どもがいる親にとって、Netflixは最高の現実逃避世界。

泥棒家業に疲れた女性が、最後のミッションに挑む…。

なんとも面白そうなクライムドラマですが、ストーリーは女性ならではのキュートな描写＆ほっこりシーンが満載です！

この記事では、Netflix映画『ヴォルーズ』を鑑賞した筆者の、感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介します！

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『ヴォルーズ』の評価＆感想

+ 評価について

感動度：
映画が観客の心にどれだけ響くか、感動の深さや涙の数を評価する。

脳トレ度：
物語の複雑さや、観客が考えるきっかけを与えるか、推理や考察が必要かなどを評価。

再観賞度：
何度も見返したくなる魅力があるか、2回目以降に新しい発見や解釈ができるかを評価。

サプライズ度：
期待を裏切る展開、驚きのエンディング、斬新な演出など、映画全体のサプライズ要素を評価。

話題性：
人々の間でどれだけ話題になるか、SNSでのシェアや友人・家族との会話のタネになるかを評価。

 逃亡生活に疲れ、引退を決意したプロの泥棒。頼れる相棒、そして新しく仲間に迎えたタフなドライバーとともに、最後に引き受けた簡単な仕事に挑むが・・・。

引用：Netflix公式サイト

『人生はビギナーズ』『6アンダーグラウンド』などに出演している、メラニー・ロランがメガホンを取った本作。

フランス映画って独特ですが、この作品もどのジャンルなのか振り分けが困難で、ちょっと変わった感じです。

アクション好きとしては、『チャーリーズ・エンジェル』のような女性メインのアクションを期待していたのですが、ハラハラするシーンは少なく全てのミッションが簡単に終わって行くので、だいぶ物足りませんでした；

でも！！女性達の友情・女性ならではの悩みや恋愛など、とってもハートフルな内容で、ヒューマンドラマとしては面白かったです。

全体的なアクション・ハラハラ感・感動ポイント…どこも突出はしていないけれど、なんとなくバランスが良いのかも？

キャロルとアレックスの友情を超えているような、愛。サムも（多分）同性愛者だったりと、百合的要素がかなり多いのも特徴的。

ストーリーに緊張感はありませんが、美しい3人が織りなすアツ〜い友情に、なんだかドキドキしちゃいました！！

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『ヴォルーズ』のネタバレ

キャロルとアレックスの関係

キャロルとアレックスは、長年裏家業と生活を共にする良きパートナー。

しかし、キャロルは自分が妊娠した事を知る。アレックスにはその事実を伏せたまま、裏家業から足を洗いたいと提案。

2人はボスである「ゴッド・マザー」に辞めたいと話をしに行くが一蹴され、新たなミッションを与えられてしまった。

納得しない2人は隠れ家へ避難するもゴッド・マザーの手下に見付かり、ペットのウサギ・サントスを殺されてしまう。

結局キャロルは言いなりにならざるを得なくなり、画家ドミニク・アングルの代表作「グランド・オダリスク」をアレンジしたマルシャル・レイスの絵画を盗む事になった。

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秘密を抱える冷静沈着なキャロルと、無鉄砲で恋愛下手な凄腕のスナイパーアレックス。

はたから見ると対照的な2人ですね！また、アレックスは眠る時に指を加えるので、2人の関係性は親友というよりも、母と子のように見えます。

キャロルのアレックスを見る眼差しも母親そのもの…。妊娠した事により、それが顕著に出ているのかもしれません。

そして本作に欠かせない悪役キャラ、ゴッド・マザー！演じるイザベル・アジャーニは、セザール賞を何度も受賞している、フランスを代表する女優さんです。

ぽや〜っとした表情を崩さず、早口で怖い事を言うキャラが不気味過ぎる…！！他の演者をも食う圧倒的存在感。流石です！！

サムの仲間入り

2人は情報屋・手配屋のアブネルに指示され、新しく仲間になるドライバー・サムの元へ。

サムは凄腕の女性レーサーだが、勝ち気な性格で仕事をクビになっていた。アレックスとは気が合わない様子だが、キャロルは彼女を雇う事に。

運転以外のスキルのないサムを、アレックスが猛特訓。努力の甲斐あって、射撃や身体作りなどが成功し、初めてのミッションも苦労しながら成功させた。

同じ頃、キャロルは子どもを産む事を決意。アレックスはサムと和解し仲を深め、また、武器商人のクラレンスと恋仲になった。

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若く無邪気なサム。演じるマノン・ブレシュは小顔で可愛い、フランス系カメルーン人の女優さん！

途中、フラメンコを踊るシーンがありますが超〜素敵！！メラニー・ロランとのダンスにはウットリしました。周りで人が射殺されまくってるけど。笑

また、アレックスがサムを気に入らなかったのは、キャロルを取られてしまうという不安から…が大きいでしょうね。

もっと頼って欲しい、2人の世界に他の人間はいらない！といったところでしょうか。

そんなアレックスの心を溶かしてしまうサムは、天性の人たらしかもしれませんね！

キャロルの想い、衝撃のラスト

3人は共同生活の中で、どんどん親交を深める。そしてキャロルは、ついに妊娠し出産する事を2人に告げた。

2人は喜び、妊婦であるキャロルを気遣いながら、様々なアクシデントを乗り越え絵画を手に入れる。

その後、アレックスはクラレンスに別れを告げられた。キャロルは複雑な表情で、彼女を抱きしめ慰める。

そしてキャロルが、絵画をゴッド・マザーのもとへ手渡しに行き、向かいのマンションに身を潜めていたアレックスが、ゴッド・マザーとその一味を射殺した。

しかし、騒動を聞いた多くの警官が押し寄せ、キャロルは撃たれてしまい殺害される。

ー4年後。サムはアレックスのもとを訪れ、どこかへ連れて行く。

そこには、成長したキャロルの娘がいて、実は生き延びていたキャロルと再会。3人は、長く積もる話をするのであった。

beersy

クライマックス、ゴッド・マザーを消して安心したのに、突然キャロルが警官から逃げる事を断念してしまいます。

今まで順調にストーリーが運んでいたので、ここに来てなんで諦めちゃうの？と驚きました；

ちょっと強引というか。ちょっとラストが読めてしまったというか。

（最後キャロルが生きていたのは、警察の中に仲間（電話で助けを求めていた相手）がいたか、あの警察自体が嘘だったのかなと思いました）

そんなわけで、キャロルの「アレックスへの想い」が語られる感動シーンでは、涙腺よわよわの筆者でも少々興醒めしてしまいました。もったいない…！！

もう少し、それまでのアクションでピンチが欲しかったし、バックボーンも知りたかったですね。尺が短いのもありますが…。

本作は、アクション好きな人よりは、友情もののヒューマンドラマが好きな人のほうが楽しめると思います♪

ちなみに筆者は、美しい女優さん達の笑顔とハッピーエンドが観られてスッキリしたし、コメディ部分もあったので総じて面白かったです！

『ヴォルーズ』が好きな人へのオススメ映画

本作『ヴォルーズ』のように女性達が活躍し、最後にスカっと出来る作品をご紹介！

オーシャンズ8

サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、そして歌姫・リアーナが共演した超超豪華なクライム映画！！

どこを観ても主役級の女優さんばかりなので、圧倒されます。ストーリーは分かりやすいですが、ハラハラドキドキ・最後は爽快な気持ちになれますよ♪

355

ジェシカ・チャスティン、ペネロペ・クルス、マリオン・コティヤール、ルピタ・ニョンゴ、ファン・ビンビン…こちらも超超豪華な女優達が集結した、スパイ・アクション映画。

世界各国から集められた女性エージェント達が、世界を救う。あらすじの時点でもう、惚れてまうやろ〜！

劇中の、身体を張ったアクションにも注目です！！