2025年5月9日にNetflixで公開された映画『バッド・インフルエンス』
ストーカーからの嫌がらせに悩む、お嬢様学校に通う女子高生。
彼女の父は、なぜか前科者の青年をボディガードとして雇った。
2人の距離は縮まるのか?青年はなぜ呼ばれたのかー?
スペインのサスペンス・ラブロマンスムービー。
- 主演:アルベルト・オルモ、エレア・ロチェラ
- 監督:クロエ・ウォレス
この記事では、映画『バッド・インフルエンス』で流れる音楽12曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
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Netflix映画『バッド・インフルエンス』をネタバレ解説!ストーカー被害に悩む令嬢を守る事になったのは、とある前科者。その理由とはー?
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『バッド・インフルエンス』で流れる曲とは?
リースとエロスが登校するシーン
リースとエロスが登校するシーンで流れた曲は、C. Tanganaの『Llorando en la Limo』です。
C. タンガナは、スペインのラッパー。代表曲は「Booty」「Estrecho / Alvarado (feat. pablopablo)」など。
2人がぎこちない雰囲気で、たくさんの生徒の中を歩くシーン。
命の危機を感じたリースのために、父・ブルースが雇ったのはワルのエロス。
なぜお金をかけて屈強な護衛を付けないのか?監視カメラなどで細工をした人物が分かるのではないか?…などと考えてしまいましたが。
やはり身分の違う2人の出会いってワクワクしますね!
こんな美しい男子高校生がいたら、それこそSNSで顔が出回ってしまうのでは?
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エロスがリースの後を追ってパーティーに参加するシーン
エロスがリースの後を追ってパーティーに参加するシーンで流れた曲は、Arde Bogotáの『Los Perros』です。
アルデ・ボゴタは、スペインのオルタナティヴ・ロックバンド。代表アルバムは「Cowboys de la A3」。
リースをパーティーまで送り届けたエロスが、暇を持て余して建物に入って行くシーン。
高校生なのにお酒を飲んでいますが…スペインの飲酒OKの年齢は以前16歳だったそう。
現在は18歳に引き上げられているみたいですが、日本人からすると驚きですよね!
このパーティーで、リースの面倒くさい元彼・ラウルが酷いイジメまがいの事をします。
それを制したエロスに、リースは惹かれて行く…!
リースがエロスと共にバイクを破壊するシーン
リースがエロスと共にバイクを破壊するシーンで流れた曲は、Ralphie Choo 他の『VALENTINO (feat. mori & Clutchill)』です。
ラルフィー・チューは、スペインのシンガーソングライター、プロデューサー。この曲は様々なアーティスト、音楽家とフューチャリングしています。
エロス、ペイトン、ディエゴの3人が気に入らない奴のバイクを破壊しようとしていると、リースが追って来てエロスと共にバールで破壊してみるシーン。
お嬢様、初めて大胆な事をした!かなりの重罪ではなかろうか。笑
ペイトンのオーラが強過ぎて、リースが霞む…。
リースとエロスが、バイクで帰宅するシーン
リースとエロスが、バイクで帰宅するシーンで流れた曲は、Ralphie Chooの『JUAN SALVADOR GAVIOTA 』です。
なんだか距離が縮まった2人が、仲良くバイクにまたがりニコニコしながら帰るシーン。
この、両想い一歩手前が最高に楽しいんですよね。(何十年前の話だろう…)
ミステリアスなエロスに、リースはどんどん惹かれて行きます。
車の中で、リースとエロスが歌うシーン
車の中で、リースとエロスが歌うシーンで流れた曲は、Aquaの『Doctor Jones』です。
アクアは、デンマークとノルウェーのユーロポップ、ダンスグループ。代表曲は「Barbie Girl 」「Lollipop(Candyman)」など。
すっかり仲良くなった2人が、アクアの曲をデュエットするシーン。
アゲアゲな曲を多く発表し、1990年後半に活躍したアクア。最近の子も知ってる事に驚き!
ほんわかした雰囲気で帰宅しますが、そこには怒っているブルースの姿が…。
リースとエロスがクラブで踊るシーン
リースとエロスがクラブで踊るシーンで流れた曲は、rusowskyの『mwah :3 ft. Dinamarca』です。
rusowskyは、スペインの音楽アーティスト。Dinamarcaは、チリ出身・スウェーデンのプロデューサー。
ペイトンが忠告するも、エロスとリースがキスをしそうになるシーン。
ノリノリのクラブミュージックですが、途中ローテンポになる面白い楽曲が使用されており、恋愛に夢中で周りが見えない姿と、はたと現実に戻る姿とが描かれていて、2人の葛藤がとてもよく伝わって来るワンシーンでした。
ペイトンとディエゴがリースの家ではしゃぐシーン
ペイトンとディエゴがリースの家ではしゃぐシーンで流れた曲は、Delaporteの『Juice』です。
Delaporteは、スペインとイタリアのエレクトロニック・バンド。
2人がリースの家の中を勝手に物色し、写真を撮って遊ぶシーン。
ペイトンが銃を持って見つめていますよ。不穏だ…。
彼ら、勝手に高級な酒を飲もうとするし、銃は触るし、日本では考えられないほどの育ちの悪さ。
海外では家でパーティーを開くから、こういう事があっても普通なのでしょうか;
リースとエロスがキスをするシーン
リースとエロスがキスをするシーンで流れた曲は、KELSON & LÒNISの『Beautiful Thing』です。
KELSONは、アンゴラのDJ、プロデューサー。
LÒNISは、シンガーソングライター、プロデューサーのJennifer Hansonと、ミキサー、エンジニアの Michaelのデュオ。
リースとエロスがついにキスしてしまうシーン。
しかしすぐに離れ、別々の部屋に戻ります。ドキドキしているのが分かって良き!!
きちんと戻れて偉い。大人ぶっていても、そこはきちんと言われた事を守ろうとする子供なんですね、可愛い。
リースとエロスが、ラウルの誕生日パーティーに潜入するシーン
リースとエロスが、ラウルの誕生日パーティーに潜入するシーンで流れた曲は、DIE ANTWOORDの『BABY'S ON FIRE』です。
ダイ・アントワード は、南アフリカ・ケープタウンのラップグループ。代表曲は「Cookie Thumper!」「Enter the Ninja」など。
犯人はラウルの可能性が高いため、リースとエロスが彼の部屋に忍び込むシーン。
しかし彼の部屋からは何も出て来なかった。
だとすると、犯人はリースをよく思っていないあの人でしょうか…?
リースとエロスがクラブで踊るシーン
リースとエロスがクラブで踊るシーンで流れた曲は、Sen Senraの『Blue Jeans Y Un Crop Top』です。
セン・センラは、スペインのシンガーソングライター。代表曲は「Hasta El Fondo」「Monolito」など。
リースとエロスの距離がさらに近付き、キスを繰り返すシーン。
もうこの恋を止める事は出来ない…!
てっきり一夜をともにしてしまったかと思いましたが、この日もきちんと別々で寝た様子。やっぱり真面目だなぁ!
ペイトンが過去を語るシーン
ペイトンが過去を語るシーンで流れた曲は、LA CHICAの『Beautiful Thing』です。
ラ・チカは、フランスの女性ボーカルデュオ。代表曲は「Venezuela」「El Camino」など。
ブルースに銃を向けたペイトンが、衝撃の過去を打ち明けるシーン。
彼女が犯人である事は薄々気付いていましたが、その理由がなんとも残酷なものでした。
シリアスな展開になり、いささか驚きを隠せません。
エンディング・エンドロール
エンディング・エンドロールで流れた曲は、Naiaraの『Mala Influencia』です。
Naiaraは、スペインの歌手。本作のために作られた楽曲です。
悲しい過去が暴かれ、ペイトンがブルースに復讐を遂行してしまう…という衝撃的なラスト。
エロスにとってもブルースは仇であり、リースはその娘ではありますが、2人で乗り越える事を選んだようでほっとしました!
美しい人が多く出演していて目の保養になった…。
エレクトロ・ポップの挿入曲が多く、音楽だけでも聴きたくなった作品でした!