2025年8月22日にNetflixで公開された映画『生きなおしの季節に』
兄の罪を着せられた弟。
出所後、彼を待ち受けていたのはさらなる試練だったが、たった一つの光があった。
トルコのヒューマンドラマ映画。

姪が可愛くて悶えているbeersyです!
なんとも不憫な主人公で、暗いお話なのかな…と思いつつ視聴。
ストーリーは単調でイライラする事が多いものの、主人公の不思議な魅力と可愛過ぎる姪っ子ちゃんに癒されました!
この記事では、Netflix映画『生きなおしの季節に』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!
『生きなおしの季節に』の評価&感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 2
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 2
- 話題性
- 2
「生きなおし」という言葉はあまり聞かないので調べましたが、「刑務所から出てきた人が人生をやり直す」と捉える事が多いみたいです。
本作は、親に兄の罪をなすりつけられる…という考えられない事態によって、15年もの間服役せざるを得なかった男性・バランのお話。
刑務所出て来たら29歳ですよ?両親によって青春を奪われたのです。助けてもらった兄もドクズ。
…と言う設定なので、冒頭からイライラしっぱなし!!
その後も不運が続きまくって、救いがなくて…。こんなに不幸な事ある?と心苦しくなりました。
しかし、その中で見えた光が姪っ子ちゃん・リディア。
ストーリーの予想はつきますが、ま〜この子が素直で可愛いんです!
バランも本当に良い子なので、この二人の魅力が無かったらもっと評価は低かったでしょう。
ただ映画作品として観ると、やたら古臭い演出や挿入曲が多くて、ちょっと苦手と感じる人が多いかもしれません。
それでも筆者は、ただひたむきに頑張るバランとリディアが愛おしく思えて来て、そのあからさまな演出でも号泣しました。
(ラストは胸糞悪いまま終わらないのでご安心を)
という事で、本作は若い人には向いてないかも。子持ちのオバには割と刺さる作品でした!
以下より重要なネタバレを含みます。
『生きなおしの季節に』のネタバレ
バランの最悪な人生
色々なものを修理する事が好きな、14歳の少年・バラン。
その日もパソコンを修理していると、兄・ファティが轢き逃げ死亡事故を起こしたらしく、父親が激怒していた。
しかし家に警察官が現れると、父はその罪を弟のバランになすりつけ「お前は未成年だから短い。わかってくれ」と囁く。
バランはファティに助けを求めたが、彼は一切こちらを見ようとはしなかった。
ーー
バラン(メルト・ラマザン・デミル)は15年間矯正施設に収容され、やっと外に出て来ると、ファティが迎えに来ていた。
腹を立てたバランは「絶対に許さない」と去ろうとしたが、「両親は死んだ。頼れる肉親は俺達だけだ。もう一度チャンスをくれ。罪悪感で死にそうだ」と懇願される。
さらにファティの娘・リディア(アダ・エルマ)にも説得され、当面は彼の家へ住む事になった。
しかしファティの妻・アルズによると、彼は毎日酒に溺れており、事業もうまく行っておらず学費や家賃も滞納しているらしい。
バランは「店を出すから、助けは不要だ。俺より家族と向き合え」と言い放ち家を出て行った。
ーー
修理店を持つという夢があったバランは、刑務所仲間だった友人のエサトに店舗を紹介してもらうが、突然大家が貸さないと言い出し振り出しに戻ってしまう。
すると後日、エサトの友人だと名乗る男が現れ、大家が店を売ってくれる事になったと報告。
バランは大喜びで契約書にサインをし保証金を支払ったが、それは詐欺であり、大金を失ってしまった。
さらに、バランを悲劇が襲う。
旅行に出ていたファティ一家が事故に遭い、リディアは軽傷で済んだもののアルズが死亡、ファティは植物状態に陥った…と連絡が入ったのだ。
リディアはバランに「いなくならないで」と泣きつき、バランは姪のために足繁く病院に通った。

イライライラ!!刑務所から出たらもう両親いなくなってるし、怒りの矛先がファティに行くのは当然でしょう。
でも、リディアすら恨んでもおかしくない状況なのに、ベッドに横たわるファティを見て涙ぐむバラン…!
本当にええ子や。
一筋の光
バランは、屈託なく笑い頼って来るリディアを愛しく思い始める。
しかし、植物状態のファティの治療費がかさみ、リディアの心の支えでもあるファティを、転院せざるを得なくなってしまった。
彼の家の中のものをほぼ売ったが資金は足りず、もうリディアも施設に入れなければならない…。
それでもバランは踏みとどまって、リディアを引き取ろうと決意。
そんなバランを見たエサトは、自分が働いている修理店のボス・ムサに「彼は兄の罪を被っただけだから、助けてやって欲しい」と懇願するが、人情味のないムサは良い顔をしなかった。
ーー
リディアが退院したため、バランは一緒に彼女の家に戻ったが、ファティが家賃を滞納していたため、大家に出て行って欲しいと言われる。
バランは急いで仕事を探すが、前科者の彼を雇ってくれる者は中々見つからずに焦っていた。
すると突然ムサがバランに声をかけ、「4日以内にこのバイクを直せ」と試験を課す。
実はムサは、酒に酔って火事を起こしてしまい、家族を失ったという過去があった。
エサトの話を聞いて、バランを助けようと考え直したらしい。
バランは「それならこっちを直します」と言って、廃車寸前の高級車・マスタングを指差した。
そして4日後、バランは見事にマスタングのエンジンを吹かす事に成功。
動かす事は出来なかったが、ムサは「諦めなかったな」と彼を労い、雇う事にした。
エサトは大喜びでバランを抱きしめ、バランはリディアにハンバーガーとおもちゃを買って帰るのだった。
ーー
喜んだのも束の間、仕事は見つかったものの家は出なければならない。
そこでバランは、密かにムサの工場に泊まったが、ムサはリディアが「神様、パパを治してあげてください」と祈っている姿を見かけ、ため息をついた。
翌日バランは、リディアを連れてシャワーを借りに留守中の他人の家に忍び込んだが、そこの庭師に見つかって必死に逃走。
危険を冒してしまったため、今後のリディアの事を考え、やはり無理だった、施設に預るべきだとエサトに相談した。
すると、ムサがリディアと手を繋いで現れ「裏の使ってない倉庫を使え」と言いながら、鍵を渡す。
すっかり変わったムサにエサトはびっくり。バランとリディアは感謝し、倉庫の掃除を始めた。

ボス!また胸糞悪いキャラが出て来たと思ったら、めっちゃ良い人だった…。
ニコニコしながらリディアといるムサは、孫にデレデレなじぃじそのもの!
リディアが繋いだ縁でもありますね。ほっこりシーンでした。
エサトの事も疑っていましたが、彼は本当にバランの大親友のようで、ひと安心。
この後は何事もなく幸せになって欲しいです。
生きなおし
バランの腕は良く、マスタングの故障の原因を突き止め、持ち主に返せる事に。
ムサは「お前の取り分だ」と言って、多額の報酬をバランに渡した。
そこでバランは、ずっと目を付けていたボロボロの店舗を借り、「リディア・カータル・オート」と名付けた修理店を開くため、自らリフォームを始める。
『苦境に直面しても、予想外の道が開ける時がある。その道は長く、希望に満ちているー』
作業場の上にはリディアの部屋も作る計画であり、バランは人生をやり直せる事に幸せを感じていた。
ーー
しかし、そんな時ファティが目を覚まし退院する事に。
リディアは父の元へ戻る事になった。
ムサ、エサトも彼女を可愛がっていたため、涙を浮かべる。
リディアはずっと大切にしていたぬいぐるみをバランに渡し、二人は号泣しながら別れを告げて抱き合った。
ーー
ーー
6ヶ月後。
バランとリディアは公園でハンバーガーを食べていた。
リディアは「家に来てオーブンを直して!コーヒーを淹れてあげるから」と言って笑う。
バランも渋々ではあるが、「わかったよ」と言って微笑んだ。
『…姪ほど優秀な修理人はいない。俺はもう一人じゃない。人生も悪くないものだ』
バランはそう思いながら、リディアと手を繋いで歩き出す。
二人に別れなんてない。二人の人生は、まだまだこれからのようだ。

バランの人生を修理したリディアは、バランにとってのまさに天使でしたね!
まだ完全にファティを許したわけではなさそうですが、これからまた変わって行きそうです。
(ただファティは今度こそ真っ当に生きなおしてくれ…)
最初はイライラしましたが、ラストはうまい具合にハッピーエンドになったので、スッキリしました!
Netflix映画『生きなおしの季節に』が好きな人にオススメの映画
映画『生きなおしの季節に』が好きな人にオススメのNetflix映画をピックアップ!
ロロ・アンド・ザ・キッド
詐欺師のじいちゃんが、違法な方法で男の子を育てる…というフィリピン映画。
ネトフリの中でも名作だと思うのですが、知名度は低め。
二人の絆に心を持っていかれる、わかりやすく泣ける映画で直球型です。(少し大袈裟な感じが『生きなおしの季節に』に似てるかも?)
色々と考えさせられ、ラストにはハンカチが手放せませんでした!