2024年4月19日に公開された、Netflix映画『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』
2023年12月22日に公開された『REBEL MOON:パート1 炎の子』の続編。
ノーブル提督を倒し、ヴェルトに戻って来たコラ達。
しかし、ノーブルは生きながらえており、再びの侵略と復讐を企てる。
- 主演:コラ役/ソフィア・ブテラ(『スター・トレック BEYOND』『キングスマン』)
- 監督:ザック・スナイダー(『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『ジャスティス・リーグ』)
アクションと、腕っぷしの強い女性が大好きなbeersyです!
前作はあまり感情移入出来なかったですが、本作では「ラベルズ」の「戦う理由」が描かれていますよ。
この記事では、Netflix映画『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介します!
Netflix『REBEL MOON:パート1 炎の子』のネタバレ・感想をご紹介!
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『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』の評価&感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 3
- 再鑑賞度
- 3
- サプライズ度
- 3
- 話題性
- 5
前作から4ヶ月という短いスパンで公開されましたが、記憶が薄い方も多いはず。
ちょっと整理したいので主要キャストを記載しておきます!(役名/役者名/役の内容)
<レベルズ(反乱軍)>
- コラ/ソフィア・ブテラ(インペリウムの元士官)
- タイタス将軍/ジャイモン・フンスー(インペリウムの元将軍)
- ガンナー/ミキール・ハースマン(ヴェルトの農民)
- タラク/スタズ・ネアー(動物と会話し、絆を結ぶ能力者&鍛冶屋。元王子)
- ネメシス/ペ・ドゥナ(二刀流剣士)
- デヴラ・ブラッドアックス/クレオパトラ・コールマン(傭兵軍団トップ。1で命を落としたダリアンの姉)
- ミリアス/E・ダッフィー(傭兵軍団。デヴラの部下)
<マザーワールド>
- 摂政バリサリウス/フラ・フィー(マザーワールド統治者。コラの養父)
- アティカス・ノーブル提督/エド・スクライン(インペリウムの指揮官)
<他>
- ジミー/声・アンソニー・ホプキンス(かつて王に仕えていたロボット戦士)
- アリス/スカイ・ヤン(インペリウムの元二等兵。コラ側に付く)
- サム/シャーロット・マギー(村の娘。前作で兵士に襲われているところを、コラ、ジミー、アリスが助けた)
シリーズ1から話題性はあるものの、公開されたあとの評価は厳しいようです。
しかしながら、今回もザック・スナイダーならではのスローモーション映像、アクションは見応えがありました。
今回気になるのは、前作で不気味なラストを飾っていたロボット兵・ジミー!!
彼はコラ達の救世主となるのか?(アンソニー・ホプキンスだから、モブではないはず。笑)
前作を観ていないと全く分からないので、本作が気になる方は、シリーズ1から鑑賞するのをオススメします!
以下より重要なネタバレを含みます。
『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』のネタバレ
コラの過去
激しい戦いを終えたコラ率いる戦士達「レベルズ」は、ヴェルトにやって来た。
村では歓迎会が行われようとしたが、実は提督が生きており、5日後にまた侵略しに来る事を、スパイをしているアリスから聞かされる。
そこでタイタス将軍が民衆を集め、穀物をすぐに収穫し、戦う準備をしようと奮起させた。
一方コラとガンナーは、次第に愛し合って行く。
そこでコラは、自分がインペリウムのイサ姫に仕えていた頃の話をし始める。
ーー
「進宙式」の日、コラはバリサリウスに「王家を抹殺するのだ」と命じられていた。
コラは養父の言葉に忠実であり、反発する事は出来ずイサ姫に銃を向けた。
それでも姫は、まっすぐコラを見て「許すわ」と言う。コラは涙を浮かべながらも銃を放ち、イサ姫は倒れた。
しかしその瞬間、王と女王を手にかけたバリサリウスが、コラに「なんて事を!あいつが王家を抹殺した!」と叫び、全てをなすり付ける。
捕らわれそうになったコラは逃げ出し、自分を「許す」と言ったイサ姫のため「武器を超える者」になるべく逃亡を続けている…。
全てを聞いたガンナーは、「もうなってるよ」と優しく囁き、キスを交わした。
ーー
その頃、目を覚ましたノーブル提督は無理やり現場復帰する。
そう遠くないうちに、コラの死体を議事堂にさらした際には、自分の胸に刻まれた傷を見せ、スカー・キヴァー(傷跡を刻む者)を倒した救国者となるだろう…と企んだ。
また、アリスはコラ側に寝返っただろうと推測し、何かを考える。
バリサリウスの、見事な手のひらクルーには驚きました!
周りの人達も、笑っちゃうほどに執拗にコラを責めましたね。それほどバリサリウスは恐ろしい存在なのでしょう。
イサ姫は撃たれた時に光りましたが、一体何だったのか?
前作では、「命を与える力」を持っていると明かされていましたが…謎が残ります。
戦士達の過去と侵略の始まり
コラ達や村民は力を合わせ、急ピッチで収穫作業、製粉などを終える事に成功。
そしてタイタスの教えのもと、武器や塹壕などを揃え、村を防衛する準備を整えた。
村の娘・サムもそれらに参加し、また、村を代表してコラ達に感謝のプレゼントを渡す。コラ達は涙を浮かべながらその品々を見つめた。
ーー
タイタスは、レベルズを集め「戦う理由を共有しておこう」と昔話を始めた。
インペリウムにいた頃、タイタスはバリサリウスによって自分の軍を殺されそうになる。
彼は部下達を守るために降伏したが、無慈悲にも、軍は目の前で滅ぼされた。
そのため、タイタスは「絶対に降伏しない」と心に決めている。
ダッフィーの故郷は、ヴェルトと同じようにマザーワールドに支配された。働ける者以外は殺され、他は収容所に送られた。
そこにダリアン率いる軍がやって来て、帝国軍を倒し、生きる道を教えてくれたと言う。
ネメシスが育った漁師村もまた、マザーワールドによって滅ぼされた。
そこで彼女は、自ら腕を切り落とし、代々伝わる籠手(こて)を装着。復讐の怪物と化したのだった。
タラクの父(王)は、条件交渉のためマザーワールドに乗り込んだが、やはり殺されてしまう。
その後国は侵略され、タラクは王家の血を残すために逃げ出したが、母と国を失った。
名誉を履き違えた自分の過ちを償うため、戦いが終わったら故郷に戻りたいと言う。
コラは、詳細を避けて「戦争孤児よ」と話した。
ーー
翌日、ヴェルトの上空に弩級戦艦が現れる。
ノーブルは様々な機器を駆使し、タイタスの戦略(穀物を積み上げ、盾にするなど)を暴き、女性・子どもを人質にして穀物を奪おうと企てた。
井上雄彦先生の漫画「バガボンド」を彷彿とさせる、まさかの長めの農業シーン。
スローモーションに違和感を感じつつも、これがザック監督の世界なのか?と凡人には分からないこだわりを感じました。
また、ここではレベルズの過去が明かされます。
彼らが「戦う理由」が分かったので、前作よりは感情移入がしやすいですね!
帝国軍との戦い、村民達の力
弩級戦艦を前にし、コラがノーブルとの交渉に挑んだ。
ノーブルは、穀物だけではなく、コラをバリサリウスの元に連れて行く事を条件としている。
弩級戦艦の強さを知るコラは降伏し、自分の身を差し出そうとしたが、ガンナーが戦闘開始の鐘を鳴らした。
ーー
ただの農民達が武器を持ち、見事に兵士達を倒して行く。
ノーブル達は最初こそ戸惑ったが、本気を出した帝国軍になす術もなく、次々と村民の犠牲者が出てしまう。
また、ネメシスも激しい戦いの末死んでしまった。
その時、ジミーが現れ周りを蹴散らして行く。その強さは驚くべきものだった。
一方コラは、苦しみながらもついにノーブルの首を切り落とす。
上空にはデヴラ率いる傭兵軍の戦闘機が飛び交い、帝国軍を攻撃。タイタスは勝利を確信し、雄叫びを上げた。
しかし、コラと共に戦っていたガンナーは死んでしまった。
ーー
戦死した者達を弔っていると、コラが「私は皆んなに嘘を付いていた。私はアースレイアス。バリサリウスの養女で、イサ姫の暗殺者なの」と打ち明ける。
すると、タイタスは「知っていた。でも、姫は生きている」と返答した。
デヴラも含めたレベルズ達は、姫を探し出し、戦う事を決意する。
コラが愛した人が、またしても戦死してしまいました…。
というか、タイタスは姫が生きてるって知ってたんかい!!だから、コラが過去を言わなかった時に少々食い下がったのか。
姫の能力に関しても、色々知っているのかしら??
また、ネメシスも最初に村の子どもと仲良くなっていたので、覚悟はしていましたが、戦死したシーンでは号泣しました。
この男の子が今後どう絡んで来るか(分からないけれど)楽しみですね。
次作では、ついにバリサリウスと戦うのか。イサ姫はどこにいるのか。モヤっとしますが、続編に期待しましょう♪
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ハッキリ申しますが、『REBEL MOON』よりも見応えがあります。万人にオススメしたい!!