2024年11月1日公開の映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』。エディ・ブロック(トム・ハーディ)とシンビオートのヴェノムが再び共闘し、強大な敵と対峙する映画です。エディは逃亡生活を続ける中、シンビオートハンター「ゼノファージ」とエイリアンの脅威に直面。エディとヴェノムは、「ヌル」の復活を阻止するため最後の戦いに挑みます。
ヴェノム:ザ・ラストダンス
- 未体験
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- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 3
- 予測不可
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- サウンド
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ヴェノムが陽気にドリンクと作ったり、歌ったり、ダンスもしたり!エディとの対比と共闘も見逃せない映画でした!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
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『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は人気?どんな人が観ている?
川崎の映画館で、土曜の午後の回に映画を観ました!吹替だったからか、小中学生も多く、家族で鑑賞してるグループも見かけましたね。席の埋まり具合は半分ほどで、洋画にしてはそこそこの人気があるのかなと思いました。アクション要素が多いからか、男性のお客さんが多くて、男女ペアの人もいましたね。
今作で3作目ですが前作を見ていなくてもエディとヴェノムの旅、そしてシンビオートならではのアクションが楽しめますよ。映画館でたくさんの挿入歌やダンスシーンなどと合わせてお楽しみください!
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
ヴェノムとエディ
シンビオートのヴェノムに寄生されているエディ。メキシコにて自身が指名手配されていると知り、ひとまずニューヨークを目指すことにします。不貞な男たちの頭を食べつつ、飛行機に張り付いて移動するエディたち…すると、見たことのないエイリアンに襲われてなんとか地上に降り立ちます。
ヴェノムは「シンビオートハンター(ゼノファージ)がコーデックスを狙っている」と説明しました。シンビオートたちはハンターを差し向けているヌル(黒の王)を封印したという過去があったのです。エディたちが持つコーデックスが奪われればヌルが復活する…そのため見つからないよう移動を始めます。
ヴェノムを狙っていたのはハンターだけではありません。エリア51のエイリアンの研究チームが特殊部隊を送り、エディは危うく殺されそうになります。ヴェノムに助けられつつ、彼らは馬を利用して移動しました。
コーデックスは1作目でエディの命をヴェノムが助けたことで生まれた鍵のようなものみたいですね。彼らだけが持っているという展開から物語に引き込まれました。
研究者のペイン博士は、子供の頃に兄を亡くしていたようですね。雷に打たれて、ペイン博士も片腕が使えない中、兄の遺志を継いで宇宙に関する研究をしていたようです。
軍人のストリックランドは、研究者のためにシンビオートを集めていました。チームを指揮しつつ、ヌルの脅威を知って判断を下す様子にも注目です。
出会い
途中で4人家族と出会い、エディは彼らの車に乗せてもらいます。家族は車で歌い、ヴェノムは家族のことを好きになりつつ、ラスベガスで別れました。
エディたちは正装を奪ってカジノへ。スロットでお金を費やすと、大当たりしている女性を見かけます。彼女がチェンだったことで、エディたちは再会を喜び、素敵な部屋でダンスを楽しみました。
しかし、シンビオートハンターに見つかってしまい、今度は兵からの攻撃が…エディとヴェノムは引き離され、殺されそうになります。研究チームは多くのシンビオートを捕らえており、ハンターとヌル存在を知っていたのです。エディを殺せばコーデックスも消える…エディが殺されそうになる中、ヴェノムは研究者の1人に助けられてエディを救出。そこにハンターも現れ、戦うことになります。
サンフランシスコでコンビニを営むチェン。前作でエディは常連であり、ヴェノムの姿もチェンが知っているのがポイントです。仲良くダンスするワンシーンは、ラストにふさわしかったなと思いました。
共闘
研究所にいたシンビオートたちが解放され、研究員の身体を利用して戦いを始めます。ハンターは攻撃をものともせず、シンビオートたちは足止めで精一杯。兵も銃火器を用いて戦いますが、シンビオートは火に弱く、何体か倒されてしまいました。
ヴェノムは覚悟を決め、ハンターを引きつけます。エディは負傷しつつもヴェノムと共にいましたが…ヴェノムはハンターたちを一つにまとめた際にエディを引き離したのです。ヴェノムはハンターと共に強酸を浴びることで、自らの命と引き換えに倒しました。
エディはヴェノムが見たがっていた自由の女神を見に行き、ヴェノムと共にいた時のことを思い出します。
様々な色のシンビオートが個性を活かして戦うのがすごい!頑強そうだったり、2体1組でハンターを足止めしたり…鋭い刃物のような腕などを使って攻撃するのも見ものでしたね。
博士がシンビオートを解放し、凄まじいスピードで駆け抜けるのがかっこよかった!片腕も動くようになったようでしたが、博士がその後も活躍する可能性もあるのかなと思いました。
最後はエディがヴェノムに会った時のことや、一緒に話していたことを思い出すのが心に残りました。
関連する作品ならこちらもオススメ!
ヴェノムの活躍と合わせて以下の2作品もおすすめ!
ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
『ヴェノム』の続編で、エディとシンビオート・ヴェノムの関係が深まる一方、新たな宿敵カーネイジが登場。ヴェノム以上に危険なシンビオートの「カーネイジ」を宿す男との壮絶な対決が描かれます。ダークなアクションとコミカルなシーンが絶妙な作品で、エディとヴェノムの相互依存的な関係が更に掘り下げられます。
監督はアンディ・サーキス、主要キャストは、トム・ハーディ(エディ・ブロック/ヴェノム)、ウディ・ハレルソン(クレタス・キャサディ/カーネイジ)、ミシェル・ウィリアムズ(アン・ウェイング)
ヴェノムとエディの相棒関係がテーマとなるシリーズ2作目。ヴェノムがエディを守りつつも、互いに依存する姿は3作目に続くエディとヴェノムの絆を強く思い起こさせますね。共通の危機に直面し、互いを助け合う関係性が描かれる一方、カーネイジとの対決は3作目とは違った激しいバトルを彷彿とさせます。
スパイダーマン3
サム・ライミ監督によるピーター(トビー・マグワイア)主演の『スパイダーマン』シリーズ3作品目では、異なる世界戦のヴェノムのようなシンビオートが登場します。ダークな力を得る一方で、彼の性格や行動に悪影響を及ぼしていく展開は目が離せません。
『スパイダーマン3』でのピーターとシンビオートの関係は、『ラストダンス』とは違った見ごたえがありますね。ピーターがシンビオートによって人格が変わり、自分自身の内なる悪と戦う姿は、エディがヴェノムとの共生関係を築いていくまでの過程を連想させるかもしれません。
スパイダーマンならではの展開と合わせてオススメできる映画です。