1998年3月7日公開の映画『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』。
マット・デイモンとベン・アフレックの脚本による、ヒューマン・ドラマ。
優れた頭脳を持ちながらも、幼少期のトラウマを抱えながらスラム街で生活する青年と、最愛の妻に先立たれ孤独な生活を送る精神分析医との心の交流を描いた作品です。
『グッドモーニング,ベトナム』のロビン・ウィリアムズが、本作品で孤独な精神分析医を演じ、アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。
この記事では、映画『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』で流れた曲をご紹介します。
『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』で流れた曲とは?
ウィルやチャッキーたちが殴り合いの喧嘩をするシーン
Gerry Rafferty - Baker Street
ウィルやチャッキーたちが殴り合いの喧嘩をするシーンで流れた曲は、Gerry Rafferty(ジェリー・ラファティ)の『Baker Street』です。
幼い頃の恨みをこれでもかとぶつけるウィルですが、延々と殴り続けるウィルにはどこか寂しさと狂気じみた何かを感じます。
今では大御所俳優のマット・デイモンとベン・アフレックの2人が、無名時代に『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』を書き上げたとは驚き!
ベン・アフレックの監督映画『ゴーン・ベイビー・ゴーン』もどっびきりにシニカルなクライム・サスペンス映画なので、ぜひ見てみてくださいね。
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ウィルやチャッキーたちがハーバード学生ご用達のバー行くシーン
The Dandy Warhols - Boys Better
ウィルやチャッキーたちがハーバード学生ご用達のバーに行くシーンで流れた曲は、The Dandy Warhols(ザ・ダンディ・ウォーホルズ)の『Boys Better』です。
ハーバードの学生だってバーで飲んだりダーツしたり、普通に楽しみますよね。
チャッキーのセリフや行動が可愛くて、思わずほっこり笑顔に。ウィルのドヤ返しもお見事!スッキリ爽快!
チャッキーたちがウィルを自宅まで送るシーン
Elliott Smith - No Name #3
チャッキーたちがウィルを自宅まで送るシーンで流れた曲は、Elliott Smith(エリオット・スミス)の『No Name #3』です。
ウィルを取り巻く青年たちも、何かを抱えながら生きているのでしょう。
挿入曲の『No Name #3』が彼らの心境のように感じます。
スカイラーとウィルが屋台で一緒に食事を楽しむシーン
Elliott Smith - Say Yes
スカイラーとウィルが屋台で一緒に食事を楽しむシーンで流れた曲は、Elliott Smith(エリオット・スミス)の『Say Yes』です。
スカイラーとのキャラメルデートを楽しむウィルは、年相応の普通の青年。キスシーンがとてもキュート!
スカイラーとウィルがベッドの上で親密に話をするシーン
Elliott Smith - Between the Bars
スカイラーとウィルがベッドの上で親密に話をするシーンで流れた曲は、Elliott Smith(エリオット・スミス)の『Between the Bars』です。
距離をもっと縮めたいスカイラーと心をあまり開かないウィルのベッドシーン。
露骨に色っぽい描写はなく、スカイラーのきれいなまつ毛と少し見える素肌に若々しさを感じます。
ウィルがスカイラーに涙ながらに電話をするシーン
Elliott Smith - Angeles
ウィルがスカイラーに涙ながらに電話をするシーンで流れた曲は、Elliott Smith(エリオット・スミス)の『Angeles』です。
どうしても一歩先に踏み出せないウィルにもどかしさを感じますが、ウィルは頭が人よりも回る分、色々なことが見えてしまい進めないのですね。
スカイラーの「愛してる」の一言に思わず口元がゆるむウィルに、見ているTomも涙がこぼれ落ちます。
エンディング
Elliott Smith - Miss Misery
エンディングで流れた曲は、Elliott Smith(エリオット・スミス)の『Miss Misery』です。
邦題名にある『旅立ち』がぴったりのエンディングシーン。傷ついた自分自身を認められ、愛を知ったウィルの未来が明るいことを願います。
チャッキーが最後までとても魅力的で素敵な人。チャッキーが語る20年後のウィルについてのセリフには、号泣してしまいました。
エンドロール
Starland Vocal Band - Afternoon Delight
エンドロールで流れた曲は、Starland Vocal Band(スターランドボーカルバンド)の『Afternoon Delight』です。
映画『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』は、人生の中の名作映画のひとつ、という人も多いのでは?Tomもその中の1人。
ふとした時に本作品を見ると、Elliott Smithのしっとりと優しい曲とともに、心の整理ができる作品です。