2024年6月7日公開の映画『ナイトスイム』。
ブライス・マクガイア監督によるホラー作品。元野球選手のレイ・ウォーラー(演:ワイアット・ラッセル)が、療養のため、妻イブ(演:ケリー・コンドン)や子どもたちと共に郊外のプール付きの家に引っ越すのが物語の始まり。プールに潜む“何か”の存在が家族を脅かし、静かな日常が恐怖へと変わっていく様子を描きます。
この記事では、映画『ナイトスイム』で流れた音楽のうち11曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『ナイトスイム』で流れた曲とは?
一家が引っ越してきてプールの掃除などをするシーン
Loudon Wainwright III - The Swimming Song
一家が引っ越してきてプールの掃除などをするシーンで流れた曲は、Loudon Wainwright IIIの『The Swimming Song』です。
プール付きの家に引っ越すことにした一家。引っ越し中のシーンでノリの良い夏を思わせる曲が流れます。イヴは階段用の手すりを取り付け、子供たちは猫を案内しつつ荷物も運びました。
イヴと息子のエリオットが仲良さそうに話したり、娘のイジーが学校で声をかけられたりする様子は平和だなと思いましたね。イジーが水泳部の男の子が気になっているようですが…。そうして家族でプールを掃除するシーンに移り、「古い曲を流行らせようと思って」とレイが言うのも印象的です。
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一家がプールで楽しむシーン
Judas Priest - You’ve Got Another Thing Coming
一家がプールで楽しむシーンで流れた曲は、Judas Priestの『You’ve Got Another Thing Coming』です。
プールの水質を検査してからレイが「入って良いぞ!」と言い、家族がプールに飛び込む!スローモーションの映像と共にロックな音楽が流れました。
イヴが宝探しゲームを始め、子供たちが水中に潜って探す際には音が遠くなるという演出も良いなと思いました。男性ヴォーカルの勢いのある歌やギターソロが流れる中、イヴたちが話をしたりキスをしたりするのを見守りましょう。
エリオットが野球の練習をするシーン
Colin Stetson - One Day In The Sun
エリオットが野球の練習をするシーンで流れた曲は、Colin Stetsonの『One Day In The Sun』です。
野球の練習をするエリオットの元にレイがやって来ます。監督から元ブルワーズの三塁手であると紹介され、野球の指導をするレイ…軽快な音楽が流れる中、管楽器ならではの盛り上がりも感じさせますね。エリオットが弾を打ち、監督はレイにも打ってみてと提案するまで音楽が流れました。
レイがバットを振りますが、2回目で大きく回転してしまって尻もちをつくのにはハラハラしましたね。プールの様子を思い出し、弾が壊れてしまうのも驚きです。
イジーがローニンを呼んでプールで遊ぶシーン
No Devotion - Break
イジーがローニンを呼んでプールで遊ぶシーンで流れた曲は、No Devotionの『Break』です。
レイとイヴが外出し、留守番するイジーとエリオット。イジーは親には内緒で同じ部のローニンを呼び、プールで遊ぶことに…ゆったりとした音楽と男性ヴォーカルダウナーな歌が流れます。
ローニンが水中を泳ぐ際には音が小さくなり、イジーが不安そうに「マルコ」と言うのは恐ろしさが際立ちました。「ポーロ」という声を元に目と瞑りながら近づいていくのはハラハラします。
イジーを心配したエリオットが話を聞きに行くシーン
Sea Lemon - Cellar
イジーを心配したエリオットが話を聞きに行くシーンで流れた曲は、Sea Lemonの『Cellar』です。
イジーはローニンのいたずらかと思ってプールに潜っていって恐ろしい目に!エリオットはイジーを心配して部屋を訪ねると音楽が少し流れていましたね。エリオットを説得するイジーですが…家族は大丈夫か気になります。
流れていた音楽は、ドリームポップの雰囲気が色濃く、やわらかくにじむようなギターや、ゆったりと揺れるベースが特徴です。ドラムのリズムも優しく、全体が穏やかに包み込むように響きます。ボーカルはエフェクトを通して透き通るように響き、聴く人をまるで夢の中を漂っているような気分にさせます。
プールパーティーが始まるシーン
Rokotto - Are You Ready
プールパーティーが始まるシーンで流れた曲は、Rokottoの『Are You Ready』です。
プールパーティーが始まると勢いのある男性ヴォーカルの歌も開始!ギターとシンセが弾むように重なり、聴き手に「これから何かが始まる」というワクワク感を与えますね。
プールに飛び込む様子などは爽やかだと思える一方で、エリオットの動きが気になります。 軽快なビートとともに、明るくエネルギッシュな音楽が印象的で、イヴがラム酒入りのケーキをもらうまで曲が流れました。
プールパーティーでイジーが友達と話すシーン
Team Callahan - Backwards Hat (Pool Party Version)
プールパーティーでイジーが友達と話すシーンで流れた曲は、Team Callahanの『Backwards Hat (Pool Party Version)』です。
プールサイドで肉を焼く人が写し出される中、ゆったりとした夏らしいグルーヴに乗せた曲が流れました。プールパーティーのリラックスした空気感を感じさせますね。
のんびりしたリズムに加え、軽やかなコーラスと陽気なメロディと共にレイが話を楽しむのが印象的です。 イジーは友人に昨晩の話をしつつ、ローニンが飲み物を持ってくるのが良いですね。
プールパーティーでレイがサインするシーン
LiTTie - Throw A Little Color On It
プールパーティーでレイがサインするシーンで流れた曲は、LiTTieの『Throw A Little Color On It』です。
イヴがスイカを斬っている間にもプールは大勢の人たちで賑わっていまいたね。レイはエリオットを探し、ボールにサインを頼まれて対応しました。
その際に軽やかなリズムと明るいメロディラインの曲が流れます。男性ヴォーカルの歌が熱を帯びている感じが夏を思わせましたね。レイはサインを上げた男の子を誘ってプールの中で騎馬戦をするのにも注目ですよ。
イヴがケイから少女の事故について聞くシーン
Harmonica Lewinski - Yellow Fever
イヴがケイから少女の事故について聞くシーンで流れた曲は、Harmonica Lewinskiの『Yellow Fever』です。
イヴは15年ほどプールが使われていないことについてケイに聞いてみることに…ケイはだいぶ言い淀みながら、ある噂について話しました。その際に繰り返すリズムが特徴的な曲が少し聞こえてきましたね。
ケイから少女が溺れた事件を聞き、少女がレベッカであることを知ってハラハラします。プールで騎馬戦をしていたレイたちにも注目ですよ。 ※上記は別の奏者による曲です
イジーがレイから隠れているとテレビが点くシーン
Harry Edwards - Take Me Out To The Ballgame
イジーがレイから隠れているとテレビが点くシーンで流れた曲は、Harry Edwardsの『Take Me Out To The Ballgame』です。
イジーは「パパ」と呼びますが、レイの様子は既におかしく…プールの様子も気になる中、イジーが襲われるのにもハラハラしました。助けを呼ぶと彼女は言いますが聞いてもらえず…変貌したレイが「マルコ」と繰り返し、「ポーロ」という返答を待ちます。
イジーが静かに隠れる中、テレビがいきなり点いて「私を野球に連れてって」という歌が始まりました。レイが野球場で活躍しているシーンが流れる中、驚かされることになりますね。 ※上記は別の人たちが歌っている動画です
エンディング
Even Beyond Even Beyond - Deeper
エンディングで流れた曲は、Even Beyond Even Beyondの『Deeper』です。
これまでの犠牲者、そしてレイと同じような目に遭う人がいなくなるように…そう考えたイヴたちはプールを埋めることにしましたね。もう悲劇は起きないだろうと思えるエンディングでした。
映画にふさわしい「深く沈むような」電子ポップサウンドが流れます。キャスト名が表示される際には水面を思わせるような演出があったのが印象的でした。しっかり語りかけるような歌と、叫び声にも聞こえるパートが特徴的でした。