2025年2月14日公開の映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、ジュリアス・オナー監督によるMCUの新作。サム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー)が正式にキャプテン・アメリカとして活躍する物語です。
ロス大統領役はハリソン・フォード、ホアキン・トレス役はダニー・ラミレスです。
キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
- 未体験
- 5
- 感情移入
- 5
- 再鑑賞
- 3
- 予測不可
- 4
- サウンド
- 4
レッドハルクの経緯に驚きつつ、桜を見たくなる映画!サムたちの空中戦もカッコイイ!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
-
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』で流れる5曲をシーンごとに解説!
続きを見る
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は人気?どんな人が観ている?
川崎の映画館で公開初日のレイトショー・字幕を観に行きました。席は8割ほど埋まってましたね。吹き替えの方はもう少し空いていたようです。ペアで見に来ている人も多く、男性の比率が高かったですね。
1人で観に来ている人だと、30代以上の男の人が多かったかなと。マーベル作品を見てきた人なら待ち望んだ映画の一つになったのかとも思います。
キャプテンアメリカに関する過去作や、サムのストーリー、そしてロスについて知らない人にはパンフレットがおすすめ!過去作やロスの登場作品などについての解説もありましたよ。

以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
サムとトレス
「キャプテン・アメリカ」として活躍していたサム。日本から運ばれていたものが奪われたため、空から向かいます。人質がいるとわかり、相棒のトレスの力も借りながら敵を制圧。敵のリーダーであるサイドワインダーは逃してしまいましたが、サムたちは必要なものを取り返しました。
トレスはファルコンの装備を使いこなしたいと言い、サムはイザイアを紹介。その際にロス大統領から連絡があり、サムはトレスとイザイアと共にホワイトハウスに向かいます。
ロス大統領は日本などの要人を呼び、セレスティアル島のアダマンチウムを供給したいという話をしますが…音楽がかかるとイザイアが銃を撃ち始め、数人も銃を持ち始めるという大変な事態を引き起こします。イザイアたちが捕まると「何も覚えていない」とのことでした。

サムがヴィブラニウムによって強化された翼で敵地に降臨!衝撃波の時間や威力から、スピードの凄さが伝わってきましたね。盾も使ったアクションが見どころでした。
ハリソン・フォード演じるロス大統領は、映画『インクレディブル・ハルク』の時から変わったとのことでしたね。「ハルク・ハンター」と呼ばれ、血気盛んなイメージが強かったですが、今作では威厳の方が感じられたかな?でも、映画の後半で不穏な雰囲気が増していくのに注目です。
ロス大統領
ロス大統領はアダマンチウムに関する条約締結に向けて日本に向かい、サムはイザイアを助けるために密かに動き始めます。そこにサイドワインダーが立ちはだかりますが、サムは彼を倒してスマホを奪いました。トレスがスマホを調べると「エコーワン」という場所に発信源があるとわかり、サムはそこに黒幕がいると判断。トレスと共に向かいます。
中を調べていると黒幕であるスターンズが現れ、光による洗脳で人を操ると明かしました。彼を捕らえようとしますが、洗脳された兵に阻まれるサムたち…元ウィドウのセラフに助けられ、信頼のおける仲間を訪ねました。
一方、ロス大統領は日本での交渉が芳しくなく…スターンズが暗躍していると知り、行動を始めます。ロス大統領は日本より早くセレスティアル島に向かい始めました。

スターンズは映画『インクレディブル・ハルク』にて、ガンマ線の影響を受けていた…その後、ロスは彼の知謀を利用し、今の地位を得たようでしたね。
分析力にも長けたスターンズにより、ロスがレッドハルクになりかけたり、サムがピンチに陥ったりするのにはハラハラします!
レッドハルク
サムはロス大統領と話し、彼とスターンズの関係を聞きました。すると、操られた兵が戦闘機で日本の艦隊を攻撃し始めたとのこと。サムとトレスは味方艦隊を守りつつ、操られた2人の戦闘機を無効化します。トレスは重傷を負い、サムは「キャプテン・アメリカ」としての重圧を感じますが…バッキーの励ましにより、前を向くのでした。
スターンズはサムに会いに行き、ロスは本性を表すと断言。捕えられながらも、ロスの隠し事を報道に流していたのです。動揺したロス大統領は「レッドハルク」と化し、サムは彼を止めるために戦います。
最後はサムがロスの娘のベティの話をし、元の姿に戻しました。イザイアは釈放され、ロスはラフト刑務所に収容される中、ベティとの再会を喜び物語は幕を閉じます。

ロスは心臓を患っていてスターンズを頼った件や、娘のベティとの関係性から人として共感できる部分が多かったですね。レッドハルクとなってサムと死闘を繰り広げた際には迫力も凄かった!最後はサムが声をかけて彼を元の姿に戻すという展開も良かったです。
バッキーとサムの共演があって微笑ましかったですね。「超人血清がある方が良かったじゃないか」と悪態をつくサムでしたが…バッキーとの関係性を感じさせます。バッキーが活躍する映画『サンダーボルツ』の公開も楽しみです!
関連する作品ならこちらもオススメ!
サムの登場や活躍を見たいなら以下の2作品もおすすめ!
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
2014年公開で、監督はアンソニー&ジョー・ルッソ、主演はクリス・エヴァンス。キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(演:クリス・エヴァンス)が、シールドの陰謀に巻き込まれていくアクション映画です。
ブラック・ウィドウ(演:スカーレット・ヨハンソン)とともに真実を追いながら、かつての親友バッキー・バーンズ(演:セバスチャン・スタン)と対峙することになります。

この映画で初登場したサム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー)は、元空軍兵で戦場心理カウンセラーという異色の経歴を持つ人物。彼はスティーブに共感し、ファルコンとして戦いに加わりましたね。空を舞う戦闘スタイルや仲間を支える姿勢が印象的でした!
スティーブとサムの信頼関係が生まれる瞬間や、サムが「正しいことをする」と決意する姿は、のちに彼がキャプテン・アメリカを継ぐ伏線にも思えます。キャップとバッキーの激しい戦いにも注目ですよ。
ファルコン&ウィンター・ソルジャー
2021年にDisney+で配信されたマーベルドラマ。監督はカリ・スコグランドで『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、スティーブ・ロジャースから盾を託されたサム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー)が、自らの使命と向き合う物語が描かれます。
バッキー・バーンズ(演:セバスチャン・スタン)は自身の過去と向き合いながら、サムと共に新たな脅威と戦うストーリーと、新たなキャプテン・アメリカ候補として政府が選んだジョン・ウォーカー(演:ワイアット・ラッセル)との衝突も見逃せません。

サムが「キャプテン・アメリカ」になるまでの葛藤を丁寧に描くドラマは色々と考えさせられますよ。黒人としてアメリカの象徴になれるのか悩みながらも、仲間や家族との絆の中で答えを見つけていくのが見どころです。
バッキーとの掛け合いはコミカルで楽しいが、互いに傷を抱えながらも支え合う姿に胸が熱くなることまちがいなし!自分自身の「キャプテン・アメリカ」としての道を歩むサムの姿に、多くの人が勇気をもらえるでしょう。