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この記事では、『Smart BGMを実際に使ったレビュー』をご紹介していきます。
- どんな画面なのか?
- どんな機能があるのか?
- どのデバイス、端末で使えるのか?
- どんな音楽をBGMとして再生できるのか?
BGMサービスを使う前に知っておきたいSmart BGMの中身をご紹介していきます。
2023/11/01:記事更新
Smar BGMは、2024年3月31日を持ってサービスが停止されます。
新規登録は2023/11/01までとなり、サービス終了は2024年3月31日です。
詳細は、SmarBGM公式サイトをご確認ください。
Smart BGMの仕組みとは?
Smart BGMは、店舗や施設、オフィスなど商業的な場所、空間でBGMを流せるユニバーサル ミュージックのBGMサービスです。
仕組みはとても簡単で、アプリやブラウザでSmart BGMを起動して音楽を再生し、Bluetoothや有線でスピーカーに接続すればOKです。
以下の画像で簡単にまとめてみました。
Smart BGMの仕組み
- アプリやブラウザでSmart BGMを起動します
- Smart BGMを起動したデバイスとスピーカーを接続します(Bluetoothまたはケーブル)
- Smart BGMで音楽を再生します
- 店舗にBGMが再生されます
仕組みはこのようなイメージで、自宅で音楽を聴くかような簡単さであなたの店舗でもBGMを流せます。
また、Smart BGMで音楽を再生している仕組みは、インターネットを利用して音楽を再生しています。
Smart BGMで用意されているプレイリストを読み込んだり、音楽を再生するためには、端末をインターネットに接続していることが大前提となるのです。
スマホアプリやインターネットサービスを利用していれば当たり前のことですが、Smart BGMで音楽を再生するにはインターネット環境が必要になります。それは、スマホのモバイル通信でも、Wi-Fiでも問題ありません。
必要になるもの
Smart BGMの仕組みを見てもらえればわかるように、BGMを再生するために必要なものは以下の3つになります。
- Smart BGMを起動する端末
- 音響機器(スピーカーなど)
- インターネット環境
まずは、Smart BGMを起動・操作するための大本となる端末です。
これは、パソコン・スマホ・タブレットなど様々なデバイスが対応していますので、後ほどの「使える端末」で詳細を解説していきます。
次に、音響機器です。
スマホやパソコン、タブレットをBluetoothまたは有線ケーブルで接続することになります。
もちろんパソコンやタブレットのスピーカーから音を出せば音響機器は必要ありませんが、それでは音量が足りなかったり、端末によっては音が割れたり、音が届かないなどの問題が出てきます。
店舗や施設の音響設備、広さ、構造などによって適しているスピーカーは変わってきます。
そこでSmart BGMを導入する前にチェックしておくべきポイントが2つあります。
- 現時点で音響機器はあるか?
- 音響機器はBluetoothまたは有線に対応しているか?
この2点を確認して問題なければSmart BGMで音楽をBGMとして再生できます。
音響機器がない場合は、BGMを流したい場所の広さ、構造などに応じて音響機器を用意する必要があります。(こればかりはBGMを流す上で必須となります。)
最後に、インターネット環境です。
Smart BGMのサービスを利用して音楽をBGMで再生するには、インターネット環境が必要になります。
スマホやタブレットなどのモバイル通信、Wi-Fi、モバイルWi-Fiなど通信環境があれば問題ありませんが、通信制限などで通信速度が低下していると音楽が正常に再生できないことがあります。※
※(公式サイトでは10Mbps以上の環境を推奨しています)
Wi-Fi環境が最もオススメです。
Smart BGM公式のYoutueチャンネルで接続方法がわかりやすく解説されています。
無線接続(Bluetooth)
有線接続
使えるデバイス・端末とは?
Smart BGMの仕組み、必要なものを知ったら、次にどんな端末でSmart BGMが使えるのかを見ていきましょう。
Smart BGMが利用できる端末は以下のとおりです。
ジャンル | 使える端末 |
スマホ |
|
タブレット |
|
パソコン |
|
iPhoneとiPadには、Smart BGMのアプリがあるので、App StoreからインストールすればアプリでSmart BGMが使えます。
その他の端末では、基本的にブラウザでの使用になります。ブラウザは、Google Chrome、Safariが推奨されていますが、AmazonのSilkブラウザでも利用できることを確認しています。
iPhoneやiPadはアプリ版が利用できます。
Androidスマホはまだアプリがリリースされておらず、画面が小さいためブラウザだと使いづらいです。別のデバイスを利用することをおすすめします。
Androidタブレットは、Google Chromeのブラウザから利用できます。
Amazon Fireタブレットは、専用のSilkブラウザから利用できることを確認しています。最も安く手に入るタブレットなので、費用を抑えたいならおすすめです。また、Amazon FireタブレットをGoogle Play化することでGoogle Chromeが使えるようになり、そちらでも正常に動くことが確認できています。
WindowsはGoogle Chromeで、MacはSafariで動作することを確認できています。
すでに所持しているデバイスが対応しているなら新しくデバイスを購入する必要はありません。
新しくデバイスを購入するのであれば、最も使いやすいのはiPadで、最も安く手に入るのがAmazon Fireタブレットです。
使える機能
Smart BGMで使える機能は、大きく4つです。
- 基本設定
- プレイリストタイマー設定
- サインミュージックタイマー設定
- クロスフェード
それぞれの機能を実際の画像を使って解説していきます。
基本設定
まずはじめに基本設定です。
- 自動音量調整
- 自動ログイン
- 自動ログイン曜日設定
- 自動ログアウト
この4つの設定ができます。
自動音量調整は、Smart BGMが自動で音量を調整してくれる設定です。
自動ログインは、指定した時間に自動でSmart BGMにログインしてくれる設定です。
IDやパスワードを入力する必要がなく、自動でログインが完了します。
自動ログイン曜日設定は、先程設定した自動ログインを行う曜日を設定できます。
定休日はBGMを掛ける必要がないので、営業日の曜日のみONにすればOKです。
自動ログアウトは、指定した時間に自動でSmart BGMからログアウトしてくれます。
設定をしておけば営業が終了したら自動でBGMが停止します。
プレイリストタイマー設定
次に設定できるのは、プレイリストタイマー設定です。
この機能は、Smart BGMで用意されているプレイリストを指定した時間に再生し、指定した時間に終了するという機能です。
上の画像の場合は、15時~17時に「洋楽~最新ヒッツ」のプレイリストが再生されて、17時になるとそれが停止し、「ジャズ~スタンダード」のプレイリストが22時まで流れるような設定です。
営業時間、時間帯、客層、お店の雰囲気などで流す音楽を自動で変更できるので、この機能はBGMをかけるうえで必須となります。
サインミュージックタイマー設定
最後の設定は、サインミュージックタイマー設定です。
これはBGMが流れている途中に、指定した時間から時間までの間、指定した間隔で対象のミュージックを流せる機能です。
サインミュージックが流れていないときは指定したプレイリストの音楽が再生されています。
例えば上の画像の場合は、
9時~10時までは15分ごとに「開店案内」の音声、ミュージックを流す
22時~23時までは15分ごとに「閉店案内」の音声、ミュージックを流す
といったような設定になっています。
開店、閉店、タイムセール、時間ごとの案内などを自動でやってくれる機能です。
サインミュージックは、自社で使用したい音楽や音声を指定することができます。
クロスフェード
最後にクロスフェードです。
クロスフェードは、音楽と音楽が重なって再生されることで、切り目なく音がつながっているような感覚で次の音楽を再生してくれる機能です。
クロスフェードが利用できるBGMサービスは、筆者が調査した限りSmart BGMだけです。
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クロスフェードが使えると、音楽と音楽の間に切れ目がなくなり、ちょっとした無音の時間がなくなります。
そのため、その場所に違和感を感じることなく、居心地の良い空間を演出することができるのです。
3分~4分の間隔で1秒~2秒無音の時間ができると違和感のある居心地悪い空間と感じてしまう人も少なくありません。
以下の画像は、Smart BGMのクロスフェードが機能している画像です。
画像右下の矢印がある再生バーを見ると、「ケイティ・ペリー」の楽曲が終わりに近づくとバーの色が暗くなります。
この時、再生している音楽はフェードアウトしていき、同時に次の曲がフェードインし始めています。
なので、次の曲に切り替わったときは、0秒からではなく、10秒くらいから始まっているのがわかります。
これがクロスフェードです。
使える音楽・プレイリスト
Smart BGMでBGMとして流すことができる音楽、プレイリストをチェックしてみました。
プレイリストが音楽ジャンルごとに用意されており、そのプレイリストの中に音楽が収録されています。
3大レーベルとも言われているメジャーレーベル、ユニバーサル ミュージックが運営しているだけあって、誰もが知っているアーティストや楽曲が数多く配信されています。
特に洋楽の充実度はとても高く、音楽ジャンルや店舗の雰囲気、顧客体験、演出などに応じて自由に楽曲を選べる選択肢があります。
洋楽だけでなく、ジャズやクラシック、ワールド、自然音、アンビエント、オルゴール、シーズンにあった曲など用途に合わせたプレイリストが用意されています。
ユニバーサル ミュージック運営だけあって高品質な音源、有名どころの楽曲(特に洋画)は質が高いBGMサービスといえます。
逆にユニバーサル ミュージックだからこそ邦楽の楽曲にはやや弱いといった印象があります。
しかし、BGMで流す音楽は必ずしも有名だからいいというわけでもありません。
それは、ミュージックソムリエにインタビューして来たので、どんな音楽を再生したらいいのか、BGMにはどんな効果があるのかがチェックしてみてください。
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料金
Smart BGMには、2つの料金プランがあります。
- スタンダードプラン:月額3,480円(税別)
- ライトプラン:2,980円(税別)
スタンダードプランはすべての音源を使用することができ、ライトプランは一部の音源が利用できます。
初回は14日間無料で利用できるので、Smart BGMでかけれる音楽や使い勝手を無料でチェックできます。
スランダートプランとライトプランの違いを無料で確認して、どちらが自社にあうのか確かめることもできます。
まとめ
Smart BGMは、ユニバーサル ミュージックが運営する商業的な空間で音楽を流すためのBGMサービスです。
Smart BGMが他のBGmと比べてどうなのか?何がメリットで、何がデメリットなのかは次の記事で比較しています。
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この記事では『Smart BGMのレビュー』をご紹介しました。