2022年5月27日公開の映画『トップガン マーヴェリック』。
優秀なパイロットであるマーヴェリックは、若手と共に過酷なミッションに挑むことに!仲間を失うことなく任務遂行を目指してまずは訓練に励み、かつての親友の面影を追うのが主なストーリーです。監督はジョセフ・コジンスキー、前作の日本の興行収入は60億円ほどでした。
この記事では、映画『トップガン マーヴェリック』で流れた音楽をご紹介します。
※この記事はネタバレを含みます
公開日 | シリーズ作品名 |
1986年 | 映画『トップガン』で流れる14曲、26シーンを解説! |
2022年 | トップガン マーヴェリック |
『トップガン マーヴェリック』を観る方法
『トップガン マーヴェリック』で流れた曲とは?
オープニング
Kenny Loggins - Danger Zone
オープニングで流れた曲は、Kenny Logginsの『Danger Zone』です。
エレキギターとドラムの前奏に勢いのある男性シンガーの歌声が続いていく曲です。エレキギターのソロや曲の終わりに向けて高音で歌うのが特徴。最後はフェードアウトしつつ曲が終わります。
ケニー・ロギンスは1948年生まれのアメリカのミュージシャンで、『Footloose』、『Meet Me Half Way』
前作『トップガン』でも、戦闘機が飛び立つシーンや飛行訓練のシーンで曲が使われていました。
戦闘機が何機も飛び立っていくというオープニングと共に『Danger Zone』が流れましたね。空への旅の始まり!という雰囲気を感じさせる爽快感と勢いを感じさせる歌です。
そうしてトム・クルーズ演じるマーヴェリックが”マッハ10”を叩き出すため戦闘機に乗り込むシーンが続いていくため目が離せません。仲間のために新記録を叩き出した時には拍手喝さいが起きますが、当のマーヴェリックは戦闘機を壊してしまってボロボロになったのも印象に残りました。
そうして、優秀なパイロットを輩出する養成学校「トップガン」に再び赴くことになるストーリーからは、前作の懐かしさを感じさせることでしょう。
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ペニーの店でルースターがピアノと共に歌うシーン
Miles Teller - Great Balls Of Fire
ペニーの店でルースターがピアノと共に歌うシーンで流れた曲は、Miles Tellerの『Great Balls Of Fire』です。
ノリの良いピアノの音に合わせてルースター役のマイルズ・テラーが軽快に歌う曲です。他の仲間と共にルースターが歌うため、賑やかな曲になっています。リズムの良さとピアノの音階が流れるように続いていくのが特徴。歌とピアノと共に聞き入ってしまうことでしょう。
マイルズ・テラーは1987年生まれのアメリカの俳優で『セッション』などに出演しています。
トップガンの優秀な若手パイロットたちがペニーのお店に集まってワイワイ楽しんでいましたね。ビリヤードやジュークボックス、お酒を飲んで楽しむ人たちをマーヴェリックはカウンターから見やるのですが…亡き親友グースの息子であるルースターの姿を見た際には思わず顔を隠すのです。
一方、ルースターはマーヴェリックに気付かず、そのままピアノを弾き始めて『Great Balls Of Fire』を歌いました。仲間と共に楽しむ賑やかな店内と、店の外に出ていたマーヴェリックとの対比は忘れられません。
ルースターを見てグースが同じ歌を歌っていたことをマーヴェリックが思い出すシーンは切なさを覚えます。事故とは言え、グースを死なせてしまったことは今でもマーヴェリックにとって心残りであると感じさせました。
マーヴェリックたちがビーチでアメフトをするシーン
OneRepublic - I Ain’t Worried
マーヴェリックたちがビーチでアメフトをするシーンで流れた曲は、OneRepublicの『I Ain’t Worried』です。
軽快な口笛の前奏に、エネルギッシュな男性シンガーの歌声が加わっていく曲です。高い声も響かせつつ、パワフルに歌い上げるパートにも注目でしょう。数人でサビを歌ったり、口笛で盛り上げたりしつつ、パリッと曲を追えるのが特徴です。
「ワンリパブリック」は2002年にアメリカで結成されたロックバンドで、ポップな曲も出していて、『West Coast』、『Run』などが有名です。
ルースターたち若手を訓練するため、教官として現れたマーヴェリック!彼の腕前を目の当たりにした若手たちは敬意の念を抱きつつも、仲間同士のチームワークはまだまだ足りていない様子でしたね。
そこで、マーヴェリックは団結力を高めるためにビーチでアメフトをし、その際に『I Ain’t Worried』が流れました。和気あいあいと楽しむ仲間たちにピッタリの歌で、鍛え上げられた身体つきも凄かったと思わせるワンシーンです。
マーヴェリックも一緒に楽しみつつ、団結していく様子は微笑ましさを感じましたが、一方で作戦決行日が迫っていることへの緊張感も見どころでしょう。果たして作戦がどうなるのか見守りたくなりますよ。
エンディング
Lady Gaga - Hold My Hand
エンディングで流れた曲は、Lady Gaga の『Hold My Hand』です。
低めな声で始まり、語りかけるような雰囲気を表す前奏から、一気に盛り上げていく歌に変わっていきます。
しっかりとリズムを刻みつつ、パワフルでゆったりとした歌と「Hold My Hand」と繰り返す歌詞が印象に残るでしょう。そうして最後はしっとりとした雰囲気で終わります。
レディー・ガガは1986年生まれのアメリカの女性シンガーで、映画への出演経験もあります。『Shallow』、『Bad Romance 』などが有名です。
マーヴェリックとルースターの関係は良好とは言えない中、最後には分かり合うことができたという展開が良かったですね。お互いの意見をぶつけ合い、死と隣り合わせとなる任務を遂行できたからこそのラストだと言えるでしょう。
マーヴェリックとルースターが空母に戻った際には拍手で迎えられ、その後マーヴェリックはペニーと良い関係を築いてエンディングを迎えるのです。
エンディングでは『Hold My Hand』が流れ、広がりを感じさせる歌を聞いているとマーヴェリックたちの関係性を改めて思い出したくなりましたね。また、レデー・ガガの歌声はトップガンの生徒たちの勇ましさも思い出させてくれたのも印象に残ります。
レディー・ガガを聴く方法
筆者の感想
戦闘機の飛び立つシーンから実戦さながら飛行訓練、そうして任務決行を迎えて緊張感漂う展開と続いていく映画でしたね。音楽も良かったですが、やはり戦闘機が飛ぶ際の空を切る低音で響くような音にも注目でしょう。
そして空中戦を繰り広げる際の攻防も含めて、戦闘機の音を楽しむことができるのも今作ならでは魅力です。また、前作が懐かしく思える展開や、まさか「F-14」が再び見れるとは驚きでしたね。
トム・クルーズ演じるマーヴェリックの決断を見守りたくなるラストも含めて、見どころがたくさんあった映画です。
サウンドトラック
映画『トップガン』で流れる14曲を26シーンで解説!
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