2022年7月22日公開の映画『グレイマン』
『アントマン』や『アヴェンジャーズ』シリーズなどMCU映画の監督として知られるルッソ兄弟が人気小説『暗殺者グレイマン』を映画化したアクション映画『グレイマン』。
Netflixオリジナル映画として制作され、製作費は約2億ドル、日本円にしておよそ300億円かけられて製作された豪華な作品です。
この記事では、映画『グレイマン』で流れた音楽11曲をご紹介します。
『グレイマン』を聴く
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※調査の結果、聴けるものだけリンクを設置。
『グレイマン』で流れた曲とは?
映画冒頭で流れた曲
JJ Grey & Mofro - Lochloosa
映画冒頭のロゴシーンで流れた曲はJJ Grey & Mofroの『Lochloosa』です。
今作品の映画監督であるルッソ兄弟が2016年に設立した独立系映画プロダクション『AGBO』。そのロゴが映るシーンで『Lochloosa』の冒頭が流れています。気怠げな雰囲気が心地よいですね!
JJ Grey & Mofroは米・フロリダ、ジャクソンビル出身のJJ Greyが率いるソウル・ロック/ブルースバンドです。Lochloosa』は2007年にリリースされた2ndアルバムのタイトル曲です!
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葬儀でフィッツロイとロイドが会うシーン
Dmitry Bortniansky - How Glorious Is Our Lord in Zion(Kol' slaven)
葬儀でフィッツロイとロイドが会うシーンで流れた曲は、Dmitry Bortnianskyの『How Glorious Is Our Lord in Zion (Kol' slaven)』です。
この曲は旧制ロシア帝国の非公式アンセムとされていた曲で、現在ではロシア正教会で演奏されることが多い曲だそうです。葬儀のスタイルを見る限り、今回もロシア正教の葬儀に参加したと思われます。
キュートな童顔のクリス・パイン、ムキムキの悪役もなかなか見応えあります!
シックスを乗せた輸送機で流れている音楽
Brenton Wood - The Oogum Boogum Song
シックスを乗せた輸送機で流れている音楽で流れた曲は、Brenton Woodの『The Oogum Boogum Song』です。
1967年にリリースされた『The Oogum Boogum Song』、ポップでソウルなサウンドは聴いていて楽しい気持ちになりますね!この後の戦闘シーンとの対比が鮮やかです!
この曲、どこかで聴き覚えがあるという方も多いのではないでしょうか?2015年のApple WatchCM『DATE』編で使用され、当時話題となりました。
その他、Netflixの人気ドラマシリーズ『アンブレラ・アカデミー』S3EP2や『セックス・エデュケーション』S3EP7などでも使用されています。
クレアの部屋で流れる音楽
Shirley Bassey - Spinning Wheel
シックスが初めてクレアに会った時、クレアの部屋で流れていた曲は、Shirley Basseyの『Spinning Wheel』です。
心臓が悪いフィッツロイの姪、クレアの警護を頼まれたシックス。「変な名前」と言われて「007は既に取られていた」と答えるのが面白いですね!
クレア役のジュリア・バターズは2009年生まれの子役、タランティーノ映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で西部劇に出ていた子役の役を演じ、一躍有名となりました。
クレアが寝る準備を始めるシーン
Mark Lindsay - Silver Bird
クレアが寝る準備を始めるシーンで流す曲は、Mark Lindsayの『Silver Bird』です。
防犯カメラの通信が遮断され、異変に気付いたシックスがクレアに寝るよう促し、クレアが寝室でかけたレコードは1970年にリリースされたMark Lindsayの『Silver Bird』です。
マーク・リンゼイは、Paul Revere & The Raidersのリードボーカルとして60年代後半〜70年代にかけて人気を博しました。『Silver Bird』はマークによるソロ作品で、全米チャート25位を記録しました。
クレアが保護されている家にシックスが来るシーンでも使用され、この映画のキーとなる曲とも言えますね!
シックスがウィーンに到着するシーン
Johann Strauss II. - トリッチ・トラッチ・ポルカ(Tritsch-Tratsch-Polka, Op.214)
シックスがウィーンに到着するシーンで流れた曲は、Johann Strauss II. の『トリッチ・トラッチ・ポルカ(Tritsch-Tratsch-Polka Op.214)』です。
お正月にテレビ放映されるウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでもお馴染みのヨハン・シュトラウス2世によるポルカです。
シックス役を演じたライアン・ゴズリング、まだ公開日は未定ですが、今後バービー人形を実写化(⁉︎)した映画で、バービーの彼氏「ケン」役を演じることが決まっています。作中では、それにかけて「Ken doll(ケン人形)」と陰で呼ばれるシーンもありました!
ミランダがケイヒルの家を訪れるシーン
Christophe - Aline
ミランダがケイヒルの家を訪れるシーンで流れた曲は、Christopheの『Aline』です。
1945年生まれのクリストフはフランスを代表するポップシンガーで、1965年にリリースされた『Aline』で世界的に有名になりました。2020年コロナにより残念ながら逝去されました。
クールなケイヒルの戦闘シーンは、ケイヒルらしくとてもかっこよかったですね…!
クレアが保護されている家にシックスが来るシーン
Mark Lindsay - Silver Bird
クレアが保護されている家にシックスが来るシーンで流れた曲は、クレアが寝る準備を始めるシーンと同じMark Lindsayの『Silver Bird』です。
ほとんど軟禁状態のクレアが自室に戻ると、閉まっているはずの窓が開いており、「play me loud(大音量で流せ)」と書かれたメモが入っている『Silver Bird』のレコードが置かれていましたね。意味を察したクレアがレコードをかけ、クライマックスを迎えます!
エンディングシーン
The Black Keys - Wild Child
エンディングシーンで流れた曲は、The Black Keysの『Wild Child』です。
現在のアメリカのロックシーンを牽引していると言っても過言ではないオハイオ出身のロックDUO、ザ・ブラック・キーズ。続編が期待されるアツい展開で幕を閉じた『グレイマン』の興奮度をさらに上げてくれるような一曲です!
サウンドトラックに記載されたその他の曲
Clean Food
Boom Boom Cash ft. Fukking Hero - Clean Food
タイで人気のEDMグループBoom Boom Cash(タイ語:บูม บูม แคช)とタイの人気ラッパーFukking Heroがコラボした『Clean Food』がクレジットされていました。Fukking HeroはF.Hero名義でBABYMETALともコラボし『PA PA YA!!』(2019)をリリースしています!
タイのシーンで使用されているのかと思ったのですが、『Clean Food』がどこで流れたのかはわかりませんでした。ご存知の方はぜひコメントで教えてください!
タイの曲その1
Waipoj Petschsupanの『Tang High-Low (Playing Dice)』もクレジットされていましたが、音源が見つかりませんでした。
ワイポット・ペットスパン(Waipoj Petschsupan/タイ語:ไวพจน์ เพชรสุพรรณ)はタイの歌謡界で大御所と言われる男性歌手です。1942年生まれ、1960年ごろからタイの歌謡界を牽引する存在でしたが、2022年に亡くなってしまったようです。
タイの曲その2
Banyen Rakkaen - Toei From The Heart
Banyen Rakkaenの『Toei From The Heart』もクレジットされていましたが、音源が見つかりませんでした。
バーンイェン・ラーケン(Banyen Rakkaen/タイ語:บานเย็น รากแก่น)は1952年タイ生まれの女性歌手です。タイのアイドル・モーラムの草分け的存在で、タイでは誰もが知る歌手だそうです。
筆者の感想
『ブレードランナー 2049』(2017)で名コンビだったライアン・ゴズリングとアナ・デ・アルマス、今作品でも息ぴったりの名演を見せてくれました!なかでも、プラハ市内のアクションシーンはすごかったですね!
度々映画化やドラマ化されている人気スパイシリーズ『ジャック・ライアン』の共著者マーク・グリーニーの人気スパイ小説『暗殺者グレイマン』が原作ということで、今後も続編およびスピンオフが制作される予定といわれています!原作は未読なのですが、濃いキャラばかりなので、どちらも楽しみです!
映画のキーとして使われた『Silver Bird』や輸送機の中で流れていた『The Oogum Boogum Song』など、70年代の名曲が今風に使われているのが印象的でした。レトロでノスタルジックなサウンドに癒されつつ…ド派手なアクションを楽しんでください!
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