2015年7月4日公開の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。
『アベンジャーズ』の続編である今作は、トニーが生み出してしまったウルトロンにより世界が破滅させられそうになるのが主なストーリーです。アイアンマンたちがヒーローが集うアクション映画であり、監督はジョス・ウェドン。興行収入は32億円ほどでした。
この記事では、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で流れた音楽4曲をご紹介します。
※『流れる曲紹介』ではネタバレがあるので、動画視聴後にお楽しみください。
公開日 | シリーズ作品名 |
2012年 | アベンジャーズ |
2015年 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン |
2018年 | 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の動画配信&流れる音楽 |
2019年 | 『アベンジャーズ/エンドゲーム』の動画配信&流れる音楽 |
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で流れた曲とは?
バナー達がクインジェットで移動するシーン
Maria Callas/Coro Del Teatro Alla Scala, Mikano/Orchestra Del Teatro Alla Scala, Milano/Tullio Serafin - Norma, Act 1: ’Casta Diva’
バナー達がクインジェットで移動するシーンで流れた曲は、Maria Callas/Coro Del Teatro Alla Scala, Mikano/Orchestra Del Teatro Alla Scala, Milano/Tullio Serafinの『Act 1: ’Casta Diva’』です。
オーケストラによる楽器で始まり、女性歌手が声を響かせながら歌っていく曲です。オペラの一つとして制作され、クラッシクとしても有名。
『Casta Diva』はオペラの第一幕でノルマによって歌われ、コンサートでも取り上げられることがあります。
バナー博士は怒りを利用して巨大な緑の男のハルクに変身して大暴れ!ロキの杖を奪取する際に活躍を見せ、バナー博士は落ち着きを取り戻すために『Casta Diva(Act 1)』を聞いていましたね。
アベンジャーズのメンバーがクインジェットに乗って帰路につく時に一人で音楽を聴いていたのが印象的です。
映画の中盤ではワンダの魔法によりハルクが大暴れしてしまいますが、アイアンマンが「ハルクバスター」を使って戦うのが見ものです。
パワーとパワーのぶつかり合いは衝撃波を生み、街も大変なことに…トニーが建設中のビルを書いとると言ってハルクにとどめを刺す(気絶させる)のも驚きでした。特にトニーが「眠れ」と連呼しつつパンチを繰り返すのは思わず笑ってしまいます。
パーティーでトニーとソーが恋人自慢をするシーン
Damato - Great Intentions
パーティーでトニーとソーが恋人自慢をするシーン流れた曲は、Damatoの『Great Intentions』です。
「オウ イエー!」という軽快な掛け声、タンバリンやドラムによる低音のリズムが刻まれる曲の前半、ノリノリな男性シンガーによる歌が特徴です。勢いのある歌い方と力強さを感じさせる曲で、トランペットなどの金管楽器の音色にも注目です。
お偉いさんたちを招いてお酒や会話を楽しみ、ビリヤードで盛り上がるパーティーはとても楽しそうでしたね。そんな中、ローディの話がスベって微妙な雰囲気になったり、トニーとソーが恋人自慢をしあう際に『Great Intentions』が流れていました。ノリの良いリズムが会場をにぎわせていたのが見どころです。
ペッパーは社長としての業務が忙しい、ジェーンは惑星直列の研究で忙しいと言って、トニーとソーの恋人のどちらが凄いかを語り合うのは平和だなと思いました。
パーティー前にトニーは平和をもたらすためにウルトロンが必要だと考え、バナー博士と協力して研究するシーンも良かったですね。科学者として秀でている二人が努めつつ、人工知能のジャービスがフォローするのも素敵。そんなジャービスが脅かされて行くシーンは心が痛みましたが…ラストにかけての復活にも注目でしょう。
パーティでアベンジャーズの各々が楽しむシーン
Gregory Porter - Liquid Spirit
パーティでアベンジャーズの各々が楽しむシーンで流れた曲は、Gregory Porterの『Liquid Spirit』です。
手をタップしてリズムをとり、サックスの音と共にピアノやドラムと奏でるジャズの曲です。男性の力強く軽快な歌声が特徴で、各楽器のソロパートもあります。
グレゴリー・ポーターは1971年生まれのシンガーでアメリカ中心に活躍しています。『ウォーター』、『ナット・キング・コール&ミー』などの曲を制作しました。
パーティー中に『Liquid Spirit』が流れ、アベンジャーズのメンバーたちがワイワイと楽しむという貴重なシーンが続きます。スティーブがサムと語り合ったたりしつつ、各々がパーティーを楽しむのが良かったですね。
その中でも、ソーが千年ものの強い酒を取り出して、スタン・リーが飲みたいと主張するシーンは笑ってしまいました。そのままスタン・リーが「エクセルシオール」と言いつつも退場するためいつも通りだなという感じがします。
ソーのハンマーを持ち上げられる者はいるのか腕試しもする中、ウルトロンの登場により緊迫したシーンに変わりますが…アベンジャーズならではの協力し合うアクションシーンは特に見ものです。
ウルトロンが歌うシーン
Pinocchio - I've Got No Strings
ウルトロンが歌うシーンで流れた曲は、映画『Pinocchio(ピノキオ)』の曲である『I've Got No Strings』です。
映画『ピノキオ』で使われていた『I've Got No Strings』は日本語訳で『もう糸はいらない』という意味です。ピノキオが歌うこの歌を、ウルトロン役のジェームズ・スペイダーが歌いました。
原曲はトランペットによるファンファーレと、ピノキオのかわいらしい歌が特徴です。
トニーは平和のためにウルトロンを作っていましたが、AIの暴走によりウルトロンは地球をリセットしようと考えていましたね。特殊な力を持ったワンダとピエトロは、ウルトロンの真の目的を知らずに協力していましたが…破壊を望んでいると知ってアベンジャーズに協力するようになるという展開が見どころです。
そのウルトロンが自身が自由だということを表すように『I've Got No Strings』を歌います。「僕を押さえつける紐は付いていない」という歌詞からウルトロンは自由であるという意志が伝わってきますね。
映画の序盤のパーティーでウルトロンが壊されるシーンと、映画の終盤で戦闘機に乗ったウルトロンがハルクを攻撃するシーンで歌っており、低い声&マシンのような声は不気味さを漂わせているのが特徴です。
筆者の感想
トニーが生み出したウルトロンですが、生みの親とも言えるトニーと対峙するシーンは緊張感がありましたね。そして、映画のラストでは街ごと空に浮き上がらせて隕石のように落とそうとするため、その大規模な作戦に目を見張ります。
徐々に浮かんでいく街で人々を逃がしたり、ウルトロンの分身たちと戦ったり、アベンジャーズの必死な様子は応援したくなりました。
一方で、ビジョンは命の大切さを主張し、みんなで力を合わせたいと言いつつも誰も持ち上げられなかったソーのハンマーをひょいっと持つのが名シーンだと言えるでしょう。
マインド・ストーンの力を持ったビジョンは、ビーム攻撃やトリッキーな動きも得意なので今後の活躍が楽しみです!
サウンドトラック
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