2022年8月12日にアメリカで公開された、映画『エミリー・ザ・クリミナル』
美大を出て画家を目指すも、過去の犯罪歴のせいで行き詰まった女性。
彼女が出会ったのは、ある危険な詐欺組織だった。
- 主演:オーブリー・プラザ(『チャイルド・プレイ』『ブラック・ベア』)
- 監督:ジョン・パットン・フォード
この記事では、映画『エミリー・ザ・クリミナル』で流れる音楽9曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
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映画『エミリー・ザ・クリミナル』をネタバレ解説! エミリーという女性の生きる術。彼女の強さに何も言えなくなる!
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『エミリー・ザ・クリミナル』で流れる曲とは?
エミリーとリズがクラブで飲んでいるシーン
エミリーとリズがクラブで飲んでいるシーンで流れた曲は、SoulChefの『Let Me Do Me (feat. Awon)』です。
SoulChefは、ニュージーランドのヒップホップアーティスト。代表曲は「Eyes Like Blue Skies feat. Need Not Worry」など。
奨学金ローンに追われ犯罪歴があり就職出来ない女性と、煌びやかな世界で働く女性。
相反する2人は仲の良い友人同士。
麻薬でハメを外していますが、こんなに普通に使えるものなの!?と驚きました。中毒になるのでは…?
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エミリーが自室で肖像画を描いているシーン
エミリーが自室で肖像画を描いているシーンで流れた曲は、アントニン・ドヴォルザークの『弦楽六重奏曲 イ長調 作品 48 B. 80』です。
アントニン・ドヴォルザークは、チェコの後期ロマン派の作曲家。代表曲は『弦楽セレナード、ピアノ五重奏曲第2番、交響曲第7番、第8番、第9番『新世界より』、チェロ協奏曲など。
エミリーが犯罪を犯し、翌日はさらに高額な仕事があると持ちかけられ、絵を描きながらも集中出来ない様子が描かれているシーン。
少々哀愁のあるメロディのクラシックが、彼女の胸中を表しているかのよう。
かなり迷いが生じているみたいですが、やはり甘い言葉に乗ってしまうのでしょうか?
エミリーがクレジットカードを偽造するシーン
エミリーがクレジットカードを偽造するシーンで流れた曲は、Lusineの『Just A Cloud (feat. Vilja Larjosto)』です。
Lusineは、アメリカのJeff McIlwainによるソロ・プロジェクト。エレクトロニカの代表的なアーティスト、プロデューサー。
嫌な事が立て続けに起こり、結局ユセフに作り方を教わって習得しようとしているシーン。
ものづくりへの情熱が、偽造に向いてしまったようです。
エミリーが次々と転売するシーン
エミリーが次々と転売するシーンで流れた曲は、Dur-Dur Bandの『Dooyo [Somalia]』です。
ドゥル・ドゥル・バンドは、アフリカのファンクバンド。代表アルバムは「Dooyo [Somalia]」など。
偽造や闇業者に負けない販売のテクニック、ノウハウを身につけたエミリーが、どんどん売り上げを上げて行くシーン。
この才能は他に活かせないのかと、観ているこちらがヤキモキしてしまいます。
軽やかなファンクが流れ、詐欺を働いているようには観えないカットとなっていました。
エミリーがリズの帰国パーティーに行くシーン
エミリーがリズの帰国パーティーに行くシーンで流れた曲は、Otieno Terryの『Honesty』です。
オティエノ・テリーは、アメリカのシンガーソングライター、プロデューサー。代表曲は「Honesty」「If I Had Words」など。
リズから預かったわんこを返しに行くシーン。リズの帰国パーティーが行われています。
ナイフを突きつけられものすごい恐怖を味わったのに、イライラの方が勝ったエミリーはつよつよ女子ですね…。
エミリーがリズの同僚と話すシーン
Tal Bergman, Guillermo Pascual - Dame
エミリーがリズの同僚と話すシーンで流れた曲は、Tal Bergman, Guillermo Pascualの『Dame』です。エンドクレジットでも使用されていました。
タル・バーグマンは、世界的に有名なドラマー、プロデューサー。ギレルモ・パスクアルは、スペインの作曲家、ミュージシャン。
エミリーが、リズの同僚で、やたら雰囲気のあるクリエイターに話しかけられるシーン。
気後れしたエミリーはヤケクソで、仕事を「クレジットカード詐欺」と伝えます。
この後の彼はどのような顔をしたのでしょうか?描かれなかったけれどちょっと気になる!笑
エミリーが1人で飲んでいるシーン
エミリーが1人で飲んでいるシーンで流れた曲は、Salme Dahlstromの『Zip the Funk』です。
サルメ・ダールストロームは、エレクトロニック・ミュージック・アーティスト、プロデューサー。代表曲は「C'mon Y'All」など。
エミリーが、広告代理店の最先端で働くリズの同僚達に馴染めず、1人で酒を煽るシーン。
う〜ん孤独。この状況は劣等感が刺激されてしまいますよね。盛り上がる室内とはかなりの温度差が…。
エミリーが片付けをしているシーン
エミリーが片付けをしているシーンで流れた曲は、Alvin Garrettの『By Myself feat. Ruben Studdard』です。
アルヴィン・ギャレットは、アメリカのR&B、ゴスペル、ポップ、ジャズのプロデューサー。グラミー賞にノミネートされました。代表アルバムは「Angel & Chanelle」。
エミリーが手持ち無沙汰になったのか、片付けをし始めるシーン。
しかし途中「男の人が来てるよ」と言われ向かうと、ユセフの姿が!
エミリー、寂しくなってメールをしたようです。ユセフもまんざらじゃない。
エミリーとユセフがタバコを吸いながら話しているシーン
エミリーとユセフがタバコを吸いながら話しているシーンで流れた曲は、YZの『The Hideout』です。
YZことYuri Zwadiukは、アメリカの音楽プロデューサー、作曲家、レコーディング・ミックスエンジニア。数々の有名ラッパーやテレビ番組、映画の音楽を手掛けています。
エミリーとユセフが語り合い、恋人同士のフリをし始めるシーン。
犯罪繋がりではありますが、いきなりグっと距離が縮まる様子についドキドキ…!
ラストは悪い予感しかしませんが、このあと2人は結ばれました。