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映画『ロケットマン』で流れる35曲をシーン別にご紹介!

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映画『ロケットマン』で流れる35曲をシーン別にご紹介!

https://youtu.be/jI-5Eg4nD5s



2019年8月23日公開の映画『ロケットマン』。

  • 主演:エルトン・ジョン役/タロン・エガートン、バーニー・トーピン役/ジェイミー・ベル
  • 監督:デクスター・フレッチャー
  • 音楽:マシュー・マージェソン

イギリスのミュージシャンであるエルトン・ジョンの半生を描いた、イギリス・アメリカの伝記ミュージカル映画。

ミュージシャンとして成功しながらも、ドラッグ・アルコール・性依存症などの様々な問題を経験し、また同性愛者としての苦悩など、エルトンの孤独で壮絶な半生が赤裸々に描かれた作品。

ストーリーはドロドロとしていますが名曲が数多く聴ける&ミュージカルシーンの多い映画であり、ゴールデングローブ賞の主演男優賞、主題歌賞を受賞、アカデミー賞では歌曲賞を受賞しました。

この記事では、映画『ロケットマン』で使用された音楽35曲をご紹介します。

※以下ネタバレ有り


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『ロケットマン』で流れる曲とは?

エルトンが子供時代を語るシーン

The Bitch Is Back (Remastered 1995)

Elton John - The Bitch Is Back

エルトンが子供時代を語るシーンで流れる曲は、Elton Johnの『The Bitch Is Back』です。

更生施設でエルトンが幼少期の想い出を話し始め、エルトンの改名前(幼少期)の「レジー」が出て来て歌うシーン。

ド派手な衣装に身を包んだエルトンが「アルコール・ドラッグ・性依存症etcだ…」とシリアスに語り出す、とてもシュールな光景です。

衝撃的なOPで流れるのは、内容に反した明るいメロディの楽曲。(邦題「あばずれさんのお帰り」)


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レジーが王立音楽院に通いたいと母に相談するシーン

Ricky Nelson - I Got A Feeling

レジーが王立音楽院に通いたいと母に相談するシーンで流れる曲は、Ricky Nelsonの『I Got A Feeling』です。

リッキー・ネルソンは、アメリカのミュージシャン、俳優。代表曲は「Never Gonna Give You Up」「Together Forever.」など。

まるで子どもに感心の無い父と母。おばあちゃんだけが味方で良かったね…と切なくなるシーン。

天才的な素質を持つエルトンの幼少期の過酷さ・寂しさが、痛いほど伝わって来ます。

険悪な雰囲気の中流れている楽曲は、母親のミーハー具合がわかるロカビリー。

 

レジー・両親・祖母が心の内を歌うシーン

Elton John - I Want Love

Elton John - I Want Love

レジー・両親・祖母が心の内を歌うシーンで流れる曲は、Elton Johnの『I Want Love』です。

レジーの家族が、秘めたる想いをそれぞれ歌い出すシーン。家族がバラバラなのが露呈されます。

子どもに酷い扱いをする父に関しては「愛が欲しい」って何言ってんの?と少々腹の立つカット。

腹は立ちますが、歌は優しいバラードです。

 

レジーが母・シーラの不倫現場を見てしまうシーン

Cliff Richard & The Shadows - Move It (The Cliff Richard Show, 19.03.1960)

Cliff Richard - Move It

レジーが母・シーラの不倫現場を見てしまうシーンで流れる曲は、Cliff Richardの『Move It』です。

クリフ・リチャードは、イギリスの歌手。代表曲は「サマー・ホリデイ」「トラベリン・ライト」など。

車の中でイチャコラしている、フレッドという男性と母親を見てしまいショックを受けるシーン。

このせいで父親が家を出て行きますが、最後のハグも無し…。家庭崩壊とはまさにこの事ですね。レジーが不憫でなりません。

不倫現場の車中で流れているのは、二枚目歌手が歌うノリノリのロカビリー。

 

母親がレジーに、エルヴィスのレコードをプレゼントするシーン

Elvis Presley - Blue Suede Shoes

母親がレジーに、エルヴィスのレコードをプレゼントするシーンで流れる曲は、Elvis Presleyの『Blue Suede Shoes』です。

エルヴィス・プレスリーは、アメリカのロック歌手、ミュージシャン、映画俳優。代表曲は「ラブ・ミー・テンダー」「監獄ロック」など。

レジーが「ロックンロール」に出会うきっかけとなるシーン。今のエルトンが形成されるのに大きな影響を与えました。

フレッドが「ロックンローラーを目指すならこの髪型が基本だ」と教示。不倫相手良い奴じゃん!と、レジーに優しくしてくれそうな人が出て来てほっとしました。

エルヴィスに関しては、同じく伝記映画があるのでぜひ観て頂きたいです!記事はこちら👉映画「エルヴィス」

 

レジーがライブをしながら成長して行くシーン

Saturday Night’s Alright (For Fighting) (Remastered 2014)

Elton John - Saturday Night’s Alright (For Fighting)

レジーがライブをしながら成長して行くシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Saturday Night’s Alright (For Fighting)』です。

リーゼントにしてピアノの腕を磨き、不遇な人生に対抗するかのような、力強い歌声とミュージカルが観られるシーン。

レジーに音楽があって良かった!と成長を喜ぶ事の出来るカットでした。

邦題「土曜の夜は僕の生きがい」は、1973年の大ヒットアルバム『黄昏のレンガ路 (Goodbye Yellow Brick Road)』に収録された曲で、エルトンがロックン・ロールを意識して制作したと言われています。

 

エルトンがバックバンドのメンバーとして活動するシーン

Breaking Down the Walls of Heartache (2010 Remaster)

Dexys and Dexys Midnight Runners - Breaking Down the Walls of Heartache

エルトンがバックバンドのメンバーとして活動するシーンで流れる曲は、Dexys and Dexys Midnight Runnersの『Breaking Down the Walls of Heartache』です。

プロモーターに声をかけられ、「アイズレー・ブラザーズ」と「パティ・ラベル&ブルーベルズ」のバックバンドとして活動を始めるシーン。

ソウル・ミュージックにも感銘を受けたレジー。そこで出会ったロナルド・アイズレーに、売れたいなら曲を書いて、過去を忘れるため改名するよう教示されます。

ここで流れる曲は、ダンスシーンにもピッタリなノレるソウル。イギリスでは人気を博しました。

 

エルトンが「改名する」とバンドのメンバーに伝えるシーン

Thank You For All Your Loving (Band Version)

Elton John - Thank You For All Your Loving

エルトンが「改名する」とバンドのメンバーに伝えるシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Thank You For All Your Loving』です。

改名する事を考えながら、DJMレコードで仕事をもらいに行くシーン。

ブルーソロジーのサックス奏者と、ビートルズのジョン・レノンから名前をもらい「エルトン・ジョン」と名乗る事になった重要なカット。

のちに唯一無二の親友となる作詞家、バーニーと出会うきっかけとなった場面でもあるためか「あなたに感謝したい」という優しいバラードが流れます。

 

エルトンがレイの前で曲を披露するシーン

Candle In The Wind (Live At Sydney Entertainment Centre, Sydney, Australia / 1986)

Elton John - Candle In The Wind

エルトンがレイの前で曲を披露するシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Candle In The Wind』です。

即興で作曲したメロディを、ピアノで披露するシーン。ここで、レイから作詞家バーニーの歌詞を手渡されます。

のちに数々の名曲を残す二人が接点を持った、こちらも重要なカットのひとつ。書類を手に持った瞬間に時が止まるのですが、エルトンの中でも忘れられない瞬間なのでしょうね。

少しだけピアノで演奏されたのは、大女優マリリン・モンローへ捧げた曲。1997年には、ダイアナ元英皇太子妃への追悼シングルとしてもリメイクされました。

 

エルトンとバーニーが初めて会うシーン

marty robbins - Streets Of Laredo

エルトンとバーニーが初めて会うシーンで流れる曲は、marty robbinsの『Streets Of Laredo』です。

マーティ・ロビンスは、アメリカのポップ・カントリー歌手。代表曲は「エルパソ」「マイウーマン、マイウーマン、マイワイフ」など。

エルトンとバーニーが初めて会ったにも関わらず、意気投合するほんわかシーン。

ここで二人が良い曲だと歌い始めたのは、カウボーイソングで人気を博したマーティ・ロビンスの「ストリート・オブ・ラレド」です。

好みが一致したのもありますが、互いの類まれなる才能に惚れ込んだので、きっとここですでに確固たる友情が作り上げられたのでしょうね!

 

エルトンがディックに、バーニーと作った曲を披露するシーン①

Elton John - Border Song (BBC In Concert 1970)

Elton John - Border Song

エルトンがディックに、バーニーと作った曲を披露するシーンで流れる一曲目は、Elton Johnの『Border Song』です。

バーニーとの共作を披露するも、ディックにはあまりハマっていないシーン。

1970年にリリースしたゴスペル・ソングで、最後の「たとえ肌の色が違っていようとも みんな兄弟なんだ 平和に暮らそう」という節だけはエルトンが作詞したそう。

邦題「人生の壁」の歌詞は旧約聖書の時代まで遡ったものですが、メロディはゴスペルというよりストレートなバラードのように思えます♪

 

エルトンがディックに曲を披露するシーン②

Elton John - Daniel (Rossiya Concert Hall, Moscow 1979)

Elton John - Daniel

エルトンがディックに、バーニーと作った曲を披露するシーンで流れる二曲目は、Elton Johnの『Daniel』です。

ディックに「暗い!別の曲を」と一蹴されてしまうシーン。名曲ですが、冒頭の一瞬しか歌われません。

バーニーがベトナム戦争にインスパイアされて作詞した曲で、切ない物語のような節が魅力的な作品。

「戦争から帰還した人達を、思いやる何かを書きたかった」という気持ちがひしひしと伝わって来ます。

 

エルトンがディックに曲を披露するシーン③

Elton John - I Guess That's Why They Call It The Blues

Elton John - I Guess That’s Why They Call It The Blues

エルトンがディックに、バーニーと作った曲を披露するシーンで流れる三曲目は、Elton Johnの『I Guess That’s Why They Call It The Blues』です。

ディックに、今度は「なんだそりゃ!」と蔑まれるシーン。邦題は「ブルースはお好き?」で、コテコテのラブソング。

こちらも一瞬だけしか歌っておらず、なんとももったいないカットです。

MVも歌詞にピッタリのストーリー仕立てになっており、ちょっと切なくてエモくて良い感じなので、ぜひ観てください!!

 

エルトンがディックに曲を披露するシーン④

Elton John - Sad Songs (Say So Much)

Elton John - Sad Songs (Say So Much)

エルトンがディックに、バーニーと作った曲を披露するシーンで流れる四曲目は、Elton Johnの『Sad Songs (Say So Much)』です。

最終的にはディックに「ふざけてんのか、99%はクソ」とまで言われてしまうシーン。ほんと腹立つ!笑

とはいえ、彼の助言のおかげでエルトンとバーニーの二人は同居する事になり、さらなる名作の誕生へと繋がるんですよね。

切なくも前向きなこのブルースは、テンポが良く優しい楽曲。ミュージカル風のMVも必見です♪

 

エルトンとバーニーがアラベラの家に引っ越すシーン

Elton John - Rock And Roll Madonna

エルトンとバーニーがアラベラの家に引っ越すシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Rock And Roll Madonna』です。

旧友にゲイであることをバーニーにバラされてしまうものの、バーニーは「気にしない」と受け入れ、また友情を深め合うシーン。

管理人のアラベラ役・オフィリア・ラヴィボンドに注目!とてもキュートで、MARVELの映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」カリーナ役でも知られています。

ここで流れる曲はあまりヒットしませんでしたが、アップテンポのジャズで踊りたくなりますよ♪

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名曲「Your Song」が作られるシーン

Elton John - Your Song (Live In Las Vegas)

Elton John - Your Song

名曲「Your Song」が作られるシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Your Song』です。

バーニーから手渡された歌詞に、エルトンがメロディを付け歌うシーン。実家でこの名曲は生まれたのですね!!

ディックも「レット・イット・ビー以来の傑作だ」と言いますが、本当にその通り!メロディもさることながら、歌詞が切なくて愛しくて本当に良いんです。

邦題は「僕の歌は君の歌」。ぜひ和訳も堪能して頂きたい♪日本でもドラマやCMに使用された、コテコテのラブ・ソングです。

 

エルトンとバーニーがアメリカに到着するシーン

Elton John - Amoreena

エルトンとバーニーがアメリカに到着するシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Amoreena』です。

L.A.にあるライブハウス、トルバドールでデビューライブをする事が決まり、アメリカ入りを果たすシーン。

トルバドールは老舗のライブハウスで、ニール・ヤング、ビリー・ジョエル、レディオヘッド、リリー・アレンなど錚々たるアーティストも出演しました。

ここで流れるのは、邦題「過ぎし日のアモリーナ」です。こちらも、アモリーナという女性への想いを歌ったラブ・ソング♪

 

エルトン達が楽屋で出番を待つシーン

The Paul Butterfield Blues Band - Screamin’

エルトン達が楽屋で出番を待つシーンで流れる曲は、The Paul Butterfield Blues Bandの『Screamin’』です。

ポールバターフィールドブルースバンドは、アメリカのブルース・ロックバンド。代表曲は「Born In Chicago」「I got my mojo working」など。

著名なアーティストばかりが集うライブハウスがゆえ、エルトンが怖気付いてしまうシーン。

意気揚々と乗り込んだものの、やはり気の弱さが露呈されてしまいますが、レイの「玉無し野郎!」という説得(?)で舞台に立ちます。笑

ここで流れるのは、アメリカにブルース・ロックを広めたとされる伝説的なバンドの楽曲。

 

エルトン達が初めて曲を披露するシーン

Elton John - Crocodile Rock

エルトン達が初めて曲を披露するシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Crocodile Rock』です。

エルトン達の演奏が始まりアップテンポになった瞬間から、観客を飲み込み宙に浮くほどの快感を覚えるシーン。

会場内が一体となって「LA〜LALALALALA〜」と歌い、抜群の盛り上がりを見せるカットにワクワクします♪

今でもノレる曲ですが、エルトン自身はこの曲を「使い捨てのポップ」と揶揄しているそう;

 

ママ・キャスの家でパーティをするシーン

The Big Three - Wild Women Don’t Have The Blues

ママ・キャスの家でパーティをするシーンで流れる曲は、The Big Threeの『Wild Women Don’t Have The Blues』です。

ビッグ・スリーは、イギリスのバンド。代表曲は「Some Other Guy」「If You Ever Change Your Mind」など。

大成功をおさめたライブの打ち上げをするシーン。バーニーが衣装係のヘザーと良い感じになります。

いつも思いますが、アメリカのホームパーティってスゴイですよね…。うちの何倍あるのだろう、片付け大変そう、と毎度思います。笑

ここで流れるのは、ビートルズとも交友関係にあったバンドの、しっとりしたブルース・ロック。

 

パーティの最中、エルトンが一人になるシーン

Elton John - Tiny Dancer

Elton John - Tiny Dancer

パーティの最中、エルトンが一人になるシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Tiny Dancer』です。

エルトンが孤独を感じ、歌いながらパーティから抜け出すシーン。

ミュージシャンとして大きく成長していくのに反し、どこか満たされず悲しい表情のエルトンに胸が締め付けられます。

ここで歌われる、邦題「可愛いダンサー」は、のちにバーニーの妻となる当時の恋人へ向けた曲と言われており、恋人を愛しく想う気持ちが綴られていますよ♪

 

エルトンとリードが一夜を共にするシーン

Elton John - Take Me To The Pilot (Sydney Entertainment Centre 1986)

Elton John - Take Me To The Pilot

エルトンとリードが一夜を共にするシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Take Me To The Pilot』です。

落ち込むエルトンを励まし、近づいて来たジョンと愛し合うシーン。激しいベッドシーンにドキドキ!

リード役のリチャード・マッデンは、実写映画『シンデレラ』のキット王子役でも知られている俳優さんです。

ここで流れるのは、これぞブルース・ロック!という力強くオシャレな楽曲。放題は「パイロットにつれていって」

 

エルトンが有名になり始めるシーン

Elton John - Hercules

エルトンが有名になり始めるシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Hercules』です。

「ド派手なショーマン」として、アメリカに旋風を巻き起こして行くシーン。

ついに夢を叶えたシーンであり、富豪になって行く様は観ていて気持ちが良い反面、多くの著名なアーティストは大きくなればなるほど壊れて行くので、心配もしてしまいます;

ここで流れるのは、なんと自身のミドルネームでもある「ハーキュリーズ」というカバの歌だった…という面白いロック。軽やかなギターのメロディがアガります♪

 

エルトンとキキがデュエットするシーン

Elton John, Kiki Dee - Don't Go Breaking My Heart (with Kiki Dee)

Elton John with Kiki Dee - Don’t Go Brealing My Heart

エルトンとキキがデュエットするシーンで流れる曲は、Elton John with Kiki Deeの『Don’t Go Brealing My Heart』です。

キキ・ディーは、エルトンがプロデュースしたイギリスのポップシンガー。代表曲は「Loving You Is Sweeter Than Ever」など。

キャッキャしている二人が、レコーディングするシーン。ここで、L.A.で一夜を共にしたリードが再登場。

身なりを整えるエルトンは、恋する乙女そのもの!とてもキュートなカットです。

キキとデュエットしたこの曲は、全英米で第1位のビッグ・ヒットを記録しました。

 

エルトンとリードが豪遊し散財するシーン

Elton John - Honky Cat

エルトンとリードが豪遊し散財するシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Honky Cat』です。

二人で様々な場所で豪遊、絵を買ったり高いお酒を飲んだりするシーン。

もう、リードが胡散臭いにもほどがある。純真なエルトンが騙されている!としか思えませんが、とても楽しそうで不憫になります。

ここで流れる曲は「最も過小評価されている」と言われるほど、エルトンお気に入りのシングルだそうで、頻繁にライブで歌われています♪

確かに、夢のある歌詞で楽しくなっちゃいますね!

 

薬でおかしくなったエルトンが、ギラギラの衣装でライブをするシーン

Pinball Wizard (Remastered 1995)

Elton John - Pinball Wizard

薬でおかしくなったエルトンが、ギラギラの衣装でライブをするシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Pinball Wizard』です。

父親には冷たくあしらわれ、母親にゲイである事を告白するも「お前は誰にも愛されない」と見放され、ついにはバーニーにもキツく当たってしまうシーン。

薬でハイになりながらライブをするエルトンが可哀想で可哀想で…。やはり家庭環境は大事だなと、改めて考えさせられる一連の流れでした。

邦題「ピンボールの魔術師」は、イギリスのロックバンドである「ザ・フー」の曲。エルトンが独特のピアノを乗せてカバーしました。

 

エルトンが自ら命を断とうとするシーン

Brick - Dazz

エルトンが自ら命を断とうとするシーンで流れる曲は、Brickの『Dazz』です。

ブリックは、アメリカのソウル・ファンク・バンド。代表曲は「Ain't Gonna Hurt Nobody」「Sweat (Til You Get Wet)」など。

リードの浮気、有名になった自分に群がる母親、バーニーの浮かれっぷり…などが襲い掛かり、エルトンがキャパオーバーになるシーン。

エルヴィス・プレスリー然り、富豪になるほど何故こんなにも不幸になるのでしょう。才能のある人が堕ちて行くのは辛く悲しいものですよね。

ヘビーなシーンで流れるのは、ブリック最大のヒットとなったファンク・ミュージック。

 

エルトンがプールの底に沈み、幼い自分と共に歌うシーン

Elton John - Rocket Man (Official Music Video)

Elton John - Rocket Man

エルトンがプールの底に沈み、幼い自分と共に歌うシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Rocket Man』です。

プールの底から救い出され、ドジャースのユニフォームを着てライブをするシーンまで流れます。

このミュージカルシーンは今作の見どころ。かなりダークなストーリーですが、エルトンが周りの手によって流れるように移り変わる演出には感動しました!

映画の題名にもなったこの曲は、1972年から現在に至るまで、数々のアーティストにカバーされ長く愛されている名曲。

 

ドレスを着たエルトンがライブをするシーン

Elton John - Bennie And The Jets (Official Music Video)

Elton John - Bennie And The Jets

ドレスを着たエルトンがライブをするシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Bennie And The Jets』です。

バーニーと決別してしまい、エルトンが堕ちて行くシーン。心から身を案じているバーニー、本当に心の美しい人だな…と思いました。

ここでは、ドラッグやアルコールなど色々なものに依存して行ってしまうエルトンが、ミュージカルによって描かれています。

ここでエルトンが演奏しているのは、架空のバンドを主人公としており「親の言いなりならず自分の道を信じて 誰が正しくて 誰が間違っているのかを見極めろ」という力強いメッセージが込められた独特な楽曲。

 

エルトンとレナーテがスタジオで話をするシーン

Elton John - Victim Of Love

エルトンとレナーテがスタジオで話をするシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Victim Of Love』です。

ついに、エルトンの事を理解してくれる女性・レナーテが登場するシーン。

「あなたの曲にはウソがない。でもそれって孤独よね」と、彼の孤独に寄り添います。仕事をしながらさらっと言うのが素敵ですよね!

スタジオの中で流れているのは、邦題「恋に捧げて」で、エルトン製作の楽曲が一曲も無いアルバムの曲。売り上げもあまりふるわなかったそうです。

 

エルトンとレナーテが結婚式を挙げるシーン

Don't Let The Sun Go Down On Me (Remastered 1995)

Elton John - Don’t Let The Sun Go Down On Me

エルトンとレナーテが結婚式を挙げるシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Don’t Let The Sun Go Down On Me』です。

二人の結婚までがミュージカルによって描かれている、デュエットシーン。

レナーテ役のセリンデ・シェーンメイカーは、『レ・ミゼラブル』のミュージカルに出演したオランダの女優兼歌手です。

同性愛者であるエルトンは、結局レナーテを愛せず…。この結婚は儚く、ひとときの夢のようなものでした。

邦題「僕の瞳に小さな太陽」は、のちにジョージ・マイケルとデュエットし大ヒットを記録しました。

George Michael, Elton John - Don't Let The Sun Go Down On Me (Live)

 

エルトンとバーニーが再会するシーン

Elton John - Sorry Seems To Be The Hardest Word

Elton John - Sorry Seems To Be The Hardest Word

エルトンとバーニーが再会するシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Sorry Seems To Be The Hardest Word』です。

「なんて悲しい状況」と、レストラン内のお客さんと共にエルトンが歌うミュージカルシーン。

流れる涙を堪えながら席に戻ったエルトンを待っていたのは、盟友バーニー。どこまでも優しい彼に心が温かくなりました。

邦題「悲しみのバラード」は、イギリスのR&Bグループ「ブルー」がカバーした事でも有名。とても切なく、優しいメロディの楽曲です。

Blue Featuring Elton John - Sorry Seems To Be The Hardest Word

 

エルトンとバーニーが別れるシーン

Goodbye Yellow Brick Road (Remastered 2014)

Elton John - Goodbye Yellow Brick Road

エルトンとバーニーが別れるシーンで流れる曲は、Elton Johnの『Goodbye Yellow Brick Road』です。

再会するも、エルトンの身勝手な言い分に嫌気が差したバーニーが、ついに本気で離れて行ってしまうシーン。エルトンがリハビリ施設に辿り着くシーンまで歌われます。

冒頭は、ほぼバーニーが歌うミュージカルシーンとなっています。

エルトンがバーニーに甘えっぱなしなのは、彼を母親のように思っているからなのではないでしょうか。やっぱり幼少期の母の愛情って大事。

邦題「黄昏のレンガ路」は、アメリカレコード協会からダブル・プラチナ認定を受けた楽曲で、キーの高いサビが心にグっと来る名曲です。

 

エルトンがリハビリ施設を出るシーン

Elton John - I'm Still Standing

Elton John - I’m Still Standing

エルトンがリハビリ施設を出るシーンで流れる曲は、Elton Johnの『I’m Still Standing』です。

自身で立ち上がり、立ち直って行くシーン。バーニーも面会に来てくれて、そこには変わらぬ友情がありました。

過去を振り返り、昔のレジーをエルトンが抱きしめるシーンは涙もの。やっと自分を愛せた…というラストには感動の嵐でした!!

シラフの自分が音楽を作れるのか不安がっていたエルトンは、力強く前向きな歌を作曲。

当時のMVを再現したクライマックスは見ものです!

 

エンディング〜エンドロール

Elton John, Taron Egerton - (I'm Gonna) Love Me Again

Elton John & Taron Egerton - (I'm Gonna) Love Me Again

エンディング〜エンドロールで流れる曲は、Elton John & Taron Egertonの『(I'm Gonna) Love Me Again』です。

エルトンの「その後」が語られるエンディング。良きパートナーにも子どもにも恵まれて、ハッピーエンドで良かった!

エルトン本人と主演のタロン・エガートンが歌った、今作の主題歌である「ラブ・ミー・アゲイン」は、ゴールデングローブ賞主題歌賞、アカデミー賞歌曲賞などを受賞しました。

もちろん作詞はバーニー。過去の映像が織り込まれたMVも必見ですよ♪

他の伝記映画よりもスッキリとするラストで、ストーリーもわかりやすいのでミュージカル映画としても楽しめました!

 

エンドロール②

Elton John, Kiki Dee - Don't Go Breaking My Heart (with Kiki Dee)

Elton John with Kiki Dee - Don’t Go Brealing My Heart

エンドロールで流れる二曲目は、Elton John with Kiki Deeの『Don’t Go Brealing My Heart』です。

エルトンとキキがデュエットするシーンでも使用されています。

 

サウンドトラック

 

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beersy

ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)