2022年7月1日公開の映画『エルヴィス』。
主演:オースティン・バトラー 監督:バズ・ラーマン
「世界史上最も売れたソロアーティスト」の第1位で、「キング・オブ・ロックンロール」と評されるアーティスト「エルヴィス・プレスリー」の生涯を描いた実写映画。
禁断の「ロックスタイル」を確立した彼がいなければ、ビートルズも、クイーンも存在しなかった…と言われ、人種差別がはびこっている世界を変えました。
実在したエルヴィスのマネージャーである「トム・パーカー大佐」との関係にフィーチャーした、伝記的なストーリーになっています。
また、そのパーカー大佐役を、アカデミー賞受賞俳優のトム・ハンクスが演じた事でも話題になりました。
この記事では、「ロミオ+ジュリエット」「ムーラン・ルージュ」を手がけたバズ・ラーマン監督の映画『エルヴィス』で流れる40曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
『エルヴィス』を聴く
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※調査の結果、聴けるものだけリンクを設置。
『エルヴィス』を観る方法
『エルヴィス』で流れる曲とは?
電光掲示板にエルヴィスの文字が出ているシーン
Elvis Presley - Suspicious Minds
オープニングで流れた曲は、Elvis Presleyの『Suspicious Minds』です。
物語は、トム・ハンクスが演じるパーカー大佐が倒れ、彼が思い起こす回想シーンから始まります。
電光掲示板に大きく映し出された「ELVIS」の文字が、当時の彼の人気度の高さと、世の中のバブリー感を表していますね!
優しくも力強いリズミカルなバラードと、エモい映像が当時のアメリカを想像させてくれます。
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薬を打ったエルヴィスが、ステージで熱唱しているシーン
Elvis Presley - Also Sprach Zarathustra
薬を打ったエルヴィスが、ステージで熱唱しているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Also Sprach Zarathustra』です。
倒れつつもほぼ無理やり薬を打たれ、見事な歌唱力を披露するエルヴィスが映し出されるシーン。
最初からエンディングを観てしまったかのような、壮大なネタバレ感は否めませんが。笑
こちらの、邦題「アメリカの祈り」は、アメリカのカントリーソングライターであるミッキー ・ニューベリーが、 19世紀のアメリカの3つの歌をメドレーに編成し、1971年に発表した楽曲。
オーケストラを用いた壮大な曲に、パワフルなエルヴィスの歌声が絶妙にマッチ。ぜひ布施明さんに歌って欲しい…。
ハンク・スノウがステージで歌っているシーン
Hank Snow - A Fool Such As I
ハンク・スノウがステージで歌っているシーンで流れた曲は、Hank Snowの『A Fool Such As I』です。
大佐がマネージメントしているハンク・スノウは、カナダ系アメリカ人のカントリーミュージックアーティスト。
伝統的なカントリーミュージックを追求していたハンク。エルヴィスは、ゴスペルの他に彼にも影響を受けたとされています。
これぞカントリー!といった、明るくリズミカルな曲調。
ジミー・ロジャーズ・スノウがレコードをかけるシーン
Elvis Presley - That's All Right
ジミー・ロジャーズ・スノウがレコードをかけるシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『That's All Right』です。
ハンク・スノウの息子であるジミーが、若者の間で流行っているエルヴィスのレコードを持込み、音楽を流します。
この時に全てが始まった…という、物語の核となるシーン。
のちに名曲・代表作となる「ザッツ・オールライト」は、幼きエルヴィスが、黒人達が歌っているのを覗き加わるシーンを含め、大佐が初めて観るエルヴィスのステージ「ヘイライド」まで流れています。
「ヘイライド」で、エルヴィスがライブをするシーン
Elvis Presley - Baby, Let's Play House
「ヘイライド」で、エルヴィスがライブをするシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Baby, Let's Play House』です。
カントリー音楽の公開ラジオ番組「ルイジアナ・ヘイライド」で、緊張しているエルヴィスがヤジを飛ばされたあとに歌うシーン。
そのセクシーな腰つきと歌い方に熱狂し、観客の女性達が年代問わず「女子」になった瞬間です!
その禁断の果実のようなライブを楽しんで良いかわからず、でも声が出てしまう…!という女性達が続出。
当時としては革命的なライブで映画の再現度は素晴らしいものだそうですが、本物のライブも観たいですね!!
ビッグ・ママ・ソーントンが「ハウンド・ドッグ」を歌うシーン
Shonka Dukureh - Hound Dog
ビッグ・ママ・ソーントンが「ハウンド・ドッグ」を歌うシーンで流れた曲は、Shonka Dukurehの『Hound Dog』です。
黒人が集うクラブでお酒を呑みながら歌うシーン。絵になる…!
ビッグ・ママ・ソーントンは、アメリカのR&B歌手、ソングライター。エルヴィスが影響を受けたとされるアーティストの一人です。
この「ハウンド・ドッグ」も彼女の歌ですが、エルヴィスがカバーした事により有名になりました。
彼女を演じたションカ・デュクレは、アメリカのゴスペル歌手・女優ですが、今作が公開された直後、お亡くなりに…。
再現度抜群のパワフルな歌声に感動!本当に惜しい方を亡くしました。
エルヴィスがビール・ストリートを歩くシーン
Doja Cat - Vegas
エルヴィスがビール・ストリートを歩くシーンで流れた曲は、Doja Catの『Vegas』です。
白人施設に馴染めないエルヴィスが、ブルースの街・メンフィスのビール・ストリートを回るシーン。
どこにいてもR&Bが聴こえて来る街は、観光名所にもなっています♪
ドージャ・キャットは、アメリカのシンガーソングライター、ラッパー。
この曲は、前述したションカ・デュクレも参加しており、筆者的にはそちらの歌声のほうが気になってしまいました。笑
遅咲きの方でしたが、これからもっともっとコラボして欲しかったです。
エルヴィスが、大佐と共にツアーに出るシーン
Elvis Presley - Blue Suede Shoes
エルヴィスが、大佐と共にツアーに出るシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Blue Suede Shoes』です。
エルヴィスがスターになると踏んだ大佐は、ともにツアーを回る事を提案。
行く先々で女性達のハートを鷲掴みにするシーンです。
1956年に発売されたカール・パーキンスのシングルですが、エルヴィスがカバーしたことにより有名曲に。
ついつい踊りたくなるロカビリー、エモくて最高ですね♪
ハンク・スノウがステージで歌っているシーン
Hank Snow - A Fool Such As I
ハンク・スノウがステージで歌っているシーンで流れた曲は、Hank Snowの『A Fool Such As I』です。
エルヴィス目当ての観客がシーンとしているステージで歌う、ちょっと気の毒なシーン。
冒頭のハンク・スノウがステージで歌っているシーンでも使用されています。
エルヴィスの元に女性が訪れるシーン
Elvis Presley - Craw-Fever
エルヴィスの元に女性が訪れるシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Craw-Fever』です。
どんどん有名になって行くエルヴィス。
母・グラディスの心配をよそに、彼の元に様々な女性が近寄って来るシーン。
お母さんの気持ちわかります!息子タンが!!どこの馬の骨かもわからない女に!!!
でも、この親子はちょっとお互いに依存している関係ですよね。
ちなみに母・グラディスを演じたヘレン・トムソンさん、ご本人にとっても似ています。ぜひ見比べてみてください!
エルヴィスが、女性の下着を投げられながら野外ステージで歌っているシーン
Elvis Presley - Shake Rattle & Roll
エルヴィスが、女性の下着を投げられながら野外ステージで歌っているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Shake Rattle & Roll』です。
1954年に、アメリカのR&Bミュージシャンであるジェシー・ストーンが作った曲。様々なアーティストにカバーされています。
大佐に、エルヴィスに曲をカバーさせて欲しいと言われたハンク・スノウですが、彼は生粋のカントリーミュージシャンで硬派なため、セクシーなダンスをし、ましてや下着を投げられるエルヴィスにドン引き。
でも息子はエルヴィスに憧れ、感化されている模様…本当に気の毒なパパですね;
エルヴィスが録音しているシーン
Elvis Presley - Heartbreak Hotel
エルヴィスが録音しているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Heartbreak Hotel』です。
ハンク・スノウと別れ独立しRCAレコードへ移籍後、一枚目のシングルを録音するシーン。
「自殺の歌」と揶揄されましたが、若者のハートをガッチリと掴み成功!
エルヴィスにとって初のビルボード・チャート1位を獲得した曲で、のちにビートルズにも影響を与えました。
踊りながら録音する、エルヴィスのシルエットがとてもセクシーです♪
エルヴィスが車や家を買い、活躍して行くシーン
Elvis Presley - I'm Coming Home
エルヴィスが車や家を買い、活躍して行くシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『I'm Coming Home』です。
貧しい暮らしから一転、これぞアメリカン・ドリーム!
念願だったピンクのキャデラックに家族を乗せ、新居である豪邸に行くシーン。
ここで大佐はグッズ展開もし、さらなる露出をして行きます。
晴れやかな気分にさせる、アップテンポでキャッチーな曲。
エルヴィスがテレビで「ハウンド・ドッグ」を歌うシーン
Elvis Presley - Hound Dog
エルヴィスがテレビで「ハウンド・ドッグ」を歌うシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Hound Dog』です。
番組でバラードを、と言われていたにも関わらず、黒人歌手であるビッグ・ママ・ソーントンの曲を歌うシーン。
テレビ出演の前に、のちにブルース界のレジェンドとなるB.B.キングと会話をしているのですが、とっても仲良しでほっこりしますよね♪
「エルヴィス本人のことも好きだった。エルヴィスに対して、悪い感情はいっさいない」などと、B.B.キングの自叙伝にも記されています。
エルヴィスが「骨盤エルヴィス」と酷評されるシーン
Elvis Presley - Are You Lonesome Tonight?
エルヴィスが「骨盤エルヴィス」と酷評されるシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Are You Lonesome Tonight?』です。
新聞などの映像が目まぐるしく変わり、激怒しているテレビ委員会と美しいバラード曲との、激しい対比に疲れるシーンです。
エルヴィスがピアノを弾きながら静かに歌っていますが、テレビなどで「骨盤エルヴィス 」と揶揄されている事に傷付いている様子。
彼の心情を汲み取るかのような、優しいバラードが流れます。
エルヴィスが、B.B.キングのクラブに行くシーン
Denzel Curry,Play That Boi Zay - Let It All Hang Out
エルヴィスが、B.B.キングのクラブに行くシーンで流れた曲は、Denzel Curry,Play That Boi Zayの『Let It All Hang Out』です。
デンゼル・カリーはアメリカ合衆国のラッパー、歌手、ソングライター。
世間を気にした大佐の指示で、エルヴィスは燕尾服を着せられ「新生エルヴィス」として活動。
しかしそれによりアーティストとしてのプライドを傷付けられたエルヴィスが、B.B.キングに会いに行くシーン。
前述しましたが、人種の壁を超え本当に中の良い二人ですよね!街でのエルヴィスフィーバーもすごいです。
リトル・リチャードが熱唱しているシーン
Little Richard - Tutti Frutti
リトル・リチャードが熱唱しているシーンで流れた曲は、Little Richardの『Tutti Frutti』です。
クラブ「ハンディ」で、のちにロックンロールの創始者の一人となるリトル・リチャードが熱唱しているシーン。
舌を噛みそうな歌詞をさらりと歌いこなすのが、スゴイ…。
ちなみにリトル・リチャード役は、シャネルの初・黒人男性モデルのアルトン・メイソン。
歌はレ・グリーンという歌手が担当しています。
シスター・ロゼッタ・サープが歌うシーン
Yola - strange things happening every day
シスター・ロゼッタ・サープが歌うシーンで流れた曲は、Yolaの『strange things happening every day』です。
1930年代から1940年代にかけ、ゴスペル・ジャズ・ブルースなどをMIXした演奏で人気を博したアメリカの歌手、シスター・ロゼッタ・サープが自身の歌を歌うシーン。
野外ライブのシーンまで流れる、パワフルでキャッチーなロックです♪
演技・歌は、ソウルフルな歌唱力を持つシンガーソングライターのYolaが担当。この方も…本人に似てる!!神配役ですね。
エルヴィスが野外ライブで約束を破り、腰を振りながら歌うシーン
Elvis Presley - Troble
エルヴィスが野外ライブで約束を破り、腰を振りながら歌うシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Troble』です。
「腰を振ったら逮捕」…ってスゴイ時代ですよね。
ライブ会場も白人と黒人をバッサリ分けてあって、本当に信じられないほど差別が酷いシーンです。
そんな中、エルヴィスは自分の信念を貫き思い切りパフォーマンスをするんです。
後先考えずに自身で行動を起こす。まさにこの行為こそが新のロック!!
エルヴィスとプリシラが部屋で話しているシーン
Elvis Presley - Can't Help Falling In Love
エルヴィスとプリシラが部屋で話しているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Can't Help Falling In Love』です。
アメリカ空軍将校のパイロットの娘であるプリシラと、訓練中のエルヴィスが恋に落ちるシーン。
ここで流れるのは名曲・邦題「好きにならずにいられない」です。
様々なアーティストがカバーしている事でも有名ですね!
1961年に公開されたエルヴィス主演の映画「ブルー・ハワイ」にも使用されています。
エルヴィスとプリシラがキスをするシーン
Kacey Musgraves - Can't Help Falling In Love
エルヴィスとプリシラがキスをするシーンで流れた曲は、Kacey Musgravesの『Can't Help Falling In Love』です。
ケイシー・マスグレイヴス は、アメリカのカントリー・ミュージック・アーティスト。
アルバム「ゴールデン・アワー」は、グラミー賞を獲得しました。
エルヴィスとプリシラの二人がたどたどしくキスをする温かいシーンに、ケイシーの優しい歌声とピアノの「好きにならずにいられない」が絶妙にマッチしていて、涙が出て来るほど美しい映像となっています♪
エルヴィスが映画に出演するシーン
Elvis Presley - A Little Less Conversation
エルヴィスが映画に出演するシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『A Little Less Conversation』です。
帰国後、ついに念願の映画界へ進出したエルヴィス。
こちらの曲の邦題は「おしゃべりはやめて」で、1968年エルヴィス主演のミュージカル映画「バギー万歳!」にも使用されています。
日本ではFIFAワールド・カップのCMや、今でも様々な媒体で聴く事のある有名曲。
大佐がエルヴィスの映画界進出を語るシーン(エルヴィス達がバスの中で踊るシーン)
Elvis Presley - Viva Las Vegas
大佐がエルヴィスの映画界進出を語るシーン(エルヴィス達がバスの中で踊るシーン)で流れた曲は、Elvis Presleyの『Viva Las Vegas』です。
こちらは1964年エルヴィス主演のミュージカル映画「ラスベガス万歳」でも使用されています。
エルヴィスが映画界でどのように活躍しているかを、大佐が語るシーン。
派手なバスに乗りながら歌い踊るエルヴィスと、その周辺人物達が映画に出演しているかのような映像が流れます。
パリピな音楽でノリノリ♪ 今でも聴くと楽しくなるアップテンポの歌です。
マーティン・L・キング牧師が暗殺されたというニュースが流れるシーン
Elvis Presley - Edge of Reality (Tame Impala Remix)
マーティン・L・キング牧師が暗殺されたというニュースが流れるシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Edge of Reality (Tame Impala Remix)』です。
黒人公民権運動の指導者である、キング牧師の暗殺。黒人と共に幼少期を過ごして来たエルヴィスが、衝撃を受けるシーン。
その頃から、エルヴィスの役者としての活躍が低迷して行く。
まさに「Edge of Reality(邦題/現実の端)」の歌詞「人生を賭けた夢は、ここで幻滅する」などが、暗殺のニュースと共に迷走して行くエルヴィスを表していますね。
大佐がおもちゃを使ってミシンのCMの真似をしているシーン
Elvis Presley - Here Comes Santa Claus (Right Down Santa Claus Lane)
大佐がおもちゃを使ってミシンのCMの真似をしているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Here Comes Santa Claus (Right Down Santa Claus Lane)』です。
エルヴィスが出演したミシンのCMを、大佐が面白おかしくクリスマスのおもちゃで再現するシーン。
日本でもお馴染みのクリスマスソング「サンタクロースがやってくる」が小さく流れています。
この曲は「歌うカウボーイ」と呼ばれたGene Autry作曲の歌のカバー。
エルヴィスが歌うとアダルトな雰囲気になりますね♪
エルヴィスがビンダーやハウに会うシーン
Elvis Presley - I Got A Feelin' In My Body
エルヴィスがビンダーやハウに会うシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『I Got A Feelin' In My Body』です。
低迷しているエルヴィスが、ジェームズブラウン、ローリング・ストーンズなどの音楽ドキュメンタリー映画「T.A.M.I. Show」を作った名プロデューサーに会うシーン。
車で颯爽と現れる救世主にワクワクしますね!(ファッション、全員ビートルズに見える…笑)
ギターの音色が面白くファンキーなロックです♪
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーン①
Elvis Presley - Heartbreak Hotel
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーンで流れた一曲目は、Elvis Presleyの『Heartbreak Hotel』です。
エルヴィスが録音しているシーンでも使用されています。
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーン②
Elvis Presley - Jailhouse Rock
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーンで流れた二曲目は、Elvis Presleyの『Jailhouse Rock』です。
クリスマスライブに監獄ロック!なんともファンキーなクリスマス。
この曲は、1957年に公開されたエルヴィス主演映画3作目の主題歌です。
日本でも様々なアーティストがカバーをしているので、聴いた事のある人も多いのではないでしょうか♪
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーン③
Elvis Presley - Guitar Man
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーンで流れた三曲目は、Elvis Presleyの『Guitar Man』です。
売春婦の格好をしたダンサーやカンフー・アクションを用いて、ド派手に歌うシーン。
テレビ局は怒り出て行ってしまいます。確かにファミリー向けクリスマスソングではない。笑
アップテンポのロックで、現代で聴いても心が弾む歌です♪
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーン④
Elvis Presley - Tiger Man
エルヴィスがクリスマスライブで歌うシーンで流れた四曲目は、Elvis Presleyの『Tiger Man』です。
前述した「Guitar Man」とのミックスで、うまく繋いである演出に感動!
これは盛り上がるセットリストですね♪
ステージは最高潮になりますが、ケネディ上院議員が暗殺されたというニュースが流れ、突然中断してしまいます。
ケネディ上院議員が暗殺されたというニュースのあと、エルヴィスがピアノを弾き歌うシーン
Elvis Presley - Here Comes Santa Claus (Right Down Santa Claus Lane)
ケネディ上院議員が暗殺されたというニュースのあと、エルヴィスがピアノを弾き歌うシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Here Comes Santa Claus (Right Down Santa Claus Lane)』です。
大佐がおもちゃを使ってミシンのCMの真似をしているシーンでも使用されています。
エルヴィスがクリスマスライブで新曲を歌うシーン
Elvis Presley - If I Can Dream
エルヴィスがクリスマスライブで新曲を歌うシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『If I Can Dream』です。
テレビ局や大佐の言いなりではなく自分が好きな歌を歌おうと、プロテスト・ソングを作り歌うシーン。
邦題は「明日への願い」筆者は初めて聴きましたが、何度も聴いてしまうほどの名曲バラードだと思います!!
手を振りながらソウルフルに歌い上げる本人と、完全にコピーしているオースティンにも注目♪
エルヴィス達が海外ツアーを計画しているシーン
Elvis Presley - Any Day Now
エルヴィス達が海外ツアーを計画しているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Any Day Now』です。
大佐と別れ、海外を視野に入れた計画を練るエルヴィス一行。
「エア・プレスリー」という飛行機を用意しツアーをしようとするシーン。バブリー過ぎるけど大丈夫??
ワクワクしているエルヴィス達の心を表すかのような、リズミカルで明るいカントリーが流れます♪
エルヴィスが大佐のお見舞いに行くシーン
Elvis Presley - Power of My Love
エルヴィスが大佐のお見舞いに行くシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Power of My Love』です。
いつも大佐に、うまく言いくるめられてしまうエルヴィスを心配するプリシラ。
しかし、会って話すと決意し、体調不良で入院している大佐のもとへエルヴィス一行が向かうシーンです。
マンネリ化した数々の映画作品の後に発表された、ギターを駆使したロック。ローテンポながら力強く、最高にクールな楽曲です♪
エルヴィスがリハーサルをしているシーン〜本番シーン
Elvis Presley - That's All Right(Vegas Rehearsal)
エルヴィスがリハーサルをしているシーン〜本番シーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『That's All Right(Vegas Rehearsal)』です。
アメリカのバックシンガー・ガールズグループであるスウィート・インスピレーションズ、サザンゴスペルカルテットのインペリアルズ、30人編成の楽団を用いたショーのリハーサルシーン。
エルヴィスが初めて録音した「That's All Right」を、エルヴィス指揮のもとゴスペルを合わせ豪華に歌い上げています!
ライブ中に、大佐がホテルと五年契約の話をしているシーン
Elvis Presley - Suspicious Minds
ライブ中に、大佐がホテルと五年契約の話をしているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Suspicious Minds』です。
オープニングでも使用されています。
ライブの最後の曲を歌うシーン
Elvis Presley - Can't Help Falling In Love
ライブの最後の曲を歌うシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Can't Help Falling In Love』です。
エルヴィスとプリシラが部屋で話しているシーンでも使用されています。
大佐がライブ中の警備体制を心配しているシーン
Elvis Presley - Polk Salad Annie
大佐がライブ中の警備体制を心配しているシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Polk Salad Annie』です。
エルヴィスのもとに殺害予告が届き、大佐が警備は大丈夫なのかと心配するシーン。
人気が高まると同時にアンチも増え、敵も多くなって行きます。悲しい事に、これは世界共通なのかもしれませんね。
ここで流れるロック「Polk Salad Annie」は、アメリカのシンガーソングライターであるトニー・ジョー・ホワイトのシングルです。
エルヴィスが体調を押してツアーを回るシーン
Elvis Presley - Burning Love
エルヴィスが体調を押してツアーを回るシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Burning Love』です。
過密スケジュールと過激なファンからの攻撃を目の当たりにし、ついに過労で倒れてしまうエルヴィス。
アメリカの若き女優であるシャロン・テートがカルト信者に殺害されるという事件も起き、大統領より厳重な警備体制で、ツアーを再開するシーン。
ここで流れる「Burning Love」はノリノリのロカビリーですが、ギリギリの精神状態で歌う彼がとても不憫です。
エルヴィスが中継コンサートをするシーン
Elvis Presley - It's Only Love
エルヴィスが中継コンサートをするシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『It's Only Love』です。
ひと晩で15億人もの人々が観たと言われる、当時では画期的で前代未聞のコンサートが映し出されるシーン。
スゴイ!!の一言ですが、途中、薬がバラバラっと映る瞬間には闇を感じますね…。
ここで流れる「It's Only Love」は、壮大でパワフルなカントリーです。
エルヴィスが薬を打ちながらライブをし、大佐の言う通りにパフォーマンスをするシーン
Elvis Presley - Also Sprach Zarathustra
エルヴィスが薬を打ちながらライブをし、大佐の言う通りにパフォーマンスをするシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Also Sprach Zarathustra』です。
薬を打ったエルヴィスが、ステージで熱唱しているシーンでも使用されています。
大佐に言いくるめられたエルヴィスが、ピアノを弾きながら歌うシーン
Elvis Presley - Are You Lonesome Tonight?
大佐に言いくるめられたエルヴィスが、ピアノを弾きながら歌うシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Are You Lonesome Tonight?』です。
エルヴィスが「骨盤エルヴィス」と酷評されるシーンでも使用されています。
落ち目になったエルヴィスが、娘と別れるシーン
Paravi - Suspicious Minds
落ち目になったエルヴィスが、娘と別れるシーンで流れた曲は、Paraviの『Suspicious Minds』です。
どんどんツアーもマンネリ化し落ち目になって行くエルヴィスが、娘との面会を終えプリシラの元へ送るシーン。
ParaviはRCAレコード所属で、インド系アメリカ人のシンガーソングライター。オープニングで流れた「Suspicious Minds」のカバー曲です。
静かで哀愁のある歌声が、エルヴィスの孤独と寂しさ、枯れて行く様を優しく包み込みます。
エルヴィスの最期のライブが流れるシーン
Elvis Presley - Unchained Melody
エルヴィスの最期のライブが流れるシーンで流れた曲は、Elvis Presleyの『Unchained Melody』です。
死の6週間前である、1977年6月21日のライブ映像が流れるシーン。
この場面、歌い始めてからの映像は、本物のライブ映像だそうです。それまでのオースティンの演技もスゴイ…。
見るからにフラッフラですが、最期まで見事な歌唱力で観客を沸かせました。
ちなみにこの歌は1955年、アメリカの作曲家であるアレックス・ノースが映画「アンチェインド」のために作成。
ブルー・アイド・ソウルのデュオであるライチャス・ブラザーズが歌ったバージョンが、1990年の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』で使用され大ヒットを記録した事で有名ですね!
最期のライブ映像はコチラ↓
エンディング〜スタッフクレジット
Elvis Presley - In the Ghetto
エンディング〜スタッフクレジットで流れた曲は、Elvis Presleyの『In the Ghetto』です。
作中のリミックスバージョンはコチラ↓
エンディングは、大佐のエルヴィスに対する金銭的搾取についての裁判が始まっていた事や、大佐のその後などが字幕で流れます。
ここで流れるのは、シカゴのスラム街に生まれた少年の、誕生から死までの人生の物語が歌詞にされている歌。
社会的メッセージの盛り込まれたこの楽曲が、映画を締めくくりました。
切なくてやりきれない気持ちになるエンディングです。
エンドロール①
Eminem ft. CeeLo Green - The King And I
エンドロールで流れた一曲目は、Eminem ft. CeeLo Greenの『The King And I』です。
アメリカのラッパーであるエミネムと、R&Bも歌いこなせるラッパーのシーロー・グリーンのフューチャリング曲。
突然のクールなラップに驚きましたが、現代を象徴しているかのようなこの曲で、一気に現実に引き戻されました。
個人的には、やはりエルヴィスのカバーか本人の曲が良かったかなと思います。笑
エンドロール②
PNAU - Don't Fly Away
エンドロールで流れた二曲目は、PNAUの『Don't Fly Away』です。
プナウは、オーストラリアの2人組ユニット。
「Don't Fly Away」は、エルヴィスの「Suspicious Minds」のリミックスバージョンです。
エルヴィスの歌声を使用した爽やかなダンス・ポップになっており、しんみりとした気持ちが晴れやかになりました♪
エンドロール③
Elvis Presley - If I Can Dream
エンドロールで流れた三曲目は、Elvis Presleyの『If I Can Dream』です。
エルヴィスがクリスマスライブで新曲を歌うシーンでも使用されています。
筆者の感想
悪名高きマネージャー、パーカー大佐との関係にフィーチャーした作品ですが、現代では考えられないほどの人種差別や今でも課題の貧困問題など、社会的メッセージを発信し続けたエルヴィスの人生をしっかりと描いたストーリー。
エルヴィス役のオースティン・バトラーの歌声が、圧倒的存在感を放っています!(作中はエルヴィス本人とオースティンの歌声の両方が使用されています)
そして、作中の衣装にも注目して頂きたい。プラダ、ミュウミュウ、マノロ・ブラニクといった、ハイブランドのアーカイブアイテムを取り入れたファッションにうっとりしますよ!
また、世代ではない筆者はエルヴィスの事をよく知らないものの、多くの曲は耳にした事がありとても楽しめました。
※あまりに曲数が多く、まだ全てはご紹介しきれていないので随時更新して行きます!!
ぜひ、サントラや公式YouTubeも聴いてみてくださいね♪
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