2023年7月28日に公開された映画『キングダム 運命の炎』は、原泰久の人気コミック「キングダム」を原作とした実写化シリーズの第3作目。
主演は山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかおで、実際の史実を基にした壮大なストーリーに注目です。
映画館で観ると、戦の迫力も倍増でした!
この記事では、映画『キングダム 運命の炎』を劇場で鑑賞してきたので、その予習とネタバレ、あらすじをご紹介していきます。
『キングダム 運命の炎』を観る方法
『キングダム 運命の炎』を予習する
春秋戦国時代末期の中国を舞台にし、実際の歴史に基づいて描かれる物語ということもあって、登場キャラクターが多い!また、地名なども出てくるため公式HPなどで基本的な情報を見ていくと良いですよ。
または、アニメの序盤だけでも見ておくと、今作がどういった描かれ方をするのか、壮大な戦いを舞台にした演出などの全体的な雰囲気がわかっていいかもしれませんね。
予習をした範囲も踏まえて、実写ならではの演技に引き込まれる作品なので、アニメとちがった魅力を感じることでしょう。
本作から観ても平気か?
マンガ・アニメシリーズは長いので見るとなると時間が必要!また、実写映画は今作でシリーズ3作目ということもあり、続編としては見ておきたいところですが…。
今作で信や王騎たちのその後が描かれていく中、基本的なおさらい・過去のハイライトなどは作中で語られるので大丈夫です。
過去作を絶対に見ておく方が良いというわけではありませんが逆に今作を見て、「羌瘣や信の活躍がもっと見たい!」と思ったら過去作を見るのもオススメ!
おすすめの視聴は映画館?配信?
映画館で見ると大きなスクリーン上に映し出される戦模様の迫力があります!
また、各役者たちの神妙な面持ちを間近に感じられるのもポイント。感動的なシーンもより引き込まれますよ。
大音量のサウンドでは、壮大な戦を思わせたり、切ないシーンをより感動的に感じさせるのも良いので、今作は映画館がオススメ!
もし配信を待つなら、過去作1~2作と合わせて見るのも良いでしょう。また、字幕機能付きで見れる配信だと、登場人物や地名などが確認しやすいというメリットがありますよ。
【ネタバレなし】『キングダム 運命の炎』のあらすじ
500年にわたり、七つの国が争い続ける中国春秋戦国時代。戦災孤児として育った信は、亡き親友と瓜二つの秦の国王・嬴政と出会う。運命に導かれるように若き王と共に中華統一を目指すことになった信は、「天下の大将軍になる」という夢に向けて突き進んでいた。
そんな彼らを脅威が襲う。秦国への積年の恨みを抱く隣国・趙の大軍勢が、突如、秦への侵攻を開始。残忍な趙軍に対抗すべく、嬴政は、長らく戦から離れていた伝説の大将軍・王騎を総大将に任命する。決戦の地は馬陽。これは奇しくも王騎にとって因縁の地だった…。
出撃を前に、王騎から王としての覚悟を問われた嬴政が明かしたのは、かつて趙の人質として深い闇の中にいた自分に、光をもたらしてくれた恩人・紫夏との記憶。その壮絶な過去を知り、信は想いを新たに戦地に向かう。100人の兵士を率いる隊長になった信に、王騎は『飛信隊』という名を授け、彼らに2万の軍勢を率いる敵将を討てという無謀な特殊任務を言い渡す。 失敗は許されない。秦国滅亡の危機を救うため、立ち上がれ飛信隊!
以下より重要なネタバレを含みます。
『キングダム 運命の炎』のネタバレ
信の新たな戦いが始まり
信(しん)という名の少年は「天下の大将軍になる」という夢を追い求め、秦国の王・嬴政(えいせい)の元で活躍を始めます。
これまでの戦いで武功を上げた彼は、王騎(おうき)の元で修業をすることに…無法地帯を平定するという大きな成果を収めたのです。そうした中、趙国が大軍を率いて秦国に侵攻を始めたことで信と王騎は嬴政のいる王宮へと戻りました。
既に多くの民が虐殺されたという知らせを受け、「誰が総大将を務めるべきか」と議論が巻き起こります。呂不韋(りょふい)は蒙武(もうぶ)を総大将に推しますが、王騎の方がふさわしいということになり、彼が総大将と決まりました。
王騎は嬴政の元で戦うにあたり、彼の覚悟や決意がどれほどかと問いましたね。
そうして嬴政は過去を語りますが…まさか趙国にいたり、ひどい仕打ちを受けていたりという事実に驚きましたね。
だからこそ今の嬴政があるのだなと思いつつ、闇商人の紫夏(しか)との出会いと別れに感動しました。
馬陽へ
王騎は信や兵を率いて、趙国の兵が迫る馬陽(ばよう)へ。兵たちは農民上がりが多く、指揮は高くありませんでしたが…王騎が静かに号令をかけることで、兵たちの指揮は一気に上がりました。
王騎は兵力差や司令役となる者たちの能力を鑑みて、大きく3つの隊に分けて敵を迎え撃つことにします。
そうして戦いが始まる中、「飛信隊(ひしんたい)」と名付けらた信の百人隊は王騎から驚きの作戦を持ちかけられます。
長距離戦を得意とし、あとあと厄介な存在となる馮忌(ふうき)の軍隊への攻撃を持ちかけられた信。2万の兵に対して敵将を討つには、隣の岩山からの攻撃が最適だと考えて「飛信隊」は動き出します。
信の百人将には副将が二人おり、前作までの活躍もすさまじかった羌瘣がいて安心でしたね。
もう一人の男の副将も補佐的な動きを見せますが…彼が王騎の無理難題に対して「無理だ」と言った際に、王騎がこれまでにないような恐ろしい目で見返すのが印象的!
いつも不敵に笑っていることが多い王騎の貴重なワンシーンであり、彼を演じる大沢たかおの演技力の幅の広さを感じました。
奇襲
信たちは岩山の麓まで見つからずにたどり着けましたが、敵兵との戦いを余儀なくされていきます。
飛信隊は信を敵将に近付けさせるべく協力し、彼らの脅威に気付いた馮忌は撤退を決意。
しかし、信は彼のすぐ近くまでたどり着き、勢いよく間を詰めて討ち取ることに成功したのです。
この日の戦いは信の活躍により秦国の優勢で終わりました。
信を敵将に近づけるべく、仲間たちが必死にしんがりを務めるのは応援したくなりましたね。多くの敵兵に対し、100人しかいない信の部隊…諦めることなく声を掛け合う姿が印象に残りました。
そして、信は羌瘣(きょうかい)と協力して戦うアクションシーンも見もの!息を合わせて大勢を蹴散らしていく姿は爽快感もありました!
馮忌は信こそ恐れていませんでしたが、この奇襲までの流れ自体が王騎の策ではと思って撤退を考え始めるのも無理もありませんね。今回は王騎と信頼に応えた信たちの勝利だと言えるでしょう。
夜の宴
しかし、勝利の余韻に浸る間もなく、新たな脅威が現れます。
「飛信隊」が酒盛りをしている最中、龐 煖(ほう けん)という人物が現れ、隊の者たちを斬りつけ始めた…彼は王騎と何か因縁があるようですが今作はここで終わりました。
趙国との戦いは翌日に持ち越される中、まさかの奇襲!しかも武神と名乗る龐煖は信や羌瘣を寄せ付けない強さを見せた…。
そんな良い所で今作は終わりとは、早くも続きが見たくなりますね!他の勢力の動きも含めて、ひとまずアニメやマンガで続きを見ようかな…!
1巻〜
全巻
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