刑事のダニー・ロックは、愛娘の行方を追う中で、“絶対に捕まらない男”として知られる怪しげな人物に遭遇し、その男の関与を調べるというサスペンス映画。
現実と幻想が交錯する状況を描きます。主演はベン・アフレックで、監督はロバート・ロドリゲス。上映時間は94分。
この記事では、映画『ドミノ』のネタバレ解説やオススメ関連映画を劇場鑑賞者が解説していきます!
どんな映画?おすすめポイントを紹介!
ドミノ だまされていることに気付かない!?そんな映像体験と、納得のストーリーが楽しめました! 評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
ストーリー
娘を探していたロークが謎の男を見つけてからのストーリーは「このあと、どんな展開になるのかな?」とワクワクさせられましたね。様々な真実がわかってからの映画の後半も必見です!
演出
映画の重要なポイントに触れることになるため詳しくは言えませんが…映画後半の謎が解かれるような演出が良かったです!あとは、最後のワンシーンもかな!
その作品ならではの切り口
派手過ぎず、静かに進んでいくようなミステリー感のある展開が良かったですね。映画の後半は今作ならではの切り口と、「すごいな!」と思わず声に出してしまいそうになるシーンが多かったです。
おすすめポイント
予告で「あなたは騙される」といった文言がありますが、文字通り「こういうことか!」と思えるのがおすすめポイントですね。ベン・アフレックの真剣な表情も魅力です。
一方で、派手なアクションやSF的な演出はあまり無いので、そうした迫力を求める人は「ちょっとちがったかも」と思うかもしれませんね。リアルで良かったと個人的に思いましたが!
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
ロークと娘のミニー
刑事のロークは娘が誘拐されてからカウンセリングを受けていました。カウンセラーに娘と公園で過ごした際のことを話し、その日は業務に復帰。相棒のニックスに貸金庫が襲われるという話を聞いて銀行で張り込みをします。
不審な男の姿を確認したロークは彼が人々を操っていると考え、貸金庫に先回り。そこには娘の写真と「レヴ・デルレインを見つけろ」という文字が書かれていた…警備員が襲ってきて男に逃げられそうになる中、仲間二人と屋上に追い詰めます。しかし、仲間は男に操られて互いを撃ち合い、男は屋上から飛び降りた…地上に男の姿は無く、ロークは事件を追います。
謎の男が言葉をかけるだけで人は操られてしまう!?人をコントロールしたり催眠をかけたりする「ヒプノティック」がテーマとなる今作ならではの展開にワクワクさせられますね。 果たしてロークは娘を見つけることができるのか、彼女が無事なのかも気になりました。
ヒプノティック
ロークは催眠術師の女性を訪ね、ヒプノティックについて知りました。しかし、謎の男によってニックスも操られてしまい、ロークと催眠術師は危険な目に…催眠が解けないと確信していた催眠術師はニックスを撃ち殺し、ロークと共にお尋ね者となってしまいます。
催眠術師は謎の男から逃げていると説明する中、またもや操られた人たちに襲われそうに…しかし、ロークもまたヒプノティックの才能があったことで逃げ切ります。こうして催眠術師と共に情報屋の元に行きついた際にロークは異変に気付きました。
ロークはこれまでの出来事がヒプノティックによって構築された世界であることや、催眠術師が妻であると気付きます。すると見ていた世界が変わり、ここはヒプノティックによる機関の施設だとわかりました。
ロークは娘をかくまい、妻は娘を探したいと考えた…そのため、機関に協力してロークの記憶をリセットし、彼が娘を見つけられるように行動を共にしていたのです。すべてを知ったロークですが娘の居場所は思い出せないと言い、再び記憶をリセットされてしまいます。機関は13回目のリセットをし、これまでと同じようにロークが刑事である設定のもとで行動します。
ロークが過ごしてきた世界はヒプノティックにより構成された、言わば偽りの世界でしたね。そのため、機関は施設内に警察署、銀行と書かれたセットを用意していたという演出がおもしろかったです。 ロークに刑事という役割を思い込ませて本物の警察署にいると思わせていた中、まさか催眠術師は妻だったとはさらに驚き!「レヴ・デルレイン」という言葉に隠された意味も気になりますね。
再会
ロークは貸金庫に向かう際に、娘の写真に書かれていた言葉が場所を示しているとわかって車に乗り込みます。機関は彼を止めようとしますがかなわず、ロークは育ての親の元に到着。4年ぶりに娘に再会したのも束の間、機関は総出でロークの元へやってきました。
育ての親が撃たれる中、娘は妻に記憶を取り戻すよう働きかけつつ、機関のメンバーが撃ち合うよう仕向けます。機関の者たちはここが構築された世界だと気付きますが操られるがまま全滅…ロークは娘のために妻と相談し、彼女をリセットして機関側につくようにしたと明かしました。
記憶を取り戻した妻とローク、そして娘はヘリコプターに乗ってその場を去ったのです。
娘のミニーはヒプノティックを使うと「ここまで強いのか!」と驚きを隠せませんでした。だからこそ、機関は彼女を欲していたと言えますが…ロークたちがうまく彼女をかくまえて幸いですね。 最後に機関のトップを演じるウィリアム・フィクナーが生きているとわかる展開も驚愕ですが…里親の男性になりすましていた(思い込ませていた)ようで、これまでロークを追い詰めてきたことも思うと納得の手腕です。
こちらもオススメ!
ベン・アフレック主演の映画なら、以下の2作品もオススメ!
ジャスティス・リーグ
スーパーマンの死後、地球が敵・ステッペンウルフの脅威にさらされて、バットマン(ベンア・フレック)とワンダーウーマンが仲間を集めていくのが物語の冒頭です。フラッシュ、アクアマン、サイボーグと共に3つのマザーボックスを巡る戦いが始まります。
監督は最初はザック・スナイダーからジョス・ウィードンが引き継ぎ、上映時間は120分です。
ベン・アフレック演じるバットマンことブルース・ウェインのたたずまいや、ちょっとした表情が印象的ですね!孤高のヒーローだった彼が仲間と共に戦うという今作は特に好きな作品です! もちろん、『バットマン』シリーズもベン・アフレックの神妙な面持ちや決意するシーンがたくさんあってオススメですよ!
ザ・コンサルタント
自閉症スペクトラムにある天才会計士クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)の2重生活を描く物語。大規模な不正の発見がきっかけでウルフの生命が危険にさらされ、殺し屋としてのスキルを駆使して生き抜くことに…困難を乗り越えながら正義を追求し、自分の過去と向き合っていきます。
監督:は、ギャビン・オコナーで、上映時間は128分です。
ウルフの過去や家族の関係が徐々に明らかになり、彼の人生がどのように形作られてきたのかに注目!そんな彼を演じるベン・アフレックの表情や演技に引き込まれますよ。