2024年7月12日公開の映画『キングダム 大将軍の帰還』は、信と飛信隊が繰り広げる展開や王騎の威厳溢れる戦い、感動的なドラマが詰まった作品です。観る者を圧倒するアクションと予測不可能な展開、心に揺さぶられるサウンドトラックも魅力ですよ。
キングダム 大将軍の帰還
- 未体験
- 4
- 感情移入
- 5
- 再鑑賞
- 4
- 予測不可
- 5
- サウンド
- 5
王騎と龐煖の戦いから目が離せない!信の窮地と合わせて最初から最後まで手に汗握る展開が見ものです!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
『キングダム 大将軍の帰還』は人気?どんな人が観ている?
川崎の映画館に公開日の夜、観に行きました!夜だからか席の埋まり具合は3割ほど。一人で来る人と二人組の人が多かったです。夕飯や飲み物を買ってきてる人もいましたね。空いてる影響もあってか、上映までは会話を楽しんでる人たちもいました。男性や三十代以上が多い印象で、女性や若い人は少なめかな。
シリーズ4作目なので、これまで鑑賞してきた人が観に来できたのかもしれません。初めて4作目から観る人はどれくらいいるかな?と思いましたが、原作を知っていたら「このシリーズだけは見たい!」と思う人もいるかもしれませんね。
ちなみに過去作を観ておくと、山崎賢人演じる信への思い入れが強くなること間違いなし!王騎の威厳たっぷりな雰囲気にも引き込まれますよ。
劇場鑑賞者による映画『キングダム 運命の炎』の予習&ネタバレ解説!
続きを見る
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
前作の『キングダム 運命の炎』の続きから、今作は始まります。
龐煖
信たちは戦いの戦果を祝っていると、何者かが襲って来た…
趙の総大将である龐煖が現れたとわかりますが、信も羌瘣(きょうかい)も成すすべはなく…飛信隊の仲間たちは信を守ろうと必死に盾を構えますが、龐煖はとどめを刺しに来ます。そこに秦と趙の両軍の兵が到着。乱戦となる中、気絶した信が運ばれますが、飛信隊の仲間の多くは命を落としてしまいました。
王騎は信を労おうとしましたが、飛信隊と共に前を向いていたため次の戦いに備えることにします。蒙武(もうぶ)の軍が先行して趙軍と戦い、本陣の山が見える位置にいましたが…龐煖が現れたことで山間の道を深追いしてしまいます。王騎は蒙武は秦国に欠かせないと考え、飛信隊と共に助けに向かいました。
信は同郷だった仲間の尾平と尾到に助けられますが、間近で仲間を失う辛さを知ることになりましたね。BGMと合わせて泣けるシーンでした。
そうした悲しみに暮れる暇もなく、信は戦いへ!本陣から味方に指示をするにあたり、山の頂上から旗を使うのがおもしろかったです。王騎の策が的確に味方に伝わることで、これまでの戦いも勝ってきたのだろうなと思いました。
過去
王騎は囲まれた蒙武を助けるため、側近の騎馬隊を騰(とう)へ走らせ、飛信隊を直進させます。手薄になった道を王騎は馬を走らせ、龐煖と一騎打ちに…2人は壮絶な戦いを始めました。
六大将軍だった王騎は摎(きょう)を龐煖に殺されたという過去があったのです。摎は秦王の娘として生まれましたが政略的な計らいにより王騎の元へ送られました。そこで王騎に鍛えられ、16歳の頃には武功を上げるほどに…その際に秦王が労いに来て、摎が娘だと気付きます。親子の秘密が守られる中、王騎は昌文君(しょうぶんくん)にそのことを明かしていました。
昌文君は嬴政に話していると、楊端和(ようたんわ)が訪ねてきました。彼女は趙が10万を相手に殲滅する力を持っていると話し、趙は大軍を隠しているとわかりますが…王騎は戦いの最中に気付くことになりました。
摎は城を百個とったら王騎の妻にしてもらうという子供の頃の約束を胸に戦っていたようですね。王騎は覚えてないだろうと思っていましたが…彼が「次の馬陽(ばよう)で百個目の城ですね」と話すシーンは見ていて嬉しくなりました。
しかし、龐煖により殺されてしまった摎…その際の王騎の怒りは、表情や声などが圧巻だったのが印象的です。
帰還
王騎は武神と呼ばれていた龐煖を相手に優勢。摎を殺されたことに対する怒りを露わにしながら激闘を繰り広げます。あと一歩のところまで追い詰めますが、李牧(りぼく)が率いる趙の大軍が到着し、焦りを感じる王騎…力任せで戦うしかないと考え、仲間の士気を高めました。
十倍の敵を相手に乱戦となる中、李牧の配下の兵が王騎に一矢放ちます。同時に王騎は龐煖の槍を腹に受けて瀕死に…信と騰は王騎を連れて戦場を離脱。王騎は信が手綱を引く馬に乗りながら彼に武将が見る世界を話しました。
仲間の協力により敵陣を抜けた先で王騎はみんなに最期の言葉をかけます。意気消沈しながら秦国に戻る一同に対し、信は「馬陽を守った」という戦果を語って堂々と門を潜ろうと焚き付けました。
―大将軍の死と共に乱世へ突入していきます…。
軍師である李牧、武神の龐煖。彼らを相手に苦戦を強いられる王騎軍にハラハラしましたね!
戦いのみを考え、鍛え上げていた龐煖は強かった!序盤も凄かったですが、王騎との戦いを見るとさらに驚きましたね。摎を殺した際には王騎から渾身の一撃を受け、多くの矢に射抜かれて死んだかと思われていましたが…生きてリベンジを果たそうと現れたのです。
王騎はたくさんの戦場で多くの仲間を失い、それ以上に敵を倒してきた…だからこそ戦場での強さを持っていたようですね。大沢たかお演じる王騎の作品の演技から目が離せませんでした!
王騎が死ぬ手前に騰、蒙武、信に声をかけていくという最期まで引き込まれたなと思いました。
関連する映画ならこちらもオススメ!
『キングダム 大将軍の帰還』までの話が語られるシリーズ3作目も鑑賞しておくのがおすすめ!マンガの実写映画オススメも一つ、山崎賢人主演から紹介しますね。
キングダム 運命の炎
2023年7月28日公開のシリーズ3作目であり、嬴政の過去が中心となる映画です。彼は幼少期に人質生活を送り、そこで出会った者たちの影響を受けて大きく変わっていった…厳しい環境で成長し、様々な困難を乗り越えてきたことがわかります。
王騎は信と共に趙国の大軍が迫る馬陽(ばよう)へ向かい、壮絶な戦いを始めていきますよ。
見どころは嬴政の過去と成長が深く掘り下げられている点です。恩人である紫夏とのエピソードは感動的でしたね。一方で、王騎将軍とのストーリーや洗浄での話も見逃せません。趙国の龐煖の登場、そして圧倒的な戦いっぷりにも注目ですよ。嬴政の強い意志と仲間たちとの絆が描かれ、物語の深みが増していきます!
映画館で見た際に、主題歌である宇多田ヒカルの「Gold ~また逢う日まで~」の優しい音楽が、嬴政の過去を思い出させてくれて心に沁みましたね。
劇場鑑賞者による映画『キングダム 運命の炎』の予習&ネタバレ解説!
続きを見る
ゴールデンカムイ
映画「ゴールデンカムイ」は、野田サトルによる同名の人気漫画を原作とした実写映画。舞台は明治末期の北海道で、「不死身の杉元」と呼ばれる男が財宝を探し始めるのが主の在ストーリーです。日露戦争の英雄である彼と、脱獄囚たちに注目ですよ。
杉元がアイヌの少女アシリパと出会い、共に冒険していくのが見どころ!寒さをひしひしと感じる北海道の雪景色と合わせて魅力たっぷりですね。絆が強くなる過程やそれぞれの背景に迫るシーンも感動するでしょう。
『キングダム』シリーズの信を演じる山崎賢人が、杉元を演じる点にも注目ですよ。
映画『ゴールデンカムイ』のネタバレを劇場鑑賞者が解説!
続きを見る