2024年8月30日に公開された、Netflix映画『ラッキー・シスターズ 〜これってチャンス?!〜』
腹違いの姉妹が、父の死をきっかけに集まる。
その父の部屋には、とんでもないものが隠されていた！
アルゼンチンで製作された、ハートフル・コメディムービー。
宝くじは買ってないけれど「宝くじ当たればな〜」が口癖のbeersyです！
アルゼンチン映画は全くのノーマークでしたが、こうやって情報を得られて楽しめるのもネトフリのおかげ。
シスコンの筆者は、姉妹もの映画は見逃せないのです！！（アナ雪で号泣）
この記事では、Netflix映画『ラッキー・シスターズ 〜これってチャンス?!〜』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介します！
『ラッキー・シスターズ 〜これってチャンス?!〜』の評価＆感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 3
- 再鑑賞度
- 3
- サプライズ度
- 3
- 話題性
- 2
映画が観客の心にどれだけ響くか、感動の深さや涙の数を評価する。
物語の複雑さや、観客が考えるきっかけを与えるか、推理や考察が必要かなどを評価。
何度も見返したくなる魅力があるか、2回目以降に新しい発見や解釈ができるかを評価。
期待を裏切る展開、驚きのエンディング、斬新な演出など、映画全体のサプライズ要素を評価。
人々の間でどれだけ話題になるか、SNSでのシェアや友人・家族との会話のタネになるかを評価。
ちょっと臆病で不器用なお姉ちゃん・アンジェラ（演／レティシア・シチリアーニ）、ぶっきらぼうで無鉄砲な妹・ジェシカ（演／ソフィア・モランディ）
そんな姉妹が織りなす、アルゼンチンのハートフルコメディ。
アルゼンチンといえばサッカー大国として有名ですが、内情や街並みを知らなかったので良い勉強になりました！
ストーリーは淡々と進み、やや盛り上がりに欠けるものの、緩くて爽やかな挿入曲が多く使われており、するする鑑賞。
大金を目の前にした人間といえば汚くなりがちですが、なぜだかこの姉妹からはそういう気持ち悪さは感じられませんでした。
ただただ毎日を必死に生きていて、少しだけ贅沢をしたい…。
棚ぼたで得たお金なのに、ガツガツした姿がなかったからかもしれません。
上映時間が82分と短く、ラストもスパっとスカっと終わるので、ほっこり温かい気持ちになりました！
以下より重要なネタバレを含みます。
『ラッキー・シスターズ 〜これってチャンス?!〜』のネタバレ
初めて会った姉妹
腹違いの姉妹であるアンジェラとジェシカ。
姉のアンジェラは経営が苦しい幼稚園の補助教師だが、子どもに好かれずクビの危機にさらされ、しかも好きでも無い彼氏の祖母の家に居候している。
一方でジェシカも貧しい母子家庭で、ハンバーガーショップのアルバイトをしていた。
そんな二人は、父親の訃報を聞いて病院に駆けつける。
お互い会ったことが無く、刺々しい物言いで互いを牽制し合いながら父の亡骸を確認するが、そもそも元の顔が分からない。
ジェシカは父と一度も会った事が無く、アンジェラも父とは電話で話しただけで、最後に会ったのは幼少期の頃なのだ。
するとそこへ、父の秘書をしていたというイネシータ・バレスタがやって来る。
彼女は遺体を見て「確かにエルネスト・ディ・パーチェです」と断言し、彼はとある事件の被害者なのに告発されて、憤っていたと聞かされた。
ーー
エルネストは大物だったようで、葬儀には国家司法機構やビジネス協会など、多くの花輪が飾られている。
オマール・チチ区長やエセキエル・バルセナク区長といった、重鎮とも親しくしていたらしい。
その後イネシータは、姉妹をエルネストが住んでいた高級マンションへと案内した。
そしてイネシータが仕事に戻った後、アンジェラとジェシカが帰ろうとタブレットをいじると、壁面の隠し扉が開く。
すると中から、大量の札束が現れ驚愕した。
アンジェラは「危ないお金だろうから手を付けないようにしよう」と言うが、ジェシカは「これは私たちの生活するお金よ」と言ってくすねようとする。
結局アンジェラも誘惑に負け、二人で派手に買い物をしてしまった。
お父さんが死んでしまうという冒頭ですが、姉妹からはそこまでの悲しみは感じられません。
アンジェラとはなぜ電話だけだったのでしょうか？関係性がナゾ！
そしてどんな仕事をしていたのかも、多くは語られませんでした。
でも、とても慕われていた人柄だという事が理解出来ますね。
さぁ突然現れた大金は、一体何なのか…！？
大金は誰のもの？
ショッピングをしたあとマンションでくつろいでいる二人の元に、セベリーノという男が来て「生前エルネストから、最後に渡すものがあると言われていた。名前が書かれたものがあれば渡して欲しい」と言う。
有名な記者である彼に目をつけられたら大変、しかも隠し金を探しているかもしれないと思ったアンジェラは、焦り始めた。
また、仕事中の幼稚園に、父の葬式で会ったチチ区長が護衛を連れて現れ「選挙に必要なものがあるから、今夜お父さんの家に入れてくれ」と頼む。
大物ばかり登場し怯えたアンジェラは、父の隠し金にはマフィアが絡んでいると思い、マンションを売って何も知らずに過ごそうとジェシカに提案した。
ーー
その夜、ジェシカは一部の金を持って逃げようとしたため、アンジェラが追いかける。
それでも結局、アンジェラもこの生活に嫌気が差し、彼氏に別れを告げジェシカと二人で逃げようとした。
しかし、途中言い合いになり決別してしまい、ジェシカは持って来た金を半分に分け一人で空港へ向かう。
アンジェラは、街中で何やら話し合っているチチ区長やセベリーノ達を見かけて緊張した。
チチ区長、良い人に見えたけれど実はワルなのか…？ありがちですが！
ジェシカはともかく、アンジェラの環境は大きく変わりましたね。
父との思い出（勘違いの写真？）を消し去るシーン、スッキリとした表情をしていました。
割としっかりしてそうな女性なのに、生活に苦労しているとは…どこも不景気ですね…。
大金の使い方
ジェシカは荷物検査で大金を見つけられ、逮捕されてしまう。
パトカーで連行される妹を見たアンジェラは、慌てて警察署へ行き「妹に会わせて」と言った。
しかし警官は「多額の密輸だから、一晩はいてもらう」と突っぱねる。
そこでアンジェラは「取り引きしましょう。美味しいもの食べたくない？妹を助けに来たの」と言って、ジェシカと分けた金を見せた。
警官はコロっと態度を変え「監視カメラを切れ！」と言い、ジェシカを差し出す。
それを見ていたジェシカはアンジェラに抱きつき、姉妹の絆が深まった。
ーー
二人がマンションに戻ると、イネシータやチチ区長達が待ち構えている。
意を決して家の中に入れると、チチ区長達は金と全く関係のない手帳をイネシータから受け取り「私の用は済んだ」と言って満足そうに出て行く。
アンジェラとジェシカが顔を見合わせていると、イネシータが「この部屋は判事が競売にかけるそうよ。でも、お父様の名誉を回復するために手を尽くすわ」と神妙な面持ちで報告した。
どうやらマンションにあった金は危険なものではなく、単に父が隠していただけの金だったのだ。
二人は大喜びで残った大金を手に入れ、それぞれアンジェラの職場である幼稚園と、ジェシカの家に寄付をする。
その後は姉妹で仲良く、幸せに暮らすのであった。
アンジェラがジェシカを見て「妹を助けに来た」と言うカット、じんわり来ました。
そして結局お金はなんでもないんかーーい！
ただのパパのヘソクリ？というか脱税しているお金だったのかな？
エルネストは本当に最後まで何者なのか、よく分かりませんでした。笑
死に関しても深くは描かれていませんでしたし、サスペンス要素も皆無。
ここは深く考えずに余韻を楽しみましょうか。
腹違いで性格も真逆の二人でしたが、最後のはじける笑顔には癒されました！
『ラッキー・シスターズ 〜これってチャンス?!〜』が好きな人にオススメの映画
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リンジー・ローハンの底知れぬ美しさと面白い滑稽さが一度に味わえる、ほっこりラブコメ。
姉妹ものでは無い上にファンタジー要素がありますが、観たあとは温かい気持ちになれますよ♪
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