2016年7月15日にNetflixで公開された、SFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1。
世界的大ヒットを記録し、数々の賞を受賞。シリーズ化されました(プライムタイム・エミー賞39回ノミネート(内6回受賞)、ゴールデングローブ賞4回ノミネート、グラミー賞3回ノミネートなど)。
- マイク・ウィーラー役:フィン・ヴォルフハルト(『IT/イット』『ゴーストバスターズ』シリーズ)
- イレブン役:ミリー・ボビー・ブラウン(『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズ『ゴジラvsコング』)
- ジョイス・バイヤーズ役:ウィノナ・ライダー(『若草物語』『17歳のカルテ』)
- ジム・ホッパー役:デヴィッド・ハーバー(『ブラック・ウィドウ』『グランツーリスモ』)
- 監督:ダファー兄弟
- エグゼクティブ・プロデューサー:ショーン・レヴィ(『ナイト ミュージアム』『アダム&アダム』)
オバケが怖いチキンなbeersyです!グロ耐性などもない筆者ですが、このドラマは観る事が出来ました。
ダークな描写は多いので、もっと怖がりの人には向かないかも…?
目を背けたくなるシーンやビックリする演出もありますが、ストーリーは本当に面白くてハマりました!
この記事では、Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
タイトル | ネタバレ解説 | 流れる楽曲 |
ストレンジャー・シングス 1 | 裏側の世界と少女の秘密。 | 流れる38曲 |
ストレンジャー・シングス 2 | ウィルの中に潜む者、エルの過去が明らかに! | 流れる51曲 |
ストレンジャー・シングス 3 | アイツが帰って来る…エル最大の危機! | 流れる53曲 |
ストレンジャー・シングス 4 | 裏側の世界の本当の敵!ホーキンスが狙われた理由が、今解き明かされる。 | 流れる53曲 |
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を観る方法
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の評価&感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 5
- 再鑑賞度
- 5
- サプライズ度
- 4
- 話題性
- 5
映画『エイリアン』のような話?と思いながら観ましたが、しっかりとストーリーが練られていて意外性も有り、そしてキャラクターも個性があって、ホラー・サスペンス要素だけではなく見応え十分・ドラマチックな作品でした!
ホラーというよりは、謎解き、ファンタジー・アドベンチャー寄りなストーリー仕立てかなと思います。
子ども達が主人公ですが、その無垢な心と友達を思いやる気持ちには胸を打たれました…。(ちなみに、主人公達が住んでいる「ホーキンス」は架空の街だそうです)
また、行方不明になった息子を生きていると信じて、取り乱しながら突き進むジョイスの姿や、ホッパー警部のツンデレなキャラも良き!
家族愛・友情・ちょっぴり恋愛要素もあって飽きが来ません♪
でも、冒頭にも書きましたが、根っから怖いものが苦手な人には向かないかも。突然怪物が出て来るので普通に怖いです。笑
シリーズ化されているのですが、1から観ないと解らない事が多いかもしれませんね。
単発では無く、長い作品を楽しみたい方にオススメです!
※電飾が映るシーンや、特に最終話では激しい点滅があります。苦手な方は、あまり直視しない方が良いかと思います!(私は目を背けました)
以下より重要なネタバレを含みます。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のネタバレ解説
第1章 ウィル・バイヤーズの失踪
インディアナ州にある小さな街・ホーキンス。
マイク・ウィーラー、ウィル・バイヤーズ、ダスティン・ヘンダーソン、ルーカス・シンクレアは、いつも仲良く遊んでいる親友4人組。
学校では、生物・地学を教える放送部の顧問・クラーク先生が、彼らの実験や遊びの良き理解者であった。
1983年11月6日。
いつものようにマイクの家でテーブルゲームをし、小競り合いながら帰宅する3人。
その道中、ウィルは何か恐ろしい怪物と出くわしてしまう。
その怪物から、必死で逃げるウィル。倉庫に逃げ込むも、一瞬のうちに連れ去られ、そのまま忽然と消えてしまった。
ーー
女手一つで息子2人を養い、昼夜問わず働くウィルの母、ジョイス。朝、息子がいなくなった事に気付き、警察署へ行く。
署長のホッパー警部が対応するが、彼は平和過ぎるこの街では何も起きない、と真剣に取り合わなかった。
その頃ホーキンス国立研究所では、何やら不気味なものが暴走している。そして、女の子が行方不明となっていた。
コンピューター室では、バイヤーズ家の電話を盗聴している。元夫などに電話し、取り乱すジョイスの声を聞き取っていた。
ーー
坊主頭の少女が、森を裸足で歩いている。とあるレストランに入り、盗み食いしているところを店主・ハモンドに見付かり、保護された。
ハモンドは親に虐待されたのではないかと思い、児童福祉相談窓口に連絡する。その時、少女は念力のようなものを使い、うるさい扇風機を止める。彼女には特殊な能力があるようだった。
ーー
ホッパーは、ジョイスの気迫に押されて聞き取り調査を行った。
マイク達に、ウィルがいつも「闇の森」を通って帰るという事を聞き、森へ向かうとウィルの自転車を見付ける。
ジョイスの家に行き自転車があった事を伝え、まずは自宅内を捜査。
裏に倉庫を発見し中へ入ると、何か嫌なものを感じる。勘が働いたホッパーは、部下に捜索隊を結成するよう命じた。
ーー
ハモンドの元へ、福祉課を名乗る女性がやって来る。レストラン内へ招き入れた途端、その女性がハモンドに発砲。
匿われていた少女は、その光景を見て一目散に逃げ出した。
国立研究所のブレンナー博士がやって来るが、またしても少女を取り逃した事で落胆している。
その頃、ブレンナー家の電話が鳴りジョイスが取ると、ウィルらしき人物の息遣いが聞こえて来た。
「ウィルなの!?誰なの!?息子に何をしたの!」とジョイスが取り乱すと、電話に電気が流れ壊れてしまう。
何が何やらわからない事態に、ウィルの兄・ジョナサンと抱き合って怯えた。
ーー
一方マイク達は、自分達でもウィルを探そうと話し合って、嵐の中「闇の森」にいた。
するとそこで、逃げ出した少女と出会うのだった。
最初から不気味ですねー!!ゾワゾワします。でも、ゆる〜いマイク達を観ると癒される。
研究所は一体何を生み出したのか…?防護服を着ているという事は、何かに感染する危険性のあるモノなのでしょうか。
(意外としっかりしていた)ホッパー警部の閃きに期待しましょう!!
第2章 メープル通りの変わり者
びしょ濡れの4人は、とりあえずマイクの家に落ち着く。
ルーカスとダスティンは彼女を訝しむが、マイクは嵐の中に放り出せないと一晩泊める事を提案した。
その後、無口な少女から話を聞き出すと、彼女の名前は「イレブン」で、何者かに追われていて命の危険があり、大人には伝えない方が良い状況だと分かった。
ジョイスはホッパーに連絡をし、ウィルらしき人物から電話があった事を伝える。
ホッパーは、まずは元夫にコンタクトを取ることに決めた。
ーー
ウィルの姉・ナンシーは、彼氏のスティーブに「夜親がいないから、遊びに来ないか」と誘われる。
返答に困っていると、ジョナサンがウィルの尋ね人ポスターを貼りに校内に来た。
スティーブ達は、ジョナサンの事を良く思っていないようだが、ナンシーは「お気の毒に」と声をかけて励ます。
その後ジョナサンは、ホッパーより先に父・ロニーに会いに行こうとする。
新しい女性と暮らしているロニーは、相変わらずダメ男で、金に困っている様子。真剣に取り合わない父にジョナサンは、ウィルのポスターを押し付け帰って行った。
ジョイスは、勤務先の電気店に行き新しい電話を物色している。働けていないのでお金はないが、店長の同情を誘いなんとか購入する事が出来た。
その頃バイヤーズ宅には、電話の盗聴を聞いたブレンナー博士達が忍び込み、ウィルがいなくなった倉庫に目を付けていた。
ーー
捜索を続けるホッパーは、友人のハモンドが自殺したと聞き、レストランへ駆け付け悲しみに暮れた。
その後常連客から、「店に坊主頭の子どもが現れていた」と情報を手に入れる。坊主にしたウィルの可能性があると踏んだホッパーは、事件性があると思い直した。
マイクはエル(イレブンの愛称)と話しをしながら自宅内を案内。するとエルがウィルの写真を指差し、「昨晩見た」と言い出だす。
マイクは、ルーカスとダスティンに話すと、ルーカスが「もう大人に任せよう」とマイクの母親に言いに行こうとする。
すると、エルは鼻血を流しながら念力でドアを閉めた。3人はそんな彼女を恐れたが、ウィルを探し出すため協力を求める。
エルは透視し、マイク達のボードゲームを使って「ウィルが闇の森で怪物・デモゴルゴンに襲われた」と伝えた。
ーー
ジョイスは電話機を持ってリビングにいた。すると、また息遣いが聞こえる電話がかかって来る。
「ウィルなの?ママよ」と言うと「ママ…」とか細い声が聞こえたが、またしても電話が壊れてしまう。
すると、家中の電気系統がおかしくなり、電球は点滅し、勝手に音楽が鳴り出した。
ジョイスは驚き一度は外に出たものの、また家へと戻って行く。
ーー
ナンシーは、嫌がるバーバラを無理やり連れてスティーブの家へ行く。近くでバーバラの車を停め、インターホンを押した。
その頃ジョナサンは、カメラを持ってウィルの捜索を続けていた。声がしたので行ってみると、そこはスティーブの家の近くで、ナンシー達が家のプールではしゃいでいるのを発見する。
嫉妬からか、ジョナサンはスティーブの部屋へと消えたナンシーを盗撮した。
一方バーバラは、やはり雰囲気に付いて行けずにひとりでプールサイドにいる。先ほど、缶で切ってしまった指を見つめている。
ジョナサンは切ない表情でそれを見ていた。しかしバーバラの後ろへ、何かの影が忍び寄る…。
カメラでバーバラの姿を撮ったジョナサンが、一瞬下を見た隙に…バーバラの姿は消えていた。
なんと、ウィルからの交信が来ましたね。しかし電気系統のバグは一体何なのでしょうか。ウィルも念力を使えているのか?
バーバラは、なんとなく予想していた通り巻き込まれてしまいました。
どうやら怪物は、人を喰うようですね…。一瞬明かされた見た目は本当にエイリアンのようです。
エルと闇の世界は繋がっているのか?謎が謎を呼びます!!
第3章 悲しみのクリスマス
目覚めたバーバラは、どこか得体の知れない場所にいた。「ナンシー!」と叫ぶが、ナンシーはスティーブとベッドを共にしていた。
その後も必死にナンシーの名前を呼ぶも、バーバラは怪物に連れ去られてしまった。
ーー
ホッパーは研究所に潜り込み、ウィルの捜査を続けている。
監視カメラを見せてもらうが、何やら偽装した映像を見させられたので、研究所への疑惑が深まって行く。
図書館へ行き研究所について調べると、「MKウルトラ計画」「強制実験の容疑」「テリー・アイヴスがブレンナー博士を訴訟、娘を奪われた」といった記事を発見した。
その頃、エルはウィラー家内を探索していた。
テレビからノイズが流れると、ブレンナー博士の前で、念力で空き缶を潰した事を思い出す。
さらに、ナンシーの部屋で子守唄が流れるオルゴールの音を聞くと、また何かを感じていた。
放課後の時間になり、マイク達と落ち合うため外に出て猫を見付けたエルは、「念力で猫を殺す実験」をさせられた時の記憶が蘇る。
その時エルは猫を殺す事が出来ず、牢屋に入れられそうになった。ブレンナー博士の事を「パパ!嫌だ!!」と呼ぶも、博士は聞かぬふり…。
そして牢に放り込まれ、ドアを閉められそうになった時、念力で2人の研究員を殺してしまう。
博士は「見事だ」と言い、泣きじゃくる娘を抱きかかえた。
…そんな辛い経験を思い出していた。
ーー
ジョナサンが、先日の写真を現像しているところをスティーブの友人に見られる。
それを聞いたスティーブ達は、「変態がナンシーを盗撮した」と言ってジョナサンのカメラを壊し、写真はビリビリに破いた。
ナンシーもそれを見てショックを受け、破かれた写真を拾い集めてその場を去った。
その後ナンシーは、バーバラの事を心配しスティーブの家の周辺を調べる。車は乗り捨てられたままだ。
そして森を通ると、顔のない怪物と出会う。必死で逃げ切ったものの、バーバラの身に何かが起きたと確信し、ついに母親に相談した。
ジョイスは、電球を使ってウィルとコンタクトが取れると思い、ありったけの電球を買って家中に飾る。
その夜、見事にウィルの交信をキャッチする事が出来た。壁にアルファベットを書いて、一文字ずつに電球を置き会話を試みる。
すると「僕はここにいる」「逃げて」と示された。その瞬間、怪物が壁から出て来て、ジョイスに襲い掛かろうとした。
外に逃げたジョイスは、帰って来たジョナサンと抱き合う。
ーー
マイク達は、エルとウィルを探しに来ていたが、湖のほうにパトカーが集まったので見に行く。すると、なんとウィルの遺体が上がっていた。
マイクは取り乱し、「生きている」と言ったエルを責め立て家へ帰ってしまう。
1人の少年の失踪に、とてつもなく大きな力が動き関与していると分かって来ました。ホッパー警部の手腕と閃きが素晴らしいですね!もう、惚れてまうよ…。
そして、なんとエルを実験台にしたのは博士だった!自分の娘をモノのように扱うとは…酷く狂っています。
今後、「テリー・アイヴス」という女性がキーマンになりそうですね。しかし最後のウィルの遺体は怪しいぞ!?
第4章 遺体
ウィルの遺体が上がった事は、すぐさま家族に伝えられた。
ジョイスはウィルと交信した事、顔のない怪物が出現した事をホッパーに訴えるが、さすがのホッパーも哀れな母親としか思えない様子。
マイクも塞ぎ込み、「ウィルを生きていると言うなんて最低だ」とエルを罵倒したが、エルは能力を使ってトランシーバーからウィルの声を聞かせた。
それを聞いたマイクは、ウィルが生きていると確信。ダスティンとルーカスを呼んで、クラーク先生が持っている強い周波数を出す「ヒースキット」(アマチュア無線機)を使ってウィルと交信しようと提案する。
怪しまれないように、ナンシーの化粧品・洋服やパーティッグッズのウィッグなどを使い、エルを着飾って学校へと向かった。
ーー
ナンシーは、バーバラの事をスティーブに相談するも、保身に走る彼を軽蔑する。
ホッパーに事情聴取をされ、事実を話すも取り合ってもらえず、ジョナサンの写真に何かが写っていないかと、破かれた写真を繋ぎ合わせた。
すると、プールサイドに座るバーバラの後ろに、あの怪物のようなモノが写っていた。
そしてナンシーは、ジョナサンの元へ行き写真に写っているモノの事を尋ねる。
彼が「カメラのせいではないようだが、おかしい」と言うので、ナンシーは「スティーブの家の近くで、顔のない何かを見た」と打ち明ける。
そこでジョナサンは、母の言っていた怪物と同じだと気付き、ハッとした。
ーー
研究所では、研究員の1人が気味の悪い物体の中へ入ろうとしている。ブレンナー博士は、それを見守っている。
ケーブルを付けた研究員が進んで行くと、途中で「何かがいます!」と言って交信が乱れたので、残った者達がケーブルを引いた。
しかし、戻って来たのは血に染まった防護服の破片。中に何があるかは、わからないままだった。
ーー
学校では、ウィルの追悼集会が行われている。
マイク達も、クラーク先生に「集会に出席したら、ヒースキットを使いなさい」と言われていたため、エルも一緒に参加していた。
すると、ウィルの事をバカにしたいじめっ子がいて、マイクが我慢ならずに突っかかる。
喧嘩になりそうになった時、エルが能力を使っていじめっ子の動きを止め、大勢の前で失禁させた。
ーー
ホッパーは、ウィルの遺体の第一発見者・州警察のオバノンに偶然を装って近付く。
遺体を検視したのが地元警察ではなく、わざわざ州警察の検視官であり、州警察がやたらと遺体を隠し通そうとしているので、何かがおかしいと勘付いたのだ。
中々口を割らないオバノンを力でねじ伏せると、「何も知らない、ただ通報して遺体に誰も近付かせるなと言われただけだ」と言う。
その光景を怪しい車が見張っており、ホッパーは銃を向けるが逃げられてしまった。オバノンには「殺されるぞ」と言われた。
ーー
マイク達は、ヒースキットとエルの能力を使ってウィルとの交信を試みる。
すると、スピーカーから声が聞こえて来た。同時に、ジョイスの家でもウィルの声がして、壁紙を剥がすと何かの膜の裏側にウィルがいる。
「あいつが来る、助けてママ!」「ウィル、必ず行くから今は逃げて!」と言う2人のやりとりが、マイク達にも聞こえた。
ジョイスが斧で壁をぶち破ると、膜は無くなっていて外の景色が見えた。そしてその瞬間、ヒースキットはショートを起こし爆発、学校中に警報器が鳴った。
エルは能力を使い過ぎたのか、鼻血を出して意識を失ってしまう。
ーー
ホッパーは、遺体安置所へ行き、ウィルの遺体を調べる。
すると、なんと遺体の中から綿が出て来て、それがただの人形である事が判明した。
そして「立ち入り禁止」のフェンスを壊し、研究所内へと向かう。
裏世界への入り口(?)、超気持ち悪い!怪物も一体何なのか…。やっと、ジョイスの言っている事が本当だと信じてもらえましたね。
でもバーバラの生死はちょっと絶望的かもしれません。そんな中、ウィルはどうやって生き延びているのでしょう。
ホッパーが単独で動いているのも不安でなりません!
第5章 ノミと曲芸師
研究所へ忍び込んだホッパーは、あの不気味な謎の入り口を見付ける。
しかし直後、口を塞がれ意識を失い、気が付くと家へ戻されていた。家中を探すと、電球の中に盗聴器が仕込まれていた。
ーー
ウィルの葬儀が行われ、マイク達や近所中の人々が集まった。ジョイスの顔は晴れない。
しかし、ジョイスの言っている事が本当だと気付いたジョナサンとナンシーは、再度森へ行ってバーバラを探し、怪物に出会ったら殺そう…!と計画をし始めた。
一方、裏側の世界にウィルがいると推測したマイク達は、葬儀に参列していたクラーク教師に「異世界へはどうやったら行けるのか」と質問する。
すると先生はノミと曲芸師、そして2本の紐のイラストを書いて「並行世界」について説明し始めた。
「理論上、この世には並行世界というものがある。曲芸師は紐の上を前後に動けるが、裏側には行けない。しかし、ノミなら裏側やもう一本の紐に行く事も出来る」
すなわち、人間は裏側に行く事は出来ない…と聞いたダスティンが「そこを何とかなりませんか?」と聞くと、「裏側には、膨大なエネルギーを使って開いたゲートが無いと行けない。もしすでにあるのなら、磁場などが狂っているので分かるはずだ」と話した。
そしてマイクの家に戻った3人。ダスティンが、コンパスは基本的に北を指すが、強力な磁場があればそちらを指すものだと指摘。
コンパス指すの方角へ向かえば、並行世界へのゲートがあるはずだと考え、エルも含め4人でその方向を目指して歩き始めた。
しかし、エルは力を使ってマイク達をゲートから遠ざけるよう仕向ける。それに気付いたルーカスは、激しくエルを罵る。
エルは、研究所で何かのプールに沈められ、裏側の世界にいる人物の言葉を、現実世界のスピーカーに流す…という実験をさせられていた。その世界は真っ暗で、とにかく恐ろしいのを知っていた。
それを知らずにエルを責めるルーカスと、止めようとしたマイクが喧嘩になり取っ組み合いになった時、エルはたまらず「やめて!」と言って能力を使い、ルーカスを吹っ飛ばしてしまう。
ルーカスは一瞬気を失うも無事だった。しかし、エルの姿は無くなっていた。
ーー
ホッパーはジョイスの元へ行き、ウィルの遺体が偽物だった事を伝える。「君が正しかった」という言葉に、ジョイスは泣き崩れた。
その夜、ジョナサンとナンシーは、戦う装備をして闇の森にいた。すると、車に轢かれ、瀕死の重症を負った鹿が倒れているのを発見する。
楽にしてやろうと銃を向けるが、一瞬のうちに何かが鹿を奪い去って行った。アイツがいるのかー?
鹿の行方を探しているうちにナンシーは、木の中に並行世界への入り口を見付ける。
そこへ入って行くと、暗く寒い林のようなところで、あの怪物が鹿を喰らっていた。
クラーク先生のお話、科学が好きな人には興味深い話ではないでしょうか。こんな先生いたら良いな。
ダスティンはゆるキャラだと思っていましたが、実は頼りになる頭の良い子でしたね!
また、エルは皆んなを守りたいがために能力を使ったのですが、勘違いされてしまって可哀想でした。言葉にすれば良いのに…とも思いますが、コミュニケーション不足の中で育てられたので、これしか思い付かなかったのでしょう。
それなのに、マイク達を守ろうとする優しい心があるのは素晴らしい事です。彼らの温かい友情が、彼女を動かしたのでしょう!
ナンシーは、よくまぁ1人であの中に入って行ったな…と驚きました。果たして、このままウィルに会えるのか!?
第6章 怪物
命からがら逃げて来たジョナサンとナンシーは、ナンシーの部屋で震えながら過ごしている。
そこへ、ナンシーの様子を心配したスティーブが来て、窓越しに2人の姿を見てしまった。
そうとも知らずに、ナンシーはジョナサンに「そばにいて欲しい」と言って、一晩を過ごす。しかしナンシーは眠れずに怪物の事を調べていた。
翌朝、ナンシーは「私が見た世界に、ウィルとバーバラがいるはず。怪物は、どうやら血に反応する生物で、群れではなく熊のように単独で行動する。だから、血でおびき出せば倒せるかもしれない」と推測した。共感したジョナサンと共に、熊用のワナを買いに街へ行く。
しかし買った後に、「尻軽・ウィーラー」と落書きされた看板を発見。それがスティーブ達の仕業だと思った2人は彼の元へ行く。
スティーブとジョナサンは取っ組み合いの喧嘩になり、警察官が来てしまう。スティーブ達は逃げるが、ジョナサンは拘束されてしまった。
一方、クラーク先生の元に「視聴覚クラブ」を名乗る女性が訪ねて来る。その女性はハモンドを殺した女性と同じ人物で、研究所の職員であった。
そして先生に、「未来の科学者を育てる交流を目的としています。誰か参加してくれそうな子どもはいますか?」と尋ねる。
先生は「何人か心当たりがありますよ」と答え、女性は満足そうに頷いた。
ーー
ダスティンは、マイクとルーカスの間を取り持とうとする。しかし、マイクが謝るもルーカスは「エルとは一緒にいたくない」と突っぱね、決別してしまった。
そして、ルーカスは単独で行動を始める。
一方、ホッパーとジョイスは、研究所に囚われていたのがハモンドの店に現れた子で、ウィルではないと気付く。
そしてそれが、研究所を相手に訴訟を起こした「テリー・アイヴス」の子ではないかと推測。2人は、彼女に会いに行く。
アイヴス家へ行くと、妹が出て来るが「姉は正気ではなくなったから、何を聞いてもムダだ」と言う。確かに、呆けているテリーと話すのは困難なようだ。
妹から話を聞くと、テリーは「MKウルトラ研究」に携わっていたという。その内容は、テリーのような被験者に数百ドルを渡し、薬物(幻覚剤)を投与する。
そして、その者達を高濃度の塩水が入った隔離タンクに入れると、感覚が麻痺して何も感じなくなる…というもの。
その時、テリーは妊娠に気付いておらずに流産してしまったものの、彼女は「私の娘には特殊能力があって、それを武器にしようと企む組織、ブレンナー博士達に奪われた。娘は生きている」と妄想を言うようになったという。
ホッパーとジョイスはハッとして、流産が偽装されたという事は無いか?と聞くが、妹は全て姉の妄想だと突っぱねた。
ホッパーは、「12年前に消えた子が5日前に発見されていた。我々はウィルに近づいている」と確信した。
ーー
マイクとダスティンは、エルを探して森に来ている。エルは、スーパーで万引きをしてお腹を満たし、1人で過ごしていた。
そこへ、ウィルの追悼集会で失禁したいじめっ子が2人登場。
ダスティンの顔にナイフを突きつけ、マイクに「崖から飛び降りて濡れろ!」と無茶苦茶な事を言う。
そしてマイクは、ダスティンを助けるため崖を飛び降りた。
しかしその瞬間、マイクの身体は宙に浮き、地上へと戻される。振り向くと、鼻血を流したエルがいた。
そして、いじめっ子を吹っ飛ばし、腕を折るなどして追い払った。
ーー
以前エルは、塩水の隔離タンクに入る実験をさせられ、並行世界にいる怪物と出会っていた。
その恐ろしさに悲鳴を上げると、能力が爆発し建物にヒビが入る。
それを思い出しマイクに、「私が(並行世界との間に)穴を開けた。怪物は私よ…」と言って泣いた。
しかしマイクは、「君は怪物なんかじゃない」と言って抱きしめる。ダスティンもそれに加わって、3人で抱き合った。
一方、単独でコンパスの指す方角を追うルーカスは、研究所にたどり着く。
そこで彼が見たものは、いつも街中様々なところに出入りしている「ホーキンス電力会社」と書かれた車だった。
その頃マイク達はウィラー家へ戻っており、盗聴でエルの居場所を突き止めた博士達は、その車に乗って研究所を後にする。
「MKウルトラ計画」恐ろしい実験ですね。エルの母はテリー・アイヴスで間違いないでしょう。
だんだんと謎が解けて行くのが本当に面白いですね!でもルーカス、危ないよー!!
いじめっ子を倒したエルは超カッコイイ。首をクイっとして骨折るの、超クール…!!(いや恐ろしい能力なんだけどもね…)
第7章 浴槽
ルーカスからトランシーバーに、「エルの居場所がバレた、悪い奴らがそっちに行くぞ!」と緊急の連絡が来る。
すぐさまマイク達は自転車で逃げようとするも、博士達に見つかり追いかけられてしまう。
車が前後に現れ万事急須かと思われた瞬間、エルが能力を使い、前方の車を後方へと吹っ飛ばした。
マイク達は隠れ家にしている廃車置き場へ。そこでエルとマイクはルーカスと和解し、4人の絆を深めた。
その頃、ウィラー家には博士達が「家宅捜索」と銘打って家中を物色。マイクの両親は、息子が少女を匿っており、ナンシーも何かに関与している事を知る。
ーー
ジョナサンとナンシーは、ホッパーとジョイスに怪物が写った写真を見せ、本当の事を話す。ついに、ホッパーとジョイスも協力する事となった。
ホッパーがジョナサン達を連れウィラー家に戻ると、博士達が捜索しているのを発見。ナンシーに「マイク達の隠れ家は知らないか」と聞くと「それは知らないが、彼らが使っているトランシーバーがあったはず」と言われる。
そしてバイヤーズ家に戻り、ウィルが使っていたトランシーバーを見つけ、子ども達とコンタクトを取り始める。
一方マイク達は、ヘリコプターを使った上空からの捜索に怯え、廃バスの中に身を潜めていた。
トランシーバーからホッパーとナンシーの声が聞こえると、最初は疑ったものの信用し、居場所を話し始める。
そしてやっと、ホッパー達と子ども達が合流する事になった。
ーー
バイヤーズ家で、マイク達は今まで調べて来た「並行世界」の事を大人達に教える。
しかし、疲労のためエルの能力が弱っていて、普通のトランシーバーではウィルとバーバラを見つけられない。そこでエルは、塩水を溜めた浴槽を使用する事を提案する。
クラーク先生に電話し、「感覚遮断タンク」の作り方を教わり、中学校の体育館に忍び込みタンクを作り上げた。
そしてエルは、皆んなが見守る中並行世界へと入って行く。
ーー
真っ暗な裏の世界で、エルは何かが倒れているのを見つける。それはバーバラの亡骸だった。
その後、「バイヤーズ城」と書かれた手作りの要塞を見つける。中を見ると、凍えて衰弱しているウィルを発見した。
「あいつが来る!」と怯えるウィルだったが、そのままその世界は消え、エルは現実に戻って来た。
ホッパーとジョイスは、研究所に乗り込み並行世界へと入る決意をする。
ジョナサンとナンシーは「待っていろ」と言われたが、怪物を殺すための準備を始めようとする。
ついに、ホッパー&ジョイス、ジョナサン&ナンシー、子ども達の3グループが手を取り合いました。
それぞれの持つ情報がとてもしっかりしていて、それを受け大人として立ち向かうホッパーとジョイスが勇ましい!
でもホッパー死ぬフラグ大丈夫…?自分の危険を顧みない性格のようなので、とても心配です!!!
それにしても、バーバラの遺体はエグかった…。口から出てたのナニ?
第8章 裏側の世界
研究所に捕まったホッパーとジョイス。
ホッパーは、仲間を吐かせるための拷問を受けるも「俺が死んだら、この件は友人の記者が公にする事になっている。でも、ウィルを助けに(並行世界へ)行く手助けをしてくれれば、水に流そう」と交渉する。
そして2人の拘束は解かれ、防護服を着せられ、あの不気味な入り口から並行世界へと入って行く。
ーー
ジョナサンとナンシーが、バイヤーズ家で怪物を迎え撃つ準備をしていると、スティーブがやって来た。
「復縁したい」と迫る彼を追い返そうとしていると、怪物が現れる。
2人は様々なトラップを駆使し、またスティーブも加勢して怪物を火だるまにする事に成功した。しかし、消火すると怪物の姿はなくなっていた。
ーー
体育館に残されたマイク達の元へ、ブレンナー博士達が来る。エルが能力を使い何人かを殺すも、力を使い過ぎて倒れてしまう。
マイク達は捕まり、博士はエルを抱きしめ「お前は病気だからうちで治す。誰も傷つかない」と語りかけるが、エルは父に向かって「あなたは悪い人。マイクは…?マイク!」と言って逃げようとする。
すると、そこに怪物が現れた。怪物を初めて目にしたダスティンは「デモゴルゴン…」と呟く。
大人達は一斉に銃を向け、マイク達はエルを抱えて逃げる。しかし銃撃は効かず、ブレンナー博士は怪物の餌食となってしまった。
逃げ惑うマイク達だが、怪物に襲われそうになる。絶体絶命。
すると、エルが目覚め能力を使い、怪物を追い詰める。そして、振り向き涙を流しながら「さようなら、マイク」と呟いた。
マイクも泣きながらエルの方を向くと、エルは最後の力を振り絞り怪物に念力を送る。
耳をつんざくような叫び声がしたところで、エルと怪物は消えてしまった。
ーー
ホッパーとジョイスは、不気味な膜の塊の中にウィルを見つける。見渡すと、他にも犠牲者がいた。
ウィルの口には、何か長いヒルのようなものが入り込んでおり、それをホッパーが取り出し銃で殺す。
そして膜の中から助け出したものの、ウィルは息をしていない。
取り乱すジョイスに人工呼吸の方法を伝え、心臓マッサージを繰り返すホッパーは、幼くしてガンで亡くなった娘の事を思い出していた。
娘の二の舞にはさせないー。
そして、2人の懸命の処置により、ウィルが蘇生。ジョイスはウィルに呼吸器を付けながら、抱きしめた。
ーー
クリスマス、ホーキンスには平和が戻った。
マイクは以前のように、ウィル・ダスティン・ルーカスとボードゲームをしながらも、しばしばエルの事を思い出す。
ナンシーはスティーブとよりを戻していた。
ホッパーは、何やら食材を森の中にある木箱に入れている。
バイヤーズ家では、3人で温かい食卓を囲んでいた。
元気そうなウィルだったが「手を洗って来る」と席を立つと、洗面所で咳き込む。
すると口の中から、ヒルのようなものが飛び出て来た。一瞬、周りの景色が裏世界になる。
席に戻ったウィルは、何事も無かったかのように楽しく食事を続けた。
イヤァー!!平和になったと思ったのに、あのヒル何!?!?き、気持ち悪い…。
でも怖くて言い出せないのって、子どもあるあるですよね。筆者も彫刻刀で遊んでザックリ指切ったのに、黙っていた事を思い出しました。笑
そして、シーズン1は終わりましたが疑問がたくさん残りましたね。
ホッパーが食べ物を置いていたのは、エルへの弔い?でも、事件後には研究所のものらしき車に乗って連れて行かれたので、何かを頼まれたのか。
州警察はこの事件をもみ消した?ブレンナー博士も死んだよね?やっぱりエルは生きてる?
そしてデモゴルゴンは、火だるまになったのに生きてた?まさか何体もいる?並行世界の入り口はどうなったの!?
シーズン2も、これから観ますが楽しみです!!
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