2025年4月25日にNetflixで公開された映画『ハボック』
深い闇を持つ刑事。彼は過去と決別する事が出来るのか。
イギリスとアメリカが共同製作した、アクション・スリラー映画。
- 主演:トム・ハーディ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ヴェノム』)
- 監督:ギャレス・エヴァンス(『ザ・レイド』シリーズ)
この記事では、映画『ハボック』で流れる音楽10曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
『ハボック』で流れる曲とは?
チャーリー達が、三合会(トライアド)のツイに会うシーン
BAKERIE、The Low Maysは香港のヒップホップグループ。
チャーリー達が盗み出したトラックをツイに渡すシーン。
中には大量のコカインが。かなり危険な橋を渡っている若者達、どのような理由があるのでしょうか?
警官が瀕死の状態になってしまい、彼らは追い詰められます。
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ウォーカーがクリスマスプレゼントを買うシーン
ウォーカーがクリスマスプレゼントを買うシーンで流れた曲は、Tony Osborneの『Christmas Day Dreaming』です。
ウォーカーがさびれた店でおもちゃを買うシーン。
従業員のおじ様やる気皆無だなと思いきや、「ベストファーザーだ」と言ってサービスをし、粋な計らいを見せてくれました。
海外のクリスマス映画って、こういうちょっとほっこりする幸せが描いてあって良い!
しかし彼は元妻に煙たがられていて、孤独な男である事が描かれています。
ウォーカーが、ツイ殺害現場にいた男に話を聞きに行くシーン
ウォーカーが、ツイ殺害現場にいた男に話を聞きに行くシーンで流れた曲は、陳小雲の『免失志』です。
チェン・シャオユンは、台湾のポップミュージック歌手。
ローレンスに息子を探し出せと言われたウォーカー。これを最後の仕事にすると言い、情報を集めに行くシーン。
ツイの母親であるクラリスは、チャーリー達が息子を殺したと思い込んでいる様子。
ド迫力のカーチャンですね…!演じているヤオ・ヤンヤン、目ヂカラが強くて素敵です。
ローレンスが街中で襲われるシーン
ローレンスが街中で襲われるシーンで流れた曲は、Bing Crosbyの『O Holy Night』です。
ビング・クロスビーは、アメリカの歌手、俳優。「クリスマスソングの王様」と呼ばれた他、エンターテイナーとして活躍しました。
勘違いしたクラリスが復讐するため、部下にローレンスを拉致させるシーン。
渋滞で動けない車内に向かって、銃を発砲されます。逃げ場がなくて怖過ぎる!
モブ含め人がどんどん人が殺されて行くので、思わず目を覆いたくなります。
ミアが電車で移動し、クラブへ行くシーン
ミアが電車で移動し、クラブへ行くシーンで流れた曲は、Gesaffelsteinの『DESTINATIONS』です。
ゲサフェルスタイン(本名マイク・レヴィ)は、フランスのDJ・プロデューサー。
ミアがクラブ「メデューサ」に向かい、直後にウォーカーも入店するシーン。
しかし仲間のウェスが裏切り、ミアの居場所をクラリスに教えてしまう!!
このクラブ内で、激しいアクションが行われる事になります。
ウォーカーがミアにチャーリーの居場所を聞くシーン
ウォーカーがミアにチャーリーの居場所を聞くシーンで流れた曲は、Gesaffelsteinの『OBSESSION』です。
クラブ内でウォーカーがミアを問い詰めていると、ツイを殺害した男達が来店するシーン。
ミアが「あいつらが犯人だ!」と指差したのは、警察仲間のヴィンセント達。
彼らの裏切りが発覚し、緊張感が走る展開に!
クラブ内では、ゲサフェルスタインの曲が次々と流れます。
クラブ内で乱闘が起きるシーン
クラブ内で乱闘が起きるシーンで流れた曲は、Gesaffelsteinの『PURSUIT』です。
ウォーカーとミアが、ヴィンセント達が呼び寄せた三合会の部下達と戦うシーン。
これぞギャレス・エヴァンス作品!人がバッタバッタと倒れて行きますよ。
派手なアクション、リアルなグロさが音楽にマッチしており、観ているこちらにも力が入ります。
それにしても、ミアはなんでこんなに強いのだろうか…?
チャーリー達とラウルがクラブに駆けつけるシーン
チャーリー達とラウルがクラブに駆けつけるシーンで流れた曲は、Gesaffelsteinの『Opr』です。
入り口にチャーリー達が現れると、今度は激しい銃撃戦が始まるシーン。
ジョニーを助けるラウル、頼もしいおじ様です。
でも脳天ブシューでジョニーに血がバシャ!これはエグかったですね。
ミアはチャーリーと逃げようとしますが、ウォーカーが強引に連れて行こうとします。
ウォーカー、チャーリー、ミアがクラブから脱出するシーン
ウォーカー、チャーリー、ミアがクラブから脱出するシーンで流れた曲は、Gesaffelsteinの『HATE OR GLORY』です。
銃や血飛沫音の数々が鳴り響いた戦闘が終わるシーン。
ウェス、ジョニー、ラウル、ヘイズが死にました。
登場キャラがどんどん死ぬのでびっくり…。ラウルは最期まで良きイケオジでしたね。
やっとの思いでクラブから出る事に成功しましたが、どっと疲れが出ました。これでまだ中盤です。
クラリスとローレンスが息子達について話すシーン
クラリスとローレンスが息子達について話すシーンで流れた曲は、Hildegard of Bingenの『
』です。ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、中世ドイツの女子修道院長、作曲家。史上4人目の女性教会博士。
本作ではこの曲を、音楽研究者&音楽家のジョゼフ・フォートが指揮し、キングス・カレッジ・ロンドン合唱団が歌っています。
言葉少なめのシーンですが、本作で1番静かで、かつ息を呑むシーンでした。
息子を奪われた母、(本当は違うけれど)その者を奪った息子。
クラリスもローレンスも悪なのですが、この時ばかりはただ1人の親として、向き合っている様子でした。
2人の目で語る演技、クラリスが流す涙に心を奪われます。