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映画『ジョージ・フォアマン:45歳のヘビー級チャンピオン』で流れる17曲をシーン別にご紹介!

2025-04-22 beersy

映画『ジョージ・フォアマン:45歳のヘビー級チャンピオン』で流れる17曲をシーン別にご紹介!

https://youtu.be/eDeQ0wc7hjs



2023年4月28日にアメリカで公開された映画『ジョージ・フォアマン:45歳のヘビー級チャンピオン』

極貧の幼少期を家族で乗り越え、最強のボクサーに。

しかし臨死体験を経て、神を信じボクシングを引退、牧師へ転向。

その10年後、彼は45歳でチャンピオンに返り咲いたー。

実話をもとにした、アメリカのスポーツ・伝記映画。

この記事では、映画『ジョージ・フォアマン:45歳のヘビー級チャンピオン』で流れる音楽17曲をご紹介します。

※以下ネタバレ有り

映画『ジョージ・フォアマン:45歳のヘビー級チャンピオン』をネタバレ解説!彼は、なぜ怒りを捨て牧師になれたのか?
映画『ジョージ・フォアマン:45歳のヘビー級チャンピオン』をネタバレ解説!彼は、なぜ怒りを捨て牧師になれたのか?

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『ジョージ・フォアマン:45歳のヘビー級チャンピオン』で流れる曲とは?

オープニング

オープニングで流れた曲は、 Lost Creek Revivalの『Life』です。

フォアマン一家がボロ家に引っ越すシーン。

小さなハンバーガーを子供4人で分け合う、なんとも可哀想なフォアマン家。

ジョージのナレーションで「テキサスいち物騒な地域、ヒューストン5番区」と言われていますが、少なくともこの一家を車で送ってくれた人は優しそう!

貧しいのに大柄なジョージが心配です。


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ジョージが教室に入るシーン

Schoolday (Ring Ring Goes the Bell)

ジョージが教室に入るシーンで流れた曲は、 Chuck Berryの『Schoolday (Ring Ring Goes the Bell)』です。

チャック・ベリーは、アメリカのシンガーソングライター、ギタリスト。

「ロック界の伝説」と言われており、『ロックの殿堂』入り第1号、グラミー賞アーティスト。

ボロボロの服を着たジョージ。手を挙げても先生は無視し、お弁当も持っていません。

異質な目で見られている様子が、とても辛い…。

 

クラスメイトを殴ったジョージが逃げるシーン

クラスメイトを殴ったジョージが逃げるシーンで流れた曲は、Weldon Juke Boy Bonnerの『Stay off Lyons Avenue』です。

ジューク・ボーイ・ボナーは、アメリカのブルース歌手、ギタリスト。代表曲は「Rock with Me Baby」「Well Baby」など。

クラスメイトに悪口を言われ、つい手を出してしまったジョージが逃げ、その後青年となるシーン。

誰の目から見ても相手が悪いのに、話を聞いてもらえるわけもなく、駆けつけた先生から逃げます。

大人や社会に絶望するには、十分過ぎるほどの酷い境遇ですね。

 

ジョージがデズモンドに怒るシーン

ジョージがデズモンドに怒るシーンで流れた曲は、 Laurel Aitkenの『Don't Play With Fire』です。

ローレル・エイトキンは、ジャマイカのスカ・レゲエシンガー。ジャマイカ音楽のパイオニアと呼ばれています。

勉強中のジョージが、音楽を流しているデズモンドに怒るシーン。

でもすぐに昼食に誘われ、とても仲が良くなり唯一無二の友達となります。

ずっとごはんを食べられなかったジョージにとっては、食事は何より幸せな時間なのでしょう。

 

ジョージがデズモンドと談笑しながら食事をしているシーン

Run Blues Run (feat. Wild Child Butler)

ジョージがデズモンドと談笑しながら食事をしているシーンで流れた曲は、 Big Jack Johnsonの『Run Blues Run (feat. Wild Child Butler)』です。

ビッグ・ジャック・ジョンソンは、アメリカのエレクトリック・ブルースミュージシャン。代表アルバムは「The Oil Man」など。

デズモンドが、自分が助言したおかげで献立の豆がケーキになったと話しているシーン。

小柄ですが、かなり頭のキレる人物のようです。

ジョージが楽しそうに話している姿を見て安心しましたが、盗まれた自分の靴を履いている男性を見つけ、不穏な空気に…。

 

ジョージがメダルを首から下げながら歩いているシーン

Bobby "Blue" Bland - Ain't No Love In The Heart Of The City

ジョージがメダルを首から下げながら歩いているシーンで流れた曲は、 Bobby "Blue" Blandの『Ain't No Love In The Heart Of The City』です。

ボビー・ブルー・ブランド は、アメリカのブルース歌手。代表曲は「Turn On Your Love Light」「Members Only」など。

オリンピックで金メダルを獲得したジョージが、地元に帰るシーン。

しかしリング上で星条旗を振った事で、同胞には呆れられました。

これも実話で、当時の男子200m走の金・銅メダリストが、黒人差別への抗議活動として「ブラックパワー・サリュート」を行ったため、ジョージの行為は非難されてしまったそうです。

 

ジョージが空港でポーラと出会うシーン

Do It ('Til You're Satisfied)

ジョージが空港でポーラと出会うシーンで流れた曲は、B.T. Expressの『Do It ('Til You're Satisfied)』です。

BTエクスプレス は、アメリカのファンク・バンド、ソウル・グループ。代表曲は「Let Yourself Go 」「Dancin' Dream 」など。

ジョージがポーラに一目惚れし、ナンパするシーン。

スタイルも良いし受け答えも素敵なポーラ。彼女を一目で気に入ったジョージは、グイグイ話しかけます。

ポーラは強気な女性で「私が電話の前で待つ女に見える?」と、クールな返しを披露!

 

ドクがジョージに、ディック・サドラーとアーチー・ムーアを紹介するシーン

ドクがジョージに、ディック・サドラーとアーチー・ムーアを紹介するシーンで流れた曲は、 Roy & Enidの『Rocking Time』です。

Roy & Enidは、ジャマイカのレゲエシンガー。

ドクが本気でジョージをチャンピオンにするため、プロのトレーナー達を呼ぶシーン。

旧知の友である事がこの一コマで理解出来るほど、とても仲の良い三人でほっこりしました。

この曲は、ジョージがチャンピオンとなり、パーティーが行われるシーンでも使用されています。

 

ジョージが連勝し、ポーラと結婚するシーン

Fred Wesley & The J.B.'s - Doing It To Death (Pts. 1 & 2) (Slayd5000)

ジョージが連勝し、ポーラと結婚するシーンで流れた曲は、 Fred Wesley & The J.B.'sの『Doing It To Death』です。

フレッド・ウェズリーは、アメリカのトロンボーン奏者。ザ・JBズは、歌手・ジェームズ・ブラウンのバンド。

ジョージが勝利を重ね、ポーラとも結婚し順風満帆に人生を送るシーン。

うまく行きすぎていて、このあと大丈夫かしら?と心配になります。

母であるナンシーもそんな表情をしていました。

 

ジョージが不倫をするシーン

I'll Play the Blues for You - Albert King | The Midnight Special

ジョージが不倫をするシーンで流れた曲は、Albert Kingの『I'll Play the Blues for You』です。

アルバート・キングは、アメリカのブルース・ギタリスト、シンガー。代表アルバムは「I'll Play the Blues for You」「I Wanna Get Funky」など。

チャンピオンとなったジョージが、パーティー会場ですり寄って来た女性とベッドを共にしてしまうシーン。

お金持ちになると、支えてくれた人を裏切る人がなぜこうも多いのか…。

これはもはや、あるあるな展開です。

 

ジョージが家族をもてなすシーン

Too Hot To Stop (Pt. 1)

ジョージが家族をもてなすシーンで流れた曲は、 The Bar-Kaysの『Too Hot To Stop (Pt. 1)』です。

バーケイズは、アメリカのファンク、R&B、ソウルバンド。代表曲は「Soul Finger 」「Hole In The Wall 」など。

大金持ちとなったジョージが、家族に高級車をプレゼントし、高級な肉を焼いて盛大なBBQをするシーン。

娘のお誕生日会でもあるみたいですが、ポーラにものすごい冷たくて呆然。

ナンシーはそれに気付いているようで…息子に苦言を呈して欲しいところです。

 

ジョージがアリと戦うため、コンゴに降り立つシーン

ドラマティックスは、アメリカのソウル・コーラスグループ。代表曲は「Your Love Was Strange」「Whatcha See Is Whatcha Get」など。

モハメド・アリにバカにされたジョージが、戦うため、ザイール(現コンゴ民主共和国)に入国するシーン。

多くの国民に歓迎されたジョージですが、アリは変わらず貶めています。

そして、この対決でアリが劇的な大逆転で勝利し、「キンシャサの奇跡」と呼ばれる伝説の一戦になりました。

 

ジョージが牧師として教壇に立つシーン

Strength (feat. Otis Kane)

ジョージが牧師として教壇に立つシーンで流れた曲は、 PrettyDeepの『Strength (feat. Otis Kane)』です。

PrettyDeepは、アメリカのソングライター・プロデューサーのRob Kleinerと、プロデューサー・作曲家のJoseph Holidayの音楽ユニット。

新しい妻・メアリーとの間に2人の子宝に恵まれ、牧師として生活しているジョージ。

しかし、中には救えなかった子も…。

その事がきっかけで、また新しい試みを思いつくのでした。行動力がすごい!

 

ジョージが青少年センターを設立するシーン

The Staple Singers - Respect Yourself (Official Audio)

ジョージが青少年センターを設立するシーンで流れた曲は、The Staple Singersの『Respect Yourself』です。

ザ・ステイプル・シンガーズ は、アメリカのゴスペル、ソウルグループ。代表アルバムは「Be Altitude: Respect Yourself」など。

居場所がなく非行に走ってしまいがちな子供達を助けるため、ジョージは自由にスポーツが出来るセンターを設立しました。

中ではボクシングだけではなく、バスケやトレーニングが出来る場所となっています。

満足そうに微笑むジョージは、幼少期の自分も救われたような表情でした。

 

ジョージがトレーニングを開始するシーン

ジョージがトレーニングを開始するシーンで流れた曲は、 Dazz Bandの『Rocking Time』です。

ダズ・バンドは、アメリカのファンク・バンド。代表曲は「Joystick」「Swoop(I’m Yours)」など。

ボクサーに戻るため、トレーニングをし減量に励むシーン。

筆者の大好物、トレーニングシーン!

主演のクリス・デイビスは、身体を太らせたり絞ったりしたのでしょう。素晴らしい俳優魂!

トラックを牽引したり牛を負ぶったりと、ユニークな光景も楽しめました。

 

ジョージが10年ぶりにリングに立つシーン

ジョージが10年ぶりにリングに立つシーンで流れた曲は、Cassietta Georgeの『No Never Alone』です。

カシエッタ・ジョージは、アメリカのゴスペルシンガー。代表曲は「Through the Gates 」「He Was There All the Time 」など。

かつてのようなボディは戻りませんでしたが、ジョージは血の滲むような努力の末、リングに戻って来ました。

「1人じゃない」というこの曲は、皆んなに支えられて来た彼にピッタリです!

 

エンドクレジット

Aloe Blacc - King Is Born (Audio)

エンドクレジットで流れた曲は、 Aloe Blaccの『King Is Born』です。

アロー・ブラックは、アメリカのシンガー・ソングライター、プロデューサー。代表曲は「The Man」「I Need A Dollar」など。

エンドクレジットでは、ジョージや家族のご本人画像が流れて来ます。

少々駆け足な伝記映画でしたが、ジョージの心と身体の強さがたっぷりと詰められていました。

残念ながら、ジョージ本人は2025年3月に亡くなりましたが、今回偉大な功績を残した彼を知る事が出来て良かったです!

ファンクやソウル、ジャズなど多くの音楽が楽しめるのも魅力的でした。

 

サウンドトラック

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)